NTTドコモが、データ通信をあまり使わない家族に向けたデータ通信プラン『シェアパック5』を追加しました。カケホーダイ&パケあえるプラン向けのデータ通信オプションで、プラン開始は2016年3月からの予定。
このプランは月額6500円(税別、以下同)で、家族向けとして月5GBのデータ通信容量をシェアできるというもの。「ずっとドコモ割」の適用により、月額5700円からの利用が可能です。
ここ数日「ドコモが1GBデータ通信プランの代わりに導入を検討している、家族向け小容量プラン」として噂されていた料金プランです。
従来、家族向けでデータ通信をシェアできる「シェアパック」は、10GBと15GB、20GB、30GBという4種でしたが、今回の拡充でこれに加えて5GBが加わります。料金は月額6500円で、従来下限だった10GB版の月9500円に比べ、3000円安価となります。
合わせて、音声通話料金との組み合わせ制限も緩和。音声通話(準)定額プラン「カケホーダイライト」が、従来組み合わせ不可能だった「シェアパック10」(10GB)と、今回の新プラン「シェアパック5」でも組み合わせ可能になります。
カケホーダイライトは、5分以内の国内音声通話であれば、月額1700円で回数制限なく可能というプランです。
さらに4月1日から、利用データ量を追加する「スピードモード」と「1GB追加オプション」の支払いにdポイントの使用を可能とします。dポイントカードやdカードを使っているユーザーにとっては便利な緩和です。
同時に法人向けプランにも、同一法人間などで毎月5GBのデータ量をわけあえる「ビジネスシェアパック5」追加。「カケホーダイライトプラン」の適用範囲も拡大しています。
ドコモはこれらのプラン追加と改定により、「ご利用の少ないお客様が、ご家族お一人あたり5000円以下でスマートフォンをご利用いただけるようになります」とアピールしています。
このあたりからも、ライバルが発表している個人向け1GBデータ通信プランを意識したプランであることが覗えます。