fcd5a585819acb433b886834ed32c624

にこ
otNyesD

1: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:50:49.54 ID:pPg/1+SY.net
真姫「・・・え?」

凛「・・・」

花陽「・・・」

ガタッ

花陽「真姫ちゃん、お幸せに!」ポンッ

凛「ファイトだにゃ、真姫ちゃん!」ポンッ

真姫「え?え?」

タッタッタ

真姫「ちょっ・・・二人とも!私を置いて行かないでよ!!」

2: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:51:06.04 ID:pPg/1+SY.net
にこ「・・・」

真姫「・・・」

にこ「真姫ちゃん、答えを聞かせてほしいにこっ!」

真姫「こ、答えって・・・急にそんなこと言われても・・・」

にこ「えぇ~!真姫ちゃんのいけずぅ~。にこ、もう待てなぁ~い!」

ザワザワ

真姫「そっ、そんなこと言われたって・・・。ていうか、にこちゃん!」

にこ「にこっ?」

真姫「こんなところで、告白しないでよ!ここ、一年生の教室よ!?」

3: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:51:21.87 ID:pPg/1+SY.net
にこ「え~、でも、にこ、告白したくなって、我慢できなかったんだもん!」

真姫「だからって、何もこんなところで・・・」

にこ「もー。真姫ちゃん細かいことにごちゃごちゃうるさいなぁ。早く、答えが欲しいにこっ!」

真姫「う、うるさくなんかないわよ!大体、そんなすぐに、答えなんて出ないわよ」

にこ「え~!じゃあ、いつだったら答え出るにこ?」

4: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:51:35.33 ID:pPg/1+SY.net
真姫「・・・そんなの、わかんないわよ」

にこ「むー。じゃあ、今日の放課後!一緒に帰ろ?そこまでに答え出しといて欲しいにこ!」

真姫「ヴぇぇっ、ほ、放課後!?それはちょっと・・・」

にこ「だーめ!にこが譲歩できるのは、ここまでにこっ!それじゃ、真姫ちゃん、またね~!」

真姫「あっ、ちょっと!・・・もう!勝手なんだから!」

5: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:51:47.97 ID:pPg/1+SY.net
~放課後~

希「にこーっち!」

にこ「ひゃぁっ!の、希ちゃん!?」

希「ふっふっふ・・・聞いたよ?ついに告白したらしいやん?」

にこ「うん」

希「そんなにこっちにぃ・・・ウチが、いいものあげる!はい、これ!」ガサッ

にこ「え、ありがとうにこ!一体中に何が入ってるにこ?」ガサガサ

希「役に立つものやよ」

にこ「・・・え?こ、これって・・・」

希「ウチのお古で悪いけど、きっとにこっちには必要だと思うんよ」

にこ「・・・希ちゃん」

希「うん」

6: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:52:01.89 ID:pPg/1+SY.net
にこ「ありがとうにこっ!」

希「え?」

にこ「にこのこと、思って、これプレゼントしてくれたんだよね?」

希「あ、うん」

にこ「希ちゃんのスピリチュアルパワー、感じるにこっ!希ちゃんがいつも後ろにいると思って、使うにこっ!」

希「あーえっと、にこっち」

にこ「うん?」

希「・・・一応言っておくけど、それ今日使ったらアカンよ?」

7: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:52:54.19 ID:pPg/1+SY.net
真姫「お待たせ」

にこ「あっ、真姫ちゃん!」

希「おっと。それじゃ、ウチは邪魔にならんように去るとしようかな。にこっち、ファイト!」タッタッタ

にこ「うん!ありがとにこー!」

真姫「・・・なんなのよ一体」

にこ「なんでもないにこっ!さ、真姫ちゃん!一緒にかえろ?」

真姫「はぁ、仕方ないわね」

8: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:53:18.26 ID:pPg/1+SY.net
真姫「・・・ねぇ。にこちゃん」

