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どうも。仁木恭平です。

 
 
 
突然ですが、法廷画というものを知ってますか?
裁判の様子を伝えるために法廷画家さんという方たちが描く絵で、ニュース番組なんかでよく目にしますね。
映画「ぐるりのこと」という映画でも取り上げられたり、密かに注目され続けている職業でもあります。詳しく調べてみると、短い時は30秒から1分のあいだに一枚の法廷画を書き上げないといけない状況もあるそうで、1枚につき5000円から2万円で取引されてるそうです。
 
 
 
 
 
 
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いわゆるこういったものが法廷画と言われてるもの。
 
 
 
 
 
 
 
 
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ちょっとさっきこの紙の上でナポリタン食ったときに汚れちゃったのは大目に見てください。
 
 
僕はこの法廷画から漂う悲壮感や、老け顔に描くことでの犯罪者への容赦のなさみたいな部分に魅力を感じていて、この法廷画の作画を裁判風景意外にも利用できたら最高ですよね。
 
 
 
 
ということで、今回は我流で法廷画を描いてみようと思います。
まずはネットに上がっている法廷画をトレースして要領を掴みます
 
 
 
 
 
 
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鉛筆で大体の線を濃いめに引く。この時に意識したのは過剰なほどの影伏し目がちな表情の2点。
 
 
 
 
 
 
 
 
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水彩絵の具で大まかに色を塗っていきます。
そして完成したのがこちら。
 
 
 
 
 
 
 
 
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単純に自分に水彩絵の具の技術が足りなくてムラが出ちゃいましたが、なんとかそれっぽくなりますね。
これにニュース番組風のテロップやらを入れると、
 
 
 
 
 
 
 
 
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だいぶ本物に近づいた。
 
 
これで大体のやり方は掴めてる気はしてきたので、どんどん描いていこうと思います。
まずはこちら。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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①ファーストフード店員と客
 
明るい接客であるべきはずのファーストフードの店員も、法廷画にするとクレームを受けてるようにしか見えない。この絵にもニュース番組風のテロップやらを入れてみます。
 
 
 
 
 
 
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馬鹿すぎる注文ミスによって起こった裁判風景に見えてきた。たとえ研修中でも許しちゃいけない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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②ストリートミュージシャン
 
つい昨日見かけたギターボーカルの男性と、叩くと音が鳴る椅子に座った男性によるストリートミュージシャンのデュオ。一旦描いてみたらあまり裁判っぽさが出なかったので、冷蔵庫に余っていた裁判セットを加えてみると、
 
 
 
 
 
 
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めちゃめちゃ態度の悪い裁判に様変わり。
遺族への気持ちとか好感度を無視したアウトロー感溢れる一枚になりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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③居酒屋に取り残された大学生
 
これも先日実際に見た光景。実はというと、その大学生を見て法廷画で描きたいな」と思いこの記事を書きました。あの時取り残されていた大学生、頑張って生きてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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④メニューからハンバーガーを取り出すセロ
 
子供のころ見て1番衝撃を受けたマジックを法廷画にしてみました。この「無銭飲食にならないのか?」というのは、実際に当時隣でテレビを見ていた親父が言ったセリフです。当時小学生ながら「野暮なジジイだな」と感じたことを覚えてます。
 
 
 
 
ここまで4点紹介してきましたが、ここでもう一度、やっぱり法廷画において大事な要素である伏し目がちな表情というところに着目してみたいと思います。逆を言えば、伏し目がちな人間を描けば法廷画に見事マッチするのか?ということです。そこで、伏し目がちな表情をしている人物として最初に浮かんだのが、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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おしまい。