花陽
1: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:20:06.08 ID:9fPFVyqI.net
海未「1,2,1,2……!はい!それでは少し休憩にします!」
花陽「みんなー、今日おにぎり作ってきたんだけど……」ゴソゴソ
花陽「みんなー、今日おにぎり作ってきたんだけど……」ゴソゴソ
2: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:21:08.58 ID:9fPFVyqI.net
穂乃果「ほんと!?食べる食べるー!」ガバァ
花陽「あ、じゃぁ穂乃果ちゃんはこれね、海未ちゃんはこっち。ことりちゃんのは……」
希「ちゃんと誰がどのおにぎりか決めてあるんやねぇ」モグモグ
花陽「うん!みんな好物も苦手な物もバラバラだから、ちゃんとしようと思って。あ、絵里ちゃんのはこれだよ」
絵里「ハラショー!海苔の代わりに……これ何?」ガリッ
花陽「あ、食べちゃダメだよぉ!それ、笹の葉だから!」
絵里「は、ハラショー……食べるものじゃないのね」
花陽「絵里ちゃんはお海苔苦手って聞いたから……ちょっと昔風に、笹の葉で巻いてみました!」
絵里「ご飯に香りが移って、美味しいわね。さすが花陽」モグモグ
にこ「…………」
花陽「あ、じゃぁ穂乃果ちゃんはこれね、海未ちゃんはこっち。ことりちゃんのは……」
希「ちゃんと誰がどのおにぎりか決めてあるんやねぇ」モグモグ
花陽「うん!みんな好物も苦手な物もバラバラだから、ちゃんとしようと思って。あ、絵里ちゃんのはこれだよ」
絵里「ハラショー!海苔の代わりに……これ何?」ガリッ
花陽「あ、食べちゃダメだよぉ!それ、笹の葉だから!」
絵里「は、ハラショー……食べるものじゃないのね」
花陽「絵里ちゃんはお海苔苦手って聞いたから……ちょっと昔風に、笹の葉で巻いてみました!」
絵里「ご飯に香りが移って、美味しいわね。さすが花陽」モグモグ
にこ「…………」
3: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:21:51.79 ID:9fPFVyqI.net
希「お、今日は焼肉やん♪……ほんと、花陽ちゃんは毎日の様におにぎり持ってきてくれるよねぇ」モグモグ
穂乃果「この一口のために海未ちゃんのしごきに耐えてると言っても過言じゃないよ……!」モグモグ
海未「ちょっ、穂乃果!それどういう意味ですか!?」モグモグ
花陽「えへへ、みんなが美味しいって食べてくれると花陽も嬉しいですっ!」
真姫「……」
穂乃果「この一口のために海未ちゃんのしごきに耐えてると言っても過言じゃないよ……!」モグモグ
海未「ちょっ、穂乃果!それどういう意味ですか!?」モグモグ
花陽「えへへ、みんなが美味しいって食べてくれると花陽も嬉しいですっ!」
真姫「……」
4: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:22:36.58 ID:9fPFVyqI.net
凛「かよちん、これ美味しい!なんの具?」
花陽「ふふ、それはね、凛ちゃんの苦手なお魚だよっ!」
凛「嘘!?い、言われてみれば確かに……でもとっても美味しいにゃ!」
花陽「鮭とじゃがいもを丸めて揚げてみたんだ。ちょっと不安だったけど、美味しく食べて貰えたなら良かったぁ」
にこ「…………」
海未「私のはシンプルに梅干しですか。少し寂しい気もしますが、美味しいです」
花陽「あ、それは花陽のおばあちゃまが漬けた梅なの!疲労回復にいいって言うから、いつも頑張ってる海未ちゃんに!」
海未「な、なるほど……そんな気遣いが……ありがとうございます」ジーン
