転載元:キモオタ「デュフフwww暗殺教室の世界に迷い込んでしまったでござるwww」卒業編
1学期編
普久間島編
2学期編
キモオタ過去編
2学期 終盤編
3学期編
3学期 終盤編
卒業編
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原「ひどい!!!!こんなのひどすぎるよ!!!!」
吉田「そうだそうだ!!!!本当に顔面から血ぃ流して謝んのはテメーの方だろーが!!!!」
村松「逆恨みも大概にしやがれ!!!!」
鬼熊「おやおや、私にそんな口をきいていいのかな?それともお友達が悲しむ顔が見たいのかな?」グッ.......
生徒たち「くっ.............!!」
鬼熊「さて.........じゃあ今度は私の靴の裏を舐めながら『私の祖母は悪人を生み出し、世に放ったどうしようもない糞ババアでした、殺してくれてありがとうございました』と言え」ニヤァァァァ..........
キモオタ「.............!!!!」ポタ.....ポタ......
生徒たち「..............!!!!」
鬼熊「できないとは言わせないぞ?貴様が私に対してやった事を本当に悔いているのならばそれぐらい出来て当然だろう...........?」
キモオタ「..............!!」
前原「あのヤロー.........ふざけんじゃねーよ!!!!」
菅谷「あいつマジで人間じゃねーよ.......」
寺坂「とことん性根が腐ってやがる.........!!」
キモオタ「ハァ......ハァ.........!!」ガクガク......
鬼熊「ほら、とっとと舐めろよ、とっとと言えよ、簡単な事だろう?ただ私の靴の裏を舐めてそう言えばいいだけなのだから..........」スッ.........
キモオタ「ハァ.........ハァ........!!」ガクガク.........
鬼熊「矢田 桃花の弟を助けたいのだろう?だったら..........さぁ早く..........さぁwww」グッ........
矢田「..................!!」ポロ ポロ........
キモオタ「...............!!」ガクガク........
鬼熊「なるほどなるほど..........所詮貴様の矢田 桃花に対する思いはその程度だったという事か..........ならば貴様の望み通りに病院を.............」グッ.........
キモオタ「待ってくれぇッッッッ!!!!」
鬼熊「ん.........?」
全員「................!!」
キモオタ「わかりました.........やります...........やらせて下さい...........」ワナワナ.........
鬼熊「ほほぉ.........ようやくやる気になったか............じゃあとっととやれ」ニヤ......
キモオタ「はい..........」スッ.......
生徒たち「キモオタ..........」
矢田「キモオタくん.........」ポロ ポロ.....
キモオタ「..............」
ペロ.......
生徒たち「.............!!!!」
鬼熊「クククク.........」ニヤァァァァ......
キモオタ「.............」ペロペロ......
『たかし、気をつけて行っておいで』
『おかえり たかし』
キモオタ「............わたひの祖母は............」ペロ ペロ
『あんなに坊やだったたかしがこんなに大きくなってねぇ』
『辛い時は.......泣きたいだけお泣き.......泣きたい時は......いくらでも泣いてもいいんだよ........』
キモオタ「わたひの祖母は........グズッ........悪人を生み出ひ........ヒグッ........世に放った............うっ..........うぅ..........放った............」ペロペロ......
鬼熊「..............」ニヤニヤ
『どんなに辛い事があっても諦めないで必ず夢を叶えるんだよ これはおばあちゃんとの約束だよ』
キモオタ「............どう"びよ"う"も"な"い"........グズッ.......糞ババア"でびだ.......ヒグッ..........」ポロ ポロ........
生徒たち「.............!!!!」
キモオタ「うっ......ヒグッ........うぅ......グズッ.........!!」ポロ ポロ.........
鬼熊「クククク.......ヒヒヒヒヒwwww」グッ........
生徒たち「.............!!!!」
杉野「クソッ........あの野郎........!!」
キモオタ「...........だがら"............グズッ..........殺じでぐれ"で............殺じでぐれ"でぇ............」ポロ ポロ.........
キモオタ「あ"り"が.......ヒグッ.......どう".......エグッ.......ござい"ま"じだぁ".........グズッ........!!」ポロ ポロ.......
鬼熊「クククク............」
鬼熊「クハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!ハァァァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァァァッッッッ!!!!」
生徒たち「くそぉ.........くそォッッッッ!!!!」
矢田「キモオタくん.........!!」ポロ ポロ
鬼熊「いやぁ.........実に見事な謝りっぷりだった...........よし、貴様のその態度に免じて土下座の方はこれぐらいで勘弁してやる.........だがな.........貴様が一思いに死んだとしても、全力で私に謝ったりしても.............私の怒りはおさまらない...........貴様を殺す前に.........最後にもう一つだけ貴様にはやってもらう事がある........」
キモオタ「................」ポロ ポロ........
鬼熊「あと一つだけ、私は貴様に要求する、その要求を見事実行する事が出来れば 私も大人だ、貴様が私に犯した罪を許してやろう............」
キモオタ「...............!!」ポロ ポロ.....
鬼熊「ではここで問題です」ガサゴソ......
スッ............
全員「...............!!!!」
鬼熊「ここに一本のアイスピックがあります、人は自分が苦しめた相手に許しを乞う時、その相手が味わった苦しみと同等以上の苦しみを味わわなければ許してもらえません、私は過去にあなたによって左目をナイフで刺されて耐え難い激痛に苦しみました............」
全員「...............!!!!」
鬼熊「さて、あなたは今から何をすれば私に許してもらえるのでしょうか?」グシャリ............
キモオタ「..............!!!!」
生徒たち「..............!!!!」ゾッ......
烏間「まさか...............!!!!」
ビッチ「................!!!!」
鬼熊「フフフ.........その真っ青になって今にも倒れそうな程血の気の引いた表情...........どうやら愚問だったようだな...........」
キモオタ「う.........ああ..........」ガクガクガク..........
鬼熊「正解はわかっているが、恐怖のあまりに声が出なくて答えられないようだな...........ならばこの私、出題者自らが正解を発表してやろう............正解は........」
鬼熊「『そのアイスピックで自分の左目を潰す』でした」ニヤァァァァァ........
キモオタ「あ..........うあ...........」ガクガクガク........
これで..........刺す...........?
自分の左目を...........このアイスピックで.............
キモオタ「ひっ.........ひぇっ........!!」ゾッ........
生徒たち「ふっ.........ふざけんなッッッッ!!!!」「そんな事できるわけねーじゃねーかッッッッ!!!!」
鬼熊「できないのならばそれでも結構、
その時は病院が爆発して矢田 桃花の弟が死ぬだけだがな.........」
生徒たち「くっ............!!!!」
矢田「いやぁッ...........!!」ポロ ポロ.......
鬼熊「このままでは埒が明かない............
さあ、早い所やるかやらないかを決めてもらおうか............後10数える内にやらなければ病院を爆発するぞ............」グッ......
キモオタ「.................!!!!」ガクガクガク........
鬼熊「10..........」
キモオタ「.................!!!!」
どうしよう...........!!
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう!!!!
鬼熊「9.............」
もしも、自分の左目をこのアイスピックで潰さなかったら...........矢田殿の弟者が死んでしまう............
でも..........
キモオタ「グズッ........ヒグッ.........」ガクガクガクガク........
怖いよ.........
今になって.........自分の身が可愛くなってきた.........
今になって.........自分が傷つくのが怖くなってきた...........
鬼熊「8..............」
『よいでござるか?少年よ、ヒーローになるために必要な物は二つある、まず一つ目は...........』
『............!』
『どんな物も恐れない【勇気】でござる』
『どんな物も恐れない勇気.........!!』
『そう、ヒーローたるもの、悪者はもちろん、お化けや、怪人なんかを怖がってはいかん、時には自分にとって一番怖いと思うものにも立ち向かわなければならない時だってある』
『ヒーローはたとえどんなに怖い事があっても【勇気】を振り絞ってその怖い事と闘い、大切な人を守り、幸せにしてあげなければならない』
.............情けない..........何がヒーローだ...........何が勇気を振り絞って怖い事に立ち向かえだ..........その怖い事から逃げてるのは自分じゃないか............
鬼熊「7..............」
『おじさんは、クラスの『ヒーロー』なんだって!すっごく強くて優しくて頼りになる皆のヒーローなんだってお姉ちゃん言ってた!』
ごめんよ..........少年.........拙者は本当はヒーローなんかじゃない...........勇気なんかちっぽけもない、ただの弱虫なんだよ............
矢田「ヒグッ......グスッ.......」ポロ ポロ.....
幸せにしてあげなきゃいけない大切な人を悲しませてる...........ただの悪者なんだよ...........
『僕、手術受ける!もう泣かないもん!絶対お姉ちゃんを幸せにするんだもん!』
キモオタ「..............!!」
鬼熊「6..............」
そうだった............あの少年は..........今頃、自分が一番怖いと思っているものに立ち向かっているんだ..........
『..........僕ね、今一番怖い物はね.................』
『明日ある【しゅじゅつ】だよ..........』
『もうすぐ自分のお腹を切られちゃうんだって考えたら、急に怖くなってお姉ちゃんに抱きついて泣いちゃうんだ..............』
矢田殿を.........大好きな人を幸せにするために、悲しませないために、勇気を振り絞って自分にとって一番怖い『敵』と戦っているんだ..........!!
キモオタ「................!!」
鬼熊「5..............」
『また、明日も来てくれるよね?明日、僕の手術が終わった後、また来てくれるよね?また一緒にお話してくれるよね?』
『また必ず来るでござるよ、その時は、同じヒーロー同士、たくさんお話しよう!元気になったら拙者と矢田殿と君で、たくさん遊ぼう!』
『うん!!』
約束したじゃないか............また会おうって.............ヒーロー同士、たくさんお話しようって!!!!
鬼熊「4..............」
キモオタ「.................」スッ.......
全員「.................!!!!」
岡島「アイスピックを拾った.........!!!!」
三村「まさか...........!!!!」
キモオタ「.................」ググッ........
そうだ...........また、あの少年に会うんだ.............いっぱい話すんだ............約束したんだ............!!
だから..........あの少年は絶対に死なせない............!!
もう何も怖くない!!!!
キモオタ「.................」チャキ.......
ドクン..........ドクン...........ドクン...........
鬼熊「さ〜ん.............」
キモオタ「..................!!」ゴクリ......
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン
鬼熊「にぃ〜〜い............」
キモオタ「.................!!」スッ.......
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン
鬼熊「いぃ〜〜〜〜〜〜〜ちwwwww」グッ.........
キモオタ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グ サ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
キモオタ「ぎ.....................」ボタボタボタ....
キモオタ「ぎゃ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ!!!!!!!!!!」ドシャァッッッッ!!!!
全員「..............!!!!」
生徒たち「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!」「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!!」
キモオタ「があ"っ!!!!あがぁ..........!!!!う"あ"あ"...........!!!!」ジタバタジタバタ!!!!
鬼熊「クククク...........!!」
鬼熊「ガハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!ガャァァァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!どうだ!!??痛いか!!??苦しいかァッッッッ!!??これが私が6年前に貴様から受けた苦しみだァッッッッ!!!!もっと苦しめェッッッッ!!!!もっと泣き叫べェェェェッッッッ!!!!ガァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
キモオタ「が...........あがぁ.........!!」ピク.....ピク.........
矢田「キモオタくん!!!!しっかりしてキモオタくん!!!!」ポロ ポロ
倉橋「うわぁぁぁぁん!!!!オタりん!!!!オタりん!!!!」ポロ ポロ
生徒たち「キモオタァ.......キモオタァ!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「いやぁ..........しかし予想外だった.........まさか本当に自分の左目をアイスピックで刺すとは思わなんだ............貴様の仲間を想う気持ちは本物だったようだ、実に見事!」パチパチ!!
生徒たち「グズッ......ヒグッ........!!」キッ!!!!
鬼熊「おぉ.........まぁそう睨まないでくれたまえ、私は今感動しているのだよ.........人間は.........自分のためだけに生きる利己的な生物ではないという事を知る事ができてね..........それを、この男、大石 貴志はその身をもって私に証明してくれた..........」
キモオタ「ゼェ-.........ゼェ-..........」ドクドク.......
鬼熊「わかった.........大石 貴志........君のその優しさに敬意を払い........過去に私が君にされた事は全て許そう............いや、むしろ謝るのは私の方だったのだ、許しを乞うのは私の方だったのた.........今まで私が君にしいた非人道的な仕打ちの数々..........謝っても決して許してもらえるはずなどないが............この場で詫びさせてくれ...........」
鬼熊「今まで本当にすまなかった...........どうか..........この私を永遠に許さないでくれ...........」ゴンッ........
キモオタ「..........ゼェ-........ゼェ-.........」
寺坂「言われなくてもキモオタがテメーの事を許すわけねーだろうが!!!!」
鬼熊「...............」
狭間「家族を殺し、自分の人生を破滅させた上に、恩師までも殺した.........そんな奴を許す道理が一体どこにあるのかしら?」
前原「ああそうだよ!!!!例えテメーが何十回、何百回、キモオタに詫び入れたとしても、キモオタはテメーを一生許さねぇし俺らもテメーを一生許さねぇ!!!!」
鬼熊「当然だ........大石 貴志や君達が私を許してくれるなど、これっぽっちも思ってないし..........一生恨まれて当たり前の事をしてきた...........」
生徒たち「................」
鬼熊「だが、せめて私がさまざまな建物に仕掛けた爆弾だけは解除させてくれ............私が開発した全ての爆弾は『6666』の暗証番号を打ち込み、あえて『起爆』をタップすれば解除できる仕組みになっている............」スッ.......スッ........スッ......スッ.........
キモオタ「ゼェ-........ゼェ-.........」ドク ドク.......
鬼熊「............さて、暗証番号は打ち込んだ.........後は、『起爆』をタップすれば、これで終わりだ...........」
ピッ!
ド ガ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
全員「 ! ! ! ! 」
キモオタ「 ! ! ! ! 」
鬼熊「矢田 桃花の弟の命がなぁwwww」
矢田「.........嘘...........でしょ..........?嘘.............だよね.............?」ワナワナ......
鬼熊「ああ嘘だよwww『8352』が椚ヶ丘病院の暗証番号だと言う事はwwwあの病院に割り振った本当の暗証番号は『6666』だったのだよwwwwww」ケラケラ
矢田「 い や ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 」
全員「...............!!!!」
烏間「貴様ァァァァァッッッッ!!!!!!!キモオタ君が左目を潰せば爆発しないんじゃなかったのかァァァァァッッッッ!!!!!!!」
鬼熊「ぶわぁぁぁぁぁぁぁぁかwwww
wwww私はあくまで『許す』と言っただけで『爆発しない』なんて一言も言ってないwwwwwww」
烏間「なんだと...........!!??」
キモオタ「................!!!!」
鬼熊「すべては絶望などない世界で生きてきた貴様らが絶望する顔を拝むためなのだよwwwwwwwギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァァァッッッッ!!!!!!!!!!!!」
全員「..............!!!!」
矢田「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「そうそうwwwwwそんな風に泣き叫ぶ顔が見たかったんだよwwwwwwおい見てるか大石 貴志wwwwwwお前の愛しの愛しの矢田 桃花が泣いているぞwwwwwwwwまったく女の子を泣かせるとはお前は本当に救いようのないゴミだなぁゲヘヘへへwwwwwwwwギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァァァッッッッ!!!!ヒーッ!!!!ヒーッ!!!!wwwwwwww」
『僕、お姉ちゃんが一番好き!』
『わぁ!おじさん本当にくまさんみたいで喋り方もお侍さんみたいなんだねー!おもしろーい!』
『すごーい!!かっこいいー!!おじさんは本当にヒーローだったんだね!!』
『どうやったらヒーローになれるのかな!!僕もヒーローになりたい!!』
『僕、手術受ける!もう泣かないもん!絶対お姉ちゃんを幸せにするんだもん!』
矢田「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「ギャァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!ゲャァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!ヒーッ!!!!ヒーッ!!!!ゲヘヘへへへへへへへへへへへへへ!!!!!ギャァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァァァッッッッ!!!!wwwwww」
「殺してやる...........」ゼェ-.....ゼェ-.......
鬼熊「.................!!」ピタ........
全員「..................!!!!」ゾクッ.......!!
キモオタ「殺してやる..............お前だけは絶対にぶっ殺してやる..........!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ.............
鬼熊「『ぶっ殺してやる』.........か........口調がいつになく荒々しくなっているな............左目を自分で潰しておきながら気絶するどころか立ち上がって私を凄んだ事だけは褒めてやろう...........だが..........」
キモオタ「ぐぅ..........!!」ズキッッ!!!!
生徒たち「「キモオタッッッッ!!!!」」
鬼熊「いくら鬼の形相で凄んだ所で..........アイスピックで潰した左目の激痛には耐えられまい..........」
キモオタ「ぐっ.........くそ.........!!」ズキ!!ズキ!!
鬼熊「さて、ここからは私自らが直々に貴様の『体』を殺してやるとしよう!!」バッッッッ!!!!
キモオタ「 ! ! ! ! 」
ド ゴ ォ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
キモオタ「ゲホッッッッ!!!!」ビチャッ......
生徒たち「「キモオタッッッッ!!!!」」
鬼熊「おほwwww情けないなwwwさっきあれだけ凄んでおいて一撃でへばるのかwwww」ガシッ!!
キモオタ「ゲホッッ!!ガハッッ!!」ビチャビチャッッ!!
鬼熊「ほらほらどうしたどうしたwwwwそれじゃあ一生かかっても私を殺す事など出来んぞwwww」ドゴォッッッッ!!!!バギャッッッッ!!!!グシャッッッッ!!!!ゴガッッッッ!!!!
キモオタ「ぐは"ぁ"ッッッッ!!!!がぁ"ッッッッ!!!!ギャ"ァ"ッッッッ!!!!ぐぉ"あ"ッッッッ!!!!」
カルマ「まるで勝負になってない.........一方的すぎる..........」
菅谷「もうやめてくれよ..........もうこんなの見たくねぇよ...........」
三村「あんな化け物に勝てるはずがないよ.........」
奥田「なんで.........なんでキモオタ君があんな目にあわなきゃならないんですか............」ポロ ポロ.....
前原「もういいじゃねぇか........もう十分じゃねぇかよ..........それ以上やったらマジでキモオタが死んじまうよ.........」
キモオタ「ぐはぁッ..........!!」ドサァッ..........!!
鬼熊「さすがにダウンしたようだな、まぁこれだけやればいくら頑丈な貴様でも当然か」
キモオタ「ぐ...........ぐぅ.........」ググッ.......
鬼熊「お?まだ立ち上がろうとするのか、左目を潰して、これだけ私に殴られたのに............立ち上がらなければもうこれ以上痛みと戦わずとも済むというのに........」
キモオタ「だま..........れ..........」ググッ............
鬼熊「よし、私は優しい男だ、貴様がもうこれ以上 痛みに苦しむ事のないように立ち上がれなくしてやろう...........」ガシッ.......
キモオタ「.................!!」
鬼熊「私が貴様の膝を踏みつけながら貴様の足を上に持ち上げたらどうなるのかなぁwww」ググ........
生徒たち「まさか...........!!!!」
烏間「やめろォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッ!!!!」
鬼熊「ふんんんッッッッ!!!!」グイッッッッ!!!!
ボ キ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! !
キモオタ「ぎゃ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッッッ!!!!!!!!!!」
生徒たち「「キモオタァッッッッ!!!!」」
鬼熊「クハハハハハハハハハハハッッッッ!!!!左目に続いて左足をへし折ってやったぞォッッッッ!!!!これでもう立つこともできまいッッッッ!!!!」
岡島「ひ.........ひぃッッッッ!!!!」
竹林「あ.......足が逆向きに曲がっている..
..........」
矢田「あ...........ああ..........」ガクガク......
キモオタ「はっ........はっ..........はっ.........はぅあぁッ..........!!ぐぉぁぁぁぁぁぁぁ.........!!」ピク.......ピク.........
矢田「キモオタ...........くん...........」フラッ..............
磯貝「危ない!!」ガシッ!!
倉橋「桃花ちゃん!!!!」
磯貝「矢田!!しっかりしろ!!矢田!!」
矢田「う.........うぅ.......」ポロ ポロ......
生徒たち「.................!!」
殺せんせーは殺され........烏間先生も戦闘不能まで追い込まれた..........
こんな危機的な状況の時に、僕らの事を助けてくれる人はもういない........
キモオタ君が..........大切な友達が殺されかけているのに...........力のない僕らは友達が圧倒的な力の前に弱っていくのを手をこまねいて見ている事しかできない............
これが本当の『絶望』...........
突きつけられた『現実』は本当の絶望を知らなかった僕らにとってあまりにも非情なものだった........
キモオタ「あぐぁ.........うぁ..........あがぁぁぁ.............」ピク......ピク.......
鬼熊「よし...........これで『体』の方は半殺しぐらいにはしたかな..........今からは貴様の『心』を殺す時間だ..........」
キモオタ「うぐぅ..........ぐぅ.........」ピク......ピク........
鬼熊「貴様が無駄にタフで本当によかった..........貴様が気絶してしまったら貴様の『心』を殺す事ができないからなぁ........ククク..............」
生徒たち「何をする気だ............?」
鬼熊「さてと.........それでは............」
キモオタ「ゼェ-..........ゼェ-............」
鬼熊「今から貴様の目の前で、倉橋 陽菜乃を犯してやる.........どうだ?最高のショータイムだろう?ゲヘヘへへwwwww」ニヤァァァァァ............
全員「 ! ! ! ! 」
キモオタ「な"ん"だ..........ど..........!!??」ゼェ-........ゼェ-.......
鬼熊「貴様にとって倉橋 陽菜乃は矢田 桃花と同じく、一年間ずっと隣で過ごしてきた大切な存在だ..........その大切な存在を........目の前でこの私に汚されるのは耐え難い屈辱だろう..........?グフフフwwww」
生徒たち「..............!!!!」
倉橋「いや.............!!」フルフル......
キモオタ「や".........め"ろ".........!!」ググッ.......
鬼熊「さあてwwwはたして貴様の愛しの倉橋 陽菜乃は貴様の前でどんな喘ぎ声を聞かせてくれるかなぁwwwあまりにも私の腰使いが激しすぎて死んじゃうかもしれないなぁwwwwゲヘヘへへwwwww」ケラケラ
倉橋「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!」ポロ ポロ
生徒たち「「やめろォォォォォォォォッッッッ!!!!」」
キモオタ「だ......頼む"......!!!!ぞれ"だげば........ぞれ"だげばや"め"でぐれぇ".......!!!!」ゼェ-.......ゼェ-.........
鬼熊「はぁぁぁ〜〜〜〜????聞こえんなぁ〜〜〜〜wwwww」
全員「.............!!!!」
磯貝「倉橋!!!!逃げろ!!!!早く逃げるんだ!!!!」
鬼熊「おっと!逃げるなよ?逃げようとした瞬間また別の生徒の家族を殺す........君達の保護者の勤め先などはとっくに調べ済みだ...........まぁもしくは即効で大石 貴志を殺してやっても構わないが...........どちらにしても嫌だろう..........?」
生徒たち「くっ..........!!」
鬼熊「さあ、倉橋 陽菜乃........今すぐこっちへ来なさい、お友達を助けたいんだろう.............?」ググググッ.........
キモオタ「ぐぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ".............!!」メキメキグキグキ..........!!
倉橋「オタりん!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「それに...........お嬢ちゃんの出方次第で、ひょっとして私の気が変わって大石 貴志を殺されないで済むかも知れないぞ?君の大好きなオタりんを助けたいのなら..........やる事はわかってるな?」ググググ..........
キモオタ「がぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"...
.............!!!!」メキメキグキグキ..........!!
倉橋「.............!!」ポロ ポロ.......
鬼熊「さあ、早くこっちへ来るんだ」
中村「陽菜!!!!行ったらダメ!!!!」
ビッチ「そうよ!!!!陽菜乃が行ったところで、あいつはどの道キモオタを殺す気なんだから!!!!」
前原「それに、あんな奴の所に行ったらお前も何されるかわかんねーぞ!!!!」
倉橋「.................!!」
オタりんは..........今まで何度も私の事を助けてくれた...........
鷹岡先生に殴られかけた時も.........
夏祭りの日に車で誘拐された時も.........
街で不良に絡まれた時も...........
何度も何度も私の事を助けてくれた.........
初めて男の子に守ってもらった事が嬉しくて、胸がキュンとなって、どんどんオタりんの事が大好きになっていった........
私はオタりんの事が大好きだし、オタりんがいなくなっちゃうなんて嫌だ
だから..........
倉橋「グスッ.......グスッ.........」ザッ.......
生徒たち「倉橋.........!!」
今度は私がオタりんを助ける番
倉橋「................」ザッ.......
鬼熊「よしよし.......いい子だ........よっぽど大石 貴志が大切なようだな........」
キモオタ「倉橋.........殿.........逃げ.........ろ.............」ググッ........
ドガッッッッ!!!!
キモオタ「ぐはぁッッッッ!!!!」
倉橋「オタりん!!!!」
鬼熊「貴様は余計な事を言わなくていい...........貴様は黙って馬鹿みたいに倉橋 陽菜乃が私に犯される様を見ていればいい...........」
生徒たち「くっ..............!!」
鬼熊「さあ........それじゃあさっさと服を脱いで股を開いてもらおうか............」
倉橋「...............」
キモオタ「ぐ..........あ"ぁ"...........あ"がぁ".........」ピク......ピク.........
倉橋「................!!」ジワァ..........
鬼熊「ん.............?」
ポロ ポロ.......
倉橋「うぇぇぇぇん........オタりん.......オタりぃん..........」ポロ ポロ........
生徒たち「倉橋...........」
倉橋「グスッ.......ヒック........ふぇぇぇん........オタりん.........」ポロ ポロ.......
キモオタ「.................!!」ゼェ-......ゼェ-.........
倉橋殿が泣いている............
倉橋殿を泣かせるな............!!
倉橋「グスッ........ヒック........」ポロ ポロ.......
鬼熊「................」イラァ.......
ガシィッッッッ!!!!
倉橋「ギャッ!!!!」ググ......
キモオタ「 ! ! ! ! 」
生徒たち「「倉橋ッッッッ!!!!」」
鬼熊「えぇぇぇぇいッッッッ!!!!泣くな泣くなァッッッッ!!!!メソメソメソメソォ!!!!これだから子供は嫌いなんだよォォォォォォォォッッッッ!!!!」ギュゥゥゥゥ........
倉橋「あ..............かッ..............」ググググ.........
生徒たち「「倉橋ッッッッ!!!!」」
ビッチ「やめてぇぇぇぇぇぇッッッッ!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「ゲヒヒヒヒヒwwwww段々顔がトマトのように赤くなってきたぞwwwwwあとどれぐらいで真っ青になるのかな〜?wwwwwwwwアハハハハハwwwwwアーッハハハハハハハwwwww」ギュゥゥゥゥゥ........
倉橋「かはッ.............」ググググ........
キモオタ「.................!!」ゼェ-......ゼェ-.........
鬼熊「ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwwww」ギュゥゥゥゥゥゥ..........
倉橋「ケホッ..........ケホッ.........」グググググ...........
倉橋殿を.............傷つけるな...........
大 切 な 人 を 傷 つ け る な ! ! ! !
ド ガ ァ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
生徒たち「 ! ! ! ! 」
烏間「 ! ! ! ! 」
ビッチ「 ! ! ! ! 」
鬼熊「ぐはぁッッッッ!!!!」ドシャァッ!!
キモオタ「ゼェ-........ゼェ-........」ガクガクガク.........
キモオタ「ぐら"ばじどの"ッッッッ!!!!」ガバッ!!
倉橋「オタ........りん...........」ギュッ......
生徒たち「キモオタ..........!!」
鬼熊「..................!!」ググ........
馬鹿な............!!左目を潰して.........左足を折ったのに何故 奴は立ち上がっているんだ.............!!!!
まさか..........奴に主人公補正がかかっているとでもいうのか............!?
いや..........現実世界の人間がこの世界の恩恵を受ける事などできるはずがない........!!!!
キモオタ「鬼熊..........お前だけは..........許さない.............」ゼェ-.......ゼェ-........
鬼熊「................!!」
キモオタ「大切な人を泣かせて傷つけたお前だけは絶対に許さないッッッッ!!!!」
生徒たち「キモオタ..........!!」
鬼熊「ククク.........『絶対にお前を許さない』か..........ほざけ、立っているのがやっとのその状態でこの私に何ができると言うのだ?」
キモオタ「ぐっ............」ガクガク......
