モバP「佐久間まゆがウブすぎる件」
佐久間まゆ「あの……ごにょごにょ」
紗枝「まだプロデューサーはんと きすしてないんどすか!?」
紗枝「付き合いはじめて、どれくらい経ってます?」
まゆ「3ヶ月……です」
紗枝「2人とも忙しいんは分かりますけど、いくらなんでも進展なさすぎやしまへん?」
まゆ「で、でも恥ずかしくて……」
紗枝「はぁ……お風呂でプロデューサーはんを待ち伏せした、聞きましたえ?」
紗枝「そっちのほうが恥ずかしいんやないどすか?」
まゆ「あのときとは全然違いますよぉ、正式にお付き合いしてるんですから」
まゆ「そないなもんです」
まゆ「お付き合いしてるっていう事実は、多分紗枝ちゃんが思ってる以上に影響力大きいんですよ」
紗枝「……あんまり変化が無いようなら、うちがプロデューサーはん取ってしまいますえ?」
まゆ「ふえっ」
まゆ「そ、そんなのだめぇ~っ。プロデューサーさん取らないでぇ……っ」ポロポロ
紗枝「あー、うそうそ、冗談やて。そんな泣かんでも」
まゆ「したい……です」
紗枝「なら例えば……女子寮まで車で送ってくれたりとか、ありますやろ?」
紗枝「車の中は二人きりなんやから、良い感じの雰囲気作って……別れ際にきすしたりとか」
まゆ「む、無理ですっ」
紗枝「なんでなん?」
まゆ「女子寮の門の所でキスなんてしちゃったら、そこを通るたびに思い出してしまって……」
まゆ「一生女子寮から出られません」
紗枝「そんなに?」
紗枝「ほんなら、少し離れたところで降ろしてもらうとか」
まゆ「キスしたいけど恥ずかしいから離れたところで、なんて言えませんよぉ……」
まゆ「えーと、特に数えてないですけどたくさん」
紗枝「なんや、でーとは出来てるんどすか。どこに行ってます?」
まゆ「○○TV局とか……」
紗枝「TV局?」
まゆ「××の収録スタジオとか……」
紗枝「お休みの日にもそういう所行ってはるんどすか?」
まゆ「いえ、お仕事の付き添いや送り迎えも兼ねて」
紗枝「それは紛れも無い仕事! でーととは言い難いどすなあ」
まゆ「ええっ、そんな……じゃあ1回もデートしたことないです」
まゆ「はい……緊張しちゃって」
まゆ「お仕事の打ち合わせとかなら大丈夫なんですけど」
紗枝「…………」
まゆ「あの……紗枝ちゃん、頭痛い?」
紗枝「誰のせいやと思うとるんどすか……」
紗枝「うちもなぁ……恋愛経験多い方やないけど、まゆはんは相当やねぇ」
まゆ「ご、ごめんね……でも、相談したとはいえどうしてこんなに気にしてくれるんですか?」
紗枝「友達の幸せを願ったらあきまへんか?」
まゆ「紗枝ちゃん……ありがとう」
まゆ「えっと……移動中人混みに巻き込まれて、はぐれないように」
紗枝「腕を組んだ?」
まゆ「じゃなくて」
紗枝「手をつないだ?」
まゆ「でもなくて」
紗枝「なんなの」
まゆ「服の裾をちょっぴり掴ませてもらいました」
紗枝「幼稚園児か!」
紗枝「今どき小学生でも手くらいつなぎますえ」
まゆ「それは恋愛を分かってないから出来るんですよ」
紗枝「今のまゆはんには言われたくないどすなぁ」
紗枝「緊張するから?」
まゆ「はい」
紗枝「はぁ……」
まゆ(また頭抱えちゃった……)
紗枝「好きすぎて、付き合ってるていう事実の影響力が強すぎて」
紗枝「恋人らしいことしようとすると おーばーひーとしてしまう」
紗枝「多分そんな感じなんやろうねぇ」
紗枝「ということは、いっそ別れたら普通に恋人らしいこと出来るんやないどすか?」
まゆ「わか、れ、る……」
紗枝「わーっ、冗談! 冗談やて! 絶望した顔せんといて」
紗枝(うーん……これは、プロデューサーはんの方にも発破かけなあかんようどすなぁ)
紗枝「がっとやって ちゅっと吸って はぁ~ん とさせてしまえばええやないどすか」
P「無理。ムリムリムリ。俺にそんなギャルゲーの主人公みたいなこと出来るわけない」
紗枝「大勢の女の子に囲まれてるんは十分ぎゃるげーみたいや思いますけど……」