花陽「えへへ、どういたしまして♪」
真姫「…………」
花陽「ふふ、それはね、凛ちゃんの苦手なお魚だよっ!」
凛「嘘!?い、言われてみれば確かに……でもとっても美味しいにゃ!」
花陽「鮭とじゃがいもを丸めて揚げてみたんだ。ちょっと不安だったけど、美味しく食べて貰えたなら良かったぁ」
にこ「…………」
海未「私のはシンプルに梅干しですか。少し寂しい気もしますが、美味しいです」
花陽「あ、それは花陽のおばあちゃまが漬けた梅なの!疲労回復にいいって言うから、いつも頑張ってる海未ちゃんに!」
海未「な、なるほど……そんな気遣いが……ありがとうございます」ジーン
花陽「えへへ、どういたしまして♪」
真姫「…………」
5: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:23:09.50 ID:9fPFVyqI.net
ことり「……あれ?真姫ちゃんどうしたの?おにぎり持って固まってるけど……」
真姫「ねぇ、思うんだけど……」
にこ「負担……よね、これ」
穂乃果「へ、どういうこと?」
真姫「考えてもみてよ、朝練だってあるのに、花陽は毎日の様に九人分のおにぎりを持ってきてくれてるのよ?」
にこ「それだけならまだしも、これだけ具にも配慮して、相当な労力の筈だわ」
花陽「え、そんな……大したことじゃないよ?ウチは毎日ご飯十合くらい炊くから、余ると大変だし……」
真姫「う゛ぇえ……どんだけ炊いてるのよ……」
真姫「ねぇ、思うんだけど……」
にこ「負担……よね、これ」
穂乃果「へ、どういうこと?」
真姫「考えてもみてよ、朝練だってあるのに、花陽は毎日の様に九人分のおにぎりを持ってきてくれてるのよ?」
にこ「それだけならまだしも、これだけ具にも配慮して、相当な労力の筈だわ」
花陽「え、そんな……大したことじゃないよ?ウチは毎日ご飯十合くらい炊くから、余ると大変だし……」
真姫「う゛ぇえ……どんだけ炊いてるのよ……」
6: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:23:47.11 ID:9fPFVyqI.net
にこ「花陽が良くても、流石にこれは甘え過ぎだと思わない?経済的にも結構な額だわ」
海未「言われてみれば、確かに……同じように毎日コンビニでおにぎりを買ってると考えれば、相当な額になりますね」
花陽「ほ、ほんとに大したことじゃないから大丈夫だよ?花陽が好きでやってることだし……」
凛「かよちんが大変なのは嫌だけど……でも、凛はかよちんのおにぎり食べたいにゃぁ」
希「もはや毎日の楽しみになりつつあるよね」
にこ「でも……流石にこれは……」
海未「言われてみれば、確かに……同じように毎日コンビニでおにぎりを買ってると考えれば、相当な額になりますね」
花陽「ほ、ほんとに大したことじゃないから大丈夫だよ?花陽が好きでやってることだし……」
凛「かよちんが大変なのは嫌だけど……でも、凛はかよちんのおにぎり食べたいにゃぁ」
希「もはや毎日の楽しみになりつつあるよね」
にこ「でも……流石にこれは……」
7: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:25:25.51 ID:9fPFVyqI.net
絵里「そうだわ!」カシコッ
希「ど、どしたのえりち、賢くない顔してるよ」
絵里「みんなで持ち回りにすればいいのよ!おにぎり当番!」
真姫「ヴぇぇ!?私おにぎりなんて作らないわよ!?」
花陽「……真姫ちゃん、今、おにぎり『なんて』って……」
真姫「いやっ!それは言葉の綾というか……!」
花陽「真姫ちゃんは、花陽のおにぎり、嫌だったんだね……」ウルウル