にこ「うん?」

真姫「にこちゃんは、私のどこが好きなの?」

にこ「え?えーっとそれはね、たくさんあるにこ!」

真姫「た、たくさん?例えば?」

にこ「えーっとね、例えば・・・あ!猫にこ!」

タッタッタ

真姫「あ、ちょっと!まだ話の途中よ!」

タッタッタ

9: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:53:39.20 ID:pPg/1+SY.net
にこ「よしよし。うーん、可愛いにこー」ニャー

真姫「はぁはぁ・・・もう、にこちゃん!まだ話の途中・・・」

にこ「おーよしよし。怖くないにこよー。にっこにっこにー!」ニャー

真姫「子猫?・・・・・・可愛い」

にこ「よしよーし。あ、真姫ちゃんも触ってみる?」

10: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:53:52.94 ID:pPg/1+SY.net
真姫「え?わ、私は別に・・・」

にこ「そんなこと言ってー。ほんとは触りたいの、にこ、分かってるんだから!はい!」

真姫「あっ、ちょっ・・・。よーしよーし」ニャー

にこ「あ、真姫ちゃんうまーい!猫ちゃん喜んでるにこっ!」

真姫「そ、そう?それにしても・・・可愛いわね」ニャー

にこ「・・・」

真姫「よーしよーし、にゃー」ニャー

11: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:54:23.74 ID:pPg/1+SY.net
にこ「あのね、真姫ちゃん」

真姫「ん?」

にこ「にこ、真姫ちゃんの素直になったときの可愛いところが好き!」

真姫「ヴぇぇ!?な、何よ急に!?」

ニャーッ!

真姫「あっ!・・・し、しまった、驚いて手を放しちゃったわ」

にこ「真姫ちゃん、さっきにこに聞いたでしょ?どこが好きなのって」

真姫「あ・・・」

12: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:54:40.11 ID:pPg/1+SY.net
にこ「いっぱいあるけど、一番は素直になったときのピュアなところ!」

真姫「ぴ、ピュア?」

にこ「うん!今も、すっごいピュアな目で、子猫のこと撫でてたよ」

真姫「そ、そう///」

にこ「くすくす!真姫ちゃん、顔真っ赤にこ!」

真姫「なっ・・・。だ、だって、にこちゃんが急に変なこと言うから!」

13: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:54:49.86 ID:pPg/1+SY.net
にこ「にこは変なこと言ってないのにー。全部本心にこ!」

真姫「え?も、もう・・・///ほ、ほら!道草してないで、早く帰るわよ!」

にこ「あっ、待ってよ真姫ちゃん!結局、告白の答え、まだもらってないにこ!」

真姫「あ・・・そ、それは・・・」

にこ「どきどき」

14: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:55:21.45 ID:pPg/1+SY.net
真姫「・・・あ!そ、そういえば、校門で希に何かもらってたみたいだけど、何もらったわけ?」

にこ「あーっ、話をそらしたにこー!」

真姫「そっ、そんなことないわよ?ただちょっと気になって・・・」

にこ「むー。まぁ、教えてあげるにこ。バイブだよ」

真姫「・・・ヴぇえ!?」

にこ「あ、今日は使わないよ?」

真姫「あっ、当たり前でしょ!」

15: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:55:36.11 ID:pPg/1+SY.net
にこ「将来のために、希ちゃんがプレゼントしてくれたにこ!」

真姫「将来も使わないわよ!私、そんなの使われるの絶対嫌だからね!」

にこ「・・・にこ、真姫ちゃんに使うなんて一言も言ってないよ?」

真姫「えっ?あっ・・・///」

にこ「もしかして・・・真姫ちゃん、本当は使って欲しいにこ?」

18: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:55:59.90 ID:pPg/1+SY.net
真姫「そっそんなわけないでしょ!なんとなく、話の流れで・・・」

にこ「またまた~。やっぱり、真姫ちゃんは素直じゃないにこ!そこが可愛いんだけど!」

真姫「~~~っ!もうっ!にこちゃんなんて知らないっ!」タッタッタ

にこ「あっ、真姫ちゃーーーん!告白の答えがまだにこーっ!」



にこ「・・・行っちゃった。まいっか!また明日学校で聞いてみよっと!」

19: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:56:21.18 ID:pPg/1+SY.net
―――

――




にこ(うーん、暇だし部室で暇つぶしするにこー)

にこ(・・・あれ、誰もいない。つまんないなぁ)

にこ(でも、誰か来るかもしれないし、ちょっと待ってよっと!)

