Cerevoは、アニメ「攻殻機動隊」の小型多脚戦車「タチコマ」の開発に着手すると発表しました。発売は翌冬。今回はあくまでも開発表明。1/10スケールで、PSYCHO-PASSの特殊拳銃 ドミネーター同様にスマートフォンと連携する計画。自立歩行または車輪による走行機能を搭載する模様。
また、海内工業とkarakuri products も1/2スケールのタチコマ開発を表明、後述します。
今回のプロジェクトは、アニメや映画などの作中に登場するものを再現するプロジェクト「S2R(From screen to the real world)」の第2弾。第1弾は前述のドミネーターで、こちらは2月18日より予約受付を開始する予定。
【完成したドミネーター】
2015年7月発表のドミネーターは、発表の段階からそのクオリティの高さから大きな話題となり、2016年2月に当初の計画通り、発売にこぎつけています。
【発表時の動画】
なお、Cerevoのタチコマについて、詳細や価格については現時点で非公開としています。開発が進んだ段階であらためて発表する計画。
Cerevoの岩佐社長は、1万円以下のプラモデルのようなものではないとしており、ドミネーター同様に10万円を切る価格を想定しているようです。
ちなみにCerevoは今年1月、米国で開催されたCESにおいて、自走式のプロジェクターロボットを発表しています。
今回の開発表明は、攻殻機動隊 REALIZE PROJECTのイベントで明らかにされました。イベントではこのほか、海内工業の1/2スケールのタチコマについてもプレゼンがありました。こちらはEngadgetの電子工作イベントの講師でもお馴染み、松村礼央氏(karakuri products)が手がけています。下の写真は1/2スケール軽量化目標の「MUSASHI」。進捗はTwitterで明らかにしていくようです。