鬼熊「貴様は私の左目を奪うだけに飽き足らず、さらにこの私の顔を思いっきり殴りつけた............そんなに殺して欲しいのならお望み通り今から殺してやろう.............ただ、一口に殺すと言っても銃や爆弾などを使って一瞬で貴様の命を終わらせるなど生易しい事はしない.........私のこの拳のみを使ってジワジワと殴られる痛みを与え続けて嬲り殺してやる............」ガシャ!!
生徒たち「..................!!」
ビッチ「銃を捨てた..........!!」
鬼熊「悪人には正義の裁きをッッッッ!!!!」バッッッッ!!!!
キモオタ「 ! ! ! ! 」
バギャッッッッ!!!!
キモオタ「がぁ"ぁ"ぁ"ッッッッ!!!!」ボタボタボタ!!
木村「は..........速ぇ...........」
磯貝「一瞬で間合いを詰めた........」
烏間「あの運足は恐らく空手の追い突きの動きだ............さっきのスウェーバックとパリングといい.........奴はボクシングだけではなく、他にも空手など複数の格闘技の心得があるのか.............!!」
前原「もし今の一撃で.........あいつがナイフを持っていたとしたら..........」
烏間「恐らく誰もあの速度の運足に反応できず、何が起こったのかもわからない間に殺される...........」
生徒たち「................!!」ゾッ.......
キモオタ「お"ぉ"ぉ"............」ググッ.......
鬼熊「.............!!」
キモオタ「う"がぁ"ッッッ!!!!」ブンッッッッ!!!!
鬼熊「!!!!」ヒュッ!!
キモオタ「う"がぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!」ブンッ!!ブンッ!!ブンッ!!ブンッ!!
鬼熊「ほほぉ、手負いの状態で今の一撃を喰らっても倒れずに持ちこたえた上に反撃までしてくるとは 本当に精神力と耐久力だけは優れているようだな!!だが............」ヒュッ!!パシッ!!スカッ!!スッ!!
ゴガンッッッッ!!!!
キモオタ「ぐあ"ぁ"ッッッッ!!!!」
生徒たち「「キモオタッッッッ!!!!」」
鬼熊「そんなヘナチョコパンチじゃ私にはどう足掻いても勝てはしないぞ」
鬼熊「ハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」ドゴォッ!!!!バギャッ!!!!グシャッ!!!!
キモオタ「がぁ"ッッッッ!!!!ぎゃ"あ
"ッッッッ!!!!ゲホッッッッ!!!!」
全員「あぁぁぁぁ...........!!!!」
鬼熊「くたばれぇッッッッ!!!!」ドガァッッッッ!!!!
キモオタ「がはぁ.............!!!!」ドシャァ..........!!
岡野「もういやだ..........こんなの.........もう見たくないよ...........」ポロ ポロ.......
岡島「このままじゃ キモオタがあいつに殺されちまうよ............」
渚「..................」
こんな時............こんな時に殺せんせーがいてくれれば、きっとキモオタ君を助けてくれるのに............もう殺せんせーはいない............
本当に僕らはキモオタ君が殺されるのをただ見ているしかないのだろうか.........
お願いだよ...........
誰か.............誰かキモオタ君を助けて..........!!
キモオタ「................」ピク.......ピク.......
鬼熊「さすがに気絶したか...........鼻の骨が折れたかもしれないな..........」
鬼熊「あーあ..........気絶したままのこいつを殺しても苦悶の表情を見る事ができない.............仕方がない、こいつが目を覚ますのを待って、目を覚ましたらまたタコ殴りを再開しよう............」
鬼熊「こいつが目を覚ますまでの間、何人かの生徒の腕でもへし折って遊ぶとするか」ザッ.........
全員「 ! ! ! ! 」
鬼熊「ククク..........さぁて誰の腕からへし折ってやろうかなぁ..........」ザッ......ザッ.......
生徒たち「.................!!」
「待で..........どごべ行ぐ...........」ゼェ-......ゼェ-.........
鬼熊「!!!!」
全員「.................!!」
キモオタ「貴様の".......ゼェ-.........相手ば.........ゼェ-..........ごの"拙者だ..........」ガクガクガク.........
生徒たち「キモオタ............!!」
鬼熊「つくづく馬鹿な奴だな貴様は.........立ち上がらずにそのまま気絶していれば痛い目に遭わずに済むと言うのに........」ザッ.......ザッ........
キモオタ「ゼェ-........ゼェ-.........」ガクガクガク............
鬼熊「まだ殴られ足りないと言うのであればお望み通り殴ってやろう」バッッッッ!!!!
ドガッ!!!! バギャッッッッ!!!!
ガスッッッッ!!!!ボガッッッッ!!!!グシャッッッッ!!!!メキャッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!
全員「.................!!!!」
キモオタ「ぐふぅ..........!!」ドシャァ.........!!
鬼熊「そう死に急がずとも貴様は後でじっくり殺してやる..........だから大人しくそこでくたばってろ...........さて、今度こそ生徒たちの腕をへし折って............」
ガシッ..........
鬼熊「..............!!!!」
キモオタ「絶対に"行がぜな"い".........ゼェ-.........もう"大切な"友達を".........ゼェ-........ごれ"以上傷づげざぜな"い"........ゼェ-........」ググッ.........
全員「..................!!!!」
キモオタ「拙者の"大切な"友達に"手を"出ずな"...........!!!!」ボタボタボタ.......
鬼熊「汚らわしい血の付いた手で..............」
鬼熊「私の足を掴むなァッッッッ!!!!」ガスッッッッ!!!!
キモオタ「ぐばぁ"ッッッッ!!!!」ドシャァッッ!!
生徒たち「うっ...........!!」
鬼熊「いい加減とっととくたばれぇッッッッ!!!!このゴキブリがァッッッッ!!!!」ガンッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!
キモオタ「..............!!」ドシャァ..........!!
鬼熊「これだけやれば..........さすがにもう立ち上がれまい............今度こそ起きてくるなよ...........」ハァ.......ハァ........
鬼熊「いつまでも拳一本に拘ったのが間違いだった...........やはり........こいつは勿体ぶらずにとっとと殺した方がいい..........さっき捨てた仕込み銃を拾いに行くか............」ザッ...........
「逃がざん"ぞ..........」ゼェ-......ゼェ-.......
鬼熊「!!!!」ビクッ!!
キモオタ「拙者ば絶対に"貴様を"逃がざな"い"..............」ググッ.........
生徒たち「キモオタァ!!!!もう立つな!!!!」「それ以上立ったら本当に死んじゃうよ!!!!」「もういいよ!!!!お前は本当によく頑張ってくれたよ!!!」「お願いもう立たないでぇ!!!!」
キモオタ「人の"命を"弄び.........自分勝手に"傷づげだ事を"貴様に"後悔ざぜる"ま"で..............拙者ば絶対に"死な"な"い"............」ガクガクガク............
鬼熊「ひっ..............!!!!」
キモオタ「ぐだばる"の"ば貴様の"方だ、鬼熊」ニコッ!!
鬼熊「あ.........うああ........!!」ゾクッ.......
あの時と同じ顔...........!!
『そっか、それならよかった』
『これで心おきなく殺せる』
6年前、私の左目を刺した時と同じ笑顔だ...........!!!!
鬼熊「わ.........私に..........!!」ガクガクガク!!
鬼熊「私にその笑顔を向けるなァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!!」ドガァッッッッ!!!!
鬼熊「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!」ドゴッッッッ!!!!バゴッッッッ!!!!ゴガッッッッ!!!!バギャッッッッ!!!!グシャッッッッ!!!!
何故だ..........左目を潰したのに........足の骨を折ったのに........こんなに殴っているのに...........何故こいつは倒れないんだ..........!!!!
何故 勝ち目などあるはずのない相手にこうも立ち向かえるんだ...........!!!!
こんな馬鹿な事が有り得るはずがない!!!!
キモオタ「ぐぅ..........!!うぐぅ..........!!ゲホッ...........!!」ビチャビチャ!!
確かにあいつの言う通り、立ち上がらなかったらこんな痛みを味わう事もなかった.
..........
左目も........左足も........今 殴られている顔も...........死ぬ程痛い..........
今すぐにでも死んでこの痛みから逃げて楽になりたい...........
でも...........
あいつを止めなければ.............また、皆が傷つけられてしまう.............
守るんだ............
どんなに痛くても、苦しくても、死にたくても
大切な人たちを守るんだ..........!!
だから、拙者はまだ死ぬ訳にはいかないんだ!!!!
キモオタ 鬼熊「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」ドガッッッッ!!!!バゴッッッッ!!!!ドゴッッッッ!!!!ボゴッ!!!!ガンッッッッ!!!!バキッッッッ!!!!
寺坂「すげぇ.........ラッシュの応酬だ.........」
磯貝「鬼熊は過去に『殺される』恐怖をキモオタに思い知らされている..........だからキモオタの殺気に動揺しているせいかパンチの打ち方が乱雑になっている.........狙いが定まっていないし.........フォームも崩れている............」
不破「それならひょっとしてキモオタ君に勝機が..........!!」
烏間「いや.........今あの二人がやっているのは殴り合い........単純な力勝負だ........キモオタ君は鬼熊より馬力が劣る上にもう体がボロボロだ..........フォームが崩れ、急所狙いができなくなっているとはいえ、鬼熊は怪力の持ち主...........単純な力勝負という条件なら、どちらが有利かは火を見るよりも明らかだ............」
生徒たち「そんな...........!!」
鬼熊「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッッ!!!!」ドゴォッッッッ!!!!バゴォッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!
キモオタ「ギャアッッッッ!!!!ぐわぁッッッッ!!!!ゲフッッッッ!!!!」
駄目だ..........全然歯が立たない........
拙者のパンチが届かない...........
鬼熊「くたばれぇッッッッ!!!!」
バギャッッッッ!!!!
キモオタ「がはぁ...........!!」ドシャァ............!!
生徒たち「「キモオタァッッッッ!!!!」」ポロ ポロ
鬼熊「さぁ.........仕込み銃も拾った.........これだけ貴様を痛めつける事ができたんだ..........もうこれで惜しみなく貴様を殺す事ができる...........」ハァ........ハァ.........
キモオタ「..................!!」ゼェ-.........ゼェ-...........
鬼熊「死ね、私にたてついた事を後悔しながらな」ガチャッ.......
生徒たち「逃げろキモオタァッッッッ!!!!」「早く!!!!早く立ち上がって逃げるんだァッッッッ!!!!」
キモオタ「ゼェ-........ゼェ-........!!」グ.......ググ.........
駄目だ............立ち上がろうとしても体がピクリとも動かない............
目からも、鼻からも、口からも............血を流しすぎたんだ.............
やっぱり拙者は弱かった...........
結局 拙者みたいな弱虫で逃げ虫な駄目人間がいくら頑張ったところで圧倒的な力を持つ奴には勝てなかった.........
ごめん..........仇.........とれなかった.........
もう............ゆっくり寝かせて.........
もう............
鬼熊「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
全員「「やめろォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」」
「うぐッッッッ!!!!」
全員「................!?」
キモオタ「................!?」ゼェ-.......ゼェ-........
鬼熊「う"っ...........ぐっ...........ぐがぁ"!!!!オエッッッッ!!!!オェェェェッッッッ!!!!ゲホッガホッ!!!!」ビチャビチャビチャ!!
全員「...............!!!!」
速水「どうなってるの.......?」
千葉「突然 鬼熊が苦しみ始めた.........」
鬼熊「コヒュ-........コヒュ-.........!!」ガクッ..........
鬼熊「呼吸が.......コヒュ-........苦じい"........コヒュ-.........体が........コヒュ-........動がな"い"......コヒュ-..........寒い"..........寒い"よ"ぉ"......コヒュ-.........!!」ガクガクガク.......
竹林「嘔吐、寒気に加えて手足の痺れ、呼吸困難.............あれらの症状は蛇や蜂の持つ神経毒の症状...........でも、一体何故..........?」
律「それならたった今、分析できましたのでお伝えします」
不破「律........どーいう事なの.......?」
律「まずはこちらの映像をご覧ください」ピッ
生徒たち「..........これは.........!!」
カルマ「さっきのホウジョウって人と鬼熊が戦ってる時の...........!!」
烏間「ホウジョウの攻撃を鬼熊がスウェーバックとパリングのみで捌いている映像だな...........」
律「そしてここの、ホウジョウ氏のパンチを元マスターがパリングで捌いた直後の映像をスローモーションで再生してみますと...........」ピッ
生徒たち「あっ...............!!」
律「ホウジョウ氏の口元から小さな針状の物が飛び出しているのが確認できると思います」
生徒たち「.................!!」
烏間「あれは............恐らく含み針..........!!」
律「ここからはあくまで私の推測ですが.......パリングは相手のパンチを手のひらで叩き落すディフェンス技術...........ホウジョウ氏ほどの手練れのパンチを手のひらで叩き落としたとなれば、当然手のひらはジンジンと強く痺れるはずです.........ホウジョウ氏は元マスターがパンチを捌き、手のひらが痺れた瞬間を狙って含み針を口から放ったのです」
カルマ「そっか.........強い手のひらの痺れを利用して........手のひらに針が刺さる違和感を緩和したのか.........」
岡野「でも.........まさかあのラッシュの間にそんな手のこんだ事をしていたなんて気づかなかった...........」
生徒たち「「すげぇ.............!!」」
「そうか...........これでもう貴様は動けないと言う事か............」ゼェ-.......ゼェ-.......
鬼熊「.................!!」コヒュ-......コヒュ-......
生徒たち「キモオタ............!!」
キモオタ「だいぶ体が言う事を聞くようになってきた............まだ..........後少しだけなら余力が残ってそうだ...........」ゼェ-..........ゼェ-.........
キモオタ「お前をぶっ飛ばす事が出来る程度の余力がな...........」ググッ.........
キモオタ「覚悟はいいな.......鬼熊.........?」ガシッ.........
鬼熊「ゆ"..........ゆ"る"じで.............!!」コヒュ-........コヒュ-..........
キモオタ「拙者はお前を『絶対許さない』と言ったはずだ............」ゼェ-.......ゼェ-.........
鬼熊「ひッ........ひぃぃぃぃぃ........!!!!」コヒュ-.......コヒュ-..........
ボガッッッッ!!!!バギッッッッ!!!!
鬼熊「ごぼぇ"ッッッッ!!!!」ビチャッ!!
キモオタ「今の二発のパンチは..........正之おじさんと小百合おばさんの分だ.............」ゼェ-........ゼェ-..........
キモオタ「そしてこのパンチは...........!!!!」グワァッッッッ!!!!
ドゴォッッッッ!!!!
鬼熊「ゲボォ"ッッッッ!!!!」ビチャビチャッ!!
キモオタ「決死の覚悟でお前に一矢報いてくれた............ホウジョウ氏の分だ............」
キモオタ「う"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ッッッッ!!!!」ドガッッッッ!!!!バギャッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!
鬼熊「ぶへぇ.........!!!!い"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"..............!!」ボトボト.........
キモオタ「痛いか.......?苦しいか........?今のはお前が建物を爆発したことによって命を絶たれた............多くの人々の叫びだ............」ゼェ-......ゼェ-........
鬼熊「ダ.....ズゲ......デ........」コヒュ-.......コヒュ-........
キモオタ「あれだけ人の命を奪っておいて命乞いをするのか.......お前は 一生懸命 明日を生きようとする人々の命を理不尽に奪ったんだぞ..........矢田殿の弟者のあの少年も.........病気と戦って、今日 手術を受けて...........一生懸命 明日を生きようとしていた...........」ゼェ-.......ゼェ-........
矢田「.................!!」ポロ ポロ.........
キモオタ「なのに...........お前は..........」フルフル..........
キモオタ「 お 前 は ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 」
バ ギ ャ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
鬼熊「ごばぁ"ッッッッ!!!!」ビチャビチャ!!
キモオタ「ハァー.........ハァー........!!」ゼェ-........ゼェ-..........
生徒たち「キモオタ.........」
キモオタ「今の一撃が............矢田殿の弟者の無念...........そして弟者を失った矢田殿の!!!!あの日交わした約束を永久に叶わないものにされた拙者の怒りと悲しみだァッッッッッッッッ!!!!」
矢田「キモオタくん...........!!」ポロ ポロ........
鬼熊「ひぃ".........ひぃ"ぃ".........」ポロ ポロ......
キモオタ「こんなもので終わると思うなよ............」ゼェ-.......ゼェ-.......
ドギャッッッッ!!!!
鬼熊「ぐぎゃ"あ"ッッッッ!!!!」ボタ ボタ!!
キモオタ「.........今の一撃は........先生に見て欲しいという気持ちをお前たちに散々利用された挙句........お前たちの勝手な都合で殺された..........『二代目死神』の分..........」
キモオタ「そして次の一撃が..........」グググ........
鬼熊「ひぃ"ぃ"ぃ"ぃ".........!!!!」ポロ ポロ
キモオタ「 お 前 に 殺 さ れ た 殺 せ ん せ ー の 無 念 ! ! ! ! そ し て お 前 に 恩 師 を 殺 さ れ た 拙 者 ら 生 徒 全 員 の 憤 怒 の 一 撃 だ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 」
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
鬼熊「ぐはぁ"...........!!!!」バァンッッッッ!!!!
キモオタ「ゼェ-.......ゼェ-........!!」フラ....フラ......
生徒たち「................!!!!」
生徒たち「「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!鬼熊を倒したぞぉぉぉぉぉぉぉぉッッッッ!!!!」」ワッ!!!!
キモオタ「あ..........」フラッ......
磯貝「キモオタ!!!!」ガシッ!!
前原「しっかりしろ!!キモオタ!!」
倉橋「オタりん........」ギュッ......
矢田「キモオタくん.........キモオタくん.........」グスッ.....
鬼熊「うッ.........」ピク......ピク........
全員「!!!!」ビクッ!!
鬼熊「う..........ぐ............ぐごぉ........ぐぎぎぃ.............!!!!」ピク ピク ピク.......
鬼熊「ぐぎゃ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッッッッッッッ!!!!」ドシャァ!!!!ビチャビチャビチャ!!!!
女子生徒たち「キャアアアッッッッ!!!!」
男子生徒たち「うわっ..........!!!!」
烏間「目鼻口から大量の出血.........こいつの体はもう限界を迎えている..........恐らくあと数分もすれば体全体が毒に蝕まれてこいつは死に至るだろう.........」
鬼熊「ぞん"な"...........助げで...........助げでぇ".............!!!!」ビチャ ビチャ
烏間「今まで何人の人々がそんな風に助けを求めながらお前に殺されていったんだろうな...........もう手遅れだ、今まで散々 人を殺してきた事を後悔しながら、殺してきた人々の苦しみを味わいながら死ぬが良いさ.........」
鬼熊「い"や"だ.........い"や"だ.........痛い"よ"ぅ".........寒い"よ"ぅ"..........助げでぇ"...........」ビチャ ビチャ
キモオタ「.................」
磯貝「.......これで終わったな........」ポンッ
キモオタ「まだだ...........」ボソ.....
磯貝「え............!?」
全員「................!!」
チャキン...........
全員「 ! ! ! ! 」
折りたたみナイフ...........!!!!
キモオタ「まだ終わってない.........あいつをこの手で殺すまで..........終わらない..........だから.........終わらせに行くんだ...........」ユラ..........
全員「.............!!!!」
キモオタ「ナイフ.........持ってきておいて正解だった............クロの正体がこいつだったって事はわかっていたから.............今日を逃したらもうこいつを殺すチャンスは二度と来ないと思ってたから...........」フラ.....フラ......
全員「................!!!!」
キモオタ「本当はさっき..........後ろからこいつを殴り倒した時に.........ナイフを使えばよかったけど..........それじゃあ倉橋殿がこいつの汚い返り血を浴びてしまう............」フラ........フラ..........
キモオタ「でも...........ようやく...........こいつを殺す時が来たんだ...........10年分の恨みを..........晴らす時が来たんだ.............」フラ........フラ..........
磯貝「待てキモオタ!!!!馬鹿な事はやめろ!!!!」ガシッッッッ!!!!
前原「お前がこいつを殺したって殺された人が帰って来るわけじゃねぇんだぞ!!!!」ガシッッッッ!!!!
キモオタ「離してくれ.........じゃないとこいつを殺せない...........」グググッ.........
磯貝「離さない!!!!絶対に離さないぞッッッッ!!!!」
前原「頭冷やせよキモオタァッッッッ!!!!」
キモオタ「 邪 魔 を す る な ァ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」グンッッッッ!!!!
磯貝 前原「「うわッッ!!!!」」ドタッッッッ!!!!ドタッッッッ!!!!
全員「!!!!」
渚「磯貝君!!!!前原君!!!!」
杉野「やめろキモオタッッッッ!!!!」ダッッッッ!!!!
キモオタ「来るなァッッッッ!!!!」ブンブンッッッッ!!!!
杉野「うわッッッッ!!!!」
生徒たち「キモオタ...........!!!!」
キモオタ「お願いだから.........お願いだから拙者に構わないでくれよ..........拙者の家族を殺して..............拙者の大切なものを全部奪っていったこいつをようやく殺せるチャンスが来たんだ............お願いだからこいつを殺させてくれよぉ..............」ポロ....ポロ.......
全員「................」
渚「.............殺せんせーに向ける殺意とは違う、抱いちゃいけない殺意を抱いて..
........殺せんせー以外の人間を殺す..........いくらその男が人間以下のケダモノだとしても...........今 キモオタ君がやろうとしている事が僕には正しいとは思えないよ............それが本当にキモオタ君がやりたかった事なの...........?」
キモオタ「................」
竹林「それに、キモオタ君が手を下さなくても、どの道その男は後数分もしない内に体全体に毒が回って死ぬ.........もっと冷静になって考えるんだ、キモオタ君........」
岡島「そうだよ!!!!こんな奴、お前が手を汚してまで殺す価値なんてないんだよ!!!!目ェ覚ませよキモオタァッッッッ!!!!」
キモオタ「.................」
矢田「お願い!!もうこんな事やめて!!!!そんな顔したキモオタくんなんて私見たくないよぉ!!!!」ポロ ポロ
倉橋「お願いだよオタりん!!いつもの優しいオタりんに戻ってぇ!!!!」ポロ ポロ
キモオタ「..................!!」ズキッ......
茅野「ダメ........ダメだよ........キモオタくん............」ググッ......
生徒たち「茅野............!!」
茅野「キモオタくん...........私が殺せんせーを復讐心だけで殺そうとしていた時...........私に言ってくれた言葉...........覚えてる........?」
キモオタ「...............」
『........自分の大切なものを奪った仇を討つためだけに自分を壊す事など、拙者はそれが何よりも悲しいことだと思う.........』
キモオタ「.................!!」
茅野「復讐のためだけに..........自分を壊してはいけないって............あの時そう私に教えてくれたのはキモオタくんでしょ..........?」
キモオタ「................!!」ズキッ.......
茅野「もうやめてよ..............そんな奴のために...........自分を壊そうとするなんて............ダメ...........絶対にダメだよぉ............」ポロ ポロ......
キモオタ「.............さい.........」ズキンッ.........
全員「............!!!!」
キモオタ「う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!う"る"ざい"う"る"ざい"う"る"ざぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"い"!!!!どい"づも"ごい"づも"勝手な"事を"ゴヂャ"ゴヂャ"ぬ"がずな"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!」ズキン!!!!ズキン!!!!ズキン!!!!
キモオタ「ゲホッッッッ!!!!ゴホッッッッ!!!!」ビチャビチャ!!
生徒たち「「キモオタッッッッ!!!!」」
矢田「キモオタくん!!もうそれ以上叫んだりしないで!!!!」ポロ ポロ
キモオタ「本当に殺そうとした事も...........殺した事もないくせに.........茅野殿と矢田殿以外...........大切な人を殺された事がないくせに...........拙者の何がわかるんだ...........」ゼェ-.........ゼェ-...........
生徒たち「................!!」
まるで、キモオタ君じゃない別の誰かを見ているようだった.........
今ここには、いつものように優しいキモオタ君の姿はどこにも見当たらない.............
キモオタ「こいつだけは...........こいつだけは許す事ができない...........こいつだけはこの手で殺してやるんだ..........」チャキン..........
鬼熊「ひぃ"ぃ"ぃ"ッッッッ!!!!」
生徒たち「「やめろォッッッッ!!!!」」
烏間「...............!!!!」
ダメだ...........復讐の鬼と化した今のキモオタ君には、最早 我々の声など聞こえはしない.............
『殺す』事の本当の重みを知らない我々の言葉など届きはしない..........
キモオタ「これで終わりだ.........何もかも............」チャキッ.......
鬼熊「ひぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ッッッッ!!!!」ポロ ポロ
生徒たち「「やめろォ キモオタ!!!!やめてくれぇッッッッ!!!!」」
キモオタ「............やっぱり........おばあちゃんやお父さんやお母さんがいない世の中なんて生きていても............辛いだけだよ...........」
全員「................!?」
カルマ「............なに..........言ってんの...........?」
キモオタ「こいつを殺して...........仇を討った後で...........拙者も死のう............おばあちゃんたちに会いに行くんだ...........ヒヒヒwww」ポロ ポロ.......
全員「 ! ! ! ! 」
キモオタ「ごめんおばあちゃん...........約束守れなかったよ............でもすぐに会いに行くからね............おばあちゃんたちを殺したこの男を殺した後で...........すぐにそっちに行くからね.............」ポロ ポロ......
生徒たち「「やめろォォォォォォォォォォォォッッッッ!!!!」」
寺坂「バカな事言ってんじゃねぇよ!!!!」
倉橋「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」ポロ ポロ
矢田「ダメェェェェェェェェェェェェ!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「う"わ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!ごめ"ん"な"ざい"!!!!ごめ"ん"な"ざい"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!!許じでぐだざい"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!!ひぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!!」ポロ ポロ
キモオタ「こいつだけは............」ポロ ポロ...........
キモオタ「 こ い つ だ け は ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」グワァッッッッ!!!!
バシィンッッッッ!!!!
生徒たち「..............!!!!」
烏間「................!!!!」
キモオタ「.................!!」ヒリヒリ.....
ビッチ「................」ハァ.....ハァ......
生徒たち「ビッチ先生...........!!」
キモオタ「な...........いきなり何すん..........!!!!」
バチィンッッッッ!!!!
全員「!!!!」
キモオタ「...............!!」フラッ.......
ビッチ「................」ハァ.......ハァ.........
ビッチ「 ア ン タ は バ カ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 本 物 の 大 バ カ よ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !」
生徒たち「..............!!」
ビッチ「アンタ自分が何しようとしたかわかってるの..........?アンタは今、沢山の人の心に永遠に治らない傷をつくろうとしたのよ..........」
キモオタ「................」
ビッチ「もしアンタが死んでしまったら 誰が悲しむか考えなかったの..........?殺されたアンタの家族はもちろん、あのタコだって悲しむし、私もカラスマも、この子たちもみんなみんな悲しむ.........アンタにとっては家族や友達の気持ちよりも仇を討って死ぬ事の方が大事なの...........?」
キモオタ「..................!!」
ビッチ「..........アンタのおばあちゃんがアンタに最後に残していった言葉は何だったの?」
『生きて』
キモオタ「................!!」ポロ ポロ.......
ビッチ「約束したんでしょ........?『どんなに辛い時も諦めないで必ず夢を叶える』って.............」
キモオタ「グズッ........ヒグッ.........」コクンッ.......
ビッチ「だったら..........どんなに殺したいほど憎い相手がいても.........どんなに死んでしまった人に会いたくても..........生きて、夢を叶えなさい..........アンタのその手は夢を叶えるための手...........だから.............そんな外道を殺して汚してしまうなんてやっちゃいけない事なの............死んで夢を断ち切るなんてもっともっとやっちゃいけない事なのよぉ.............バカァ.........ほんッッッッとにアンタはバカなんだからぁ..........」ポロ ポロ........
キモオタ「う........うぅ.........」カラァンッ..........
矢田「大好きなヒーローが人を殺して自殺したなんて知ったら..........あの子きっと悲しむよ...........お願い...........キモオタくんはあの子にとってずっと憧れのヒーローのままでいてあげて...........」ポロ ポロ.......