凛「あー!真姫ちゃん何してるにゃー!」
真姫「ちょ、ちょっと花陽、泣かないでよ。私は花陽のおにぎり大好きよ?」
花陽「……ホント?」パァア
真姫「ほんとよほんと!」
にこ「じゃぁ、最初のおにぎり当番は真姫ちゃんで決まりねー?」
真姫「えっ、ちょっ……」
希「真姫ちゃんかー。どんなの作るんやろ」
凛「楽しみだにゃー!」
真姫「ま、待って!まだ私は……」
穂乃果「真姫ちゃん、ファイトだよっ!」グッ
真姫「だから私はやらないって言ってるのにぃ……」
希「ど、どしたのえりち、賢くない顔してるよ」
絵里「みんなで持ち回りにすればいいのよ!おにぎり当番!」
真姫「ヴぇぇ!?私おにぎりなんて作らないわよ!?」
花陽「……真姫ちゃん、今、おにぎり『なんて』って……」
真姫「いやっ!それは言葉の綾というか……!」
花陽「真姫ちゃんは、花陽のおにぎり、嫌だったんだね……」ウルウル
凛「あー!真姫ちゃん何してるにゃー!」
真姫「ちょ、ちょっと花陽、泣かないでよ。私は花陽のおにぎり大好きよ?」
花陽「……ホント?」パァア
真姫「ほんとよほんと!」
にこ「じゃぁ、最初のおにぎり当番は真姫ちゃんで決まりねー?」
真姫「えっ、ちょっ……」
希「真姫ちゃんかー。どんなの作るんやろ」
凛「楽しみだにゃー!」
真姫「ま、待って!まだ私は……」
穂乃果「真姫ちゃん、ファイトだよっ!」グッ
真姫「だから私はやらないって言ってるのにぃ……」
8: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:26:10.06 ID:9fPFVyqI.net
――――
その夜、西木野家
真姫「なんで私がこんなこと……」
真姫「そりゃおにぎりくらいなら私でも握れるとは思うけど……9個もかぁ……」
真姫「ええい、仕方ない、やってるやるわ!これくらいこの真姫ちゃんにかかれば楽勝なんだから!」デッショー
真姫「とりあえず、和木さんにご飯は炊いてもらったから、これを握ればいいのよね……って熱ぅ!?」
真姫「何よこれ、こんな熱いものどうやって握ればいいのよ」
真姫「仕方ない、少し冷めるまで待つとしますか」
その夜、西木野家
真姫「なんで私がこんなこと……」
真姫「そりゃおにぎりくらいなら私でも握れるとは思うけど……9個もかぁ……」
真姫「ええい、仕方ない、やってるやるわ!これくらいこの真姫ちゃんにかかれば楽勝なんだから!」デッショー
真姫「とりあえず、和木さんにご飯は炊いてもらったから、これを握ればいいのよね……って熱ぅ!?」
真姫「何よこれ、こんな熱いものどうやって握ればいいのよ」
真姫「仕方ない、少し冷めるまで待つとしますか」
10: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:27:04.23 ID:9fPFVyqI.net
30分後
真姫「よし、これで少しは楽な筈ね」
真姫「……ってあっつぅい!」
真姫「何よ!なんで全然冷めてないのよ!イミワカンナイ!」
真姫「一体どういう……あれ、なんか炊飯器にランプが……」
炊飯器『保温中』
真姫「…………」
真姫「イミワカンナイ!」
真姫「よし、これで少しは楽な筈ね」
真姫「……ってあっつぅい!」
真姫「何よ!なんで全然冷めてないのよ!イミワカンナイ!」
真姫「一体どういう……あれ、なんか炊飯器にランプが……」
炊飯器『保温中』
真姫「…………」
真姫「イミワカンナイ!」
11: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:28:36.24 ID:9fPFVyqI.net
さらに30分後
真姫「最初から炊飯器から出して冷ませば良かったのよ」