ガチャ

にこ(おっ、そんなこと考えてたら、いいタイミングで誰かきたにこっ!・・・あ)

にこ「真姫ちゃん!」

真姫「あ、あらにこちゃん。奇遇ね」

20: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:56:39.68 ID:pPg/1+SY.net
にこ「ちょうどよかったにこー!にこ、一人で寂しかったから!」

真姫「そ、そう」

にこ「真姫ちゃんは何しに部室にきたにこ?」

真姫「別に・・・ただ暇だから寄ってみただけよ」

にこ「そうなんだ!くすくす、じゃあにこがいて丁度良かったね!」

真姫「私は別に一人でもよかったわよ?」

にこ「またまたー!真姫ちゃんは、一人だと寂しくて泣きだしちゃうに違いないにこー」

真姫「そんなわけないでしょ!・・・全く」ガタッ

21: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:57:05.42 ID:pPg/1+SY.net
にこ「あれ、もう行っちゃうの?」

真姫「ちょっと、トイレに行くだけよ」

にこ「あっ、そうなんだ!にこもついていってあげよっか?」

真姫「いいわよ、そんなの。1人で行ってくるわ」ガチャ

にこ「もー、真姫ちゃんつれないなぁ。・・・あれ?真姫ちゃんipod忘れてるにこ」

にこ「ちょっと中身見てみようっと!」

22: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:57:18.91 ID:pPg/1+SY.net
にこ(どれどれ・・・)

にこ(うわぁ、色んな曲が入ってる)

にこ(真姫ちゃん、普段から色々聞いて作曲の参考にしてるんだぁ)

にこ(あっ、これはμ'sの曲のプレイリスト!)

にこ(おー、今までの曲全部入ってる!懐かしいにこー)

にこ(・・・あれ?この曲なんだろう?)

にこ(聞いたことない曲にこ。・・・もしかして、新曲!?)

にこ(ちょっと聞いてみちゃお!)

23: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:57:43.73 ID:pPg/1+SY.net
テーレーレーレーレテーレーレーレーレ

にこ(・・・)

にこ(結構カッコいい感じの曲調にこ)

にこ(μ'sの曲・・・って感じじゃないかも?)

にこ(どちらかというとBiBiの曲かな)

にこ(うーん、いい曲にこ)

ガララッ

24: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:58:00.66 ID:pPg/1+SY.net
にこ「あっ!ま、真姫ちゃん!」

真姫「・・・にこちゃん。聞いた?」

にこ「え?あっ・・・。ご、ごめんね!ちょっと、気になっちゃって」

真姫「・・・どうだった?」

にこ「え?」

真姫「新曲!聞いたんでしょ?」

にこ「あ、うん!えっと、なんかスピード感があって、かっこよくて、いい曲だったにこ」

真姫「ほんと!?・・・よかった」

にこ「え?」

25: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:58:17.74 ID:pPg/1+SY.net
真姫「あっ、な、なんでもないわ」

にこ「そういえば真姫ちゃん。この曲、歌詞はまだなの?」

真姫「えぇ。これから、海未にお願いする予定よ」

にこ「あっ、そうなんだ!うーん、楽しみにこ!」

真姫「・・・そうね。それじゃ、私早速海未のところに行ってくるから」

にこ「えぇっ!もう行っちゃうの!?」

真姫「にこちゃんだって、早く歌詞がついた曲を聴きたいでしょ?」

26: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:58:37.61 ID:pPg/1+SY.net
にこ「そうだけど・・・。でも、真姫ちゃん何しに部室きたにこ?」

真姫「えっ!?そっそれは、暇つぶしよ!」

にこ「えー?でも、部室きてすぐトイレ行って、もう出てくんじゃ暇も潰れてないよ?」

真姫「そっそれは・・・。い、いいでしょ別に!ほんのちょっとの暇だったの!じゃあね!」ガララッ

にこ「あっ、真姫ちゃん!・・・行っちゃった」

27: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:58:47.15 ID:pPg/1+SY.net
にこ(うーん、謎にこ。ほんと、何しに来たんだろ?)