キモオタ「あぁぁ..............」ポロ ポロ.......
倉橋「殺す.........なんて.........言ったらダメ...........死ぬ..........なんて言ったらダメェ..............」ポロ ポロ.........
キモオタ「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ".........!!」ポロ ポロ
ガクッ...........
キモオタ「お"ぉ"ぉ".........ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"...........」ポロ ポロ.........
矢田「キモオタくん.........」ギュッ......
倉橋「オタりん............」ギュッ......
速水「キモオタ...........辛いだろうね...........」
原「うん..........ずっと恨み続けてきた家族の仇を殺すのを諦めるなんて..........やるせないだろうね..........」
カルマ「殺させてやった方が.........キモオタ君は幸せだったのかな...........?」
烏間「いや..........例えキモオタ君が奴を殺した後で、生き続けたとしても.........きっとキモオタ君はこれから先 ずっと『殺し』の重みに苦しみ続けるはずだ...........イリーナが『殺し』の重みが見せる悪夢に苦しまないために『殺し』を日常にする暗殺の道を選んだように.........どんな悪人だろうが、親の仇だろうが、人殺しの先に待ち受けているのは真っ暗な闇..........終わる事のない闇だ.........それだけは.......俺にもわかる..........」
烏間「もう、イリーナもキモオタ君も、これ以上 自分の手を血で染めてはならないんだ..........もう、あの二人をいつまでも闇の中で歩かせるわけにはいかないんだ............」
生徒たち「...............」
倉橋「オタりん.........皆の所に帰ろ?」
矢田「私たちの肩に掴まって」
キモオタ「うん.........ありがとう...........」スッ......
不破「これで本当に全部終わったんだね...........」
片岡「うん........これだけ大事になっちゃったから、私たちじゃどうしようもできない、後は大人の人達に任せよう.........」
烏間「ああ、早速 今から今回の件の事後処理の仕事がある.......君たちは鶴田と園川の保護の元 しばらくは避難所の本校舎体育館で待機だ、その間に我々は建物爆発による損害見積もりや負傷者の救..................」
烏間「.............!!!!」
生徒たち「................!?」
岡野「どうしたんですか、烏間先生......
....?」
烏間「 危 な い キ モ オ タ 君 ! ! ! !後 ろ だ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」
ガ シ ィ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
キモオタ「ぐあ"ッッッッ!!!!」ドシャァッッッッ!!!!
矢田 倉橋「キャァァァァァァァァッッッッ!!!!」
生徒たち「「キモオタァッッッッ!!!!」」
鬼熊「グヒョヒョヒョヒョヒョアヘェェェェェwwwwwざっぎ俺を"殺じでり"ゃ"ごん"な"事に"な"ら"ずに"済ん"だの"に"バガバガバガバガブワ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ガwwwオ"ッボッボッボッボッボッボwww」ギュゥゥゥゥゥ.....!!
キモオタ「ぐっ...........がぁ".........!!!!」ググググ.......
杉野「鬼熊!!!!どういう事だよ!!!!あいつは毒が回っていて立てるはずなんてないのにどうして立っているんだ!!!!」
菅谷「なんかあいつ様子がおかしくねぇか!!??目が完全に逝っちまってる....
......!!!!」
烏間「まさか........奴はキモオタ君を殺すという執念だけで動いているのか........!!!!」
前原「そんなバカな事が.........!!!!」
鬼熊「デメ"ェ"ざっぎごの"ボグち"ゃ"ん"に"何じよ"う"どじでぐれ"だん"でぢゅ"が?」ギュゥゥゥゥゥゥゥ........!!
キモオタ「ぐぁ"...........が.............!!」グググググ..........
鬼熊「何じよ"う"どじでぐれ"だん"でぢゅ"が?っで聞い"どる"ん"じゃ"ボゲェ"ェ"ェ"ェ"ェ"ェ"ェ"ェ"ッッッッ!!!!」ギュゥゥゥゥゥゥゥ......!!!!
キモオタ「ぐぇ"ぇ".........ガハァ"ッ........
..!!!!」グググググ......
鬼熊「あ"、ぞっが!ごの"ナ"イ"ブでボグぢゃ"ま"を"殺ぞう"どじだん"だっだ!」ピタッ
キモオタ「ゲホッ!!ゲホッ!!」
鬼熊「悪い"子に"ばお"仕置だじょ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ッッッッ!!!!」ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ.......!!!!
キモオタ「ぐあ"......あ"ぁ"ぁ".........!!!!」ググググ......
生徒たち「「キモオタァッッッッ!!!!」」
倉橋「やめて!!やめてよぉ!!オタりんを離して!!!!」ポカポカ!!
矢田「キモオタくんから離れてよ!!!!離れてってば!!!!」グイ!!グイ!!
ビッチ「くっ!!こいつ!!もう死にかけのくせになんて馬鹿力なの!!!!」ググッ.......!!
鬼熊「んー..............」
鬼熊「邪魔な"ん"でずげどぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"!!!!」ドンッッッッ!!!!
矢田 倉橋「キャアッッッッ!!!!」ドサドサッッッッ!!!!
ビッチ「うっ..........!!」ドサァッッッッ!!!!
生徒たち「「矢田!!!!倉橋!!!!ビッチ先生!!!!」」
鬼熊「ざぁ"で........ざっざどごの"デブを"殺ずどずる"がぁ"wwwww」ギュゥゥゥゥゥゥ.........
キモオタ「ぐっ........ごぁ".........!!」グググ........
鬼熊「グーヂョギパーで♪グーヂョギパーで♪何作ろ"ー♪何作ろ"ー♪」
全員「................!!!!」
鬼熊「右手に"ばナ"イ"ブで♪」チャキン!!
鬼熊「左手に"ば首で♪」ギュゥゥゥゥゥゥ.......
キモオタ「ぐぁ"............!!!!」ググググ.......
鬼熊「目刺じー♪目刺じー♪」ニヤァァァァ.......
全員「 ! ! ! ! 」
鬼熊「左目だげじゃ"済ま"ざね"ぇ"..........右目も"潰じで.........な"ーん"も"見え"な"ぐじでや"る"よ"ぉ"..........ゲヒャヒャヒャァァァァwwwww」ギュゥゥゥゥ........!!
キモオタ「ぐっ..........ぐぉ"ぁ"........!!!!」グググ........
鬼熊「ん"でぞの"後ばぁ"wwwwガボヂャ"み"だい"な"感じでナ"イ"ブで頭皮捲っで頭蓋骨がぢ割っで脳み"ぞズドロ"ーでジュ"ル"ジュル"啜っでや"る"ん"だぁ"wwwwwwwwハァァァァァァァヒェヘヘヘヘヘヘヘヘへwwwwwwwwwグヒャヒャヒャオェェェイwwwwww」チャキン!!
生徒たち「...............!!!!」ゾッ......
烏間「や.........やめろォッッッッ!!!!」
ビッチ「お願いやめて!!!!やめてぇぇぇッッッッ!!!!」ポロ ポロ......
鬼熊「ゲヒヒヒヒヒ.......ごれ"でお"前ば死ぬ"..........悪人殺じだオ"デが正義..........オ"デが一番がっごい"い"ん"だじょ"ん"...........」チャキン.........
キモオタ「ぐあ"ぁ"ぁ"ぁ"..........!!!!」ググググ...........
生徒たち「「やめろッッッッ!!!!やめろォォォォォォォォッッッッ!!!!」」ポロ ポロ
鬼熊「バイ"バーイ"wwwww」グワァッッッッ!!!!
矢田「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ポロ ポロ
倉橋「誰かオタりんを助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」ポロ ポロ
ガ シ ィ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
生徒たち「...................!!!!」ポロ ポロ......
烏間「...............!!!!」
ビッチ「..................!!!!」
キモオタ「.................!!!!」ハァ.......ハァ.......!!
「私ハ...........私ノ生徒タチヲ..........守ル」ゼェ-.........ゼェ-.........
殺せんせー「ゼェ-........ゼェ-..........」ドロ........
鬼熊「ぐぅ"...............!!」ギリリ......!!
生徒たち「「 殺 ぜ ん" ぜ ぇ" ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」」ポロ ポロ......
烏間「生きていたのか..........!!」
ビッチ「遅すぎるのよ........アンタはぁ..........」グスッ........ヒグッ.........
鬼熊「ゆ"................!!!!」
鬼熊「夢だァ"ッッッッ!!!!ごれ"ば悪い"夢な"ん"だ!!!!ぞう"に"違い"な"い"ッッッッ!!!!あ"の"爆発を"受げで生ぎでる"な"ど有り"得る"ばずがない"!!!!ご都合主義だァ"ッッッッ!!!!主人公補正だァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ッッッッ!!!!」
キモオタ「殺.........せん........せぇ..........」ググッ........
殺せんせー「モウ.........コレ以上.........私ノ生徒ニ..........手出シハサセナイ...........キモオタクン............苦シカッタデショウ...........?辛カッタデショウ.............?デモ............イリーナ先生ノ言ウ通リ...........君ノソノ手ハ...........夢ヲ叶エルタメノ手...........ダカラ............ソノ手ヲコンナ男ノ汚イ血デ汚シテハイケマセン............」ドロ...........
キモオタ「...............!!」ゼェ-......ゼェ-.........
殺せんせー「ダカラ..........」ギュゥゥゥゥゥゥ...........!!!!
鬼熊「ぎゃ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!痛い"ッッッッ!!!!痛い"よ"ォ"ォ"ォ"ォ"ッッッッ!!!!千切れ"る"よ"ォ"ォ"ォ"ォ"ッッッッ!!!!ごめ"ん"な"ざい"!!!!ごめ"ん"な"ざい"!!!!ヒィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"!!!!」ギリギリ........!!!!
殺せんせー「ダカラ.........コノ男ハキモオタクンニ代ワッテ............私ガ殺ス...........!!」ビキッ.........ビキビキメキ.............!!!!
鬼熊「ひぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!!許じで!!!!許じでぐだざい"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ッッッッ!!!!も"う"じま"ぜぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ん"!!!!助げでぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ッッッッ!!!!」ポロ ポロ
殺せんせー「黙レ..............」グパァッ..........!!!!
鬼熊「...............!!!!」
鬼熊「 ぎ ゃ" あ" ぁ" ぁ" あ" あ" あ" あ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" あ" あ" あ" あ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" あ" ぁ" あ" あ" あ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" あ" ! ! ! ! ! ! 」
バリッッ!!バリボリッッ!!グチャグチャッッ!!バキッッ!!ボキボキッッ!!ゴリゴリッッ!!ブチィッッ!!グチュグチュッッ!!
全員「................!!!!」
殺せんせー「コレデ...........モウ君タチヲ苦シメル者ハイナクナリマシタ...........」ドロ............
渚「..................」
殺せんせー..........こんなにドロドロに溶けてまで...........僕らを助けに来てくれたんだ..............
殺せんせー「ウッッ.........!!ゲホッッッッ!!!!ゲホッッッッ!!!!」ビチャビチャッ!!!!
生徒たち「「殺せんせーッッッッ!!!!」」
殺せんせー「本当ハ............モット........君達ト一緒ニイタカッタ.............デモ.........モウ時間ガアリマセン...............黒騎士ノ爆発デ............私ハ対先生弾ヲ..........浴ビスギタノデス.............モウスグデ私ノ肉体ハ............完全ニ溶ケテ蒸発シ..........コノ世カラ消エテナクナルデショウ............」ゼェ-.......ゼェ-........
生徒たち「そんな............いやだよ!!殺せんせぇ!!!!」ポロ ポロ.......
殺せんせー「私ハ..........政府ヤ.........アノヨウナ男ノ手ニカカッテ...........死ニタクナイ............」ゼェ-.......ゼェ-.........
殺せんせー「ダカラ..........ソウナッテシマウ前ニ...........私ガアノ男ノ手ニヨッテ死ンデシマウ前ニ............君達ニ..........私ノ最後ノワガママヲ聞イテ欲シイノデス...........」
生徒たち「..................?」グズッ.....ヒグッ.......
「君タチノ手デ.........先生ヲ殺シナサイ..............」
生徒たち「.................!!」
烏間「..............」
ビッチ「...............」
僕らはこの一年間 この暗殺教室で、『暗殺者』として生きてきた..........
でも『暗殺者』といっても、僕らは今まで誰も殺した事はない
何故なら僕らのターゲットは担任の先生1人だけ
マッハ20で動く担任の先生一人だけが僕らのターゲットだったから
正直なところ、マッハ20で動く先生なんて常人である僕らには殺せるはずもなく、今までずっと僕らはたった一人のターゲットを殺す事ができないでいた
今まで僕らがどんな暗殺を仕掛けようとも、ターゲットは僕らの行動を先読みし、持ち前のスピードで回避してきた
殺せない先生
だから『殺せんせー』
僕らはこの一年間ずっとターゲットの事をそう呼んできた
.............殺せんせーを殺せない日々が続く中で、誰も口にはしないで、目を背けていたけど、本当は皆 薄々気づいている事があった
それは、殺せんせーと過ごすうちに、こんなにいい先生である殺せんせーを殺したくなくなってきてしまい、誰一人として殺せんせーを『本気』で殺そうとはしていなかった事
そして、全員が殺せんせーを本気で殺す『フリ』をしていた事だった
『暗殺は絆』
『殺す事が先生への恩返し』
『恩師を殺す覚悟はできている』
僕らは口裏を合わせたかのように、今までずっとそんな言葉を吐き出して、わかったようなフリをしてきた
でも、本当は..........
『マッハ20で動く先生なんてどうせ自分たちに殺す事はできない』
『殺せんせーの事だから、また予想外の方法で暗殺をかわされる』
心の奥底ではそんな事を考えながら、殺せんせーの強さに甘えながら『暗殺』の真似事を繰り返していた
本当は僕らに『覚悟』なんてこれっぽっちもなかった事
それに気づいてしまうのが怖くて、僕らは殺せんせーを本気で殺す覚悟ができているように振る舞い 自分を安心させていた
生徒たち「..................」
殺せんせー「ゼェ-.......ゼェ-........」ドロォ.......
殺せんせー...........僕らがあなたを殺せなかった理由は ナイフが届かなかったから、銃弾が当たらなかったから、スピードを捕らえられなかったからだけじゃないんだよ..........
楽しくて幸せな毎日が終わってしまうのが怖かったから僕らはあなたを殺せないでいたんだよ..............
僕らが何かの拍子で殺せんせーを殺してしまう事がない限り、終わりが来る事はないと思っていた...........
沖縄の島で 僕らの暗殺を回避したみたいに
イトナ君や茅野の暗殺を回避したみたいに
『死神』の暗殺を回避したみたいに
政府の暗殺だっていつものように回避してくれると思っていた
爆発のタイムリミットを過ぎたとしても、いつものようになんとかして回避してくれると思っていた
僕らの中学校生活が終わっても殺せんせーの命に終わりなんてきっと来ない、そう思っていた
なのに............
生徒たち「..................!!」ポロ ポロ..........
終わりがすぐそこまで来ている事を理解した瞬間、涙が止まらなくなった
まだ終わらせたくない.........
殺せんせーを殺したくない
生徒たち「..................」ポロ ポロ........
殺せんせー「全員..........銃ハ持ッテイルハズデス...........早ク引キ金ヲ.........引クノデス..........コレガ君達ニトッテ最後ノ...........」ドロ.......ドロ.........
「 い や だ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !」
烏間「..............!!」
ビッチ「................!!」
渚「ハァ-..........ハァ-..........」ポロ ポロ......
殺せんせー「渚クン...........」ドロ......ビチャ.........
渚「だって.........だって...........僕らが引き金を引いてしまったら殺せんせーは死んでしまう!!!!死んでしまったらもう助ける事もできなくなってしまうよ!!!!」ポロ ポロ
殺せんせー「................」ドロォ..........
渚「いやだよ..........殺せんせーが死ぬのが早まるなんて...........いやだよ............1秒でもいいから...........少しでも長く........殺せんせーと一緒にいたいんだよ..........」ポロ ポロ.........
生徒たち「グズッ.......グズッ.......」ポロ ポロ.........
殺せんせー「................」ボト......ボト.......
ビッチ「................」
烏間「...............」
こんな時だからこそ.........教師として.......生徒たちに言葉をかけなければならないはずなのに彼らにかける言葉が見つからない............
ただただ、この状況を見ている事しかできない.............
俺は.........彼らに何もしてやれない.........
こうしている間にも奴の体はどんどん壊れていく............
いくら彼らが助けたい、一緒にいたいと願っても 奴はもう............
ポン........ポン..........
生徒たち「...............!」
泣いてばかりいる僕らの頭を..........殺せんせーの壊れかけの触手が優しく撫でた..........
殺せんせー「私ハ..........コノ手ト.......自分ニ残サレタ時間ヲ使ッテ...........君達ヲ守リ..........救イ........導クト.........雪村先生ニ誓イマシタ............」ナデナデ.......
生徒たち「..............」ポロ ポロ........
殺せんせー「ダカラ私ハ.........雪村先生トノ約束ヲ守ルタメニ...........自分ノ持テル全テノ力ヲ出シ切リ.........君達ノ成長ノ事ダケヲ考エテ..........教エテキマシタ.............」ドロ.......ドロォ........
生徒たち「................」ポロ ポロ.....
殺せんせー「ソンナ私ノ教エニ君達ハ頑張ッテ付イテ来テクレテ...........ココマデ立派ニ成長シテクレマシタ.............コレデ私ハ.............雪村先生トノ約束ヲ果タス事ガデキマシタ...........」ボト.......ベチャ......
殺せんせー「ダカラ.........約束ヲ果タス事ガデキタ今..........役目ヲ終エタ今.........私ニ残サレタノハ『死』ノミトナリマシタ.............」ビチョ......ベチョ........
生徒たち「................!!」ポロ ポロ......
渚「グズッ..........ヒグッ...........」ポロ ポロ......
なんで..........
なんでそんな事言うの?殺せんせー.........
殺せんせー「前ニモ言ッタヨウニ.........コノ絆ハ..........殺ス事デノミ.........修了デキマス..........」ボト........ボト..........
殺せんせー「デスガ............私ハ今........鬼熊 剛蔵ノツクリダシタモノニヨッテ..........『死』ヲ迎エヨウトシテイマス........」ゴポッ.........ゴポッ.........
殺せんせー「モシ........コノママ死ンデシマエバ..........我々ノ『絆』ハ修了スル事ナク............永遠ニ途切レテシマウ..........」ビチャ..........ボチョ.........
殺せんせー「ダカラ...........最後ハ.........君達ニ殺シテ欲シイノデス..........」ゴポッ........ガパッ........
生徒たち「.............!!」ポロ ポロ
殺せんせー「モウ時間ガアリマセン........ゴポッ........早ク引キ金ヲ...........」ドロ.......ドロ..........
寺坂「 う る せ ぇ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」
殺せんせー「..............!!」ビチャ.....ボト......
寺坂「何で弱音ばっか吐いてやがんだよ..........いつもみたいに自信満々で誰かに殺されるなんて微塵も感じさせねぇテメーはどこ行ったんだよ!!!!諦めてんじゃねぇよッッッッ!!!!」ポロ ポロ
殺せんせー「...............」ビチャ.......ビチャ........
岡野「そうだよ!!!!諦めないで!!!!溶けてもまた再生できるんでしょ!!??まだ死ぬって決まったわけじゃないんでしょ!!??」ポロ ポロ
奥田「また皆で助かる方法を考えましょう!!!!諦めなければきっと方法は.............!!」ポロ ポロ
殺せんせー「ヌルフフフフ.............」ビチョ........ビチョ........
生徒たち「.................?」ポロ ポロ.......
殺せんせー「嬉シイデスネェ...........私ノタメニ.........コンナニモ涙ヲ流シテ........泣イテクレル.........君達トイウ存在ガアル事ガ........モシ君達ニ出会ワナケレバ..........私ノタメニ涙ヲ流シテクレル人ナド........キットイナカッタ事デショウ..........本当ニ嬉シイ事デス...........」ドロ.......グチャ.......
生徒たち「...............」
殺せんせー「デモネ..........ココマデ細胞ガ壊レテシマッテハ........モウ再生スル事モデキナイシ........助カル術モアリマセン.........イクラ抗ッテモ.........モウスグ私ニ訪レル『死』ヲ避ケル事ガデキナイノハ..........私自身ヨクワカッテイルシ........本当ハ君達モワカッテイルハズデス..........」グチャ......グチャァッ........
生徒たち「グズッ......ヒグッ........」ポロ ポロ.....
殺せんせー「私ノタメニ涙ヲ流シテクレル事ハ本当ニ嬉シイ事デス............」ボチョ.......ボチョ.........
殺せんせー「デモネ...........死ニ際ニ..........君達ガイツマデモ私ノ事デ悲シンデイルノヲ見ル事ハ........私ニトッテハ..........自殺ヨリモ...........政府ニ殺サレル事ヨリモ.........何ヨリモ一番辛イ死ニ方ナノデス.............」ビチャ.......ボト.......
生徒たち「.................!!」ポロ ポロ.......
殺せんせー「ダカラ........最後ハ成長シタ君達ニ殺サレ........君達ノ成長ヲ噛ミ締メナガラ死ニタイノデス...........私ヲ殺ス事デ.............涙ヲ流シナガラモ..........一歩前ニ進ム君達ノ姿ヲ見ナガラ死ンデイキタイノデス.............」グチャ.......ボト........
殺せんせー「コレガ...........私カラ.........君達ヘノ最後ノワガママデス..........私ハ...........君達ニ.........暗殺教室ダケデハナク............私カラモ卒業シテ............一人ノ人間トシテ...........此処カラ巣立ッテイク姿ヲ..........見届ケタイノデス...............」ボチョ.......ボチョ.......
生徒たち「................!!」ポロ ポロ.......
殺せんせー「ゲホッッッッ!!!!ゲホッッッッ!!!!」ビチャビチャッ!!!!
生徒たち「「 殺 せ ん せ ぇ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !」」ポロ ポロ
殺せんせー「サァ........ゴポッ.......モウ時間ガナイ...........ガポッ........早ク..........早ク引キ金ヲ引キナサイ...........」ドクドク.......
殺せんせー「私ノ体ガ..........ボゴッ........コノ世カラ消エテシマウ前ニ........グポッ........コノ『絆』ヲ..........修了スルノデス............」ドプ.....ドプ..........
生徒たち「................!!」ポロ ポロ......
烏間「...............」
ビッチ「................」
生徒たち「う...........うぅ..........」ポロ ポロ..........
ガチャ.........ガチャ ガチャ...........
生徒たち「ぐ.........うぐぅ...........」ポロ ポロ........
烏間「................」
ビッチ「................」ポロ ポロ......
生徒たち「う........グズッ.......うぅ.......ヒグッ..........」ガクガク.......
烏間「...............」
今まで..........彼らが日常的に奴に笑顔で銃口を向けていた事が...........まるで嘘のようだ...........
今..........奴に銃口を向けているその手は震え、汗が滲み............目からは涙が溢れている............
なんて..........なんて悲しい表情なんだ...........
これが..........殺すと言う事なのか..........
俺は...........彼らに..........これだけの重荷を背負わせていたのか............
ビッチ「カラスマ..........」ポロ ポロ.......
烏間「知らなかった.............俺は............何も知らなかった.............」
カシャン...........
全員「................!!」
殺せんせー「...............」ドプ.....ドプ.........
渚「やっぱり.............できない..........僕には............できないよぉ.........」ポロ ポロ.......
生徒たち「渚.............」ポロ ポロ.......
渚「う......グズッ........うぅ.......ヒグッ.......」ポロ ポロ......
わかってた..........いつかは絶対に殺せんせーを殺さなきゃいけない日が来るって事.........わかってたはずなのに.........
怖い........
怖くて銃を持つ事すらできない.........涙が止まらない..........
ごめんなさい.........殺せんせー.........
僕は1年前から何も成長してなかった.........
僕は弱虫で臆病者で.........恩師の願いを叶える覚悟もできない弱い生徒です............
ごめんなさい..........ごめんなさい...........
ギュッ........
渚「茅野.........!」ポロ ポロ.....
茅野「渚.........ひとりじゃないから.........いつだってこの手は.........ひとりじゃないからね...........」スッ........
カルマ「皆.........ここにいるよ」スッ......
渚「カルマ ........!」ポロ ポロ.....
キモオタ「一年間........同じ時と場所で過ごした仲間が.........ここにいる.........」スッ........
渚「キモオタくん........!」ポロ ポロ......
生徒たち「渚...............」コクンッ....
渚「みんな............!!」ポロ ポロ.......
ーーーー3月13日...........
渚「う.........グズッ.......うぅ.......ヒグッ..........」スッ........
ガチャ.........ガチャ ガチャッ.........
生徒たち「グズッ.......グズッ......」ポロ ポロ.....
渚「グズッ......ヒグッ........」ポロ ポロ.......
烏間「...............!!」
ビッチ「................!!」ポロ ポロ
ーーーー1年間 共に歩んで来たこの場所で.........
殺せんせー「...............」ニコッ.......
パ ン パ ン パ ァ ン ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
生徒たち「..................!!」ポロ ポロ.....
殺せんせー「.................!!」ビチャッ......!!
パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ ン ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
僕らは、泣きながら殺せんせーを撃った
一人一人が、まるで別れを告げるかのように、花を添えるかのように殺せんせーを撃った
ー ー ー ー ー ー
ー ー ー ー ー
ー ー ー ー
ー ー ー
ー ー
ー
殺せんせー「」シュゥゥゥゥゥゥ.........
生徒たち「グズッ........ヒグッ........」ポロ ポロ.........
渚「...............」
殺せんせーの遺体が............どんどん蒸発していく............
殺せんせー「」シュゥゥゥゥゥゥ........
生徒たち「グズッ.......ヒグッ.........」ポロ ポロ........
........僕らがいつまでも別れを惜しんで泣いてばかりいると 殺せんせー.......きっと僕らを心配して............安心してあの世へ行けない.............
生徒たち「殺せんせぇ.........殺せんせぇ...........」ポロ ポロ.......
それに...........僕らはまだ殺せんせーに伝えてない............
『ありがとう』と...........『さよなら』を.............
伝えなきゃ...........殺せんせーが完全に消えてしまう前に............伝えなきゃ...........
渚「..................」スゥ..........
渚「あおーげばー......尊しー.......」
生徒たち「...............!」ポロ ポロ......
烏間「..............!」
ビッチ「.............!」
渚「我が師の恩ー..........」
生徒たち「グズッ.........ヒグッ.......」コクンッ......
スゥ.............
生徒たち「教えの庭にもー........はやいくとせー........」
殺せんせー「」シュゥゥゥゥゥゥ..........
『初めまして、私が月を爆った犯人です、来年には地球も爆る予定です、君達の担任になったのでどうぞよろしく』
『ここまでは来れないでしょう!!基本性能は違うんですよ!!バーカバーカ!!明日出す宿題を2倍にします』
『先生はね、君達と一緒に旅ができるのが嬉しいのです』
『だ........だって見たかったんだもん!!手ェ繋いで照れる2人とか見てニヤニヤしたいじゃないですか!!』
『全員50位以内!!!!おめでとうございます!!!!』
『この学園祭で実感してくれたでしょうか、君達がどれほど多くの.........【縁】に恵まれて来たことか』
生徒たち「思えばいととしー..........」
『君達と真剣に向き合う事は.........地球の終わりよりも重要なのです』
『先生のことは嫌いでも、暗殺のことは嫌いにならないでください』
『先生の財布の残高..........5円!!』
『殺してみなさい暗殺者と暗殺対象、それが先生と君たちを結びつけた絆のはずです』
『人に笑顔で胸を張れる暗殺をしましょう、君達全員それが出来る有能な暗殺者だ』
ポロ ポロ........
生徒たち「この"ぉ"........としつきぃ"............」グズッ........ヒグッ........
殺せんせー「」シュゥゥゥゥゥゥ........
生徒たち「今ごぞぉ".......ヒグッ.....別れ"め"ぇ"..........グズッ........」ポロ ポロ.......
ビッチ「................」ポロ ポロ......
烏間「................」グッ........
殺せんせー「」シュゥゥ............
生徒たち「い"ざ......グズッ......ざら"ばぁ".........ヒグッ.........」ポロ ポロ......
殺せんせーは...........風になって 涙が伝う僕らの頬を優しく撫でると...............そのまま空へと消えていった.............