P「だってまゆだぞ? あの佐久間まゆが俺を好きって言ってくれて、付き合ってるんだぞ?」
P「それだけでも幸せなのにこれ以上幸せになったら本当に昇天してしまう」
紗枝「へ た れ」
P「うっ!」グサアッ
紗枝「なんだかんだ言うても、プロデューサーはんが りーどせなあきまへんよ?」
P「くくぅ……」
紗枝「うちの言葉そんなに痛かったどすか?」
P「おお……日本刀でぶった切られたような気がしたよ」
紗枝「……あ。それ、ええかもしれまへんなぁ」
P「俺を殺すつもり?」
紗枝「違いますっ」
紗枝「まあ、原因はなんでもええんどすけど、プロデューサーはんが死にかけてる演技をするんどす」
紗枝「それで、まゆはんに人工呼吸するよう促して、きすを」
紗枝「一線越えてしまえば緊張しなくなるんやないかなぁ」
P「なるほど……」
・
・
紗枝「えー、結論から言うと作戦は失敗しました」
紗枝「事務所で倒れてるプロデューサーはんを発見」
紗枝『大変、息してへんわ! うちが心臓まっさーじします、まゆはんは人工呼吸を!』
紗枝「て言うても何も反応がないなー思うたら、まゆはん気失ってはりました」
緒方智絵里「うわぁ……」
三村かな子「まゆちゃんには刺激が強すぎたんだね……」
紗枝「ほかになにか良い案、ないやろか」
輿水幸子「キスさせればいいんですよね?」
紗枝「きすに限定せんでもええけど、とにかく二人の仲が進展することやなぁ」
幸子「催眠術か何かで、まゆさんの性格を肉食系にするというのはどうでしょう」
紗枝「そんなん出来る人いてます?」
幸子「……いませんね」
智絵里(ユッコちゃんのサイキックじゃダメかな?)
かな子(狙い通りに発動しないからね、仕方ないね)
幸子「聞きましょう」
かな子「プロデューサーさんとまゆちゃんを、強引に抱き合わせて」
紗枝「それやとまゆはんは、多分恥ずかしくて逃げてまいますえ?」
かな子「うん。だから、逃げられないように縄で二人を縛っちゃうの」
智絵里「か、かな子ちゃん過激ですっ……」
幸子「でも、案外良いかもしれません」
幸子「筋肉は負荷をかけることでより強くなると言いますから、同じように」
幸子「長時間抱き合ってたら流石に慣れて緊張しなくなるでしょう」
智絵里「あとは、一応二人きりにしてあげたほうが良いんじゃないでしょうか……」
紗枝「せやなぁ。ほんなら……」
まゆ「良いですけど仮眠室で何するんですか?」
紗枝「すぐに分かります。まぁ、悪いようにはしまへんから」
紗枝「それと、目つむってておくれやす。良いって言うまで開けたらあきまへんえ?」
まゆ「はぁ……」
紗枝「まゆはんは準備おっけーどす」
かな子「ではプロデューサーさん、作戦のおさらいです」
智絵里「物音を立てず仮眠室に入り、目をつむったまゆちゃんを抱きしめたら」
智絵里「すかさず私達が、二人を縄で縛ります」
幸子「あとは、仮眠室に誰も入れないようにしますので、二人きりの時間をたっぷり過ごしてください」
幸子「びっくりはするでしょうけど恥ずかしいだけで、まゆさんだって本気で嫌なわけじゃないはずです」
P「いや、まゆじゃなくて俺のメンタルが」
P「作戦聞いただけで、心臓が飛び出しそうなくらい緊張してるんだ」
幸子「スカウトという名のナンパは出来るくせに、まゆさんがからむと本当にノミの心臓ですねぇ」
P「それくらい真剣に好きなんだよ」
幸子「あーはいはい、惚気にしかならないのでそれ以上言わなくていいです」
紗枝「プロデューサーはん、えーかげん覚悟を決めんと うち怒りますえ?」
智絵里「紗枝ちゃんが怒ったら……どうなるんですか?」
紗枝「さあ~? うち、あんまり本気で怒ったことないからなぁ~」
紗枝「どうなるか分かりまへん」
かな子(絶対怒らせちゃダメなタイプだ……)
P(普段怒らない人ほど怒らせたら怖いって言うよな……)
まゆ(あっ、誰か入ってきたみたい。紗枝ちゃん?)