にこ(・・・あっ、もしかして!)

にこ(ipodだけ置いてトイレ行ったのって、わざとだったんじゃ?)

にこ(きっと、にこに新曲を聞いて、感想を言って欲しかったんだ!)

にこ(うん、きっとそう。だって、盗み聞きした割に全然真姫ちゃん怒ってなかったし)

にこ(多分、素直に曲を聞いて感想ちょうだいって言えなかったんだ)

28: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:59:12.45 ID:pPg/1+SY.net
にこ(・・・もう)

にこ(ほんっっとに素直じゃないにこねー!)

にこ(曲の感想くらい、いくらでも言ってあげるのに)

にこ(それにしても、感想聞いた後の真姫ちゃん、ルンルンだったにこ!)

にこ(もー、ほんと真姫ちゃん可愛いんだから!)

にこ(うーん、あの曲に歌詞がついたのを聞くのも、楽しみっ!)

30: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 19:59:26.19 ID:pPg/1+SY.net
―――

――




にこ「・・・ってことがあって、ますますにこは真姫ちゃんの虜になっちゃったにこ!」

花陽「そ、それは・・・」

凛「うん。にこちゃんの気持ちが、よーく分かるにゃー」

真姫「・・・あのねにこちゃん」

にこ「ん?どうしたの真姫ちゃん?」

真姫「だから、そういう話を、教室でしないでくれる!?」

31: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 20:00:24.68 ID:pPg/1+SY.net
にこ「あっ、ごめんにこー。それより真姫ちゃん!」

真姫「それよりって何!?」

にこ「今度の日曜日、デートしよっ!」

真姫「ヴぇぇ!?ま、また急ね・・・。なんで?」

にこ「ほら、真姫ちゃん、まだ昨日の告白の答え聞かせてくれないでしょ?」

真姫「うっ・・・」

にこ「もしかして、緊張してるのかなって。だから、デートしたら緊張ほぐれて、答え聞けるかもって思ったにこ!」

32: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 20:00:38.83 ID:pPg/1+SY.net
真姫「べっ別に緊張してるわけじゃないのよ?っていうか、デートって付き合ってからするものでしょ?」

にこ「えーっ、そんなことないよ?」

真姫「あるわよ!大体、デートなんてしたらますます緊張・・・」

にこ「え?」

真姫「あっ・・・な、なんでもないわ!とにかく、デートなんて無理よ!」

にこ「えぇー!真姫ちゃんのケチー」

真姫「ケチじゃないわよ!」

33: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 20:00:53.09 ID:pPg/1+SY.net
にこ「むー。あ、じゃあ花陽ちゃんと凛ちゃんも一緒にいこ?」

花陽「え?」

凛「にゃ?」

真姫「え」

にこ「ほら、4人で行くなら、デートじゃないし!それなら真姫ちゃんもおっけーだよね?」

真姫「ま、まぁ・・・」

34: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 20:01:28.55 ID:pPg/1+SY.net
にこ「よしっ!・・・というわけなんだけど、花陽ちゃん、凛ちゃん、いいかな?」

花陽「え?えーっと・・・」チラッ

凛「うん!面白そうだし、凛は行くにゃー!」

花陽「あ、じゃ、じゃあ私も・・・」

にこ「やったぁ!二人ともありがとにこ!それじゃ、今週の日曜日、近くの遊園地へ行こっ!いいよね、真姫ちゃん?」

真姫「・・・もう。しょうがない、付き合ってあげるわ」

54: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:26:46.63 ID:kKrcWoNt.net
~日曜日~

にこ(服をどうしようか迷ってたら遅くなっちゃった・・・)

にこ(真姫ちゃんはどこかな?)