ー ー ー ー ー
ー ー ー ー
ー ー ー
ー ー
ー
生徒たち「................」
ビッチ「.................」
烏間「................」
奴が死んでから..........もう1時間近く経つというのに生徒たちは 奴が死んだこの場所で佇んでいる.............誰もそこから動こうととはせず、ただジッとそこで佇んでいる...........
まるで、奴がまたいつものように元気に姿を現わすのを待っているかのように...........
当然だ.........自分達をどん底から救ってくれた恩師を自らの手で殺したんだ.........そんな現実を.............まだ15歳の子供達が...........ましてや、その恩師の生徒である彼らが受け入れられるはずがない.
...........
本当に..........これでよかったのだろうか..........?
生徒たち「.................」
本当に.........今のこの現状で..........生徒たちは、前に進んだと言えるのだろうか............?
生徒たち「.................」
ビッチ「...........アンタたち..........3月とはいえ、まだ冷えるわ............このままここに居続けたら風邪ひくわよ..........ホラ............早く帰ろ..........?ね........?」
中村「ビッチ先生は先帰ってて.........私らまだここにいるから...........」
ビッチ「何言ってんのよ、まさかアンタたち このままずっとここにいるつもりなの...........?」
生徒たち「................」
ビッチ「...........辛い気持ちは私にもよくわかるわ.........でもね、いつまでもここにいたらダメなの...........いくらアンタたちがここにいてもあのタコはもう..........」
岡野「もうほっといてよ!!!!」
ビッチ「..............!!」
寺坂「テメェに あのタコを殺した俺らの気持ちがわかってたまるかよ!!!!」
前原「もうこれ以上俺らに構わないでくれよ!!!!」
ビッチ「アンタたち...........」
「一体君達はいつまでそうやっていじけているつもりだい?」
全員「!!」
烏間「理事長..........!!」
理事長「黙って見ていればいつまでもメソメソとここに留まって...........ここはもう君達のいる場所ではない、早く出て行きなさい」
吉田「ンだよ!!!!いきなり出て来てなんでそんな事言われなきゃなんねーんだよ!!!!」
狭間「自分達の恩師が死んで悲しむ事の何が悪いの?」
村松「そうだよ!!!!じゃあ何か!?アンタは自分の大切な人が死んでも悲しまねぇってのかよ!!!!」
理事長「............君達は一体今まで殺せんせーから何を教わってきたんだ..........?」
生徒たち「...............?」
理事長「殺せんせーが、最後に何を願いながら死んでいったのか.........君達はわかっているかい?」
生徒たち「何を........願って..........」
理事長「..........どうやらまだわかっていないようだ.........」
理事長「ついてきなさい.........わからないのなら私が教えてあげよう.........殺せんせーが何を願って 君達に殺され、死んでいったのかを..........」ザッ.......
生徒たち「.................」ザッ........
旧校舎倉庫
理事長「...................」ザッ......
生徒たち「.................」ザッ......
磯貝「倉庫..........」
寺坂「ケッ この狭い倉庫ン中で説教でも
垂れようってか」
理事長「この倉庫の中に............君達に見て欲しい物がある.............倉庫の扉を開けて見なさい..........」
木村「..................」ガララー
生徒たち「これは................!!」
倉庫の中に入ると、そこには 僕らと殺せんせーの写真がいっぱい載せられている卒業アルバム
そして、はなまるとタコのイラストが描いてある 手作りの卒業証書が人数分用意されていた
生徒たち「.................!!」
理事長「これはね...........殺せんせーが君達のために数ヶ月程前から作っていた卒業アルバムと卒業証書............アルバムと卒業証書は全て彼の手描き...........少しだけ中身を見させてもらったが、所々 字が震えている............」
理事長「きっと君達がここを卒業する事を考えて、嬉しい気持ちと寂しい気持ちを同時に感じながらこれを作ったのだろう............」
生徒たち「殺せんせーが...............これを...........」
理事長「私は殺せんせーから この卒業アルバムと卒業証書を自分が死んでしまったら 生徒たちに渡すよう頼まれた..........だから私はここに君達を連れてきたんだよ............」
生徒たち「..................」
理事長「..........そして、この卒業アルバムと卒業証書と一緒に一通の手紙も預かっている..........」スッ..........
生徒たち「.................!」
理事長「殺せんせーが君達に宛てて書いた手紙だ..........これも、殺せんせーが死んでしまった後で読むよう頼まれた
ものだ..........この手紙に彼の君達に対する願い、そして想いが綴ってある...........」
生徒たち「.................」
理事長「じゃあ............読もうか...........」スッ.........
3年E組の生徒たちへ
この手紙を理事長から読んでもらっているという事は、私はもうここにはいないという事です
なので、この手紙を通して私の心の中にある言葉たちを君たちに伝えたいと思います
私はこの一年間、ずっと君達の先生で居続けました
私の教師生活のはじまりは 君達の前任教師である雪村先生に君達を託された時からでした
闇の中を彷徨う君達を救って欲しいという彼女の最後の言葉を受け止め、私は君達の先生になりました
それから私は君達の先生として、今までずっと君達のそばにいました
今こうしてこの手紙を書いている間も 私は君達と一緒にいられて楽しかった事や嬉しかった事を沢山思い出します
本当に君達の先生でいられてよかったと心の底から思えています
でも、君達と一緒にいればいるほど、絆が深まれば深まるほど、自分の死が近づいてくる事が怖くなってきました
本当はもっと君達と一緒にいたかった
もっと君達に色んな事を教えたかった
もっと君達の知らないような場所に連れて行ってあげたかった
でも、もうそれもできなくなる
そう考えると自分の死が怖くて怖くて堪らなくなります
でもそれは、今まで数え切れない程の人に死を与え続けてきた私への当然の報いだと思っています
私がここで爆発してしまったら、君達の未来も、この地球に住む全ての人たちの未来も終わってしまいます
なので、最後は私自身の手で、自分の命を終わらせようと思っています
本当はまだ死にたくない、君達とこれから先ずっと会えなくなってしまう事ほど私にとって悲しい事はありません
でも、それと同じように、君達が笑顔で幸せにこれからの人生を過ごす事ほど、私にとって幸せ事はないのです
だから、最後に先生から君達にお願いがあります
私が死んでもどうか悲しまないでください
どうかいつまでも笑顔でいつづけてください
辛い時は暗殺教室で過ごした日々を思い出してください
それが、私の君達への最後のお願いです
大好きな生徒たちへ
卒業おめでとう
そして、私の生徒でいてくれてありがとう
殺せんせーより
理事長が、殺せんせーの手紙を全て読み終える頃には、泣いていない生徒は誰一人としていなかった
僕らは殺せんせーの最後のお願いだけはどうしても聞き入れる事ができなかった
涙を堪えようとすればする程どんどん溢れ出てくる
生徒たち「う...........うぅ...........」グスッ........ヒグッ.........
理事長「泣きたい時は泣けばいい..........私も、殺せんせーも..........悲しい時に涙を流す事を否定している訳ではない............悲しい時に思いっきり泣いて.........悲しみを乗り越え、前に進んで行けるのならば............泣いたっていい..............」
生徒たち「..................」ポロ ポロ.......
理事長「だが、今の君達はただ殺せんせーの死を悲しむだけで、悲しみを乗り越えようとはせず、いつまでもここに留まっているだけで、一歩も前に進もうとしなかった」
生徒たち「.................!!」ポロ ポロ.......
理事長「恩師を殺した今、本当に殺せんせーの事を思っているのなら、君達がするべき事は悲しむだけ悲しんでそこに留まる事じゃない」
理事長「涙を流しながらも、殺せんせーのしかばねを越えて夢に向かって進んで行く事............それが君達が今するべき事じゃないのかい?それが君達にできる殺せんせーに対する精一杯の恩返しじゃないのかい?」
生徒たち「...................!!」ポロ ポロ......
理事長「さぁ............もうここは君達のいるべき場所ではない............」
生徒たち「................!!」ポロ ポロ......
理事長「早くここから出て行きなさい、そして夢に向かって一歩一歩進んで行きなさい」
生徒たち「..................」グスッ.....グスッ.....
そうだった............
生徒たち「..................!!」ゴシゴシ!!
泣いたって、ここに留まったって、殺せんせーはもう帰ってこないんだ...........
理事長「................」ニッ......
僕らに出来る事は、これからも 幸せに笑顔で生きていく事............
烏間「..................」
ビッチ「.................」
今日の事を胸に.............強く生きていく............それが殺せんせーの願いなら............泣くのはもうやめた...........
生徒たち「「 は い ッ ッ ッ ッ ! ! ! !」」
理事長「いい返事だ..............」ニコッ......
烏間「................」ニッ........
ビッチ「あいつら.............」
今日で僕らは、暗殺教室から...........
そして、殺せんせーから卒業する!!
理事長「では...........ここから巣立つ覚悟が決まった所で...........卒業証書授与式を始めよう.............」
生徒たち「「はいッ!!」」
理事長「...........ただし、渡すのは私じゃない............」ザッ ザッ
ポン.......
理事長「烏間先生、お願いできますか?」
烏間「........私が........ですか........?」
理事長「ええ、彼らに卒業証書と卒業アルバムを渡す役目を担うのは 私ではなく、この一年間、表向きの担任教師として、ずっと彼らを見続けてきたあなたが適役だと思うのですが」
理事長「それに、私よりも あなたに渡してもらった方が きっと彼らも喜びますから」ザッ.........
烏間「................」
生徒たち「烏間先生!」
ビッチ「カラスマ!」
烏間「...............」ニッ.......
烏間「では、これより椚ヶ丘中学校3年E組の『暗殺教室』の卒業証書授与式を行う!!なお、この卒業証書授与式は君達の本当の担任教師である『殺せんせー』に代わって副担任である俺に執り行わさせてもらう!!
出席番号と名前を呼ばれた者は大きな声で返事をして卒業証書と卒業アルバムを受け取るように!!」
生徒たち「「はいッッッッ!!!!」」
烏間「出席番号1番!!赤羽 業!!」
カルマ「はい!!」
僕らは...........他人からも期待されない、自分でも、自分の未来に期待できない と、絶望していた.........
そんな風に 言い訳して、逃げているうちに、僕らは夢を見る事を忘れていった
自分の可能性を殺していた
そんな闇の中を、右も左もわからずに彷徨っている僕らに 殺せんせーが 手を差し伸べてくれた
殺せんせーは、教えてくれた
夢を見る事の大切さを
諦める理由なんてどこにもないという事を
例え 誰にも期待されてなかったとしても
誰にも認めてもらえなかったとしても
夢を見る事は決して間違いなんかじゃない
この教室にいたからこそ、僕らは気づく事ができた
みんながいてくれたから、僕らは頑張れた
ここにいたから、僕らは強くなれた
ー ー ー ー ー
ー ー ー ー
ー ー ー
ー ー
ー
烏間「以上で男子16名!!女子13名!!計29名!!椚ヶ丘中学校3年E組の『暗殺教室』の卒業証書授与式を 終了する!!」
生徒たち「「はいッッッッ!!!!」」
烏間「君達..........」
生徒たち「...................?」
烏間「本当に..........ありがとう」
生徒たち「.................!」
生徒たち「ありがとうございました!!」ニコッ!!
僕ら全員が 卒業証書と卒業アルバムを受け取り終わる頃には、泣いている生徒は誰一人としていなかった
みんな、さっきとは違ってどこか晴れやかな表情になっていた
だからと言って薄情な訳じゃないし、寂しくない訳でもない
いつまでも僕らが悲しんでいたら、きっと殺せんせーが悲しむから
だから
僕らは笑っている
ねえ、殺せんせー
僕らは今、本当に幸せで 心の底から笑えてるよ
だから、もう僕らの事は心配しなくても大丈夫だよ
安心して、ゆっくり休んでね
磯貝「本当に終わったんだな.........暗殺教室...........」
前原「ああ.........」
磯貝「前原」
前原「?」
磯貝「これからもよろしくな」ニコッ!
前原「.............!」
前原「おう!」ニコッ!
三村「なんか、本当に濃い一年間だったよな」
木村「ああ、普通じゃできない経験がいっぱいできたよな」
菅谷「やっぱ終わっちまうと寂しいなぁ」
ビッチ「アンタたち、高校に行っても、しっかりやんなさいよ」
倉橋「うん!ビッチ先生も烏間先生とずっと仲良しでいてね〜」ニコッ!
中村「やっぱビッチ先生には烏間先生と幸せになって欲しいよね〜!」ニヤニヤ
矢田「結婚した時は 真っ先に私達に知らせてね!」ニコッ!
ビッチ「アンタたちって子は........」グスッ........
別れを惜しむ人
再開を約束する人
幸せを願う人
考え方や捉え方は人それぞれで、色んな想いが溢れてくる
この想いこそが今まで僕らがこの教室で繋いできた大切な『縁』だという事、
今 こうしてこの教室を卒業した事で それに気付く事ができた
でも............
烏間「鶴田、園川、今からキモオタ君と茅野さんを病院へ、園川は茅野さんを、俺と鶴田はキモオタ君を救急車まで運ぶぞ」
鶴田 園川「はい!!」
烏間「さあ キモオタ君、今から我々と病院へ..............」
烏間「キモオタ............君...........?」
全員「....................!!!!」
倉橋「オタりん!!!!」
矢田「キモオタくん!!!!」
今になってようやく気付いた事がある...........
理事長「.................!!」
もう一つのお別れが、近づいて来てる事に............
キモオタ「...................!!」
僕らが振り返ると、そこには 不思議そうに自分の手のひらを見つめているキモオタ君の姿があった...........
僕らが気付いた頃には、もうキモオタ君の体は向こう側の景色が見える程に.........
...透き通っていた............
少しずつ...........少しずつ............キモオタ君の体が透明に............消えていく...........
生徒たち「..............!!」
岡島「な..........なんなんだよ.........それ..........どうしたんだよ...........!!」
前原「おいキモオタ!!どうなってんだよ!!どーいう事なんだよ!!!!」
キモオタ「せ.........拙者にもよくわからない...........一体.........何が起こっているのか............」
『たかし』
キモオタ「.............!!」
全員「...................!!」
烏間「何だ.........この声は.........!!」
ポリゴン「たかし、卒業おめでとう」スゥ...........
生徒たち「!!!!」
吉田「な..........なんだ こいつ.......!!」
キモオタ「ポリゴン!!」
生徒たち「ポリゴン..........!?」
キモオタ「あ............そういえば.........みんなにはポリゴンの事を.........話してなかったでござるかな............ホラ..........拙者をこの世界に飛ばした者の.........声の持ち主の正体でござるよ............」
生徒たち「あ............!!」
倉橋「じゃあこの子が............!!」
不破「キモオタ君をこの世界に飛ばした..........!!」
ポリゴン「暗殺教室世界の皆さん、初めまして、私が大石 貴志をこの世界に飛ばしたポリゴンだ............それと.........私の同郷の『兄』が...........鬼熊 剛蔵をこの世界に飛ばしたせいで...........あなた方を含む、この世界の多くの人々に迷惑をかけてしまった事............本当にすまなかった..........」
キモオタ「いや...........ポリゴンは何も悪くないさ..........誰もここにはポリゴンを責める人などいないでござるよ」
矢田「うん、それにあなたがキモオタ君をこの世界に連れてきてくれたから、私達はキモオタ君と出会えたんだよ」ニコッ!
倉橋「ありがとうね、ポリゴンちゃん!」ニコッ!
生徒たち「そうだよ!!」「ポリゴンは何も悪くないよ!!」
ポリゴン「ありがとう.........そう言ってもらえると...........嬉しいよ..........」
ポリゴン「ところで、たかし...........1月18日の..........あの時の約束..........覚えているか............?」
キモオタ「ああ.........覚えているでござるよ............3月13日...........つまり今日までに、現実世界に帰るのか帰らないのかを決める.............と」
全員「.................!!」
ポリゴン「............それで..........たかしは..........どっちの道を選ぶ事にした.....
.......?」
キモオタ「もう.......答えは決まっているでござるよ...........拙者は.........この世界の.........E組の皆が大好きだ...........そして..........E組以外にも..........これから出会う人たちの事も...........今ならきっと好きになれると思う............だから...........」
ポリゴン「すまない、たかし」
キモオタ「....................?」
ポリゴン「やっぱり、お前は 現実世界に帰るべきだと思う」
全員「.................!!」
キモオタ「えっ...............!!」
ポリゴン「...................」
キモオタ「ちょ..........ちょっと待ってくれよポリゴン.............また冗談を..........」ヘラヘラ
ポリゴン「冗談でこんな事言うと思うか?」
全員「..................!!」
キモオタ「な............」
キモオタ「だって!!あの時ポリゴンは拙者に殺せんせーを殺したとしても元の世界に帰るか帰らないか決めるのは自分だって言ったじゃないか!!なんで.......!!どうして!!」
ポリゴン「あの時は確かにそう言った.............だが............」
ポリゴン「たかし.........お前や、鬼熊は..
.......この世界に来た事で............この世界の運命や、必然や..........秩序を大きく崩してしまった.............」
キモオタ「...............!!」
生徒たち「.................!!」
木村「どういう事なんだよ.........!!」
ポリゴン「たかしがこの世界に来て............最初こそは.........多少の違いはあれど、この世界の辿るべき運命の通り、事が進んでいた...........だが............鬼熊の出現によって...........この世界の何もかもが大きく変わってしまった..........」
全員「................!!」
ポリゴン「............本来ならば、最後まであなたたち生徒を含める、地球の人々の安全を守ろうとしていた政府の人間が..........鬼熊に唆される事によって、殺せんせーを殺すためならば犠牲を出す事も厭わない程に腐ってしまった............その結果、今回の件のように...........本来ならば、死ぬはずのなかった多くの人々が死んでしまうという最悪の事態を招いてしまった..........」
全員「................」
ポリゴン「さっき..........みんなは.........こんな事になったのは私のせいじゃない、私は悪くないと言ってくれたが................たかしをこの世界に連れてきてしまった事によって.............鬼熊をこの世界に誘う原因を作り出してしまったのは..........紛れもない、この私だ............」
キモオタ「ポリゴン............」
ポリゴン「あの時..........たかしに、元の世界に帰るか帰らないかの選択肢を与えたのは.............まだ、あの時は たかしがこの世界にいても、あまり大きな影響が与えられていなかったからだ..............でも今は違う............たかしがこの世界にいる事で.............たかしを逆恨みしていた鬼熊が現れた事によって.........この世界に大きな影響を与えてしまった............」
ポリゴン「『世界の理を著しく乱した者は、元の世界に戻せ』............それが、我々の種族の掟だ...........」
寺坂「ざけんな...........」ボソ......
渚「寺坂君...........」
寺坂「ざけんじゃねぇッッッッ!!!!テメーの意思でキモオタをこの世界に連れてきておいてテメーらの都合で勝手にキモオタを元の世界に戻すってのかよ!!!!」
ポリゴン「...........すまない.........」
神崎「寺坂君落ち着いて..........きっとポリゴン君たちの世界にも大切な事情があるんだよ...........だから.........話を聞いてあげよ...........?」
寺坂「ケッ...........!!」
ポリゴン「..........ポリゴン族が連れてきた人間が...........異世界に残る契約をするという事は............その人間は、その世界の住人になると言う事だ...........その世界の住人になると言う事は...........その人間は元いた世界に二度と戻れない...........掟を破りさえしなければ...........たったそれだけで済む事だ..............だが............」
ポリゴン「掟を破って異世界の住人になってしまったら、その人間は 元の世界での記憶を全て抹消されるんだ..........」
全員「................!!」
キモオタ「...............!!」
ポリゴン「つまり............もし たかしがこの世界の住人になってしまったら..........たかしは元の世界で過ごした事や..........
家族といた思い出............何もかもを全部忘れる事になってしまうんだ............たかしにとって、それが本当に幸せな事なのかをもう一度よく考えて欲しい............」
キモオタ「.................」
片岡「でもさ............仮に、キモオタ君が元の世界に戻ったとしても、キモオタ君の家族や.........お義父さんも、お義母さんも..........もういないんだよ..........そんな状態で元の世界に帰ったって........ますますキモオタ君を不幸にしてしまうんじゃ..............」
ポリゴン「その事なんだが..........」
全員「................!?」
ポリゴン「今の私なら..........たかしを『過去』の世界に返す事が可能だ..........まだ.........たかしが家族と楽しく過ごしていたあの頃に............そして巡り巡って、
鬼熊親子の存在しないパラレルワールドにたかしを送り届ける事ができる...........」
キモオタ「え...............!!」
生徒たち「じゃあ............!!」
ポリゴン「たかしは 元の世界に帰れば、また家族に会う事ができる.........たかしを過去の世界に送り届けると言う事は.........時を巻き戻すと言う事..........だから.........たかしの肉体は巻き戻された分退化し、子供の頃の姿に戻る...........当然、潰された片目も.........へし折られた片足も........傷ついた体も何もかもが元通りだ..............ただし、この世界で過ごした記憶はそのまま元の世界でも引き継ぐ事ができる............」
全員「..................!!」
ポリゴン「私だって、この一年間 何もしなかった訳ではない.............たかしに幸せになってもらうために..............沢山 勉強したから.............」
キモオタ「ポリゴン............」
生徒たち「キモオタ.............」
キモオタ「.................」
信じられない..............元の世界に帰れば............もう二度と会えないと思っていた家族に..............
お父さんに...........
お母さんに...........
おばあちゃんに会えるんだ...........!!
でも................
1学期編
普久間島編
2学期編
キモオタ過去編
2学期 終盤編
3学期編
3学期 終盤編
卒業編
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380: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 17:18:22.17 ID:0fCca6NoO
原「ひどい!!!!こんなのひどすぎるよ!!!!」
吉田「そうだそうだ!!!!本当に顔面から血ぃ流して謝んのはテメーの方だろーが!!!!」
村松「逆恨みも大概にしやがれ!!!!」
鬼熊「おやおや、私にそんな口をきいていいのかな?それともお友達が悲しむ顔が見たいのかな?」グッ.......
生徒たち「くっ.............!!」
鬼熊「さて.........じゃあ今度は私の靴の裏を舐めながら『私の祖母は悪人を生み出し、世に放ったどうしようもない糞ババアでした、殺してくれてありがとうございました』と言え」ニヤァァァァ..........
キモオタ「.............!!!!」ポタ.....ポタ......
生徒たち「..............!!!!」
鬼熊「できないとは言わせないぞ?貴様が私に対してやった事を本当に悔いているのならばそれぐらい出来て当然だろう...........?」
キモオタ「..............!!」
381: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 17:38:22.40 ID:0fCca6NoO
前原「あのヤロー.........ふざけんじゃねーよ!!!!」
菅谷「あいつマジで人間じゃねーよ.......」
寺坂「とことん性根が腐ってやがる.........!!」
キモオタ「ハァ......ハァ.........!!」ガクガク......
鬼熊「ほら、とっとと舐めろよ、とっとと言えよ、簡単な事だろう?ただ私の靴の裏を舐めてそう言えばいいだけなのだから..........」スッ.........
キモオタ「ハァ.........ハァ........!!」ガクガク.........
鬼熊「矢田 桃花の弟を助けたいのだろう?だったら..........さぁ早く..........さぁwww」グッ........
矢田「..................!!」ポロ ポロ........
キモオタ「...............!!」ガクガク........
382: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 17:49:57.84 ID:0fCca6NoO
鬼熊「なるほどなるほど..........所詮貴様の矢田 桃花に対する思いはその程度だったという事か..........ならば貴様の望み通りに病院を.............」グッ.........
キモオタ「待ってくれぇッッッッ!!!!」
鬼熊「ん.........?」
全員「................!!」
キモオタ「わかりました.........やります...........やらせて下さい...........」ワナワナ.........
鬼熊「ほほぉ.........ようやくやる気になったか............じゃあとっととやれ」ニヤ......
キモオタ「はい..........」スッ.......
生徒たち「キモオタ..........」
矢田「キモオタくん.........」ポロ ポロ.....
383: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 19:34:08.04 ID:0fCca6NoO
キモオタ「..............」
ペロ.......
生徒たち「.............!!!!」
鬼熊「クククク.........」ニヤァァァァ......
キモオタ「.............」ペロペロ......
『たかし、気をつけて行っておいで』
『おかえり たかし』
キモオタ「............わたひの祖母は............」ペロ ペロ
『あんなに坊やだったたかしがこんなに大きくなってねぇ』
『辛い時は.......泣きたいだけお泣き.......泣きたい時は......いくらでも泣いてもいいんだよ........』
キモオタ「わたひの祖母は........グズッ........悪人を生み出ひ........ヒグッ........世に放った............うっ..........うぅ..........放った............」ペロペロ......
鬼熊「..............」ニヤニヤ
『どんなに辛い事があっても諦めないで必ず夢を叶えるんだよ これはおばあちゃんとの約束だよ』
キモオタ「............どう"びよ"う"も"な"い"........グズッ.......糞ババア"でびだ.......ヒグッ..........」ポロ ポロ........
生徒たち「.............!!!!」
384: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 19:49:31.96 ID:0fCca6NoO
キモオタ「うっ......ヒグッ........うぅ......グズッ.........!!」ポロ ポロ.........
鬼熊「クククク.......ヒヒヒヒヒwwww」グッ........
生徒たち「.............!!!!」
杉野「クソッ........あの野郎........!!」
キモオタ「...........だがら"............グズッ..........殺じでぐれ"で............殺じでぐれ"でぇ............」ポロ ポロ.........
キモオタ「あ"り"が.......ヒグッ.......どう".......エグッ.......ござい"ま"じだぁ".........グズッ........!!」ポロ ポロ.......
鬼熊「クククク............」
鬼熊「クハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!ハァァァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァァァッッッッ!!!!」
生徒たち「くそぉ.........くそォッッッッ!!!!」
矢田「キモオタくん.........!!」ポロ ポロ
385: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 20:47:05.35 ID:0fCca6NoO
鬼熊「いやぁ.........実に見事な謝りっぷりだった...........よし、貴様のその態度に免じて土下座の方はこれぐらいで勘弁してやる.........だがな.........貴様が一思いに死んだとしても、全力で私に謝ったりしても.............私の怒りはおさまらない...........貴様を殺す前に.........最後にもう一つだけ貴様にはやってもらう事がある........」
キモオタ「................」ポロ ポロ........
鬼熊「あと一つだけ、私は貴様に要求する、その要求を見事実行する事が出来れば 私も大人だ、貴様が私に犯した罪を許してやろう............」
キモオタ「...............!!」ポロ ポロ.....
鬼熊「ではここで問題です」ガサゴソ......
スッ............
全員「...............!!!!」
鬼熊「ここに一本のアイスピックがあります、人は自分が苦しめた相手に許しを乞う時、その相手が味わった苦しみと同等以上の苦しみを味わわなければ許してもらえません、私は過去にあなたによって左目をナイフで刺されて耐え難い激痛に苦しみました............」
全員「...............!!!!」
鬼熊「さて、あなたは今から何をすれば私に許してもらえるのでしょうか?」グシャリ............
386: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 21:08:33.78 ID:0fCca6NoO
キモオタ「..............!!!!」
生徒たち「..............!!!!」ゾッ......
烏間「まさか...............!!!!」
ビッチ「................!!!!」
鬼熊「フフフ.........その真っ青になって今にも倒れそうな程血の気の引いた表情...........どうやら愚問だったようだな...........」
キモオタ「う.........ああ..........」ガクガクガク..........
鬼熊「正解はわかっているが、恐怖のあまりに声が出なくて答えられないようだな...........ならばこの私、出題者自らが正解を発表してやろう............正解は........」
鬼熊「『そのアイスピックで自分の左目を潰す』でした」ニヤァァァァァ........
387: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 21:28:05.36 ID:0fCca6NoO
キモオタ「あ..........うあ...........」ガクガクガク........
これで..........刺す...........?
自分の左目を...........このアイスピックで.............
キモオタ「ひっ.........ひぇっ........!!」ゾッ........
生徒たち「ふっ.........ふざけんなッッッッ!!!!」「そんな事できるわけねーじゃねーかッッッッ!!!!」
鬼熊「できないのならばそれでも結構、
その時は病院が爆発して矢田 桃花の弟が死ぬだけだがな.........」
生徒たち「くっ............!!!!」
矢田「いやぁッ...........!!」ポロ ポロ.......
鬼熊「このままでは埒が明かない............
さあ、早い所やるかやらないかを決めてもらおうか............後10数える内にやらなければ病院を爆発するぞ............」グッ......
