しくじり先生~ほむほむ先生の失敗から人生を学ぶ~
- 2016年01月28日 23:40
- SS、魔法少女まどか☆マギカ
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1時限目 失敗から人生を学ぼう
~使い捨てカイロのように世界を廻る~
暁美ほむら 先生
ほむら「みなさん初めまして」
生徒達『はじめまして』
ほむら「本日、1時限目からみなさんに『しくじり』の講義をする『暁美ほむら』といいます」
澤部「かわいいねほむらちゃん」
吉村「中学生?」
ほむら「中学二年生です」
関根「どこ住?ってかLINEとかやってたりしてない?」
ほむら「え、あ、その」
若林「関根さん自分の年齢考えてくださいよー!」
ほむら「えっと、今日は私のしくじりを」
関根「なんか応援したくなるよね」
吉村「ほむほむー!」
ほむら「最初にめくってもらったほうが解りやすいと思うのでお願いします」
生徒『はい』
第一章
暁美ほむら、友達が出来る
澤部「のっけから悲しいよ!」
伊集院「友達が出来るってことは居なかったんだね……」
ほむら「身体が病弱だった私は学校へ通っても体育も勉強もついていけませんでした」
吉村「うわうわうわ」
ほむら「そんな私に優しくしてくれたのが」ペラッ
ほむら「保健委員である女神、『鹿目まどか』さんです」
若林「天使様出ちゃったよこれ」
ほむら「まどかは友達がいない私に優しく接してくれる大切な友達でした」
伊集院「解るよその気持ち、心を許せる存在だもんね」
澤部「学校に行きたくなる理由にもなるし良かったね!」
ほむら「ですが、まどかと一緒に過ごす平穏な時間は簡単に終わってしまいました」
若林「はえーよ!まだ数分しか経ってないよ!」
関根「えー、ヤクザの娘だったとか?」
ほむら「ヤクザの方が良かったですね……ページをめくってください」
生徒『はい』ペラッ
【鹿目まどかは魔法少女だった】
関根「ほむらちゃんの年齢で魔法少女ならセーラームーンは古いよね?」
伊集院「プリキュア辺りじゃないですかね」
澤部「疑問抱くとこ、そこじゃないですから!魔法少女に驚いて!!」
ほむら「まどかは人々を魔女の魔の手から救う魔法少女でした。人知れず彼女は私達のために戦っていたのです」
若林「中二で人のために戦うってすごいよ」
吉村「俺達なんか明日の自分のためにひいひい言ってるのにな」
ほむら「まどかはキュウべぇと呼ばれる喋る白い小動物と契約して魔法少女の力を手に入れてました」
澤部「小動物?」
ほむら「おぎやはぎさんは『白いウナギイヌ』と呼んでいます」
伊集院「あの人達の例えは本当に……w」
関根「あ!ナイナイのオールナイトニッポンに勝ったってこれか!」
ほむら「その節はありがとうございました……///」
若林「魔法少女ってキラキラしてるよね、ここからどうやってしくじるの」
ほむら「それは……」ペラッ
【先輩魔法少女と鹿目まどか、魔女との戦いによって生命を落とす】
澤部「死ぬの!?」
若林「いきなり先輩も出て来てるしどうしたのこれ」
ほむら「先輩魔法少女は巴マミ、まどかのおまけ程度の扱いです」
関根「ほむらちゃんー、それは友達出来ないよー」
ほむら「ちなみに私は映画で彼女に正面から戦って負けます」
伊集院「因果応報だね、万全のマミさんに挑むんじゃ分が悪い」
吉村「そのマミさんとまどかちゃんを倒した魔女って強い?」
ほむら「『ワルプルギの夜』と呼ばれる最悪の魔女です。スーパーセルを引き起こします」
吉村「とんねるずさん?」
関根「いや、これは予算を贅沢に貪るたけしさんだ」
伊集院「それでほむらちゃんはどうしたの?」
ほむら「ワルプルギスの夜によって私達の町は壊滅状態になりました」
若林「災害級って質悪いよ」
ほむら「それに明日からまどかが居ない生活に耐えられません!」
伊集院「さっきより力強いんだけど」
ほむら「そこで私は決意しました。でも、これがしくじりでもありました」
澤部「決意も何もどうしようも出来ないんじゃ」ペラッ
◯しくじり
【暁美ほむら、魔法少女になる】
澤部「なってなかったの!?一緒に戦ってないの!?」
ほむら「いや……戦うとか怖いし、死ぬのも嫌だし」
関根「そりゃあそうだよ、俺も死にたくないもん」
ほむら「ですが勇気を振り絞った私は魔法を手に入れました」
若林「魔法ってメラとか?」
澤部「ほむほむはブリザドっぽい」
ほむら「私の魔法は――」ペラッ
【時間を止めること】