紗枝「まゆはん、目開けて良いどすえ」
まゆ(パチ)
まゆ「えっ、プロデュ――」
P「おらあああ!」ダキッ
まゆ「きゃーっ!?」
智絵里「かな子ちゃんっ!」
かな子「うんっ!」
グルグルグルグル
まゆ「えっ、えっ、なんですかこれぇ!?」
智絵里「縄結び
コメント一覧
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- 2016年02月03日 19:52
- あ^〜まゆPになる^〜(ガチャガチャ)
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- 2016年02月03日 19:53
- 私は純真無垢な子供に暴力を振るうのが大好きなんだ
まゆかわいいよまゆ!ドスドス
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- 2016年02月03日 19:59
- 巴「ほうか、ドスが欲しいんか」
-
- 2016年02月03日 20:00
- 我がまゆの属性をキュート(ヤンデレ)からキュート(初々しい)に書き換えたのだ…
-
- 2016年02月03日 20:00
- (米2に邪念樹を植えつける音
-
- 2016年02月03日 20:09
- まゆよ、もっと積極的になりたくはないか?
ならばこの石仮面…の力では駄目だな、このカードの精霊(ユベル)を受け入れるが良い…。
-
- 2016年02月03日 20:28
- 一発ぶっつけ本番で二人をグルグル巻にして縛るなんてできないよなぁ。誰かで練習したのかな
誰だの練習したのかな?ん?誰と誰がくっつく役をしたのかな?んん?
-
- 2016年02月03日 20:29
- ※2と6にはこれをくれてやろう。
つ覇王の卵(開眼絶叫中)
この二人はきらりんルームにでも閉じ込めたほうがいいんじゃ…
-
- 2016年02月03日 21:13
- ※7
紗枝「説明書を読んだのよ」
-
- 2016年02月03日 21:17
- ※2
???「おばあちゃんが言っていた。子供は宝物。この世で最も罪深いのは、その宝物を傷つける者だってな!」
\RIDER KICK/
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- 2016年02月03日 21:18
- ※4
よくやった!ドンサウザンドリバー!
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- 2016年02月03日 21:27
- ※4のように、本日豆をぶつけた我々でも彼女はお救いくださるのです。さあ、天使を信じてガチャを回すのです。
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- 2016年02月03日 21:34
- ※2
お客様、スマホを殴りつけてもガチャの確率には影響いたしませんよ?^^
-
- 2016年02月03日 21:36
- ※6
(無言の超融合)
-
- 2016年02月03日 21:44
- まゆのおマメたべたい
-
- 2016年02月03日 21:52
- ※3
こわひ
-
- 2016年02月03日 21:55
- ところで、ヤンデレって?
-
- 2016年02月03日 22:12
- ※17
ああ!
-
- 2016年02月03日 22:15
- これはいいものだ
-
- 2016年02月03日 22:45
- 取り敢えずルパンダイブして後は良いではないか良いではないかで押し切る。
-
- 2016年02月03日 23:23
- こんなまゆちゃんにはさすがにまゆをひそめてしまいますね…
ふふふっ…
-
- 2016年02月03日 23:40
- スレタイがウザすぎるに見えてまゆが酷い目にあうかと思って違ったので良かった
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