キモオタ「.................!!!!」ガクガクガク........
390: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 21:54:07.18 ID:0fCca6NoO
鬼熊「10..........」
キモオタ「.................!!!!」
どうしよう...........!!
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう!!!!
鬼熊「9.............」
もしも、自分の左目をこのアイスピックで潰さなかったら...........矢田殿の弟者が死んでしまう............
でも..........
キモオタ「グズッ........ヒグッ.........」ガクガクガクガク........
怖いよ.........
今になって.........自分の身が可愛くなってきた.........
今になって.........自分が傷つくのが怖くなってきた...........
391: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 22:08:52.14 ID:0fCca6NoO
鬼熊「8..............」
『よいでござるか?少年よ、ヒーローになるために必要な物は二つある、まず一つ目は...........』
『............!』
『どんな物も恐れない【勇気】でござる』
『どんな物も恐れない勇気.........!!』
『そう、ヒーローたるもの、悪者はもちろん、お化けや、怪人なんかを怖がってはいかん、時には自分にとって一番怖いと思うものにも立ち向かわなければならない時だってある』
『ヒーローはたとえどんなに怖い事があっても【勇気】を振り絞ってその怖い事と闘い、大切な人を守り、幸せにしてあげなければならない』
.............情けない..........何がヒーローだ...........何が勇気を振り絞って怖い事に立ち向かえだ..........その怖い事から逃げてるのは自分じゃないか............
鬼熊「7..............」
『おじさんは、クラスの『ヒーロー』なんだって!すっごく強くて優しくて頼りになる皆のヒーローなんだってお姉ちゃん言ってた!』
ごめんよ..........少年.........拙者は本当はヒーローなんかじゃない...........勇気なんかちっぽけもない、ただの弱虫なんだよ............
矢田「ヒグッ......グスッ.......」ポロ ポロ.....
幸せにしてあげなきゃいけない大切な人を悲しませてる...........ただの悪者なんだよ...........
392: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 22:17:35.52 ID:0fCca6NoO
『僕、手術受ける!もう泣かないもん!絶対お姉ちゃんを幸せにするんだもん!』
393: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 22:33:34.32 ID:0fCca6NoO
キモオタ「..............!!」
鬼熊「6..............」
そうだった............あの少年は..........今頃、自分が一番怖いと思っているものに立ち向かっているんだ..........
『..........僕ね、今一番怖い物はね.................』
『明日ある【しゅじゅつ】だよ..........』
『もうすぐ自分のお腹を切られちゃうんだって考えたら、急に怖くなってお姉ちゃんに抱きついて泣いちゃうんだ..............』
矢田殿を.........大好きな人を幸せにするために、悲しませないために、勇気を振り絞って自分にとって一番怖い『敵』と戦っているんだ..........!!
キモオタ「................!!」
鬼熊「5..............」
『また、明日も来てくれるよね?明日、僕の手術が終わった後、また来てくれるよね?また一緒にお話してくれるよね?』
『また必ず来るでござるよ、その時は、同じヒーロー同士、たくさんお話しよう!元気になったら拙者と矢田殿と君で、たくさん遊ぼう!』
『うん!!』
約束したじゃないか............また会おうって.............ヒーロー同士、たくさんお話しようって!!!!
394: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 22:41:21.99 ID:0fCca6NoO
鬼熊「4..............」
キモオタ「.................」スッ.......
全員「.................!!!!」
岡島「アイスピックを拾った.........!!!!」
三村「まさか...........!!!!」
キモオタ「.................」ググッ........
そうだ...........また、あの少年に会うんだ.............いっぱい話すんだ............約束したんだ............!!
だから..........あの少年は絶対に死なせない............!!
もう何も怖くない!!!!
395: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 22:51:11.27 ID:0fCca6NoO
キモオタ「.................」チャキ.......
ドクン..........ドクン...........ドクン...........
鬼熊「さ〜ん.............」
キモオタ「..................!!」ゴクリ......
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン
鬼熊「にぃ〜〜い............」
キモオタ「.................!!」スッ.......
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン
鬼熊「いぃ〜〜〜〜〜〜〜ちwwwww」グッ.........
396: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 22:56:25.89 ID:0fCca6NoO
キモオタ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
398: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 22:59:56.21 ID:0fCca6NoO
グ サ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
399: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 23:05:45.86 ID:0fCca6NoO
キモオタ「ぎ.....................」ボタボタボタ....
キモオタ「ぎゃ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ!!!!!!!!!!」ドシャァッッッッ!!!!
全員「..............!!!!」
生徒たち「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!」「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!!」
400: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/07(木) 23:47:39.46 ID:0fCca6NoO
キモオタ「があ"っ!!!!あがぁ..........!!!!う"あ"あ"...........!!!!」ジタバタジタバタ!!!!
鬼熊「クククク...........!!」
鬼熊「ガハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!ガャァァァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!どうだ!!??痛いか!!??苦しいかァッッッッ!!??これが私が6年前に貴様から受けた苦しみだァッッッッ!!!!もっと苦しめェッッッッ!!!!もっと泣き叫べェェェェッッッッ!!!!ガァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
401: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/08(金) 00:07:20.03 ID:Buu7U0lxO
キモオタ「が...........あがぁ.........!!」ピク.....ピク.........
矢田「キモオタくん!!!!しっかりしてキモオタくん!!!!」ポロ ポロ
倉橋「うわぁぁぁぁん!!!!オタりん!!!!オタりん!!!!」ポロ ポロ
生徒たち「キモオタァ.......キモオタァ!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「いやぁ..........しかし予想外だった.........まさか本当に自分の左目をアイスピックで刺すとは思わなんだ............貴様の仲間を想う気持ちは本物だったようだ、実に見事!」パチパチ!!
生徒たち「グズッ......ヒグッ........!!」キッ!!!!
鬼熊「おぉ.........まぁそう睨まないでくれたまえ、私は今感動しているのだよ.........人間は.........自分のためだけに生きる利己的な生物ではないという事を知る事ができてね..........それを、この男、大石 貴志はその身をもって私に証明してくれた..........」
キモオタ「ゼェ-.........ゼェ-..........」ドクドク.......
鬼熊「わかった.........大石 貴志........君のその優しさに敬意を払い........過去に私が君にされた事は全て許そう............いや、むしろ謝るのは私の方だったのだ、許しを乞うのは私の方だったのた.........今まで私が君にしいた非人道的な仕打ちの数々..........謝っても決して許してもらえるはずなどないが............この場で詫びさせてくれ...........」
408: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/08(金) 04:43:07.99 ID:Buu7U0lxO
鬼熊「今まで本当にすまなかった...........どうか..........この私を永遠に許さないでくれ...........」ゴンッ........
キモオタ「..........ゼェ-........ゼェ-.........」
寺坂「言われなくてもキモオタがテメーの事を許すわけねーだろうが!!!!」
鬼熊「...............」
狭間「家族を殺し、自分の人生を破滅させた上に、恩師までも殺した.........そんな奴を許す道理が一体どこにあるのかしら?」
前原「ああそうだよ!!!!例えテメーが何十回、何百回、キモオタに詫び入れたとしても、キモオタはテメーを一生許さねぇし俺らもテメーを一生許さねぇ!!!!」
鬼熊「当然だ........大石 貴志や君達が私を許してくれるなど、これっぽっちも思ってないし..........一生恨まれて当たり前の事をしてきた...........」
生徒たち「................」
鬼熊「だが、せめて私がさまざまな建物に仕掛けた爆弾だけは解除させてくれ............私が開発した全ての爆弾は『6666』の暗証番号を打ち込み、あえて『起爆』をタップすれば解除できる仕組みになっている............」スッ.......スッ........スッ......スッ.........
キモオタ「ゼェ-........ゼェ-.........」ドク ドク.......
鬼熊「............さて、暗証番号は打ち込んだ.........後は、『起爆』をタップすれば、これで終わりだ...........」
ピッ!
409: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/08(金) 04:46:33.62 ID:Buu7U0lxO
ド ガ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
410: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/08(金) 04:50:09.44 ID:Buu7U0lxO
全員「 ! ! ! ! 」
キモオタ「 ! ! ! ! 」
鬼熊「矢田 桃花の弟の命がなぁwwww」
411: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/08(金) 04:57:56.29 ID:Buu7U0lxO
矢田「.........嘘...........でしょ..........?嘘.............だよね.............?」ワナワナ......
鬼熊「ああ嘘だよwww『8352』が椚ヶ丘病院の暗証番号だと言う事はwwwあの病院に割り振った本当の暗証番号は『6666』だったのだよwwwwww」ケラケラ
矢田「 い や ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 」
412: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/08(金) 05:07:22.46 ID:Buu7U0lxO
全員「...............!!!!」
烏間「貴様ァァァァァッッッッ!!!!!!!キモオタ君が左目を潰せば爆発しないんじゃなかったのかァァァァァッッッッ!!!!!!!」
鬼熊「ぶわぁぁぁぁぁぁぁぁかwwww
wwww私はあくまで『許す』と言っただけで『爆発しない』なんて一言も言ってないwwwwwww」
烏間「なんだと...........!!??」
キモオタ「................!!!!」
413: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/08(金) 05:14:22.03 ID:Buu7U0lxO
鬼熊「すべては絶望などない世界で生きてきた貴様らが絶望する顔を拝むためなのだよwwwwwwwギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァァァッッッッ!!!!!!!!!!!!」
全員「..............!!!!」
矢田「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「そうそうwwwwwそんな風に泣き叫ぶ顔が見たかったんだよwwwwwwおい見てるか大石 貴志wwwwwwお前の愛しの愛しの矢田 桃花が泣いているぞwwwwwwwwまったく女の子を泣かせるとはお前は本当に救いようのないゴミだなぁゲヘヘへへwwwwwwwwギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァァァッッッッ!!!!ヒーッ!!!!ヒーッ!!!!wwwwwwww」
414: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/08(金) 05:22:51.00 ID:Buu7U0lxO
『僕、お姉ちゃんが一番好き!』
『わぁ!おじさん本当にくまさんみたいで喋り方もお侍さんみたいなんだねー!おもしろーい!』
『すごーい!!かっこいいー!!おじさんは本当にヒーローだったんだね!!』
『どうやったらヒーローになれるのかな!!僕もヒーローになりたい!!』
『僕、手術受ける!もう泣かないもん!絶対お姉ちゃんを幸せにするんだもん!』
415: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/08(金) 05:25:44.52 ID:Buu7U0lxO
矢田「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「ギャァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!ゲャァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!ヒーッ!!!!ヒーッ!!!!ゲヘヘへへへへへへへへへへへへへ!!!!!ギャァッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァァァッッッッ!!!!wwwwww」
416: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/08(金) 05:27:06.14 ID:Buu7U0lxO
「殺してやる...........」ゼェ-.....ゼェ-.......
417: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/08(金) 05:32:06.20 ID:Buu7U0lxO
鬼熊「.................!!」ピタ........
全員「..................!!!!」ゾクッ.......!!
キモオタ「殺してやる..............お前だけは絶対にぶっ殺してやる..........!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ.............
430: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/09(土) 22:13:44.31 ID:fmtkn6smO
鬼熊「『ぶっ殺してやる』.........か........口調がいつになく荒々しくなっているな............左目を自分で潰しておきながら気絶するどころか立ち上がって私を凄んだ事だけは褒めてやろう...........だが..........」
キモオタ「ぐぅ..........!!」ズキッッ!!!!
生徒たち「「キモオタッッッッ!!!!」」
鬼熊「いくら鬼の形相で凄んだ所で..........アイスピックで潰した左目の激痛には耐えられまい..........」
キモオタ「ぐっ.........くそ.........!!」ズキ!!ズキ!!
鬼熊「さて、ここからは私自らが直々に貴様の『体』を殺してやるとしよう!!」バッッッッ!!!!
キモオタ「 ! ! ! ! 」
431: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/09(土) 22:15:30.04 ID:fmtkn6smO
ド ゴ ォ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
432: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/09(土) 22:26:37.96 ID:fmtkn6smO
キモオタ「ゲホッッッッ!!!!」ビチャッ......
生徒たち「「キモオタッッッッ!!!!」」
鬼熊「おほwwww情けないなwwwさっきあれだけ凄んでおいて一撃でへばるのかwwww」ガシッ!!
キモオタ「ゲホッッ!!ガハッッ!!」ビチャビチャッッ!!
鬼熊「ほらほらどうしたどうしたwwwwそれじゃあ一生かかっても私を殺す事など出来んぞwwww」ドゴォッッッッ!!!!バギャッッッッ!!!!グシャッッッッ!!!!ゴガッッッッ!!!!
キモオタ「ぐは"ぁ"ッッッッ!!!!がぁ"ッッッッ!!!!ギャ"ァ"ッッッッ!!!!ぐぉ"あ"ッッッッ!!!!」
433: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/09(土) 22:35:02.60 ID:fmtkn6smO
カルマ「まるで勝負になってない.........一方的すぎる..........」
菅谷「もうやめてくれよ..........もうこんなの見たくねぇよ...........」
三村「あんな化け物に勝てるはずがないよ.........」
奥田「なんで.........なんでキモオタ君があんな目にあわなきゃならないんですか............」ポロ ポロ.....
前原「もういいじゃねぇか........もう十分じゃねぇかよ..........それ以上やったらマジでキモオタが死んじまうよ.........」
437: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/10(日) 22:27:44.30 ID:gsAxD+FoO
キモオタ「ぐはぁッ..........!!」ドサァッ..........!!
鬼熊「さすがにダウンしたようだな、まぁこれだけやればいくら頑丈な貴様でも当然か」
キモオタ「ぐ...........ぐぅ.........」ググッ.......
鬼熊「お?まだ立ち上がろうとするのか、左目を潰して、これだけ私に殴られたのに............立ち上がらなければもうこれ以上痛みと戦わずとも済むというのに........」
キモオタ「だま..........れ..........」ググッ............
鬼熊「よし、私は優しい男だ、貴様がもうこれ以上 痛みに苦しむ事のないように立ち上がれなくしてやろう...........」ガシッ.......
キモオタ「.................!!」
鬼熊「私が貴様の膝を踏みつけながら貴様の足を上に持ち上げたらどうなるのかなぁwww」ググ........
生徒たち「まさか...........!!!!」
烏間「やめろォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッ!!!!」
鬼熊「ふんんんッッッッ!!!!」グイッッッッ!!!!
438: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/10(日) 22:31:12.13 ID:gsAxD+FoO
ボ キ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! !
439: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/10(日) 22:38:14.75 ID:gsAxD+FoO
キモオタ「ぎゃ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッッッ!!!!!!!!!!」
生徒たち「「キモオタァッッッッ!!!!」」
鬼熊「クハハハハハハハハハハハッッッッ!!!!左目に続いて左足をへし折ってやったぞォッッッッ!!!!これでもう立つこともできまいッッッッ!!!!」
442: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/11(月) 18:13:27.81 ID:lYngWYW9O
岡島「ひ.........ひぃッッッッ!!!!」
竹林「あ.......足が逆向きに曲がっている..
..........」
矢田「あ...........ああ..........」ガクガク......
キモオタ「はっ........はっ..........はっ.........はぅあぁッ..........!!ぐぉぁぁぁぁぁぁぁ.........!!」ピク.......ピク.........
矢田「キモオタ...........くん...........」フラッ..............
磯貝「危ない!!」ガシッ!!
倉橋「桃花ちゃん!!!!」
磯貝「矢田!!しっかりしろ!!矢田!!」
矢田「う.........うぅ.......」ポロ ポロ......
生徒たち「.................!!」
殺せんせーは殺され........烏間先生も戦闘不能まで追い込まれた..........
こんな危機的な状況の時に、僕らの事を助けてくれる人はもういない........
キモオタ君が..........大切な友達が殺されかけているのに...........力のない僕らは友達が圧倒的な力の前に弱っていくのを手をこまねいて見ている事しかできない............
これが本当の『絶望』...........
突きつけられた『現実』は本当の絶望を知らなかった僕らにとってあまりにも非情なものだった........
443: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/11(月) 18:27:53.93 ID:lYngWYW9O
キモオタ「あぐぁ.........うぁ..........あがぁぁぁ.............」ピク......ピク.......
鬼熊「よし...........これで『体』の方は半殺しぐらいにはしたかな..........今からは貴様の『心』を殺す時間だ..........」
キモオタ「うぐぅ..........ぐぅ.........」ピク......ピク........
鬼熊「貴様が無駄にタフで本当によかった..........貴様が気絶してしまったら貴様の『心』を殺す事ができないからなぁ........ククク..............」
生徒たち「何をする気だ............?」
鬼熊「さてと.........それでは............」
キモオタ「ゼェ-..........ゼェ-............」
鬼熊「今から貴様の目の前で、倉橋 陽菜乃を犯してやる.........どうだ?最高のショータイムだろう?ゲヘヘへへwwwww」ニヤァァァァァ............
445: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/11(月) 19:01:37.98 ID:lYngWYW9O
全員「 ! ! ! ! 」
キモオタ「な"ん"だ..........ど..........!!??」ゼェ-........ゼェ-.......
鬼熊「貴様にとって倉橋 陽菜乃は矢田 桃花と同じく、一年間ずっと隣で過ごしてきた大切な存在だ..........その大切な存在を........目の前でこの私に汚されるのは耐え難い屈辱だろう..........?グフフフwwww」
生徒たち「..............!!!!」
倉橋「いや.............!!」フルフル......
キモオタ「や".........め"ろ".........!!」ググッ.......
鬼熊「さあてwwwはたして貴様の愛しの倉橋 陽菜乃は貴様の前でどんな喘ぎ声を聞かせてくれるかなぁwwwあまりにも私の腰使いが激しすぎて死んじゃうかもしれないなぁwwwwゲヘヘへへwwwww」ケラケラ
倉橋「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!」ポロ ポロ
生徒たち「「やめろォォォォォォォォッッッッ!!!!」」
キモオタ「だ......頼む"......!!!!ぞれ"だげば........ぞれ"だげばや"め"でぐれぇ".......!!!!」ゼェ-.......ゼェ-.........
鬼熊「はぁぁぁ〜〜〜〜????聞こえんなぁ〜〜〜〜wwwww」
全員「.............!!!!」
446: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/11(月) 19:24:20.40 ID:lYngWYW9O
磯貝「倉橋!!!!逃げろ!!!!早く逃げるんだ!!!!」
鬼熊「おっと!逃げるなよ?逃げようとした瞬間また別の生徒の家族を殺す........君達の保護者の勤め先などはとっくに調べ済みだ...........まぁもしくは即効で大石 貴志を殺してやっても構わないが...........どちらにしても嫌だろう..........?」
生徒たち「くっ..........!!」
鬼熊「さあ、倉橋 陽菜乃........今すぐこっちへ来なさい、お友達を助けたいんだろう.............?」ググググッ.........
キモオタ「ぐぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ".............!!」メキメキグキグキ..........!!
倉橋「オタりん!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「それに...........お嬢ちゃんの出方次第で、ひょっとして私の気が変わって大石 貴志を殺されないで済むかも知れないぞ?君の大好きなオタりんを助けたいのなら..........やる事はわかってるな?」ググググ..........
キモオタ「がぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"...
.............!!!!」メキメキグキグキ..........!!
倉橋「.............!!」ポロ ポロ.......
鬼熊「さあ、早くこっちへ来るんだ」
447: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/11(月) 19:54:11.82 ID:lYngWYW9O
中村「陽菜!!!!行ったらダメ!!!!」
ビッチ「そうよ!!!!陽菜乃が行ったところで、あいつはどの道キモオタを殺す気なんだから!!!!」
前原「それに、あんな奴の所に行ったらお前も何されるかわかんねーぞ!!!!」
倉橋「.................!!」
オタりんは..........今まで何度も私の事を助けてくれた...........
鷹岡先生に殴られかけた時も.........
夏祭りの日に車で誘拐された時も.........
街で不良に絡まれた時も...........
何度も何度も私の事を助けてくれた.........
初めて男の子に守ってもらった事が嬉しくて、胸がキュンとなって、どんどんオタりんの事が大好きになっていった........
私はオタりんの事が大好きだし、オタりんがいなくなっちゃうなんて嫌だ
だから..........
倉橋「グスッ.......グスッ.........」ザッ.......
生徒たち「倉橋.........!!」
今度は私がオタりんを助ける番
448: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/11(月) 20:23:08.20 ID:lYngWYW9O
倉橋「................」ザッ.......
鬼熊「よしよし.......いい子だ........よっぽど大石 貴志が大切なようだな........」
キモオタ「倉橋.........殿.........逃げ.........ろ.............」ググッ........
ドガッッッッ!!!!
キモオタ「ぐはぁッッッッ!!!!」
倉橋「オタりん!!!!」
鬼熊「貴様は余計な事を言わなくていい...........貴様は黙って馬鹿みたいに倉橋 陽菜乃が私に犯される様を見ていればいい...........」
生徒たち「くっ..............!!」
451: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/12(火) 04:32:42.61 ID:g7iKoC5hO
鬼熊「さあ........それじゃあさっさと服を脱いで股を開いてもらおうか............」
倉橋「...............」
キモオタ「ぐ..........あ"ぁ"...........あ"がぁ".........」ピク......ピク.........
倉橋「................!!」ジワァ..........
鬼熊「ん.............?」
ポロ ポロ.......
倉橋「うぇぇぇぇん........オタりん.......オタりぃん..........」ポロ ポロ........
452: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/12(火) 04:38:43.95 ID:g7iKoC5hO
生徒たち「倉橋...........」
倉橋「グスッ.......ヒック........ふぇぇぇん........オタりん.........」ポロ ポロ.......
キモオタ「.................!!」ゼェ-......ゼェ-.........
倉橋殿が泣いている............
倉橋殿を泣かせるな............!!
453: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/12(火) 04:44:04.56 ID:g7iKoC5hO
倉橋「グスッ........ヒック........」ポロ ポロ.......
鬼熊「................」イラァ.......
ガシィッッッッ!!!!
倉橋「ギャッ!!!!」ググ......
キモオタ「 ! ! ! ! 」
生徒たち「「倉橋ッッッッ!!!!」」
454: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/12(火) 05:06:01.52 ID:g7iKoC5hO
鬼熊「えぇぇぇぇいッッッッ!!!!泣くな泣くなァッッッッ!!!!メソメソメソメソォ!!!!これだから子供は嫌いなんだよォォォォォォォォッッッッ!!!!」ギュゥゥゥゥ........
倉橋「あ..............かッ..............」ググググ.........
生徒たち「「倉橋ッッッッ!!!!」」
ビッチ「やめてぇぇぇぇぇぇッッッッ!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「ゲヒヒヒヒヒwwwww段々顔がトマトのように赤くなってきたぞwwwwwあとどれぐらいで真っ青になるのかな〜?wwwwwwwwアハハハハハwwwwwアーッハハハハハハハwwwww」ギュゥゥゥゥゥ........
倉橋「かはッ.............」ググググ........
キモオタ「.................!!」ゼェ-......ゼェ-.........
鬼熊「ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwwww」ギュゥゥゥゥゥゥ..........
倉橋「ケホッ..........ケホッ.........」グググググ...........
倉橋殿を.............傷つけるな...........
大 切 な 人 を 傷 つ け る な ! ! ! !
455: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/12(火) 05:08:42.45 ID:g7iKoC5hO
ド ガ ァ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
456: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/12(火) 05:12:45.62 ID:g7iKoC5hO
生徒たち「 ! ! ! ! 」
烏間「 ! ! ! ! 」
ビッチ「 ! ! ! ! 」
鬼熊「ぐはぁッッッッ!!!!」ドシャァッ!!
キモオタ「ゼェ-........ゼェ-........」ガクガクガク.........
457: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/12(火) 05:24:57.02 ID:g7iKoC5hO
キモオタ「ぐら"ばじどの"ッッッッ!!!!」ガバッ!!
倉橋「オタ........りん...........」ギュッ......
生徒たち「キモオタ..........!!」
鬼熊「..................!!」ググ........
馬鹿な............!!左目を潰して.........左足を折ったのに何故 奴は立ち上がっているんだ.............!!!!
まさか..........奴に主人公補正がかかっているとでもいうのか............!?
いや..........現実世界の人間がこの世界の恩恵を受ける事などできるはずがない........!!!!
458: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/12(火) 05:29:19.73 ID:g7iKoC5hO
キモオタ「鬼熊..........お前だけは..........許さない.............」ゼェ-.......ゼェ-........
鬼熊「................!!」
キモオタ「大切な人を泣かせて傷つけたお前だけは絶対に許さないッッッッ!!!!」
463: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/13(水) 22:35:09.81 ID:bfgDYPe9O
生徒たち「キモオタ..........!!」
鬼熊「ククク.........『絶対にお前を許さない』か..........ほざけ、立っているのがやっとのその状態でこの私に何ができると言うのだ?」
キモオタ「ぐっ............」ガクガク......
鬼熊「貴様は私の左目を奪うだけに飽き足らず、さらにこの私の顔を思いっきり殴りつけた............そんなに殺して欲しいのならお望み通り今から殺してやろう.............ただ、一口に殺すと言っても銃や爆弾などを使って一瞬で貴様の命を終わらせるなど生易しい事はしない.........私のこの拳のみを使ってジワジワと殴られる痛みを与え続けて嬲り殺してやる............」ガシャ!!
生徒たち「..................!!」
ビッチ「銃を捨てた..........!!」
鬼熊「悪人には正義の裁きをッッッッ!!!!」バッッッッ!!!!
465: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/13(水) 22:39:19.72 ID:bfgDYPe9O
キモオタ「 ! ! ! ! 」
バギャッッッッ!!!!
キモオタ「がぁ"ぁ"ぁ"ッッッッ!!!!」ボタボタボタ!!
466: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/13(水) 22:52:16.70 ID:bfgDYPe9O
木村「は..........速ぇ...........」
磯貝「一瞬で間合いを詰めた........」
烏間「あの運足は恐らく空手の追い突きの動きだ............さっきのスウェーバックとパリングといい.........奴はボクシングだけではなく、他にも空手など複数の格闘技の心得があるのか.............!!」
前原「もし今の一撃で.........あいつがナイフを持っていたとしたら..........」
烏間「恐らく誰もあの速度の運足に反応できず、何が起こったのかもわからない間に殺される...........」
生徒たち「................!!」ゾッ.......
467: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/13(水) 23:04:04.65 ID:bfgDYPe9O
キモオタ「お"ぉ"ぉ"............」ググッ.......
鬼熊「.............!!」
キモオタ「う"がぁ"ッッッ!!!!」ブンッッッッ!!!!
鬼熊「!!!!」ヒュッ!!
キモオタ「う"がぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!」ブンッ!!ブンッ!!ブンッ!!ブンッ!!
鬼熊「ほほぉ、手負いの状態で今の一撃を喰らっても倒れずに持ちこたえた上に反撃までしてくるとは 本当に精神力と耐久力だけは優れているようだな!!だが............」ヒュッ!!パシッ!!スカッ!!スッ!!
ゴガンッッッッ!!!!
キモオタ「ぐあ"ぁ"ッッッッ!!!!」
生徒たち「「キモオタッッッッ!!!!」」
鬼熊「そんなヘナチョコパンチじゃ私にはどう足掻いても勝てはしないぞ」
468: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/13(水) 23:11:31.51 ID:bfgDYPe9O
鬼熊「ハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」ドゴォッ!!!!バギャッ!!!!グシャッ!!!!
キモオタ「がぁ"ッッッッ!!!!ぎゃ"あ
"ッッッッ!!!!ゲホッッッッ!!!!」
全員「あぁぁぁぁ...........!!!!」
鬼熊「くたばれぇッッッッ!!!!」ドガァッッッッ!!!!
キモオタ「がはぁ.............!!!!」ドシャァ..........!!
469: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/13(水) 23:18:00.19 ID:bfgDYPe9O
岡野「もういやだ..........こんなの.........もう見たくないよ...........」ポロ ポロ.......
岡島「このままじゃ キモオタがあいつに殺されちまうよ............」
渚「..................」
こんな時............こんな時に殺せんせーがいてくれれば、きっとキモオタ君を助けてくれるのに............もう殺せんせーはいない............
本当に僕らはキモオタ君が殺されるのをただ見ているしかないのだろうか.........
お願いだよ...........
誰か.............誰かキモオタ君を助けて..........!!
478: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 04:53:22.50 ID:lU4P+mrGO
キモオタ「................」ピク.......ピク.......