真姫「よし、まだ暖かいけど、これなら普通に握れるわ。さすが真姫ちゃんね」
真姫「まずは一個目よ!分量は……こんなもんでいいわよね。いつも花陽のおにぎりはこれくらいの大きさだし」
真姫「…………」ニギリニギリ
真姫「……よし、我ながら綺麗な三角おむすびだわ……ってなんでよ!?」ボロォ
真姫「なんかもの凄い手に張り付く!ナニコレイミワカンナイ!」
真姫「折角綺麗に出来てたのにボロボロになっちゃったじゃない!……ヴぇぇ……」
真姫「くっ、やり直しよ!」
真姫「最初から炊飯器から出して冷ませば良かったのよ」
真姫「よし、まだ暖かいけど、これなら普通に握れるわ。さすが真姫ちゃんね」
真姫「まずは一個目よ!分量は……こんなもんでいいわよね。いつも花陽のおにぎりはこれくらいの大きさだし」
真姫「…………」ニギリニギリ
真姫「……よし、我ながら綺麗な三角おむすびだわ……ってなんでよ!?」ボロォ
真姫「なんかもの凄い手に張り付く!ナニコレイミワカンナイ!」
真姫「折角綺麗に出来てたのにボロボロになっちゃったじゃない!……ヴぇぇ……」
真姫「くっ、やり直しよ!」
12: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:29:43.43 ID:9fPFVyqI.net
真姫「…………!」ボロォ
真姫「なんでよっ!?」
真姫「あぁぁぁぁぁぁ!もう!」
真姫「いや、落ち着くのよ、取り乱しちゃダメダメダメーよ真姫ちゃん。お米が手に張り付いてしまうのなら……」
真姫「直接手で触れなければ良い!」ラップー
真姫「さて、早速ラップ越しに……オゥ、全然張り付かないわ!流石ね!」
真姫「これで三角に……!」ニギニギ
真姫「ぃよっし!完璧だわ!誰がどう見てもパーフェクトに完璧に三角おにぎりよ!」
真姫「なんでよっ!?」
真姫「あぁぁぁぁぁぁ!もう!」
真姫「いや、落ち着くのよ、取り乱しちゃダメダメダメーよ真姫ちゃん。お米が手に張り付いてしまうのなら……」
真姫「直接手で触れなければ良い!」ラップー
真姫「さて、早速ラップ越しに……オゥ、全然張り付かないわ!流石ね!」
真姫「これで三角に……!」ニギニギ
真姫「ぃよっし!完璧だわ!誰がどう見てもパーフェクトに完璧に三角おにぎりよ!」
13: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:30:43.03 ID:9fPFVyqI.net
真姫「ふふふ、やっぱり簡単じゃない」ファサー
真姫「そういえばちょっとお腹空いてきたわね」クゥゥ
真姫「お米は沢山あるし、一つ味見といこうかしら!」
真姫「…………」ムシャ
真姫「……あれ?全然美味しくない……」
真姫「花陽のおにぎりはお米だけでも美味しいのに……ってぇ!」
真姫「お米だけで具を入れてないじゃない!」
真姫「そういえばちょっとお腹空いてきたわね」クゥゥ
真姫「お米は沢山あるし、一つ味見といこうかしら!」
真姫「…………」ムシャ
真姫「……あれ?全然美味しくない……」
真姫「花陽のおにぎりはお米だけでも美味しいのに……ってぇ!」
真姫「お米だけで具を入れてないじゃない!」
14: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:31:36.77 ID:9fPFVyqI.net
真姫「で、でも具の準備なんてしてないし……どうしよう……」
真姫「も、もういっそ和木さんに用意して貰うっていうのも……お米も炊いてもらった訳だし」
真姫「そうよ!別におにぎり当番っていうだけで自分で作るルールなんて無いし!問題ないわよね」
真姫「大体この真姫ちゃんにおにぎり作りなんて似合わないわよ!……いや、花陽をバカにしてる訳じゃないのよ?けどやっぱ私には無理っていうか……」