真姫「にこちゃーん。こっちよ」

にこ「あ、真姫ちゃん!ごめん、待ったにこ?」

真姫「ううん。私も今来たところ。さ、行きましょ」

にこ「うん!あ、凛ちゃんと花陽ちゃんは?」

真姫「あぁ、二人ならもう入口のところにいるわよ」

にこ「そうなんだ!よし、じゃあ早く行かないとね!」

55: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:27:02.28 ID:kKrcWoNt.net
花陽「あ、二人が来たよ!」

にこ「お待たせ!」

凛「もう、遅いよにこちゃんー」

にこ「ごめんにこ・・・」

凛「もう、にこちゃんしっかりしないとダメだよ?真姫ちゃんなんて1時間も前から・・・ムグッ!」

にこ「え?」

真姫「ま、まぁまぁ。その辺にして、さっさと中に入りましょ?」

にこ「あ、うん」

凛「んーっ!んーっ!」

56: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:27:12.57 ID:kKrcWoNt.net






真姫「な、なかなか激しいジェットコースターだったわね」

にこ「真姫ちゃん大丈夫?途中震えてたけど・・・」

真姫「そ、そんなわけないでしょ!全然平気よ!」

にこ「そう?ならいいけど・・・。あっ!ねぇねぇ、あのアイス食べよ?」

真姫「え?アイス?うーん・・・」

にこ「ほらっ、早く行くにこっ!」

真姫「あっ、ちょっと!私まだ食べるって言ってないわよ!」

57: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:27:38.12 ID:kKrcWoNt.net
花陽「・・・なんか二人、いい感じだね?」

凛「うん。はたから見てたら普通にカップルだにゃ。・・・そうだ、かよちん!」

花陽「なぁに?凛ちゃん」

凛「二人でどっかにいなくなろっか?」

花陽「えぇっ!な、なんで?」

凛「真姫ちゃんとにこちゃんを二人きりにしたほうが、面白そうだから!」

花陽「お、面白そうって・・・。でも確かに、その方がいい雰囲気になりそうだよね」

凛「うんうん!」

58: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:27:44.63 ID:kKrcWoNt.net
花陽「そうだね・・・。その方が、二人ともやりやすいかもしれないよね」

凛「きっとそうだよ!ここは、凛たちが気を効かせないと!」

花陽「うん。・・・私も、凛ちゃんと二人の方がうれしいし・・・」

凛「ん?かよちん、今何か言った?」

花陽「え?な、なんでもないよっ!さ、早くいこっ!」

凛「あ、うん。二人がどういう反応するか、楽しみだにゃー」

59: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:27:58.34 ID:kKrcWoNt.net






真姫「もう!信じらんない!私たちを置いてどこか行くなんて!」

にこ「まぁまぁ、真姫ちゃん。あんまり怒っても仕方ないにこ!」

真姫「・・・にこちゃん!にこちゃんが二人に何か言ってたんじゃないでしょうね?」

にこ「ううん、にこはそんなことしないにこ」

真姫「うーん、ほんとかしら?」

にこ「うん。にこ、真姫ちゃんに嘘はつかないよ」

真姫「え?」

にこ「真姫ちゃんには、偽りのないにこを見せていたいから!」

60: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:28:14.49 ID:kKrcWoNt.net
真姫「・・・」

にこ「にこっ!」

真姫「あー・・・。悪かったわね、疑ったりして」

にこ「ううん、全然いいにこ!それより真姫ちゃん!次、あれ乗ろ?」

真姫「観覧車?・・・そうね、いいわよ」

にこ「やったぁ!じゃ、早速行くにこ!」

真姫「あっ、ちょっとにこちゃん!引っ張らないでよ!」

61: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:28:31.49 ID:kKrcWoNt.net
ガタンゴトン

にこ「・・・」

真姫「・・・」

ガタンゴトン

にこ「・・・・・・」

真姫「・・・・・・」

ガタンゴトン

にこ「・・・・・・・・・」

真姫「・・・ちょっと!何か話しなさいよ!」

62: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:28:43.40 ID:kKrcWoNt.net
にこ「真姫ちゃん。真姫ちゃんは、スクールアイドルやってて楽しい?」