鬼熊「さすがに気絶したか...........鼻の骨が折れたかもしれないな..........」
鬼熊「あーあ..........気絶したままのこいつを殺しても苦悶の表情を見る事ができない.............仕方がない、こいつが目を覚ますのを待って、目を覚ましたらまたタコ殴りを再開しよう............」
鬼熊「こいつが目を覚ますまでの間、何人かの生徒の腕でもへし折って遊ぶとするか」ザッ.........
全員「 ! ! ! ! 」
鬼熊「ククク..........さぁて誰の腕からへし折ってやろうかなぁ..........」ザッ......ザッ.......
生徒たち「.................!!」
479: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 04:56:09.64 ID:lU4P+mrGO
「待で..........どごべ行ぐ...........」ゼェ-......ゼェ-.........
480: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 04:59:14.64 ID:lU4P+mrGO
鬼熊「!!!!」
全員「.................!!」
キモオタ「貴様の".......ゼェ-.........相手ば.........ゼェ-..........ごの"拙者だ..........」ガクガクガク.........
481: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 05:12:30.31 ID:lU4P+mrGO
生徒たち「キモオタ............!!」
鬼熊「つくづく馬鹿な奴だな貴様は.........立ち上がらずにそのまま気絶していれば痛い目に遭わずに済むと言うのに........」ザッ.......ザッ........
キモオタ「ゼェ-........ゼェ-.........」ガクガクガク............
鬼熊「まだ殴られ足りないと言うのであればお望み通り殴ってやろう」バッッッッ!!!!
482: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 05:17:04.73 ID:lU4P+mrGO
ドガッ!!!! バギャッッッッ!!!!
ガスッッッッ!!!!ボガッッッッ!!!!グシャッッッッ!!!!メキャッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!
全員「.................!!!!」
キモオタ「ぐふぅ..........!!」ドシャァ.........!!
483: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 05:31:16.10 ID:lU4P+mrGO
鬼熊「そう死に急がずとも貴様は後でじっくり殺してやる..........だから大人しくそこでくたばってろ...........さて、今度こそ生徒たちの腕をへし折って............」
ガシッ..........
鬼熊「..............!!!!」
キモオタ「絶対に"行がぜな"い".........ゼェ-.........もう"大切な"友達を".........ゼェ-........ごれ"以上傷づげざぜな"い"........ゼェ-........」ググッ.........
全員「..................!!!!」
キモオタ「拙者の"大切な"友達に"手を"出ずな"...........!!!!」ボタボタボタ.......
鬼熊「汚らわしい血の付いた手で..............」
鬼熊「私の足を掴むなァッッッッ!!!!」ガスッッッッ!!!!
キモオタ「ぐばぁ"ッッッッ!!!!」ドシャァッッ!!
484: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 05:53:29.74 ID:lU4P+mrGO
生徒たち「うっ...........!!」
鬼熊「いい加減とっととくたばれぇッッッッ!!!!このゴキブリがァッッッッ!!!!」ガンッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!
キモオタ「..............!!」ドシャァ..........!!
鬼熊「これだけやれば..........さすがにもう立ち上がれまい............今度こそ起きてくるなよ...........」ハァ.......ハァ........
鬼熊「いつまでも拳一本に拘ったのが間違いだった...........やはり........こいつは勿体ぶらずにとっとと殺した方がいい..........さっき捨てた仕込み銃を拾いに行くか............」ザッ...........
486: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 06:06:11.88 ID:lU4P+mrGO
「逃がざん"ぞ..........」ゼェ-......ゼェ-.......
487: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 06:29:02.35 ID:lU4P+mrGO
鬼熊「!!!!」ビクッ!!
キモオタ「拙者ば絶対に"貴様を"逃がざな"い"..............」ググッ.........
生徒たち「キモオタァ!!!!もう立つな!!!!」「それ以上立ったら本当に死んじゃうよ!!!!」「もういいよ!!!!お前は本当によく頑張ってくれたよ!!!」「お願いもう立たないでぇ!!!!」
キモオタ「人の"命を"弄び.........自分勝手に"傷づげだ事を"貴様に"後悔ざぜる"ま"で..............拙者ば絶対に"死な"な"い"............」ガクガクガク............
鬼熊「ひっ..............!!!!」
キモオタ「ぐだばる"の"ば貴様の"方だ、鬼熊」ニコッ!!
489: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 18:58:48.44 ID:lU4P+mrGO
鬼熊「あ.........うああ........!!」ゾクッ.......
あの時と同じ顔...........!!
『そっか、それならよかった』
『これで心おきなく殺せる』
6年前、私の左目を刺した時と同じ笑顔だ...........!!!!
鬼熊「わ.........私に..........!!」ガクガクガク!!
鬼熊「私にその笑顔を向けるなァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!!」ドガァッッッッ!!!!
491: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 19:16:34.60 ID:lU4P+mrGO
鬼熊「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!」ドゴッッッッ!!!!バゴッッッッ!!!!ゴガッッッッ!!!!バギャッッッッ!!!!グシャッッッッ!!!!
何故だ..........左目を潰したのに........足の骨を折ったのに........こんなに殴っているのに...........何故こいつは倒れないんだ..........!!!!
何故 勝ち目などあるはずのない相手にこうも立ち向かえるんだ...........!!!!
こんな馬鹿な事が有り得るはずがない!!!!
492: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 19:35:26.78 ID:lU4P+mrGO
キモオタ「ぐぅ..........!!うぐぅ..........!!ゲホッ...........!!」ビチャビチャ!!
確かにあいつの言う通り、立ち上がらなかったらこんな痛みを味わう事もなかった.
..........
左目も........左足も........今 殴られている顔も...........死ぬ程痛い..........
今すぐにでも死んでこの痛みから逃げて楽になりたい...........
でも...........
あいつを止めなければ.............また、皆が傷つけられてしまう.............
守るんだ............
どんなに痛くても、苦しくても、死にたくても
大切な人たちを守るんだ..........!!
だから、拙者はまだ死ぬ訳にはいかないんだ!!!!
493: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 19:39:33.86 ID:lU4P+mrGO
キモオタ 鬼熊「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」ドガッッッッ!!!!バゴッッッッ!!!!ドゴッッッッ!!!!ボゴッ!!!!ガンッッッッ!!!!バキッッッッ!!!!
494: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 20:20:33.69 ID:lU4P+mrGO
寺坂「すげぇ.........ラッシュの応酬だ.........」
磯貝「鬼熊は過去に『殺される』恐怖をキモオタに思い知らされている..........だからキモオタの殺気に動揺しているせいかパンチの打ち方が乱雑になっている.........狙いが定まっていないし.........フォームも崩れている............」
不破「それならひょっとしてキモオタ君に勝機が..........!!」
烏間「いや.........今あの二人がやっているのは殴り合い........単純な力勝負だ........キモオタ君は鬼熊より馬力が劣る上にもう体がボロボロだ..........フォームが崩れ、急所狙いができなくなっているとはいえ、鬼熊は怪力の持ち主...........単純な力勝負という条件なら、どちらが有利かは火を見るよりも明らかだ............」
生徒たち「そんな...........!!」
495: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 20:42:30.51 ID:lU4P+mrGO
鬼熊「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッッ!!!!」ドゴォッッッッ!!!!バゴォッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!
キモオタ「ギャアッッッッ!!!!ぐわぁッッッッ!!!!ゲフッッッッ!!!!」
駄目だ..........全然歯が立たない........
拙者のパンチが届かない...........
鬼熊「くたばれぇッッッッ!!!!」
バギャッッッッ!!!!
キモオタ「がはぁ...........!!」ドシャァ............!!
生徒たち「「キモオタァッッッッ!!!!」」ポロ ポロ
497: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 20:53:16.51 ID:lU4P+mrGO
鬼熊「さぁ.........仕込み銃も拾った.........これだけ貴様を痛めつける事ができたんだ..........もうこれで惜しみなく貴様を殺す事ができる...........」ハァ........ハァ.........
キモオタ「..................!!」ゼェ-.........ゼェ-...........
鬼熊「死ね、私にたてついた事を後悔しながらな」ガチャッ.......
生徒たち「逃げろキモオタァッッッッ!!!!」「早く!!!!早く立ち上がって逃げるんだァッッッッ!!!!」
498: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 21:04:02.51 ID:lU4P+mrGO
キモオタ「ゼェ-........ゼェ-........!!」グ.......ググ.........
駄目だ............立ち上がろうとしても体がピクリとも動かない............
目からも、鼻からも、口からも............血を流しすぎたんだ.............
やっぱり拙者は弱かった...........
結局 拙者みたいな弱虫で逃げ虫な駄目人間がいくら頑張ったところで圧倒的な力を持つ奴には勝てなかった.........
ごめん..........仇.........とれなかった.........
もう............ゆっくり寝かせて.........
もう............
499: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 21:12:58.00 ID:lU4P+mrGO
鬼熊「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
全員「「やめろォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」」
500: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 21:23:26.13 ID:lU4P+mrGO
「うぐッッッッ!!!!」
501: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 21:31:10.34 ID:lU4P+mrGO
全員「................!?」
キモオタ「................!?」ゼェ-.......ゼェ-........
鬼熊「う"っ...........ぐっ...........ぐがぁ"!!!!オエッッッッ!!!!オェェェェッッッッ!!!!ゲホッガホッ!!!!」ビチャビチャビチャ!!
全員「...............!!!!」
速水「どうなってるの.......?」
千葉「突然 鬼熊が苦しみ始めた.........」
502: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 22:19:29.63 ID:lU4P+mrGO
鬼熊「コヒュ-........コヒュ-.........!!」ガクッ..........
鬼熊「呼吸が.......コヒュ-........苦じい"........コヒュ-.........体が........コヒュ-........動がな"い"......コヒュ-..........寒い"..........寒い"よ"ぉ"......コヒュ-.........!!」ガクガクガク.......
竹林「嘔吐、寒気に加えて手足の痺れ、呼吸困難.............あれらの症状は蛇や蜂の持つ神経毒の症状...........でも、一体何故..........?」
律「それならたった今、分析できましたのでお伝えします」
不破「律........どーいう事なの.......?」
律「まずはこちらの映像をご覧ください」ピッ
生徒たち「..........これは.........!!」
カルマ「さっきのホウジョウって人と鬼熊が戦ってる時の...........!!」
504: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 22:53:19.65 ID:lU4P+mrGO
烏間「ホウジョウの攻撃を鬼熊がスウェーバックとパリングのみで捌いている映像だな...........」
律「そしてここの、ホウジョウ氏のパンチを元マスターがパリングで捌いた直後の映像をスローモーションで再生してみますと...........」ピッ
生徒たち「あっ...............!!」
律「ホウジョウ氏の口元から小さな針状の物が飛び出しているのが確認できると思います」
生徒たち「.................!!」
烏間「あれは............恐らく含み針..........!!」
律「ここからはあくまで私の推測ですが.......パリングは相手のパンチを手のひらで叩き落すディフェンス技術...........ホウジョウ氏ほどの手練れのパンチを手のひらで叩き落としたとなれば、当然手のひらはジンジンと強く痺れるはずです.........ホウジョウ氏は元マスターがパンチを捌き、手のひらが痺れた瞬間を狙って含み針を口から放ったのです」
カルマ「そっか.........強い手のひらの痺れを利用して........手のひらに針が刺さる違和感を緩和したのか.........」
岡野「でも.........まさかあのラッシュの間にそんな手のこんだ事をしていたなんて気づかなかった...........」
生徒たち「「すげぇ.............!!」」
506: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 23:30:13.97 ID:lU4P+mrGO
「そうか...........これでもう貴様は動けないと言う事か............」ゼェ-.......ゼェ-.......
鬼熊「.................!!」コヒュ-......コヒュ-......
生徒たち「キモオタ............!!」
キモオタ「だいぶ体が言う事を聞くようになってきた............まだ..........後少しだけなら余力が残ってそうだ...........」ゼェ-..........ゼェ-.........
キモオタ「お前をぶっ飛ばす事が出来る程度の余力がな...........」ググッ.........
508: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 23:37:52.80 ID:lU4P+mrGO
キモオタ「覚悟はいいな.......鬼熊.........?」ガシッ.........
鬼熊「ゆ"..........ゆ"る"じで.............!!」コヒュ-........コヒュ-..........
キモオタ「拙者はお前を『絶対許さない』と言ったはずだ............」ゼェ-.......ゼェ-.........
鬼熊「ひッ........ひぃぃぃぃぃ........!!!!」コヒュ-.......コヒュ-..........
509: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/14(木) 23:46:59.87 ID:lU4P+mrGO
ボガッッッッ!!!!バギッッッッ!!!!
鬼熊「ごぼぇ"ッッッッ!!!!」ビチャッ!!
キモオタ「今の二発のパンチは..........正之おじさんと小百合おばさんの分だ.............」ゼェ-........ゼェ-..........
キモオタ「そしてこのパンチは...........!!!!」グワァッッッッ!!!!
ドゴォッッッッ!!!!
鬼熊「ゲボォ"ッッッッ!!!!」ビチャビチャッ!!
キモオタ「決死の覚悟でお前に一矢報いてくれた............ホウジョウ氏の分だ............」
510: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/15(金) 00:21:59.61 ID:KMhyFulMO
キモオタ「う"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ッッッッ!!!!」ドガッッッッ!!!!バギャッッッッ!!!!ガンッッッッ!!!!
鬼熊「ぶへぇ.........!!!!い"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"..............!!」ボトボト.........
キモオタ「痛いか.......?苦しいか........?今のはお前が建物を爆発したことによって命を絶たれた............多くの人々の叫びだ............」ゼェ-......ゼェ-........
鬼熊「ダ.....ズゲ......デ........」コヒュ-.......コヒュ-........
キモオタ「あれだけ人の命を奪っておいて命乞いをするのか.......お前は 一生懸命 明日を生きようとする人々の命を理不尽に奪ったんだぞ..........矢田殿の弟者のあの少年も.........病気と戦って、今日 手術を受けて...........一生懸命 明日を生きようとしていた...........」ゼェ-.......ゼェ-........
矢田「.................!!」ポロ ポロ.........
キモオタ「なのに...........お前は..........」フルフル..........
キモオタ「 お 前 は ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 」
511: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/15(金) 00:23:52.15 ID:KMhyFulMO
バ ギ ャ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
512: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/15(金) 00:35:48.92 ID:KMhyFulMO
鬼熊「ごばぁ"ッッッッ!!!!」ビチャビチャ!!
キモオタ「ハァー.........ハァー........!!」ゼェ-........ゼェ-..........
生徒たち「キモオタ.........」
キモオタ「今の一撃が............矢田殿の弟者の無念...........そして弟者を失った矢田殿の!!!!あの日交わした約束を永久に叶わないものにされた拙者の怒りと悲しみだァッッッッッッッッ!!!!」
矢田「キモオタくん...........!!」ポロ ポロ........
524: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/17(日) 21:21:38.86 ID:q5nqLU49O
鬼熊「ひぃ".........ひぃ"ぃ".........」ポロ ポロ......
キモオタ「こんなもので終わると思うなよ............」ゼェ-.......ゼェ-.......
ドギャッッッッ!!!!
鬼熊「ぐぎゃ"あ"ッッッッ!!!!」ボタ ボタ!!
キモオタ「.........今の一撃は........先生に見て欲しいという気持ちをお前たちに散々利用された挙句........お前たちの勝手な都合で殺された..........『二代目死神』の分..........」
キモオタ「そして次の一撃が..........」グググ........
鬼熊「ひぃ"ぃ"ぃ"ぃ".........!!!!」ポロ ポロ
525: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/17(日) 21:30:32.66 ID:q5nqLU49O
キモオタ「 お 前 に 殺 さ れ た 殺 せ ん せ ー の 無 念 ! ! ! ! そ し て お 前 に 恩 師 を 殺 さ れ た 拙 者 ら 生 徒 全 員 の 憤 怒 の 一 撃 だ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 」
526: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/17(日) 21:32:49.99 ID:q5nqLU49O
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
527: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/17(日) 21:40:51.09 ID:q5nqLU49O
鬼熊「ぐはぁ"...........!!!!」バァンッッッッ!!!!
キモオタ「ゼェ-.......ゼェ-........!!」フラ....フラ......
生徒たち「................!!!!」
生徒たち「「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!鬼熊を倒したぞぉぉぉぉぉぉぉぉッッッッ!!!!」」ワッ!!!!
528: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/17(日) 21:51:57.51 ID:q5nqLU49O
キモオタ「あ..........」フラッ......
磯貝「キモオタ!!!!」ガシッ!!
前原「しっかりしろ!!キモオタ!!」
倉橋「オタりん........」ギュッ......
矢田「キモオタくん.........キモオタくん.........」グスッ.....
鬼熊「うッ.........」ピク......ピク........
全員「!!!!」ビクッ!!
鬼熊「う..........ぐ............ぐごぉ........ぐぎぎぃ.............!!!!」ピク ピク ピク.......
鬼熊「ぐぎゃ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッッッッッッッ!!!!」ドシャァ!!!!ビチャビチャビチャ!!!!
529: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/17(日) 22:16:08.37 ID:q5nqLU49O
女子生徒たち「キャアアアッッッッ!!!!」
男子生徒たち「うわっ..........!!!!」
烏間「目鼻口から大量の出血.........こいつの体はもう限界を迎えている..........恐らくあと数分もすれば体全体が毒に蝕まれてこいつは死に至るだろう.........」
鬼熊「ぞん"な"...........助げで...........助げでぇ".............!!!!」ビチャ ビチャ
烏間「今まで何人の人々がそんな風に助けを求めながらお前に殺されていったんだろうな...........もう手遅れだ、今まで散々 人を殺してきた事を後悔しながら、殺してきた人々の苦しみを味わいながら死ぬが良いさ.........」
鬼熊「い"や"だ.........い"や"だ.........痛い"よ"ぅ".........寒い"よ"ぅ"..........助げでぇ"...........」ビチャ ビチャ
530: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/17(日) 22:27:47.06 ID:q5nqLU49O
キモオタ「.................」
磯貝「.......これで終わったな........」ポンッ
キモオタ「まだだ...........」ボソ.....
磯貝「え............!?」
全員「................!!」
531: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/17(日) 22:29:22.42 ID:q5nqLU49O
チャキン...........
532: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/17(日) 22:37:12.32 ID:q5nqLU49O
全員「 ! ! ! ! 」
折りたたみナイフ...........!!!!
キモオタ「まだ終わってない.........あいつをこの手で殺すまで..........終わらない..........だから.........終わらせに行くんだ...........」ユラ..........
全員「.............!!!!」
538: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/19(火) 12:29:38.30 ID:jPqkR9wWO
キモオタ「ナイフ.........持ってきておいて正解だった............クロの正体がこいつだったって事はわかっていたから.............今日を逃したらもうこいつを殺すチャンスは二度と来ないと思ってたから...........」フラ.....フラ......
全員「................!!!!」
キモオタ「本当はさっき..........後ろからこいつを殴り倒した時に.........ナイフを使えばよかったけど..........それじゃあ倉橋殿がこいつの汚い返り血を浴びてしまう............」フラ........フラ..........
キモオタ「でも...........ようやく...........こいつを殺す時が来たんだ...........10年分の恨みを..........晴らす時が来たんだ.............」フラ........フラ..........
磯貝「待てキモオタ!!!!馬鹿な事はやめろ!!!!」ガシッッッッ!!!!
前原「お前がこいつを殺したって殺された人が帰って来るわけじゃねぇんだぞ!!!!」ガシッッッッ!!!!
キモオタ「離してくれ.........じゃないとこいつを殺せない...........」グググッ.........
磯貝「離さない!!!!絶対に離さないぞッッッッ!!!!」
前原「頭冷やせよキモオタァッッッッ!!!!」
キモオタ「 邪 魔 を す る な ァ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」グンッッッッ!!!!
磯貝 前原「「うわッッ!!!!」」ドタッッッッ!!!!ドタッッッッ!!!!
全員「!!!!」
渚「磯貝君!!!!前原君!!!!」
539: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/19(火) 12:45:54.80 ID:jPqkR9wWO
杉野「やめろキモオタッッッッ!!!!」ダッッッッ!!!!
キモオタ「来るなァッッッッ!!!!」ブンブンッッッッ!!!!
杉野「うわッッッッ!!!!」
生徒たち「キモオタ...........!!!!」
キモオタ「お願いだから.........お願いだから拙者に構わないでくれよ..........拙者の家族を殺して..............拙者の大切なものを全部奪っていったこいつをようやく殺せるチャンスが来たんだ............お願いだからこいつを殺させてくれよぉ..............」ポロ....ポロ.......
全員「................」
542: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/19(火) 20:49:10.29 ID:jPqkR9wWO
渚「.............殺せんせーに向ける殺意とは違う、抱いちゃいけない殺意を抱いて..
........殺せんせー以外の人間を殺す..........いくらその男が人間以下のケダモノだとしても...........今 キモオタ君がやろうとしている事が僕には正しいとは思えないよ............それが本当にキモオタ君がやりたかった事なの...........?」
キモオタ「................」
竹林「それに、キモオタ君が手を下さなくても、どの道その男は後数分もしない内に体全体に毒が回って死ぬ.........もっと冷静になって考えるんだ、キモオタ君........」
岡島「そうだよ!!!!こんな奴、お前が手を汚してまで殺す価値なんてないんだよ!!!!目ェ覚ませよキモオタァッッッッ!!!!」
キモオタ「.................」
矢田「お願い!!もうこんな事やめて!!!!そんな顔したキモオタくんなんて私見たくないよぉ!!!!」ポロ ポロ
倉橋「お願いだよオタりん!!いつもの優しいオタりんに戻ってぇ!!!!」ポロ ポロ
キモオタ「..................!!」ズキッ......
543: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/19(火) 21:18:43.87 ID:jPqkR9wWO
茅野「ダメ........ダメだよ........キモオタくん............」ググッ......
生徒たち「茅野............!!」
茅野「キモオタくん...........私が殺せんせーを復讐心だけで殺そうとしていた時...........私に言ってくれた言葉...........覚えてる........?」
キモオタ「...............」
『........自分の大切なものを奪った仇を討つためだけに自分を壊す事など、拙者はそれが何よりも悲しいことだと思う.........』
キモオタ「.................!!」
茅野「復讐のためだけに..........自分を壊してはいけないって............あの時そう私に教えてくれたのはキモオタくんでしょ..........?」
キモオタ「................!!」ズキッ.......
茅野「もうやめてよ..............そんな奴のために...........自分を壊そうとするなんて............ダメ...........絶対にダメだよぉ............」ポロ ポロ......
キモオタ「.............さい.........」ズキンッ.........
全員「............!!!!」
キモオタ「う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!う"る"ざい"う"る"ざい"う"る"ざぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"い"!!!!どい"づも"ごい"づも"勝手な"事を"ゴヂャ"ゴヂャ"ぬ"がずな"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!」ズキン!!!!ズキン!!!!ズキン!!!!
544: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/19(火) 21:41:13.74 ID:jPqkR9wWO
キモオタ「ゲホッッッッ!!!!ゴホッッッッ!!!!」ビチャビチャ!!
生徒たち「「キモオタッッッッ!!!!」」
矢田「キモオタくん!!もうそれ以上叫んだりしないで!!!!」ポロ ポロ
キモオタ「本当に殺そうとした事も...........殺した事もないくせに.........茅野殿と矢田殿以外...........大切な人を殺された事がないくせに...........拙者の何がわかるんだ...........」ゼェ-.........ゼェ-...........
生徒たち「................!!」
まるで、キモオタ君じゃない別の誰かを見ているようだった.........
今ここには、いつものように優しいキモオタ君の姿はどこにも見当たらない.............
キモオタ「こいつだけは...........こいつだけは許す事ができない...........こいつだけはこの手で殺してやるんだ..........」チャキン..........
鬼熊「ひぃ"ぃ"ぃ"ッッッッ!!!!」
生徒たち「「やめろォッッッッ!!!!」」
烏間「...............!!!!」
ダメだ...........復讐の鬼と化した今のキモオタ君には、最早 我々の声など聞こえはしない.............
『殺す』事の本当の重みを知らない我々の言葉など届きはしない..........
545: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/19(火) 23:03:25.11 ID:jPqkR9wWO
キモオタ「これで終わりだ.........何もかも............」チャキッ.......
鬼熊「ひぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ッッッッ!!!!」ポロ ポロ
生徒たち「「やめろォ キモオタ!!!!やめてくれぇッッッッ!!!!」」
キモオタ「............やっぱり........おばあちゃんやお父さんやお母さんがいない世の中なんて生きていても............辛いだけだよ...........」
全員「................!?」
カルマ「............なに..........言ってんの...........?」
キモオタ「こいつを殺して...........仇を討った後で...........拙者も死のう............おばあちゃんたちに会いに行くんだ...........ヒヒヒwww」ポロ ポロ.......
全員「 ! ! ! ! 」
546: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/19(火) 23:14:49.82 ID:jPqkR9wWO
キモオタ「ごめんおばあちゃん...........約束守れなかったよ............でもすぐに会いに行くからね............おばあちゃんたちを殺したこの男を殺した後で...........すぐにそっちに行くからね.............」ポロ ポロ......
生徒たち「「やめろォォォォォォォォォォォォッッッッ!!!!」」
寺坂「バカな事言ってんじゃねぇよ!!!!」
倉橋「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」ポロ ポロ
矢田「ダメェェェェェェェェェェェェ!!!!」ポロ ポロ
鬼熊「う"わ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!ごめ"ん"な"ざい"!!!!ごめ"ん"な"ざい"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!!許じでぐだざい"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!!ひぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!!」ポロ ポロ
キモオタ「こいつだけは............」ポロ ポロ...........
キモオタ「 こ い つ だ け は ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」グワァッッッッ!!!!
547: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/19(火) 23:37:59.71 ID:jPqkR9wWO
バシィンッッッッ!!!!
548: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 00:04:11.55 ID:/lAA4A2CO
生徒たち「..............!!!!」
烏間「................!!!!」
キモオタ「.................!!」ヒリヒリ.....
ビッチ「................」ハァ.....ハァ......
生徒たち「ビッチ先生...........!!」
キモオタ「な...........いきなり何すん..........!!!!」
バチィンッッッッ!!!!
全員「!!!!」
キモオタ「...............!!」フラッ.......
ビッチ「................」ハァ.......ハァ.........
ビッチ「 ア ン タ は バ カ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 本 物 の 大 バ カ よ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !」
550: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 01:06:00.88 ID:/lAA4A2CO
生徒たち「..............!!」
ビッチ「アンタ自分が何しようとしたかわかってるの..........?アンタは今、沢山の人の心に永遠に治らない傷をつくろうとしたのよ..........」
キモオタ「................」
ビッチ「もしアンタが死んでしまったら 誰が悲しむか考えなかったの..........?殺されたアンタの家族はもちろん、あのタコだって悲しむし、私もカラスマも、この子たちもみんなみんな悲しむ.........アンタにとっては家族や友達の気持ちよりも仇を討って死ぬ事の方が大事なの...........?」
キモオタ「..................!!」
ビッチ「..........アンタのおばあちゃんがアンタに最後に残していった言葉は何だったの?」
『生きて』
キモオタ「................!!」ポロ ポロ.......
ビッチ「約束したんでしょ........?『どんなに辛い時も諦めないで必ず夢を叶える』って.............」
キモオタ「グズッ........ヒグッ.........」コクンッ.......
ビッチ「だったら..........どんなに殺したいほど憎い相手がいても.........どんなに死んでしまった人に会いたくても..........生きて、夢を叶えなさい..........アンタのその手は夢を叶えるための手...........だから.............そんな外道を殺して汚してしまうなんてやっちゃいけない事なの............死んで夢を断ち切るなんてもっともっとやっちゃいけない事なのよぉ.............バカァ.........ほんッッッッとにアンタはバカなんだからぁ..........」ポロ ポロ........
キモオタ「う........うぅ.........」カラァンッ..........
551: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 01:26:02.54 ID:/lAA4A2CO
矢田「大好きなヒーローが人を殺して自殺したなんて知ったら..........あの子きっと悲しむよ...........お願い...........キモオタくんはあの子にとってずっと憧れのヒーローのままでいてあげて...........」ポロ ポロ.......
キモオタ「あぁぁ..............」ポロ ポロ.......
倉橋「殺す.........なんて.........言ったらダメ...........死ぬ..........なんて言ったらダメェ..............」ポロ ポロ.........