prpr
真姫「あれ、ライン?練習の連絡かしら」
『綾瀬絵里:おにぎりはちゃんと自分で作ること!』
真姫「…………」
真姫「エスパーかっ!」ガシャーン
真姫「も、もういっそ和木さんに用意して貰うっていうのも……お米も炊いてもらった訳だし」
真姫「そうよ!別におにぎり当番っていうだけで自分で作るルールなんて無いし!問題ないわよね」
真姫「大体この真姫ちゃんにおにぎり作りなんて似合わないわよ!……いや、花陽をバカにしてる訳じゃないのよ?けどやっぱ私には無理っていうか……」
prpr
真姫「あれ、ライン?練習の連絡かしら」
『綾瀬絵里:おにぎりはちゃんと自分で作ること!』
真姫「…………」
真姫「エスパーかっ!」ガシャーン
15: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:33:05.95 ID:9fPFVyqI.net
――――
希「――――で、出来上がったのがこのおにぎりと」
花陽「夜中の一時に、真姫ちゃんから『タスケテ』ってラインが来た時は何事かと思ったよぉ……」
真姫「ちょ、ちょっと!言わないでよ!」///
絵里「結局徹夜したのよね?大丈夫?」
真姫「へ、平気よ!これくらい……」フラァ
凛「真姫ちゃん、朝からフラフラしてたにゃー」
花陽「そんなに無理して作らなくても……元々は花陽が好きでやってたことなんだし……」
真姫「いいの……この真姫ちゃんが……おにぎりの一つも握れないと思ってもらっちゃ困るんだから」
にこ「なんでそんなに自慢げなのよ……まぁ、とりあえず頂くわね」ヒョイパク
にこ「………………!?」ブフゥ
穂乃果「に、にこちゃん!?どうしたの!?」
希「――――で、出来上がったのがこのおにぎりと」
花陽「夜中の一時に、真姫ちゃんから『タスケテ』ってラインが来た時は何事かと思ったよぉ……」
真姫「ちょ、ちょっと!言わないでよ!」///
絵里「結局徹夜したのよね?大丈夫?」
真姫「へ、平気よ!これくらい……」フラァ
凛「真姫ちゃん、朝からフラフラしてたにゃー」
花陽「そんなに無理して作らなくても……元々は花陽が好きでやってたことなんだし……」
真姫「いいの……この真姫ちゃんが……おにぎりの一つも握れないと思ってもらっちゃ困るんだから」
にこ「なんでそんなに自慢げなのよ……まぁ、とりあえず頂くわね」ヒョイパク
にこ「………………!?」ブフゥ
穂乃果「に、にこちゃん!?どうしたの!?」
16: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:33:45.26 ID:9fPFVyqI.net
にこ(このおにぎり、まさか……)
にこ(塩と砂糖を……間違えてッ!)
ことり「にこちゃん、なんか震えてるけど大丈夫?」
にこ「だ、大丈夫大丈夫……オールオーケーよ」
にこ(まさかリアルでやらかす人間が存在するなんて!漫画じゃギャグで済むけどこれは……)
にこ(狂気ッ!凶器だわ!)
にこ(しかも具がまさかの茹でトマトっ!料理が下手な人間にありがちな、自分が美味しいと思うものを入れておけばなんとかなるという発想!)
にこ(これはひどいっ!)
にこ(塩と砂糖を……間違えてッ!)
ことり「にこちゃん、なんか震えてるけど大丈夫?」
にこ「だ、大丈夫大丈夫……オールオーケーよ」
にこ(まさかリアルでやらかす人間が存在するなんて!漫画じゃギャグで済むけどこれは……)
にこ(狂気ッ!凶器だわ!)
にこ(しかも具がまさかの茹でトマトっ!料理が下手な人間にありがちな、自分が美味しいと思うものを入れておけばなんとかなるという発想!)
にこ(これはひどいっ!)
