博物館にあった150年以上昔のネズミ捕りにネズミがかかった!
■このネズミは収蔵品か・・・?
ネズミも驚いただろうねえ。というわけでイギリスからのニュース。博物館に展示されている155年前のネズミ捕りにネズミが捕まった、と話題です。
ここはイギリス、レディングにある大学の中の田園生活博物館。先週木曜日の朝に、従業員がアシスタント・キュレーターからのメールが来ているのに気が付きました。それにはこう書いてあったのです。
「展示室のネズミ捕りに死んだネズミがいるように見えるんだが・・・このネズミ、博物館のデータベースに載っていないな。」
■うっかりかかった現代のネズミ
それは、展示されていたビクトリア朝時代のネズミ捕り。従業員が確認してみると、確かに装置の中でネズミが死んでいるのです。確認してみると、中にいるネズミは剥製などではなく、どうやらこの155年前に作られたと言われているネズミ捕りに現代のネズミがかかってしまったようです。ネズミ捕りには「last a lifetime(生涯使えます)」と書いてあり、このうたい文句が嘘ではなかったことが証明された訳ですね。
■どうするかは考え中
同博物館の資料保管係、ガイ・バクスター氏はこうコメント。
「150年以上も前のネズミ捕りがまだ機能しているなんて、驚異的ではないでしょうか。不運なネズミは最初この箱をいい寝場所だくらいに思ったのでしょうけど、残念なことになってしまいました。」
このネズミについて、丁寧に埋葬するのか、そのまま展示の一部としてしまうのかはまだ決めていないそうですが、とにかく
「この道具を作ったビクトリア朝時代のもの作りの確かさに敬意を表したいと思います。」とのことでした。
この装置、横から見るとこんな感じです。
どういう仕掛けでネズミを捕まえるのかが詳しく説明されていないのですが、どうなんでしょうねこれ。一度中に入っちゃうと出れなくなるような仕掛けになっているのか、殺鼠剤的なものが入れてあるのか、気になるところです。死んで恥をさらすのもアレですので、ネズミは丁寧に埋葬してあげたら良いんじゃないかな・・・
<ネタ元:Museum-invading mouse ensnared by display’s 155-year-old mousetrap>
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