キモオタ「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ".........!!」ポロ ポロ
ガクッ...........
キモオタ「お"ぉ"ぉ".........ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"...........」ポロ ポロ.........
矢田「キモオタくん.........」ギュッ......
倉橋「オタりん............」ギュッ......
554: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 21:29:26.25 ID:/lAA4A2CO
速水「キモオタ...........辛いだろうね...........」
原「うん..........ずっと恨み続けてきた家族の仇を殺すのを諦めるなんて..........やるせないだろうね..........」
カルマ「殺させてやった方が.........キモオタ君は幸せだったのかな...........?」
烏間「いや..........例えキモオタ君が奴を殺した後で、生き続けたとしても.........きっとキモオタ君はこれから先 ずっと『殺し』の重みに苦しみ続けるはずだ...........イリーナが『殺し』の重みが見せる悪夢に苦しまないために『殺し』を日常にする暗殺の道を選んだように.........どんな悪人だろうが、親の仇だろうが、人殺しの先に待ち受けているのは真っ暗な闇..........終わる事のない闇だ.........それだけは.......俺にもわかる..........」
烏間「もう、イリーナもキモオタ君も、これ以上 自分の手を血で染めてはならないんだ..........もう、あの二人をいつまでも闇の中で歩かせるわけにはいかないんだ............」
生徒たち「...............」
555: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 22:01:03.70 ID:/lAA4A2CO
倉橋「オタりん.........皆の所に帰ろ?」
矢田「私たちの肩に掴まって」
キモオタ「うん.........ありがとう...........」スッ......
不破「これで本当に全部終わったんだね...........」
片岡「うん........これだけ大事になっちゃったから、私たちじゃどうしようもできない、後は大人の人達に任せよう.........」
烏間「ああ、早速 今から今回の件の事後処理の仕事がある.......君たちは鶴田と園川の保護の元 しばらくは避難所の本校舎体育館で待機だ、その間に我々は建物爆発による損害見積もりや負傷者の救..................」
烏間「.............!!!!」
生徒たち「................!?」
岡野「どうしたんですか、烏間先生......
....?」
烏間「 危 な い キ モ オ タ 君 ! ! ! !後 ろ だ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」
556: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 22:04:20.88 ID:/lAA4A2CO
ガ シ ィ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
558: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 22:19:32.36 ID:/lAA4A2CO
キモオタ「ぐあ"ッッッッ!!!!」ドシャァッッッッ!!!!
矢田 倉橋「キャァァァァァァァァッッッッ!!!!」
生徒たち「「キモオタァッッッッ!!!!」」
鬼熊「グヒョヒョヒョヒョヒョアヘェェェェェwwwwwざっぎ俺を"殺じでり"ゃ"ごん"な"事に"な"ら"ずに"済ん"だの"に"バガバガバガバガブワ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ガwwwオ"ッボッボッボッボッボッボwww」ギュゥゥゥゥゥ.....!!
キモオタ「ぐっ...........がぁ".........!!!!」ググググ.......
559: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 22:28:13.12 ID:/lAA4A2CO
杉野「鬼熊!!!!どういう事だよ!!!!あいつは毒が回っていて立てるはずなんてないのにどうして立っているんだ!!!!」
菅谷「なんかあいつ様子がおかしくねぇか!!??目が完全に逝っちまってる....
......!!!!」
烏間「まさか........奴はキモオタ君を殺すという執念だけで動いているのか........!!!!」
前原「そんなバカな事が.........!!!!」
560: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 22:42:02.81 ID:/lAA4A2CO
鬼熊「デメ"ェ"ざっぎごの"ボグち"ゃ"ん"に"何じよ"う"どじでぐれ"だん"でぢゅ"が?」ギュゥゥゥゥゥゥゥ........!!
キモオタ「ぐぁ"...........が.............!!」グググググ..........
鬼熊「何じよ"う"どじでぐれ"だん"でぢゅ"が?っで聞い"どる"ん"じゃ"ボゲェ"ェ"ェ"ェ"ェ"ェ"ェ"ェ"ッッッッ!!!!」ギュゥゥゥゥゥゥゥ......!!!!
キモオタ「ぐぇ"ぇ".........ガハァ"ッ........
..!!!!」グググググ......
鬼熊「あ"、ぞっが!ごの"ナ"イ"ブでボグぢゃ"ま"を"殺ぞう"どじだん"だっだ!」ピタッ
キモオタ「ゲホッ!!ゲホッ!!」
鬼熊「悪い"子に"ばお"仕置だじょ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ッッッッ!!!!」ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ.......!!!!
キモオタ「ぐあ"......あ"ぁ"ぁ".........!!!!」ググググ......
生徒たち「「キモオタァッッッッ!!!!」」
561: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 22:48:50.38 ID:/lAA4A2CO
倉橋「やめて!!やめてよぉ!!オタりんを離して!!!!」ポカポカ!!
矢田「キモオタくんから離れてよ!!!!離れてってば!!!!」グイ!!グイ!!
ビッチ「くっ!!こいつ!!もう死にかけのくせになんて馬鹿力なの!!!!」ググッ.......!!
鬼熊「んー..............」
鬼熊「邪魔な"ん"でずげどぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"!!!!」ドンッッッッ!!!!
矢田 倉橋「キャアッッッッ!!!!」ドサドサッッッッ!!!!
ビッチ「うっ..........!!」ドサァッッッッ!!!!
生徒たち「「矢田!!!!倉橋!!!!ビッチ先生!!!!」」
562: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 23:05:04.83 ID:/lAA4A2CO
鬼熊「ざぁ"で........ざっざどごの"デブを"殺ずどずる"がぁ"wwwww」ギュゥゥゥゥゥゥ.........
キモオタ「ぐっ........ごぁ".........!!」グググ........
鬼熊「グーヂョギパーで♪グーヂョギパーで♪何作ろ"ー♪何作ろ"ー♪」
全員「................!!!!」
鬼熊「右手に"ばナ"イ"ブで♪」チャキン!!
鬼熊「左手に"ば首で♪」ギュゥゥゥゥゥゥ.......
キモオタ「ぐぁ"............!!!!」ググググ.......
鬼熊「目刺じー♪目刺じー♪」ニヤァァァァ.......
全員「 ! ! ! ! 」
563: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 23:20:09.73 ID:/lAA4A2CO
鬼熊「左目だげじゃ"済ま"ざね"ぇ"..........右目も"潰じで.........な"ーん"も"見え"な"ぐじでや"る"よ"ぉ"..........ゲヒャヒャヒャァァァァwwwww」ギュゥゥゥゥ........!!
キモオタ「ぐっ..........ぐぉ"ぁ"........!!!!」グググ........
鬼熊「ん"でぞの"後ばぁ"wwwwガボヂャ"み"だい"な"感じでナ"イ"ブで頭皮捲っで頭蓋骨がぢ割っで脳み"ぞズドロ"ーでジュ"ル"ジュル"啜っでや"る"ん"だぁ"wwwwwwwwハァァァァァァァヒェヘヘヘヘヘヘヘヘへwwwwwwwwwグヒャヒャヒャオェェェイwwwwww」チャキン!!
生徒たち「...............!!!!」ゾッ......
烏間「や.........やめろォッッッッ!!!!」
ビッチ「お願いやめて!!!!やめてぇぇぇッッッッ!!!!」ポロ ポロ......
564: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 23:28:36.61 ID:/lAA4A2CO
鬼熊「ゲヒヒヒヒヒ.......ごれ"でお"前ば死ぬ"..........悪人殺じだオ"デが正義..........オ"デが一番がっごい"い"ん"だじょ"ん"...........」チャキン.........
キモオタ「ぐあ"ぁ"ぁ"ぁ"..........!!!!」ググググ...........
生徒たち「「やめろッッッッ!!!!やめろォォォォォォォォッッッッ!!!!」」ポロ ポロ
鬼熊「バイ"バーイ"wwwww」グワァッッッッ!!!!
矢田「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ポロ ポロ
倉橋「誰かオタりんを助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」ポロ ポロ
565: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 23:34:17.06 ID:/lAA4A2CO
ガ シ ィ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
566: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 23:37:53.67 ID:/lAA4A2CO
生徒たち「...................!!!!」ポロ ポロ......
烏間「...............!!!!」
ビッチ「..................!!!!」
キモオタ「.................!!!!」ハァ.......ハァ.......!!
567: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 23:43:49.14 ID:/lAA4A2CO
「私ハ...........私ノ生徒タチヲ..........守ル」ゼェ-.........ゼェ-.........
568: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/20(水) 23:48:48.06 ID:/lAA4A2CO
殺せんせー「ゼェ-........ゼェ-..........」ドロ........
鬼熊「ぐぅ"...............!!」ギリリ......!!
生徒たち「「 殺 ぜ ん" ぜ ぇ" ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」」ポロ ポロ......
571: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/21(木) 00:37:03.64 ID:KgyCDzWxO
烏間「生きていたのか..........!!」
ビッチ「遅すぎるのよ........アンタはぁ..........」グスッ........ヒグッ.........
鬼熊「ゆ"................!!!!」
鬼熊「夢だァ"ッッッッ!!!!ごれ"ば悪い"夢な"ん"だ!!!!ぞう"に"違い"な"い"ッッッッ!!!!あ"の"爆発を"受げで生ぎでる"な"ど有り"得る"ばずがない"!!!!ご都合主義だァ"ッッッッ!!!!主人公補正だァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ッッッッ!!!!」
キモオタ「殺.........せん........せぇ..........」ググッ........
殺せんせー「モウ.........コレ以上.........私ノ生徒ニ..........手出シハサセナイ...........キモオタクン............苦シカッタデショウ...........?辛カッタデショウ.............?デモ............イリーナ先生ノ言ウ通リ...........君ノソノ手ハ...........夢ヲ叶エルタメノ手...........ダカラ............ソノ手ヲコンナ男ノ汚イ血デ汚シテハイケマセン............」ドロ...........
キモオタ「...............!!」ゼェ-......ゼェ-.........
殺せんせー「ダカラ..........」ギュゥゥゥゥゥゥ...........!!!!
鬼熊「ぎゃ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!痛い"ッッッッ!!!!痛い"よ"ォ"ォ"ォ"ォ"ッッッッ!!!!千切れ"る"よ"ォ"ォ"ォ"ォ"ッッッッ!!!!ごめ"ん"な"ざい"!!!!ごめ"ん"な"ざい"!!!!ヒィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"!!!!」ギリギリ........!!!!
殺せんせー「ダカラ.........コノ男ハキモオタクンニ代ワッテ............私ガ殺ス...........!!」ビキッ.........ビキビキメキ.............!!!!
572: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/21(木) 00:51:43.36 ID:KgyCDzWxO
鬼熊「ひぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!!許じで!!!!許じでぐだざい"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ッッッッ!!!!も"う"じま"ぜぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ん"!!!!助げでぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ッッッッ!!!!」ポロ ポロ
殺せんせー「黙レ..............」グパァッ..........!!!!
鬼熊「...............!!!!」
鬼熊「 ぎ ゃ" あ" ぁ" ぁ" あ" あ" あ" あ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" あ" あ" あ" あ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" あ" ぁ" あ" あ" あ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" ぁ" あ" ! ! ! ! ! ! 」
573: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/21(木) 00:55:44.86 ID:KgyCDzWxO
バリッッ!!バリボリッッ!!グチャグチャッッ!!バキッッ!!ボキボキッッ!!ゴリゴリッッ!!ブチィッッ!!グチュグチュッッ!!
574: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/21(木) 07:10:17.15 ID:KgyCDzWxO
全員「................!!!!」
殺せんせー「コレデ...........モウ君タチヲ苦シメル者ハイナクナリマシタ...........」ドロ............
渚「..................」
殺せんせー..........こんなにドロドロに溶けてまで...........僕らを助けに来てくれたんだ..............
殺せんせー「ウッッ.........!!ゲホッッッッ!!!!ゲホッッッッ!!!!」ビチャビチャッ!!!!
生徒たち「「殺せんせーッッッッ!!!!」」
殺せんせー「本当ハ............モット........君達ト一緒ニイタカッタ.............デモ.........モウ時間ガアリマセン...............黒騎士ノ爆発デ............私ハ対先生弾ヲ..........浴ビスギタノデス.............モウスグデ私ノ肉体ハ............完全ニ溶ケテ蒸発シ..........コノ世カラ消エテナクナルデショウ............」ゼェ-.......ゼェ-........
生徒たち「そんな............いやだよ!!殺せんせぇ!!!!」ポロ ポロ.......
殺せんせー「私ハ..........政府ヤ.........アノヨウナ男ノ手ニカカッテ...........死ニタクナイ............」ゼェ-.......ゼェ-.........
殺せんせー「ダカラ..........ソウナッテシマウ前ニ...........私ガアノ男ノ手ニヨッテ死ンデシマウ前ニ............君達ニ..........私ノ最後ノワガママヲ聞イテ欲シイノデス...........」
生徒たち「..................?」グズッ.....ヒグッ.......
575: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/21(木) 07:16:39.02 ID:KgyCDzWxO
「君タチノ手デ.........先生ヲ殺シナサイ..............」
577: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/23(土) 21:34:44.53 ID:Vj+CkD0yO
生徒たち「.................!!」
烏間「..............」
ビッチ「...............」
578: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/23(土) 21:49:32.17 ID:Vj+CkD0yO
僕らはこの一年間 この暗殺教室で、『暗殺者』として生きてきた..........
でも『暗殺者』といっても、僕らは今まで誰も殺した事はない
何故なら僕らのターゲットは担任の先生1人だけ
マッハ20で動く担任の先生一人だけが僕らのターゲットだったから
正直なところ、マッハ20で動く先生なんて常人である僕らには殺せるはずもなく、今までずっと僕らはたった一人のターゲットを殺す事ができないでいた
579: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/23(土) 21:55:25.35 ID:Vj+CkD0yO
今まで僕らがどんな暗殺を仕掛けようとも、ターゲットは僕らの行動を先読みし、持ち前のスピードで回避してきた
殺せない先生
だから『殺せんせー』
僕らはこの一年間ずっとターゲットの事をそう呼んできた
580: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/23(土) 22:07:32.45 ID:Vj+CkD0yO
.............殺せんせーを殺せない日々が続く中で、誰も口にはしないで、目を背けていたけど、本当は皆 薄々気づいている事があった
それは、殺せんせーと過ごすうちに、こんなにいい先生である殺せんせーを殺したくなくなってきてしまい、誰一人として殺せんせーを『本気』で殺そうとはしていなかった事
そして、全員が殺せんせーを本気で殺す『フリ』をしていた事だった
581: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/23(土) 22:24:44.83 ID:Vj+CkD0yO
『暗殺は絆』
『殺す事が先生への恩返し』
『恩師を殺す覚悟はできている』
僕らは口裏を合わせたかのように、今までずっとそんな言葉を吐き出して、わかったようなフリをしてきた
でも、本当は..........
『マッハ20で動く先生なんてどうせ自分たちに殺す事はできない』
『殺せんせーの事だから、また予想外の方法で暗殺をかわされる』
心の奥底ではそんな事を考えながら、殺せんせーの強さに甘えながら『暗殺』の真似事を繰り返していた
582: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/23(土) 22:38:21.10 ID:Vj+CkD0yO
本当は僕らに『覚悟』なんてこれっぽっちもなかった事
それに気づいてしまうのが怖くて、僕らは殺せんせーを本気で殺す覚悟ができているように振る舞い 自分を安心させていた
583: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/23(土) 23:41:22.08 ID:Vj+CkD0yO
生徒たち「..................」
殺せんせー「ゼェ-.......ゼェ-........」ドロォ.......
殺せんせー...........僕らがあなたを殺せなかった理由は ナイフが届かなかったから、銃弾が当たらなかったから、スピードを捕らえられなかったからだけじゃないんだよ..........
楽しくて幸せな毎日が終わってしまうのが怖かったから僕らはあなたを殺せないでいたんだよ..............
584: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/24(日) 00:04:36.83 ID:EqG8bno/O
僕らが何かの拍子で殺せんせーを殺してしまう事がない限り、終わりが来る事はないと思っていた...........
沖縄の島で 僕らの暗殺を回避したみたいに
イトナ君や茅野の暗殺を回避したみたいに
『死神』の暗殺を回避したみたいに
政府の暗殺だっていつものように回避してくれると思っていた
爆発のタイムリミットを過ぎたとしても、いつものようになんとかして回避してくれると思っていた
僕らの中学校生活が終わっても殺せんせーの命に終わりなんてきっと来ない、そう思っていた
586: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/24(日) 00:31:22.44 ID:EqG8bno/O
なのに............
生徒たち「..................!!」ポロ ポロ..........
終わりがすぐそこまで来ている事を理解した瞬間、涙が止まらなくなった
まだ終わらせたくない.........
殺せんせーを殺したくない
587: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 19:57:08.45 ID:/Ogvt2voO
生徒たち「..................」ポロ ポロ........
殺せんせー「全員..........銃ハ持ッテイルハズデス...........早ク引キ金ヲ.........引クノデス..........コレガ君達ニトッテ最後ノ...........」ドロ.......ドロ.........
「 い や だ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !」
烏間「..............!!」
ビッチ「................!!」
渚「ハァ-..........ハァ-..........」ポロ ポロ......
殺せんせー「渚クン...........」ドロ......ビチャ.........
渚「だって.........だって...........僕らが引き金を引いてしまったら殺せんせーは死んでしまう!!!!死んでしまったらもう助ける事もできなくなってしまうよ!!!!」ポロ ポロ
殺せんせー「................」ドロォ..........
渚「いやだよ..........殺せんせーが死ぬのが早まるなんて...........いやだよ............1秒でもいいから...........少しでも長く........殺せんせーと一緒にいたいんだよ..........」ポロ ポロ.........
生徒たち「グズッ.......グズッ.......」ポロ ポロ.........
殺せんせー「................」ボト......ボト.......
588: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 20:06:40.65 ID:/Ogvt2voO
ビッチ「................」
烏間「...............」
こんな時だからこそ.........教師として.......生徒たちに言葉をかけなければならないはずなのに彼らにかける言葉が見つからない............
ただただ、この状況を見ている事しかできない.............
俺は.........彼らに何もしてやれない.........
こうしている間にも奴の体はどんどん壊れていく............
いくら彼らが助けたい、一緒にいたいと願っても 奴はもう............
589: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 20:08:52.89 ID:/Ogvt2voO
ポン........ポン..........
590: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 20:28:46.62 ID:/Ogvt2voO
生徒たち「...............!」
泣いてばかりいる僕らの頭を..........殺せんせーの壊れかけの触手が優しく撫でた..........
殺せんせー「私ハ..........コノ手ト.......自分ニ残サレタ時間ヲ使ッテ...........君達ヲ守リ..........救イ........導クト.........雪村先生ニ誓イマシタ............」ナデナデ.......
生徒たち「..............」ポロ ポロ........
殺せんせー「ダカラ私ハ.........雪村先生トノ約束ヲ守ルタメニ...........自分ノ持テル全テノ力ヲ出シ切リ.........君達ノ成長ノ事ダケヲ考エテ..........教エテキマシタ.............」ドロ.......ドロォ........
生徒たち「................」ポロ ポロ.....
殺せんせー「ソンナ私ノ教エニ君達ハ頑張ッテ付イテ来テクレテ...........ココマデ立派ニ成長シテクレマシタ.............コレデ私ハ.............雪村先生トノ約束ヲ果タス事ガデキマシタ...........」ボト.......ベチャ......
殺せんせー「ダカラ.........約束ヲ果タス事ガデキタ今..........役目ヲ終エタ今.........私ニ残サレタノハ『死』ノミトナリマシタ.............」ビチョ......ベチョ........
生徒たち「................!!」ポロ ポロ......
591: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 20:39:50.32 ID:/Ogvt2voO
渚「グズッ..........ヒグッ...........」ポロ ポロ......
なんで..........
なんでそんな事言うの?殺せんせー.........
殺せんせー「前ニモ言ッタヨウニ.........コノ絆ハ..........殺ス事デノミ.........修了デキマス..........」ボト........ボト..........
殺せんせー「デスガ............私ハ今........鬼熊 剛蔵ノツクリダシタモノニヨッテ..........『死』ヲ迎エヨウトシテイマス........」ゴポッ.........ゴポッ.........
殺せんせー「モシ........コノママ死ンデシマエバ..........我々ノ『絆』ハ修了スル事ナク............永遠ニ途切レテシマウ..........」ビチャ..........ボチョ.........
592: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 20:44:21.29 ID:/Ogvt2voO
殺せんせー「ダカラ...........最後ハ.........君達ニ殺シテ欲シイノデス..........」ゴポッ........ガパッ........
593: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 20:58:48.67 ID:/Ogvt2voO
生徒たち「.............!!」ポロ ポロ
殺せんせー「モウ時間ガアリマセン........ゴポッ........早ク引キ金ヲ...........」ドロ.......ドロ..........
寺坂「 う る せ ぇ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」
殺せんせー「..............!!」ビチャ.....ボト......
寺坂「何で弱音ばっか吐いてやがんだよ..........いつもみたいに自信満々で誰かに殺されるなんて微塵も感じさせねぇテメーはどこ行ったんだよ!!!!諦めてんじゃねぇよッッッッ!!!!」ポロ ポロ
殺せんせー「...............」ビチャ.......ビチャ........
岡野「そうだよ!!!!諦めないで!!!!溶けてもまた再生できるんでしょ!!??まだ死ぬって決まったわけじゃないんでしょ!!??」ポロ ポロ
奥田「また皆で助かる方法を考えましょう!!!!諦めなければきっと方法は.............!!」ポロ ポロ
殺せんせー「ヌルフフフフ.............」ビチョ........ビチョ........
生徒たち「.................?」ポロ ポロ.......
594: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 21:15:33.56 ID:/Ogvt2voO
殺せんせー「嬉シイデスネェ...........私ノタメニ.........コンナニモ涙ヲ流シテ........泣イテクレル.........君達トイウ存在ガアル事ガ........モシ君達ニ出会ワナケレバ..........私ノタメニ涙ヲ流シテクレル人ナド........キットイナカッタ事デショウ..........本当ニ嬉シイ事デス...........」ドロ.......グチャ.......
生徒たち「...............」
殺せんせー「デモネ..........ココマデ細胞ガ壊レテシマッテハ........モウ再生スル事モデキナイシ........助カル術モアリマセン.........イクラ抗ッテモ.........モウスグ私ニ訪レル『死』ヲ避ケル事ガデキナイノハ..........私自身ヨクワカッテイルシ........本当ハ君達モワカッテイルハズデス..........」グチャ......グチャァッ........
生徒たち「グズッ......ヒグッ........」ポロ ポロ.....
殺せんせー「私ノタメニ涙ヲ流シテクレル事ハ本当ニ嬉シイ事デス............」ボチョ.......ボチョ.........
殺せんせー「デモネ...........死ニ際ニ..........君達ガイツマデモ私ノ事デ悲シンデイルノヲ見ル事ハ........私ニトッテハ..........自殺ヨリモ...........政府ニ殺サレル事ヨリモ.........何ヨリモ一番辛イ死ニ方ナノデス.............」ビチャ.......ボト.......
595: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 21:43:15.62 ID:/Ogvt2voO
生徒たち「.................!!」ポロ ポロ.......
殺せんせー「ダカラ........最後ハ成長シタ君達ニ殺サレ........君達ノ成長ヲ噛ミ締メナガラ死ニタイノデス...........私ヲ殺ス事デ.............涙ヲ流シナガラモ..........一歩前ニ進ム君達ノ姿ヲ見ナガラ死ンデイキタイノデス.............」グチャ.......ボト........
殺せんせー「コレガ...........私カラ.........君達ヘノ最後ノワガママデス..........私ハ...........君達ニ.........暗殺教室ダケデハナク............私カラモ卒業シテ............一人ノ人間トシテ...........此処カラ巣立ッテイク姿ヲ..........見届ケタイノデス...............」ボチョ.......ボチョ.......
生徒たち「................!!」ポロ ポロ.......
殺せんせー「ゲホッッッッ!!!!ゲホッッッッ!!!!」ビチャビチャッ!!!!
生徒たち「「 殺 せ ん せ ぇ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !」」ポロ ポロ
殺せんせー「サァ........ゴポッ.......モウ時間ガナイ...........ガポッ........早ク..........早ク引キ金ヲ引キナサイ...........」ドクドク.......
殺せんせー「私ノ体ガ..........ボゴッ........コノ世カラ消エテシマウ前ニ........グポッ........コノ『絆』ヲ..........修了スルノデス............」ドプ.....ドプ..........
596: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 21:45:54.29 ID:/Ogvt2voO
生徒たち「................!!」ポロ ポロ......
烏間「...............」
ビッチ「................」
597: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 21:55:06.81 ID:/Ogvt2voO
生徒たち「う...........うぅ..........」ポロ ポロ..........
ガチャ.........ガチャ ガチャ...........
生徒たち「ぐ.........うぐぅ...........」ポロ ポロ........
烏間「................」
ビッチ「................」ポロ ポロ......
598: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 22:12:02.02 ID:/Ogvt2voO
生徒たち「う........グズッ.......うぅ.......ヒグッ..........」ガクガク.......
烏間「...............」
今まで..........彼らが日常的に奴に笑顔で銃口を向けていた事が...........まるで嘘のようだ...........
今..........奴に銃口を向けているその手は震え、汗が滲み............目からは涙が溢れている............
なんて..........なんて悲しい表情なんだ...........
これが..........殺すと言う事なのか..........
俺は...........彼らに..........これだけの重荷を背負わせていたのか............
ビッチ「カラスマ..........」ポロ ポロ.......
烏間「知らなかった.............俺は............何も知らなかった.............」
599: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 22:27:04.11 ID:/Ogvt2voO
カシャン...........
全員「................!!」
殺せんせー「...............」ドプ.....ドプ.........
渚「やっぱり.............できない..........僕には............できないよぉ.........」ポロ ポロ.......
生徒たち「渚.............」ポロ ポロ.......
600: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 22:30:55.46 ID:/Ogvt2voO
渚「う......グズッ........うぅ.......ヒグッ.......」ポロ ポロ......
わかってた..........いつかは絶対に殺せんせーを殺さなきゃいけない日が来るって事.........わかってたはずなのに.........
怖い........
怖くて銃を持つ事すらできない.........涙が止まらない..........
ごめんなさい.........殺せんせー.........
僕は1年前から何も成長してなかった.........
僕は弱虫で臆病者で.........恩師の願いを叶える覚悟もできない弱い生徒です............
ごめんなさい..........ごめんなさい...........
601: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 22:32:18.60 ID:/Ogvt2voO
ギュッ........
602: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 22:39:16.88 ID:/Ogvt2voO
渚「茅野.........!」ポロ ポロ.....
茅野「渚.........ひとりじゃないから.........いつだってこの手は.........ひとりじゃないからね...........」スッ........
カルマ「皆.........ここにいるよ」スッ......
渚「カルマ ........!」ポロ ポロ.....
キモオタ「一年間........同じ時と場所で過ごした仲間が.........ここにいる.........」スッ........
渚「キモオタくん........!」ポロ ポロ......
生徒たち「渚...............」コクンッ....
渚「みんな............!!」ポロ ポロ.......
603: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 23:03:26.27 ID:/Ogvt2voO
ーーーー3月13日...........
渚「う.........グズッ.......うぅ.......ヒグッ..........」スッ........
ガチャ.........ガチャ ガチャッ.........
生徒たち「グズッ.......グズッ......」ポロ ポロ.....
渚「グズッ......ヒグッ........」ポロ ポロ.......
烏間「...............!!」
ビッチ「................!!」ポロ ポロ
ーーーー1年間 共に歩んで来たこの場所で.........
殺せんせー「...............」ニコッ.......
604: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 23:07:05.74 ID:/Ogvt2voO
パ ン パ ン パ ァ ン ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
605: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 23:15:13.76 ID:/Ogvt2voO
生徒たち「..................!!」ポロ ポロ.....
殺せんせー「.................!!」ビチャッ......!!
パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ ン ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
606: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/25(月) 23:18:52.88 ID:/Ogvt2voO
僕らは、泣きながら殺せんせーを撃った
一人一人が、まるで別れを告げるかのように、花を添えるかのように殺せんせーを撃った
608: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/26(火) 00:20:13.74 ID:/T5SsqnoO
ー ー ー ー ー ー
ー ー ー ー ー
ー ー ー ー
ー ー ー
ー ー
ー
殺せんせー「」シュゥゥゥゥゥゥ.........
