こんにちは、宮本牛乳と申します。

 

このたび、私は生物学の分野においてある重大な発見をしましたのでご報告させていただきます。

 

 

なんと、十分に世代交代を経た未来、人類は全員同じ顔に収束している可能性が出てきたのです!

 

古今東西数えきれないほど人種が存在するのに、どうしてそれらが一つの遺伝子に収束するのでしょうか。中学校で習う範囲の知識で説明いたします。(宮本の知識も中学生止まりなので)

 

 

なお、本記事における優性遺伝の”優性”とは遺伝子の優劣ではなく、表現のされやすさを表すものとします。

 

 

 

 

メンデルの法則

まず本題に入る前に、私の中学校の知識でメンデルの法則についておさらいさせていただきます。

以下は、エンドウ豆を用いたメンデルの法則を表す図です。

 

 

 

 

メンデル

 

 

 

 

図のように3種類の遺伝子の組み合わせは1:2:1の割合で生まれ、また黄色と緑色の割合は3:1となります。

 

ちなみにエンドウ豆の場合、

 

・黄色と緑なら黄色が優性

・ツルツルの豆とシワシワの豆ではツルツルの方が優性

 

なのだそうです。

 

 

さらに、次の世代ではどうなるのか、総当たりの結果を以下の図にまとめました。

 

 

 

 

総当たり

 

 

 

 

このように、世代を経てもこれ以上割合が変わる事はなく、以降の世代でもずっと遺伝子の組み合わせは1:2:1、色は3:1となります。

 

これをハーディ=ワインベルクの法則と言います。

 

 

 

この法則によれば劣性の遺伝子情報が表現されるaaの割合は25%保持されるはずなのですが、人間にこの法則を素直に当てはめる事はできません。

 

 

人間は豆と違って自由恋愛が認められており、それによって遺伝子の偏りが生まれるからです。

 

 

 

 

優性遺伝子は性欲が強そう

そこで、優性遺伝子は性欲が強そうという点を加味します。

理解しやすさを優先して話を極端に、優性な遺伝子Aひとつにつき性欲が1あるとしましょう。

 

 

性欲

 

 

 

 

それぞれが自分の持つ数字の回数生殖活動を行い、そのたび4人の子供が生まれるとすると、次の世代はこうなります。

 

 

 

 

子

 

 

 

 

エンドウ豆では25%生まれたaaが、人間では6.25%しか生まれませんでした。

実際はこれほど急ではないでしょうが、世代を経るごとに劣性遺伝子の割合は縮小し、やがて消滅する事が予想されます。

ここから考えられるのは、最も優性な遺伝子以外が淘汰されてゆき、たった一種類の最優性遺伝子だけが残るという事です。

 

 

では、人間にとっての最も優性な遺伝子とはどういったものなのでしょうか。

 

 

エンドウ豆の場合、緑より黄色、シワシワの豆よりもツルツルの豆の方が優性でした。これを人間に置き換えると、

 

・緑色人種より黄色人種

・凹凸のある顔(シワシワ)よりも、真球に近い顔(ツルツル)

 

という事になります。また、Wikipediaの優性遺伝の項によれば

 

・青い目より黒い目の方が優性

 

との事でした。

 

 

以上全ての条件を満たす顔。

黄色くて真球に近く、黒い目を持つ顔、という条件を突き詰めると、我々のよく知るある顔にたどり着きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

顔

 

 

 

Skypeの絵文字です。

 

Skypeを作った方々に未来予知をした自覚があるのかどうかは分かりませんが、

とにかく理論上は、全人類がこの図案の顔に収束すると考えられます。

 

これを踏まえて、ある未来人の一生をスライス・オブ・ライフ方式で見てみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

こうちゃんの一生

 

 

 

 


1

 

 

 

 

 

 

1-1

 

 

 

 

 

 

2-1

 

 

 

 

 

 

2-5

 

 

 

 

 

 

3-1

 

 

 

 

 

 

3-5

 

 

 

 

 

 

41

 

 

 

 

 

 

4-1

 

 

 

 

 

 

4-2