真姫「ヴぇぇ!?な、何よ急に!」

にこ「ねぇねぇ、どうなの?」

真姫「う・・・。ま、まぁ、つまらなくはないわよ?」

にこ「くすくす!もう、素直じゃないなぁ真姫ちゃんは」

真姫「な、何よ!」

にこ「にこ、真姫ちゃんが楽しんでやってるの知ってるよ」

真姫「え・・・?」

63: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:28:56.92 ID:kKrcWoNt.net
にこ「だって、楽しくなきゃ、あんなに一生懸命作曲頑張ってくれないもん」

真姫「そ、それは、頼まれたから仕方なく・・・」

にこ「いくら頼まれたって、楽しくなかったら、普通断るにこ」

真姫「う・・・」

にこ「にこ、真姫ちゃんを見てると、嬉しくなるんだ」

真姫「嬉しく・・・?」

64: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:29:09.25 ID:kKrcWoNt.net
にこ「だって、真姫ちゃん、最初はスクールアイドルなんて、何の興味もなかったでしょ?」

真姫「・・・そうね」

にこ「なのに今は、頑張って練習して、作曲までしてくれて・・・スクールアイドルの魅力が、伝わったんだって思うと、嬉しいにこ!」

真姫「それは、にこちゃんたちが一生懸命やってたから、ついつられて・・・」

にこ「ううん、逆だよ」

真姫「逆?」

65: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:29:24.18 ID:kKrcWoNt.net
にこ「真姫ちゃんが頑張ってるのを見て、にこ、負けられない!って思ったの」

真姫「え・・・?」

にこ「だって、にこよりもずっと後にスクールアイドルを始めた真姫ちゃんが、こんなに頑張ってるんだもん!」

真姫「・・・」

にこ「真姫ちゃんといると、にこ、もっともーっと頑張れるの。だから・・・大好きだよ!」

66: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:29:34.41 ID:kKrcWoNt.net
真姫「・・・・・・」

にこ「・・・」

真姫「私も・・・私も同じよ」

にこ「え?真姫ちゃんも?」

真姫「最初は、スクールアイドルなんてばっかみたいって思ってた。でも、にこちゃんを見てたら、そう考えてる自分がばっかみたいって」

にこ「・・・」

真姫「にこちゃん、アイドルに向けて、一直線に、凄く頑張ってて。私は今まで、何かに向かって頑張ったことなんてなかったから・・・」

にこ「うん」

67: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:29:50.80 ID:kKrcWoNt.net
真姫「にこちゃんが、羨ましかった。・・・そして、私もにこちゃんみたいに、頑張ってみたいって思ったの」

にこ「真姫ちゃん・・・」

真姫「だから、今そういう風ににこちゃんに言って貰えて、凄く嬉しい」

にこ「・・・」

真姫「・・・でも。告白の答えは、もうちょっと考えさせて」

にこ「・・・うん。いつまでも、待つにこっ!」

真姫「ふふっ!ありがとね、にこちゃん」

68: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:30:02.31 ID:kKrcWoNt.net
―――

――



希「あれ?にこっち、今日は一年生の教室行かないん?」

にこ「うん。今日は来るなって言われてるにこ」

希「・・・あー。にこっち、それはご愁傷様やね」

にこ「え?」

希「ナムアミダブツ」

にこ「ちょっ!希ちゃん!縁起でもないことやめてほしいにこ!」

ガララッ

69: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:30:23.70 ID:kKrcWoNt.net
真姫「・・・」

希「あれ、真姫ちゃん?」

にこ「えっ!?」

真姫「・・・にこちゃん」

にこ「う、うん」

真姫「・・・・・・」

にこ「ま、真姫ちゃん・・・?」

70: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 00:30:56.36 ID:kKrcWoNt.net
真姫「・・・きよ」

にこ「え?」

真姫「・・・好きよ!私と付き合ってよね!」

にこ「っ!!!!」




にこ「・・・うんっ!喜んで!」





おしまい