生徒たち「グズッ........ヒグッ........」ポロ ポロ.........
渚「...............」
殺せんせーの遺体が............どんどん蒸発していく............
殺せんせー「」シュゥゥゥゥゥゥ........
生徒たち「グズッ.......ヒグッ.........」ポロ ポロ........
........僕らがいつまでも別れを惜しんで泣いてばかりいると 殺せんせー.......きっと僕らを心配して............安心してあの世へ行けない.............
生徒たち「殺せんせぇ.........殺せんせぇ...........」ポロ ポロ.......
それに...........僕らはまだ殺せんせーに伝えてない............
『ありがとう』と...........『さよなら』を.............
伝えなきゃ...........殺せんせーが完全に消えてしまう前に............伝えなきゃ...........
渚「..................」スゥ..........
609: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/26(火) 00:24:43.84 ID:/T5SsqnoO
渚「あおーげばー......尊しー.......」
610: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/26(火) 00:30:44.57 ID:/T5SsqnoO
生徒たち「...............!」ポロ ポロ......
烏間「..............!」
ビッチ「.............!」
渚「我が師の恩ー..........」
生徒たち「グズッ.........ヒグッ.......」コクンッ......
スゥ.............
611: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/26(火) 00:32:32.15 ID:/T5SsqnoO
生徒たち「教えの庭にもー........はやいくとせー........」
殺せんせー「」シュゥゥゥゥゥゥ..........
612: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/26(火) 01:21:08.35 ID:/T5SsqnoO
『初めまして、私が月を爆った犯人です、来年には地球も爆る予定です、君達の担任になったのでどうぞよろしく』
『ここまでは来れないでしょう!!基本性能は違うんですよ!!バーカバーカ!!明日出す宿題を2倍にします』
『先生はね、君達と一緒に旅ができるのが嬉しいのです』
『だ........だって見たかったんだもん!!手ェ繋いで照れる2人とか見てニヤニヤしたいじゃないですか!!』
『全員50位以内!!!!おめでとうございます!!!!』
『この学園祭で実感してくれたでしょうか、君達がどれほど多くの.........【縁】に恵まれて来たことか』
614: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/26(火) 01:31:09.91 ID:/T5SsqnoO
生徒たち「思えばいととしー..........」
『君達と真剣に向き合う事は.........地球の終わりよりも重要なのです』
『先生のことは嫌いでも、暗殺のことは嫌いにならないでください』
『先生の財布の残高..........5円!!』
『殺してみなさい暗殺者と暗殺対象、それが先生と君たちを結びつけた絆のはずです』
『人に笑顔で胸を張れる暗殺をしましょう、君達全員それが出来る有能な暗殺者だ』
615: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/26(火) 01:32:52.92 ID:/T5SsqnoO
ポロ ポロ........
616: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/26(火) 01:37:24.93 ID:/T5SsqnoO
生徒たち「この"ぉ"........としつきぃ"............」グズッ........ヒグッ........
殺せんせー「」シュゥゥゥゥゥゥ........
617: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/26(火) 01:43:31.07 ID:/T5SsqnoO
生徒たち「今ごぞぉ".......ヒグッ.....別れ"め"ぇ"..........グズッ........」ポロ ポロ.......
ビッチ「................」ポロ ポロ......
烏間「................」グッ........
618: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/26(火) 01:47:13.87 ID:/T5SsqnoO
殺せんせー「」シュゥゥ............
生徒たち「い"ざ......グズッ......ざら"ばぁ".........ヒグッ.........」ポロ ポロ......
619: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/26(火) 02:03:04.32 ID:/T5SsqnoO
殺せんせーは...........風になって 涙が伝う僕らの頬を優しく撫でると...............そのまま空へと消えていった.............
630: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/28(木) 23:44:20.26 ID:mLS6kJXHO
ー ー ー ー ー
ー ー ー ー
ー ー ー
ー ー
ー
生徒たち「................」
ビッチ「.................」
烏間「................」
奴が死んでから..........もう1時間近く経つというのに生徒たちは 奴が死んだこの場所で佇んでいる.............誰もそこから動こうととはせず、ただジッとそこで佇んでいる...........
まるで、奴がまたいつものように元気に姿を現わすのを待っているかのように...........
当然だ.........自分達をどん底から救ってくれた恩師を自らの手で殺したんだ.........そんな現実を.............まだ15歳の子供達が...........ましてや、その恩師の生徒である彼らが受け入れられるはずがない.
...........
本当に..........これでよかったのだろうか..........?
生徒たち「.................」
本当に.........今のこの現状で..........生徒たちは、前に進んだと言えるのだろうか............?
631: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/29(金) 07:07:24.71 ID:P80SpT6bO
生徒たち「.................」
ビッチ「...........アンタたち..........3月とはいえ、まだ冷えるわ............このままここに居続けたら風邪ひくわよ..........ホラ............早く帰ろ..........?ね........?」
中村「ビッチ先生は先帰ってて.........私らまだここにいるから...........」
ビッチ「何言ってんのよ、まさかアンタたち このままずっとここにいるつもりなの...........?」
生徒たち「................」
ビッチ「...........辛い気持ちは私にもよくわかるわ.........でもね、いつまでもここにいたらダメなの...........いくらアンタたちがここにいてもあのタコはもう..........」
岡野「もうほっといてよ!!!!」
ビッチ「..............!!」
寺坂「テメェに あのタコを殺した俺らの気持ちがわかってたまるかよ!!!!」
前原「もうこれ以上俺らに構わないでくれよ!!!!」
ビッチ「アンタたち...........」
632: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/29(金) 07:22:33.48 ID:P80SpT6bO
「一体君達はいつまでそうやっていじけているつもりだい?」
634: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/30(土) 12:42:58.38 ID:wIAAK8NPO
全員「!!」
烏間「理事長..........!!」
理事長「黙って見ていればいつまでもメソメソとここに留まって...........ここはもう君達のいる場所ではない、早く出て行きなさい」
吉田「ンだよ!!!!いきなり出て来てなんでそんな事言われなきゃなんねーんだよ!!!!」
狭間「自分達の恩師が死んで悲しむ事の何が悪いの?」
村松「そうだよ!!!!じゃあ何か!?アンタは自分の大切な人が死んでも悲しまねぇってのかよ!!!!」
理事長「............君達は一体今まで殺せんせーから何を教わってきたんだ..........?」
生徒たち「...............?」
理事長「殺せんせーが、最後に何を願いながら死んでいったのか.........君達はわかっているかい?」
生徒たち「何を........願って..........」
理事長「..........どうやらまだわかっていないようだ.........」
理事長「ついてきなさい.........わからないのなら私が教えてあげよう.........殺せんせーが何を願って 君達に殺され、死んでいったのかを..........」ザッ.......
生徒たち「.................」ザッ........
635: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/30(土) 13:09:22.34 ID:wIAAK8NPO
旧校舎倉庫
理事長「...................」ザッ......
生徒たち「.................」ザッ......
磯貝「倉庫..........」
寺坂「ケッ この狭い倉庫ン中で説教でも
垂れようってか」
理事長「この倉庫の中に............君達に見て欲しい物がある.............倉庫の扉を開けて見なさい..........」
木村「..................」ガララー
生徒たち「これは................!!」
636: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/30(土) 13:15:07.58 ID:wIAAK8NPO
倉庫の中に入ると、そこには 僕らと殺せんせーの写真がいっぱい載せられている卒業アルバム
そして、はなまるとタコのイラストが描いてある 手作りの卒業証書が人数分用意されていた
637: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/30(土) 13:39:41.64 ID:wIAAK8NPO
生徒たち「.................!!」
理事長「これはね...........殺せんせーが君達のために数ヶ月程前から作っていた卒業アルバムと卒業証書............アルバムと卒業証書は全て彼の手描き...........少しだけ中身を見させてもらったが、所々 字が震えている............」
理事長「きっと君達がここを卒業する事を考えて、嬉しい気持ちと寂しい気持ちを同時に感じながらこれを作ったのだろう............」
生徒たち「殺せんせーが...............これを...........」
理事長「私は殺せんせーから この卒業アルバムと卒業証書を自分が死んでしまったら 生徒たちに渡すよう頼まれた..........だから私はここに君達を連れてきたんだよ............」
生徒たち「..................」
638: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/30(土) 14:09:29.23 ID:wIAAK8NPO
理事長「..........そして、この卒業アルバムと卒業証書と一緒に一通の手紙も預かっている..........」スッ..........
生徒たち「.................!」
理事長「殺せんせーが君達に宛てて書いた手紙だ..........これも、殺せんせーが死んでしまった後で読むよう頼まれた
ものだ..........この手紙に彼の君達に対する願い、そして想いが綴ってある...........」
生徒たち「.................」
理事長「じゃあ............読もうか...........」スッ.........
640: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/30(土) 16:05:21.02 ID:wIAAK8NPO
3年E組の生徒たちへ
この手紙を理事長から読んでもらっているという事は、私はもうここにはいないという事です
なので、この手紙を通して私の心の中にある言葉たちを君たちに伝えたいと思います
私はこの一年間、ずっと君達の先生で居続けました
私の教師生活のはじまりは 君達の前任教師である雪村先生に君達を託された時からでした
闇の中を彷徨う君達を救って欲しいという彼女の最後の言葉を受け止め、私は君達の先生になりました
それから私は君達の先生として、今までずっと君達のそばにいました
今こうしてこの手紙を書いている間も 私は君達と一緒にいられて楽しかった事や嬉しかった事を沢山思い出します
本当に君達の先生でいられてよかったと心の底から思えています
でも、君達と一緒にいればいるほど、絆が深まれば深まるほど、自分の死が近づいてくる事が怖くなってきました
本当はもっと君達と一緒にいたかった
もっと君達に色んな事を教えたかった
もっと君達の知らないような場所に連れて行ってあげたかった
でも、もうそれもできなくなる
そう考えると自分の死が怖くて怖くて堪らなくなります
でもそれは、今まで数え切れない程の人に死を与え続けてきた私への当然の報いだと思っています
私がここで爆発してしまったら、君達の未来も、この地球に住む全ての人たちの未来も終わってしまいます
なので、最後は私自身の手で、自分の命を終わらせようと思っています
本当はまだ死にたくない、君達とこれから先ずっと会えなくなってしまう事ほど私にとって悲しい事はありません
でも、それと同じように、君達が笑顔で幸せにこれからの人生を過ごす事ほど、私にとって幸せ事はないのです
だから、最後に先生から君達にお願いがあります
私が死んでもどうか悲しまないでください
どうかいつまでも笑顔でいつづけてください
辛い時は暗殺教室で過ごした日々を思い出してください
それが、私の君達への最後のお願いです
大好きな生徒たちへ
卒業おめでとう
そして、私の生徒でいてくれてありがとう
殺せんせーより
641: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/30(土) 16:26:18.26 ID:wIAAK8NPO
理事長が、殺せんせーの手紙を全て読み終える頃には、泣いていない生徒は誰一人としていなかった
僕らは殺せんせーの最後のお願いだけはどうしても聞き入れる事ができなかった
涙を堪えようとすればする程どんどん溢れ出てくる
645: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/31(日) 21:39:01.88 ID:LhHSvtNKO
生徒たち「う...........うぅ...........」グスッ........ヒグッ.........
理事長「泣きたい時は泣けばいい..........私も、殺せんせーも..........悲しい時に涙を流す事を否定している訳ではない............悲しい時に思いっきり泣いて.........悲しみを乗り越え、前に進んで行けるのならば............泣いたっていい..............」
生徒たち「..................」ポロ ポロ.......
理事長「だが、今の君達はただ殺せんせーの死を悲しむだけで、悲しみを乗り越えようとはせず、いつまでもここに留まっているだけで、一歩も前に進もうとしなかった」
生徒たち「.................!!」ポロ ポロ.......
理事長「恩師を殺した今、本当に殺せんせーの事を思っているのなら、君達がするべき事は悲しむだけ悲しんでそこに留まる事じゃない」
理事長「涙を流しながらも、殺せんせーのしかばねを越えて夢に向かって進んで行く事............それが君達が今するべき事じゃないのかい?それが君達にできる殺せんせーに対する精一杯の恩返しじゃないのかい?」
生徒たち「...................!!」ポロ ポロ......
646: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/31(日) 21:44:29.01 ID:LhHSvtNKO
理事長「さぁ............もうここは君達のいるべき場所ではない............」
生徒たち「................!!」ポロ ポロ......
理事長「早くここから出て行きなさい、そして夢に向かって一歩一歩進んで行きなさい」
647: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/31(日) 21:54:48.64 ID:LhHSvtNKO
生徒たち「..................」グスッ.....グスッ.....
そうだった............
生徒たち「..................!!」ゴシゴシ!!
泣いたって、ここに留まったって、殺せんせーはもう帰ってこないんだ...........
理事長「................」ニッ......
僕らに出来る事は、これからも 幸せに笑顔で生きていく事............
烏間「..................」
ビッチ「.................」
今日の事を胸に.............強く生きていく............それが殺せんせーの願いなら............泣くのはもうやめた...........
648: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/31(日) 21:56:42.32 ID:LhHSvtNKO
生徒たち「「 は い ッ ッ ッ ッ ! ! ! !」」
649: ◆nuIhuWaZTs 2016/01/31(日) 22:01:30.40 ID:LhHSvtNKO
理事長「いい返事だ..............」ニコッ......
烏間「................」ニッ........
ビッチ「あいつら.............」
今日で僕らは、暗殺教室から...........
そして、殺せんせーから卒業する!!
660: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 10:27:39.55 ID:Gt6VLDyYO
理事長「では...........ここから巣立つ覚悟が決まった所で...........卒業証書授与式を始めよう.............」
生徒たち「「はいッ!!」」
理事長「...........ただし、渡すのは私じゃない............」ザッ ザッ
ポン.......
理事長「烏間先生、お願いできますか?」
烏間「........私が........ですか........?」
理事長「ええ、彼らに卒業証書と卒業アルバムを渡す役目を担うのは 私ではなく、この一年間、表向きの担任教師として、ずっと彼らを見続けてきたあなたが適役だと思うのですが」
理事長「それに、私よりも あなたに渡してもらった方が きっと彼らも喜びますから」ザッ.........
烏間「................」
生徒たち「烏間先生!」
ビッチ「カラスマ!」
烏間「...............」ニッ.......
661: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 10:50:58.08 ID:Gt6VLDyYO
烏間「では、これより椚ヶ丘中学校3年E組の『暗殺教室』の卒業証書授与式を行う!!なお、この卒業証書授与式は君達の本当の担任教師である『殺せんせー』に代わって副担任である俺に執り行わさせてもらう!!
出席番号と名前を呼ばれた者は大きな声で返事をして卒業証書と卒業アルバムを受け取るように!!」
生徒たち「「はいッッッッ!!!!」」
烏間「出席番号1番!!赤羽 業!!」
カルマ「はい!!」
662: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 11:00:58.26 ID:Gt6VLDyYO
僕らは...........他人からも期待されない、自分でも、自分の未来に期待できない と、絶望していた.........
663: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 11:06:57.42 ID:Gt6VLDyYO
そんな風に 言い訳して、逃げているうちに、僕らは夢を見る事を忘れていった
664: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 11:08:10.47 ID:Gt6VLDyYO
自分の可能性を殺していた
665: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 11:12:34.00 ID:Gt6VLDyYO
そんな闇の中を、右も左もわからずに彷徨っている僕らに 殺せんせーが 手を差し伸べてくれた
666: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 11:14:24.35 ID:Gt6VLDyYO
殺せんせーは、教えてくれた
夢を見る事の大切さを
諦める理由なんてどこにもないという事を
667: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 11:28:54.15 ID:Gt6VLDyYO
例え 誰にも期待されてなかったとしても
誰にも認めてもらえなかったとしても
夢を見る事は決して間違いなんかじゃない
この教室にいたからこそ、僕らは気づく事ができた
668: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 11:32:45.15 ID:Gt6VLDyYO
みんながいてくれたから、僕らは頑張れた
669: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 11:34:10.26 ID:Gt6VLDyYO
ここにいたから、僕らは強くなれた
670: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 12:14:22.93 ID:Gt6VLDyYO
ー ー ー ー ー
ー ー ー ー
ー ー ー
ー ー
ー
烏間「以上で男子16名!!女子13名!!計29名!!椚ヶ丘中学校3年E組の『暗殺教室』の卒業証書授与式を 終了する!!」
生徒たち「「はいッッッッ!!!!」」
烏間「君達..........」
生徒たち「...................?」
烏間「本当に..........ありがとう」
生徒たち「.................!」
生徒たち「ありがとうございました!!」ニコッ!!
671: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 13:01:50.54 ID:Gt6VLDyYO
僕ら全員が 卒業証書と卒業アルバムを受け取り終わる頃には、泣いている生徒は誰一人としていなかった
みんな、さっきとは違ってどこか晴れやかな表情になっていた
だからと言って薄情な訳じゃないし、寂しくない訳でもない
いつまでも僕らが悲しんでいたら、きっと殺せんせーが悲しむから
だから
僕らは笑っている
ねえ、殺せんせー
僕らは今、本当に幸せで 心の底から笑えてるよ
だから、もう僕らの事は心配しなくても大丈夫だよ
安心して、ゆっくり休んでね
672: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 13:11:35.16 ID:Gt6VLDyYO
磯貝「本当に終わったんだな.........暗殺教室...........」
前原「ああ.........」
磯貝「前原」
前原「?」
磯貝「これからもよろしくな」ニコッ!
前原「.............!」
前原「おう!」ニコッ!
673: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 13:20:02.85 ID:Gt6VLDyYO
三村「なんか、本当に濃い一年間だったよな」
木村「ああ、普通じゃできない経験がいっぱいできたよな」
菅谷「やっぱ終わっちまうと寂しいなぁ」
674: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 13:32:00.56 ID:Gt6VLDyYO
ビッチ「アンタたち、高校に行っても、しっかりやんなさいよ」
倉橋「うん!ビッチ先生も烏間先生とずっと仲良しでいてね〜」ニコッ!
中村「やっぱビッチ先生には烏間先生と幸せになって欲しいよね〜!」ニヤニヤ
矢田「結婚した時は 真っ先に私達に知らせてね!」ニコッ!
ビッチ「アンタたちって子は........」グスッ........
675: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 14:05:05.17 ID:Gt6VLDyYO
別れを惜しむ人
再開を約束する人
幸せを願う人
考え方や捉え方は人それぞれで、色んな想いが溢れてくる
この想いこそが今まで僕らがこの教室で繋いできた大切な『縁』だという事、
今 こうしてこの教室を卒業した事で それに気付く事ができた
でも............
676: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 14:14:42.00 ID:Gt6VLDyYO
烏間「鶴田、園川、今からキモオタ君と茅野さんを病院へ、園川は茅野さんを、俺と鶴田はキモオタ君を救急車まで運ぶぞ」
鶴田 園川「はい!!」
烏間「さあ キモオタ君、今から我々と病院へ..............」
烏間「キモオタ............君...........?」
677: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 14:18:36.72 ID:Gt6VLDyYO
全員「....................!!!!」
倉橋「オタりん!!!!」
矢田「キモオタくん!!!!」
678: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 14:20:38.44 ID:Gt6VLDyYO
今になってようやく気付いた事がある...........
679: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 14:25:39.92 ID:Gt6VLDyYO
理事長「.................!!」
680: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 14:27:04.58 ID:Gt6VLDyYO
もう一つのお別れが、近づいて来てる事に............
681: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 14:35:51.01 ID:Gt6VLDyYO
キモオタ「...................!!」
僕らが振り返ると、そこには 不思議そうに自分の手のひらを見つめているキモオタ君の姿があった...........
僕らが気付いた頃には、もうキモオタ君の体は向こう側の景色が見える程に.........
...透き通っていた............
少しずつ...........少しずつ............キモオタ君の体が透明に............消えていく...........
682: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 14:50:42.62 ID:Gt6VLDyYO
生徒たち「..............!!」
岡島「な..........なんなんだよ.........それ..........どうしたんだよ...........!!」
前原「おいキモオタ!!どうなってんだよ!!どーいう事なんだよ!!!!」
キモオタ「せ.........拙者にもよくわからない...........一体.........何が起こっているのか............」
『たかし』
キモオタ「.............!!」
全員「...................!!」
烏間「何だ.........この声は.........!!」
683: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 15:13:42.18 ID:Gt6VLDyYO
ポリゴン「たかし、卒業おめでとう」スゥ...........
生徒たち「!!!!」
吉田「な..........なんだ こいつ.......!!」
キモオタ「ポリゴン!!」
生徒たち「ポリゴン..........!?」
キモオタ「あ............そういえば.........みんなにはポリゴンの事を.........話してなかったでござるかな............ホラ..........拙者をこの世界に飛ばした者の.........声の持ち主の正体でござるよ............」
生徒たち「あ............!!」
倉橋「じゃあこの子が............!!」
不破「キモオタ君をこの世界に飛ばした..........!!」
684: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 15:36:50.30 ID:Gt6VLDyYO
ポリゴン「暗殺教室世界の皆さん、初めまして、私が大石 貴志をこの世界に飛ばしたポリゴンだ............それと.........私の同郷の『兄』が...........鬼熊 剛蔵をこの世界に飛ばしたせいで...........あなた方を含む、この世界の多くの人々に迷惑をかけてしまった事............本当にすまなかった..........」
キモオタ「いや...........ポリゴンは何も悪くないさ..........誰もここにはポリゴンを責める人などいないでござるよ」
矢田「うん、それにあなたがキモオタ君をこの世界に連れてきてくれたから、私達はキモオタ君と出会えたんだよ」ニコッ!
倉橋「ありがとうね、ポリゴンちゃん!」ニコッ!
生徒たち「そうだよ!!」「ポリゴンは何も悪くないよ!!」
ポリゴン「ありがとう.........そう言ってもらえると...........嬉しいよ..........」
685: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/02(火) 15:54:25.72 ID:Gt6VLDyYO
ポリゴン「ところで、たかし...........1月18日の..........あの時の約束..........覚えているか............?」
キモオタ「ああ.........覚えているでござるよ............3月13日...........つまり今日までに、現実世界に帰るのか帰らないのかを決める.............と」
全員「.................!!」
ポリゴン「............それで..........たかしは..........どっちの道を選ぶ事にした.....
.......?」
キモオタ「もう.......答えは決まっているでござるよ...........拙者は.........この世界の.........E組の皆が大好きだ...........そして..........E組以外にも..........これから出会う人たちの事も...........今ならきっと好きになれると思う............だから...........」
ポリゴン「すまない、たかし」
キモオタ「....................?」
ポリゴン「やっぱり、お前は 現実世界に帰るべきだと思う」
694: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/04(木) 11:11:32.98 ID:3sVqX2eKO
全員「.................!!」
キモオタ「えっ...............!!」
ポリゴン「...................」
キモオタ「ちょ..........ちょっと待ってくれよポリゴン.............また冗談を..........」ヘラヘラ
ポリゴン「冗談でこんな事言うと思うか?」
全員「..................!!」
キモオタ「な............」
キモオタ「だって!!あの時ポリゴンは拙者に殺せんせーを殺したとしても元の世界に帰るか帰らないか決めるのは自分だって言ったじゃないか!!なんで.......!!どうして!!」
ポリゴン「あの時は確かにそう言った.............だが............」
ポリゴン「たかし.........お前や、鬼熊は..
.......この世界に来た事で............この世界の運命や、必然や..........秩序を大きく崩してしまった.............」
695: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/04(木) 11:54:56.09 ID:3sVqX2eKO
キモオタ「...............!!」
生徒たち「.................!!」
木村「どういう事なんだよ.........!!」
ポリゴン「たかしがこの世界に来て............最初こそは.........多少の違いはあれど、この世界の辿るべき運命の通り、事が進んでいた...........だが............鬼熊の出現によって...........この世界の何もかもが大きく変わってしまった..........」
全員「................!!」
ポリゴン「............本来ならば、最後まであなたたち生徒を含める、地球の人々の安全を守ろうとしていた政府の人間が..........鬼熊に唆される事によって、殺せんせーを殺すためならば犠牲を出す事も厭わない程に腐ってしまった............その結果、今回の件のように...........本来ならば、死ぬはずのなかった多くの人々が死んでしまうという最悪の事態を招いてしまった..........」
全員「................」
ポリゴン「さっき..........みんなは.........こんな事になったのは私のせいじゃない、私は悪くないと言ってくれたが................たかしをこの世界に連れてきてしまった事によって.............鬼熊をこの世界に誘う原因を作り出してしまったのは..........紛れもない、この私だ............」
キモオタ「ポリゴン............」
ポリゴン「あの時..........たかしに、元の世界に帰るか帰らないかの選択肢を与えたのは.............まだ、あの時は たかしがこの世界にいても、あまり大きな影響が与えられていなかったからだ..............でも今は違う............たかしがこの世界にいる事で.............たかしを逆恨みしていた鬼熊が現れた事によって.........この世界に大きな影響を与えてしまった............」
ポリゴン「『世界の理を著しく乱した者は、元の世界に戻せ』............それが、我々の種族の掟だ...........」
696: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/04(木) 12:56:01.47 ID:3sVqX2eKO
寺坂「ざけんな...........」ボソ......
渚「寺坂君...........」
寺坂「ざけんじゃねぇッッッッ!!!!テメーの意思でキモオタをこの世界に連れてきておいてテメーらの都合で勝手にキモオタを元の世界に戻すってのかよ!!!!」
ポリゴン「...........すまない.........」
神崎「寺坂君落ち着いて..........きっとポリゴン君たちの世界にも大切な事情があるんだよ...........だから.........話を聞いてあげよ...........?」
寺坂「ケッ...........!!」
ポリゴン「..........ポリゴン族が連れてきた人間が...........異世界に残る契約をするという事は............その人間は、その世界の住人になると言う事だ...........その世界の住人になると言う事は...........その人間は元いた世界に二度と戻れない...........掟を破りさえしなければ...........たったそれだけで済む事だ..............だが............」
ポリゴン「掟を破って異世界の住人になってしまったら、その人間は 元の世界での記憶を全て抹消されるんだ..........」
697: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/04(木) 13:57:42.10 ID:3sVqX2eKO
全員「................!!」
キモオタ「...............!!」
ポリゴン「つまり............もし たかしがこの世界の住人になってしまったら..........たかしは元の世界で過ごした事や..........
家族といた思い出............何もかもを全部忘れる事になってしまうんだ............たかしにとって、それが本当に幸せな事なのかをもう一度よく考えて欲しい............」
キモオタ「.................」
片岡「でもさ............仮に、キモオタ君が元の世界に戻ったとしても、キモオタ君の家族や.........お義父さんも、お義母さんも..........もういないんだよ..........そんな状態で元の世界に帰ったって........ますますキモオタ君を不幸にしてしまうんじゃ..............」
ポリゴン「その事なんだが..........」
全員「................!?」
ポリゴン「今の私なら..........たかしを『過去』の世界に返す事が可能だ..........まだ.........たかしが家族と楽しく過ごしていたあの頃に............そして巡り巡って、
鬼熊親子の存在しないパラレルワールドにたかしを送り届ける事ができる...........」
699: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/04(木) 14:44:00.06 ID:3sVqX2eKO
キモオタ「え...............!!」
生徒たち「じゃあ............!!」
ポリゴン「たかしは 元の世界に帰れば、また家族に会う事ができる.........たかしを過去の世界に送り届けると言う事は.........時を巻き戻すと言う事..........だから.........たかしの肉体は巻き戻された分退化し、子供の頃の姿に戻る...........当然、潰された片目も.........へし折られた片足も........傷ついた体も何もかもが元通りだ..............ただし、この世界で過ごした記憶はそのまま元の世界でも引き継ぐ事ができる............」
全員「..................!!」
ポリゴン「私だって、この一年間 何もしなかった訳ではない.............たかしに幸せになってもらうために..............沢山 勉強したから.............」
キモオタ「ポリゴン............」
702: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/04(木) 16:07:52.68 ID:3sVqX2eKO
生徒たち「キモオタ.............」
キモオタ「.................」
信じられない..............元の世界に帰れば............もう二度と会えないと思っていた家族に..............
お父さんに...........
お母さんに...........
おばあちゃんに会えるんだ...........!!
でも................
703: ◆nuIhuWaZTs 2016/02/04(木) 16:47:03.60 ID:3sVqX2eKO