『週刊漫画ゴラク』連載、「極!!男塾」の47話
前回のラストで「俺は三歳で元服した男だ──っ!!」と大豪院煌鬼が叫ぶや、ゼウスの超奥義「弐癒宇遁(ニュウトン)」を発していたカミナリ状の杖を破壊したのは父親譲りの真空殲風衝だったようだ。土壇場になって奥義を身につけるとはさすが邪鬼の血を継ぐだけのことはありますね。
これにて身が自由になった秀麻呂たちは砂からの脱出に成功、命拾いしました。

さぁ真の戦いはこれからという時に空から光が降りてきた。スサノヲがこの地に降臨したらしく、奴の計画が最終段階に入ったとも。またこれによって邪鬼に危機が迫っているとゼウスは語る。どうやらゼウスは邪鬼を救出するために手下のフリをしていたそうで、本当に敵になったのではなかったのですね。

これを知った藤堂は激怒！「ゼウスの奴め　裏切りおったかーーっ!!」と叫ぶけれどちょっと待てよ！　お前 日本軍を裏切って米軍に情報を漏らして同胞2800余名の命を奪ったよな？　
そんなお前がよくもまぁ「裏切りおったか」と言えるよなぁ！
こうなったら全滅させてやると洞窟内に仕掛けた罠を発動させた。

巨大な鉄球を支えているのは煌鬼とゼウス。他は落とし穴に落とされ、このままでは全滅の危機に陥ります。いったいどうする!?
ゼウスは語る。俺が鉄球を支えてる間に真空殲風衝を撃って破壊しろと。けれどそれはゼウスもろとも巻き込むことになってまうわけで煌鬼は躊躇。
　やるんだ 俺は奴の為なら死ねる!!
これは！天挑五輪大武會で邪鬼と蛇血誓闘を使って決着を図った際に、血清を飲もうとしない邪鬼を救うために自ら命を絶った行為と同じじゃないかっ！！　ゼウスよ、一度ならず二度までも邪鬼を救うために死地に旅立とうとするとはなんて熱き心を持ったやつなんだ！

こうまで言われてはしない方がかえって失礼というもの！　煌鬼は渾身の、決意の真空殲風衝をゼウスに向けて打ち放った！
　つづく