吉村「AVじゃねーか!!」
関根「本当にあるんだね……フィクションかと思ってた」
若林「いやいや女子中学生が企画物AVの響きは不味すぎますよ!」
ほむら「え……あ、その……」
澤部「ちょっと男子ー、ほむほむ困ってるよー」
ほむら「うぅ……私は時間を止める他にもう一つの魔法がありました」ペラッ
【平行世界に移動出来る】
伊集院「もうドラえもんだよねこれ」
ほむら「私は世界を移動してもう一度やり直すことにしました」
吉村「さらっと言ってるけど十分ヤバイ奴だぞ!」
若林「滑っても無かったことに出来るのは欲しいね」
ほむら「やり直すと言っても私も病弱なことには変わりありません」
伊集院「ぼっちなんだね」
ほむら「だから私はまどかに自分から話しかけました。変わるために」ペラッ
【私も魔法少女なの!】
澤部「電波!もうすっごい電波少女!!」
吉村「こんなのまたぼっちになるでしょ!」
ほむら「……結局友達はまどかと巴マミだけでした」
若林「いや、それ最初から進歩してないじゃん」
ほむら「………………」
関根「でも自分から話しかけたのは偉いよ、それで」
ほむら「一緒に魔女退治をしながら平穏な日々を過ごしていましたが……奴がやって来ました」
吉村「たけしさんだ」
ほむら「ワルプルギスの夜がまた私達の町にやって来たのです」
関根「たけしさんは同じことやっても絵になるからなあ」
澤部「でもほむほむは一度戦ってるし、今度は勝てたんじゃないかな……っと」ペラッ
【魔法少女、またしてもワルプルギスの夜に負ける】
若林「僕も人生やり直したからってたけしさんに勝てるとは思わないなあ」
伊集院「生まれ付きってのもあるからね。それとたけしさんに例えるのやめようか」
ほむら「ワルプルギスの夜に負けた私達、此処で悲劇が更に起きるのですがその前に……これを」コトッ
関根「なにその可愛いの?」
ほむら「これは契約の証である『ソウルジェム』です。変身アイテムですね」
関根「今の変身アイテムって可愛いよね、女の子に人気そう」
澤部「ライダーベルトみたいですもんね。ところでほむほむ、契約ってなに?」
ほむら「願いを叶えてもらうことです」
吉村「へいへーい!先に言えーッ!!」
若林「本当にさらっとすごいこと言うよね君」
澤部「魔法って何でもありなんだ……」
伊集院「ほむらちゃんが願ったのは……あ!まどかちゃんを救うために世界を力を!」
ほむら「そのとおりです。それが私の願いであり使命でした……」
澤部「なんか重い」
関根「最初から重いよ、キュウべぇってウナギイヌに騙されてない?」
ほむら「あ」
生徒達『おっと』
ほむら「……気を取り直して。ソウルジェムは魔法を使うと濁ります」
吉村「なんか女の子らしくない。たまごっちでいうう○こでしょ」
ほむら「濁りを取るためには魔女を倒した時に手に入るグリーフシードが必要です」
伊集院「経験値みたいなものだね。プリキュアだって戦って成長するしほむらちゃんも一緒なんだね」
澤部「ちなみに濁ったらどうなるの?」
ほむら「魔法が使えなくなります……それと」ペラッ
【濁ったら大変!魔女になっちゃう!】
澤部「『なっちゃう!』じゃないから!!」
関根「化物になるの……それ本当にダメな奴だよ?」
吉村「契約を結ぶ時に言われなかった?」
ほむら「言われなかった」
生徒達『最低だな白いウナギイヌ!』
コメント一覧
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- 2016年01月28日 23:53
- 文章が下手
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- 2016年01月28日 23:58
- しくじり先生とファンタジーとの親和性の高さ
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- 2016年01月28日 23:59
- なんかテンポ悪いと思ったら別の人か。とりあえず寝てろ。
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- 2016年01月28日 23:59
- しくじり先生シリーズは流行りそうね
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- 2016年01月29日 00:00
- 正直微妙
なんだこれ