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408: 名無しさん@HOME 2010/01/25(月) 13:03:41 0
伯母の旦那は元ベトナム人なんだが 
ベトナム戦争での歴戦の勇士だったこと 
最新鋭の装備を持つ米軍相手にゲリラ戦で抵抗して 
武器がないときは農作業用具で敵兵の首を切ったりしてたんだって。 

横腹に変な傷があったし、腕なんかも傷だらけなんだけど、 
横腹のあれはサブマシンガンの玉がかすった跡らしい 

幼い頃、仕事で使う包丁の使い方の練習してるときに出来た傷だって言われたけど、 
人のいいオジサンなんで、すっかり信じちゃってたよ。 

銃声と爆撃音の中で生活して 
幼馴染の女の子や学校の友達、近所のおじさんなんかが 
目の前で頭が吹き飛んで無くなったり 
内臓撒き散らしたりするの当たり前のように見て来たんで 
心に深い傷を負ってるんだそう 






ときたま、突然人混みの中で泣き出すことがあったんだが
その話を聞いて、あれはPTSDの症状なんだと分かった。

子供にこの事を話さなかったのは、自分の罪を隠すつもりはなかったけど
真ん丸な子供の目を見てたら
沢山人を殺してるってことを、話せなくなっちゃったからだってさ

戦争はもう、心底真っ平だそうだけど
「でも、家族を守るためなら、僕は何人でも殺すよ」と言ってた。

人がよくて真面目な伯父さんの言う「殺す」という言葉は
不良が脅しで言う「殺すぞ」という言葉にはないずっしりとした重みがあって、
心が真から冷えるような怖さがあった。

うっかり伯父さんの家に強盗なんか入ったら、強盗は即死だと思った。

409: 名無しさん@HOME 2010/01/25(月) 14:26:10 0
>>408
>うっかり伯父さんの家に強盗なんか入ったら、強盗は即死だと思った。

そりゃそうだ
強盗がいかに屈強な若者でも
軍隊でシゴかれ、殺害を目的とした軍隊格闘技もミッチリ教え込まれ
最新鋭の装備で完全武装した黒人米兵ほどじゃないわな

黒人のパンチ力って凄いからな。
日本人に目の辺り殴られてもパンダみたいな痣ができるだけだけど
巨漢の黒人に素手で殴られると、眼球破裂するからな
ニューヨークにいたとき、喧嘩で義眼になったって黒人沢山見たよ

410: 名無しさん@HOME 2010/01/25(月) 15:44:43 0
>>409
おいおい、伯父さんはベトナム人だって書いてるじゃないか。
ベトナム戦争で黒人米兵を狩りまくったさらに恐ろしい人だよ。

411: 名無しさん@HOME 2010/01/25(月) 18:58:49 0
一般的にベトナムの人は小柄な人が多い。

412: 名無しさん@HOME 2010/01/25(月) 19:01:30 0
まあ一般論としてだけでも実戦慣れしている人にはかなわんよな。

413: 名無しさん@HOME 2010/01/25(月) 19:49:06 O
ベトコンつえー

414: 名無しさん@HOME 2010/01/25(月) 23:49:48 0
歴戦の勇士と言えど、もう高齢だろ?
ゆとり世代DQNが入ってきたら、
即死はベトコンの方だろ

415: 名無しさん@HOME 2010/01/26(火) 00:01:00 0
>>414
例外もある。

新撰組二番隊隊長の永倉新八は、60過ぎて
DQN3人相手に、
連れていた孫を守りつつ手ぬぐい1本で戦って勝ってるよ

416: 名無しさん@HOME 2010/01/26(火) 00:04:11 0
>>408
伯父さんは格闘技かなんかやってたの?

417: 名無しさん@HOME 2010/01/26(火) 00:25:07 0
>>414
実戦経験と言うものを舐めるな。
武道の有段者より、ケンカで場数踏んだ奴の方が強い。
戦場で人をたくさん殺した奴はもっと強い。
外国では高齢の退役軍人が素手で若い銃持ったDQN撃退した話なんて、
いくらでもある。

>>416
戦場で人を殺した経験は、格闘技の訓練積む以上に人を強くするよ。

418: 408 2010/01/26(火) 02:55:24 0
すいません。説明不足ですね。
字数多すぎと言われたので、後半大幅に省略してしまいました。

伯父が強盗を殺してしまうのではないかと思ったのは
実は、伯父が歴戦の勇士だからというだけではないんです。

これは伯母から聞いた話ですが
今でも伯父は、寝ているときに銃撃戦などで人が死ぬ夢を見るそうです。
その夢は、硝煙の臭いや血の生温かさ、日差しの強さまで忠実に再生され
まるで当時の戦場に投げ込まれたのではないかと錯覚するほどリアルな夢だそうです。