17: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:34:28.47 ID:9fPFVyqI.net
にこ(こんなものを皆にも食べさせる訳には……だけど、徹夜してまで頑張った真姫ちゃんを傷つける訳にも……)
にこ(どうする……)
にこ(いっそ全部、みんなが食べる前ににこが……)
にこ(いや無理!量的にも味的にも!多分これは花陽でも無理!)
にこ(し、仕方ない、これはもうみんなに言うしか……)
にこ(どうする……)
にこ(いっそ全部、みんなが食べる前ににこが……)
にこ(いや無理!量的にも味的にも!多分これは花陽でも無理!)
にこ(し、仕方ない、これはもうみんなに言うしか……)
18: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:35:26.17 ID:9fPFVyqI.net
真姫「ど、どうにこちゃん!?私の作ったおにぎりは!?」ドヤァ
にこ(……無理ッ!あの真姫ちゃんのキラキラした目を裏切ることなどッ!)
にこ「ふ、ふぅ~ん、ま、悪くないんじゃない……?」ブフッ
凛「にこちゃん、口の端からご飯出てるよ」
真姫「……な、何よその言い方、私のおにぎりが美味しくないっていうの?!」///
にこ(明らかに嬉しそうな顔してんじゃないわよ!余計言い辛くなるでしょうが!)
にこ「ま、まぁ悪くないって言ってるのよ、ななな、何か文句あるわけ?」ヒヤアセー
海未「にこ、汗が凄いことになっていますよ」
にこ(……無理ッ!あの真姫ちゃんのキラキラした目を裏切ることなどッ!)
にこ「ふ、ふぅ~ん、ま、悪くないんじゃない……?」ブフッ
凛「にこちゃん、口の端からご飯出てるよ」
真姫「……な、何よその言い方、私のおにぎりが美味しくないっていうの?!」///
にこ(明らかに嬉しそうな顔してんじゃないわよ!余計言い辛くなるでしょうが!)
にこ「ま、まぁ悪くないって言ってるのよ、ななな、何か文句あるわけ?」ヒヤアセー
海未「にこ、汗が凄いことになっていますよ」
19: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 14:36:48.74 ID:9fPFVyqI.net
真姫「ふふん、何よ、美味しいなら素直にそう言えばいいじゃないっ!」ファサー
にこ(あ、ダメだわこれ、咀嚼できないわ、吹くわ)
にこ「…………」ブバッ
真姫「にこちゃんっ!?」
凛「にこちゃんが吐血したにゃ!」
穂乃果「にこちゃん!?しっかりして!死んじゃダメだよ!」
絵里「何縁起でもないこと言ってるのよ!?」
希「と、とにかく落ち着かんと……海未ちゃん、救急車呼んで!ウチは先生を……」
海未「ははははい!分かりました!」
にこ(ちょ、ちょっと待って、大丈夫、これトマトだから……)
にこ「…………」オロロロ
ことり「ま、また吐血を!」
花陽「ひ、ひぃぃ……誰か、ダレカタスケテー!」
その後真姫ちゃんがおにぎりを握ることは二度と無かったとさ
にこ(あ、ダメだわこれ、咀嚼できないわ、吹くわ)
にこ「…………」ブバッ
真姫「にこちゃんっ!?」
凛「にこちゃんが吐血したにゃ!」
穂乃果「にこちゃん!?しっかりして!死んじゃダメだよ!」
絵里「何縁起でもないこと言ってるのよ!?」
希「と、とにかく落ち着かんと……海未ちゃん、救急車呼んで!ウチは先生を……」
海未「ははははい!分かりました!」
にこ(ちょ、ちょっと待って、大丈夫、これトマトだから……)
にこ「…………」オロロロ
ことり「ま、また吐血を!」
花陽「ひ、ひぃぃ……誰か、ダレカタスケテー!」
その後真姫ちゃんがおにぎりを握ることは二度と無かったとさ