最近は、殺される人の顔が当時の実際の死亡者ではなく
伯母や子供に変わったそうで
夜中、突然飛び起きて子供部屋に走って行き
子供が無事なことを確認することも、しばしばあるそうです。


いまだに大事な人が殺されるかもしれないという恐怖と戦い続けている伯父なので
敵が家に入ってきたときの対策などを無意識のうちに考え
色々と備えをしていて、銃の使用許可も持っているそうです。

本当は銃なんか見るのも嫌なんだそうですが
それでも時々、銃の雑誌なんかを買ってきては
銃の性能や撃てる弾の数、弱点なんかを研究しているそうです。
伯父は、相手が持つ武器の特徴などが一目で分からないと
生き残れる確率が一気に下がるなどと伯母に言っていたそうです。

当時、伯父たちの使っていた銃は随分旧式の銃で
その銃さえも全員分に行き渡るほどの数はなく
銃を貰えなかった人は、吹き矢や弓矢を作ったり農耕用具を武器にしたそうです。
そんな貧弱なもので、最新鋭の装備を持った大柄で凄い筋肉の米軍兵士と戦ったそうです。

419: 408 2010/01/26(火) 02:56:06 0
火力でも、腕力でも勝る米軍と戦うために、伯父たちは必死に知恵を巡らせたらしいのですが
そうやって考える癖は今も治っていなくて、無意識のうちに生き残る方法を考えてしまい、
考え付いたアイディアを、備えとして実行せずにはいられないそうです。

つまり、伯父の暴漢対策って、ナイフを持った強盗なんかを想定してるんじゃなくて
戦場で使う兵器をフル装備した米軍兵士を想定してるんですよね。

伯母が、セコムは入ってるから、何かあったらすぐ警備員が来るって言っても
110番すれば10分ぐらいで警察が来るから、そんな心配はいらないって言っても
銃や手榴弾を持った人間が入ってきたとき、何の対策もしてなければ
3分で皆殺しになるなどと言って、頑として意見を曲げないそうです。

>>416
伯父は、ベトナムの格闘技をやっています。
でも格闘技の練習には、あんまり力入れてないみたいですね。

伯父に言わせると、ベトナムの格闘技も、日本の空手や柔道なんかも
あまり実践的ではないそうで、刃物や銃も持った相手にはまた別の戦い方があるそうです。

>>417
>戦場で人を殺した経験は、格闘技の訓練積む以上に人を強くするよ。

この話、私もすごく分かります。
でも、伯父を見る限りでは、戦場を経験した人が強いのって
いまだに戦場のトラウマを引きずってるからだと思います。

もうベトナム戦争は終わって、伯父も戦争を放棄した日本の国民になったのに
伯父の心の中では、いまだにベトナム戦争は終わっていなくて
襲ってくるはずのない米軍兵士と心の中で戦い続けています。
戦争経験者の強さって、そういうところに起因するんじゃないかと思います。

陽気で人のいい伯父が、いまだに戦争の傷跡で苦しんでいると思うと胸が痛みます。

420: 名無しさん@HOME 2010/01/26(火) 06:37:11 0
伯父様が少しでも心安らかに毎日が遅れますようにお祈りします

421: 名無しさん@HOME 2010/01/26(火) 11:41:53 0
私の御爺ちゃんも戦争で人を殺してる。
戦争だから当たり前なんだけど、優しい温厚な御爺ちゃんからは
想像ができない。戦争は絶対にやっちゃ駄目だね。

ここでも散々中絶の話が出てるけど、私の母も私の後に出来た子を
中絶していた。
大人になってから聞いたけど我が家は特に貧乏じゃなかったが
私と兄の教育費なんかを考えて、三人目は無理と判断したそう。
子供の時は近所の遊び友達が、姉妹でお揃いの服を着ているのが
羨ましくて「うちにも妹か弟がいれば良かったのに〜」と
無邪気に言っていたが、母の胸中は複雑だったと思う。

もし産まれていたら私より6歳くらい下だけど
どういう付き合いをしてるかな〜なんてたまに考えるよ。





引用元: ・● 大人になってから知った家族の秘密 14 ●

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