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にこ
50Thvbv6dEw

1: 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/02/04(木) 11:42:05.09 ID:AdfGDt+5.net
にこ「……流石に、今から取りに戻るわけには行かないわね」

にこ「キャラクターを大事にしてるアイドルにこにーとしては致命的だけど……」

にこ「ま、いいわ 今日はプライベートなにこにーをお送りしてやろうじゃない」

にこ「……借りる友達もいないしね」ボソッ






キーンコーンカーンコーン

にこ「……」ガラッ


ザワッ


にこ「…?」


ザワザワ

モブ(誰あの美少女……)

モブ2(クラスにあんな子居たっけ……)

モブ3(あ、座った……けど……)

モブ(あの席…誰だっけ……?)

21: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/04(木) 21:14:43.05 ID:cbG8GZfx.net
にこ(それにしても暑いわね......いつもは首が出てたから気にならなかったけど、髪おろしてると首回りに熱気がたまって余計暑くなるのよね)ファサ

ザワザワ

モブ(今......髪をあげた時めちゃくちゃいい匂いがした...)

モブ2(一瞬見えたうなじ......白くてキレイだった...)

モブ3(......)ドキドキ

ザワザワ

にこ(?......先生遅いわね。まあにこにとっては授業時間が短くなっていいことなんだけど......短いで思い出したけど虎太朗のズボンの裾短くなってたんだった......成長期ねぇ~)ニコー

ザワザワ

モブ(あんなに優しい笑顔......初めて見た)

モブ2(眩しくて見てられない......)

モブ3(......)ドキドキ


みたいな?

25: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/04(木) 21:35:15.78 ID:cbG8GZfx.net
ザワザワ

にこ(なんかさっきから教室が騒がしいような......)

モブ(......)ヒソヒソ

モブ2(......)ヒソヒソ

モブ3(......)ドキドキ

にこ(それになんだか視線が私に集まってる......?ま、まぁにこのスーパーなオーラに見とれちゃうのもしかたないことだけどー......居心地わるいわね......)



キーンコーンカーンコーン

にこ(はぁ、やっと昼休みだわ。部室いこ......)

モブ「あ、あの!」

にこ「ふぇっ!」ビクッ

モブ2「ごはん一緒に食べませんか?」

モブ3「わ、私もご一緒しても......///」ドキドキ

にこ(......な、何?どーなってんの?ていうかこの子達......誰だっけ?)

29: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/04(木) 22:01:52.27 ID:cbG8GZfx.net
モブ4「私も!」

モブ5「あ、あたいだって......」

モブ6「私の卵焼き食べてみて?」

ザワザワギャーギャー

にこ(こ、これは......にこの第六感が告げている......ヤバい)

にこ「私、先約があるので!で、では!」ピュー

モブ達「あ、せめてお名前だけでも......」




にこ「はぁ......はぁ......ここまでくれば大丈夫でしょ」

にこ「それにしても何なんよいきなり。昨日までは声すらかけてこなかったのに......」ドンッ

???「わ!ご、ごめんなさい!怪我はありませんか!?」

にこ「いてて......こっちこそごめんなさい。前見てなかったわ」

穂乃果「もう、海未ちゃんってば、いつも穂乃果に『廊下は走ってはいけません』って言ってるのに」

ことり「そうだよ。危ないよ?」

海未「す、すみません、急いでたもので。立てますか?」テサシノベー

にこ「え、ええ。ひとりで立てるわ」

にこ(にこの制服が床に着いちゃったじゃない。ちゃんと掃除してあるでしょうね......)パンパン

海未「あの、本当に大丈夫ですか?足を擦りむいてるみたいですけど......」

穂乃果「ほんとだ、血出てる」

ことり「保健室までついていきましょうか?」

にこ「え、あぁ、別にいいのよ。そのうち治るわ」

海未「で、ですが......」

にこ「いいったらいいの。頭をあげなさい」

にこ「あなたが平気なら私はそれでいいのよ」

海未「はうっ!?」ドキッ

31: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/04(木) 22:13:28.84 ID:cbG8GZfx.net
海未(な、なんでしょうか、この動悸は......まるで生まれたての赤ちゃんを見たときのような心が洗われた気分......悪くないです)ポー

ことり「......海未ちゃん?」

穂乃果「おーい、海未ちゃーん?」ブンブン

にこ「......ちょっと、大丈夫?」ウワメヅカイ

海未「イナフ!」

穂乃果「」ビクッ

ことり「」ビクッ

にこ「」ビクッ

海未(私は天使に出会いました。楽園はこの世にあったのですね.....お母様、私をこの世に産み落として頂いてありがとうごさいます......私は人生の絶頂期に立っています)キラキラ

にこ(こ、こいつも相当ヤバいわね......これはこの場から離れた方が良さそうね)ピュー

海未(感無量です......)キラキラ

穂乃果「おーい海未ちゃーん、しっかりしてー」ブンブン

ことり「海未ちゃーん?......あれ?あのこどこいったんだろう?」

34: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/04(木) 22:37:56.22 ID:cbG8GZfx.net
にこ「なんなのよ......今日は色々なことが起きるわね......」

にこ「ったく、こんな暑い日に走らせないでよね......汗だくになっちゃうじゃない」パタパタ

モブA「ねぇ、あの人の下着すけてるよね」ヒソヒソ

モブB「なんか魅力的かも......」ヒソヒソ

モブC「ていうかあんな可愛い娘、この学校に居たっけ?」

モブ3「......」カシャッ

にこ(あっつい~、そこの水のみ場で水飲も......」

にこ「ゴクッゴクッ......ぷはぁ~」

モブA、B、C「!?」ドキッ

モブA(水のきらめきとマッチしたその姿......)ドキドキ

モブB(耳の辺りで髪を押さえる仕草と相まって......)ドキドキ

モブC(こんな美少女、ドラマでしか見たことない......)ドキドキ

モブ3「......」カシャッ

にこ(また周りがざわめきだした......顔になんかついているのかな......)

にこ(はあ......さっさと部室に行ってご飯食べよ......)テクテク

???「ちょっとあなた、待ちなさい。水道の水が出しっぱなし......」

にこ「はい?」クルッ

絵里「はうっ!?」ドキッ

36: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/04(木) 22:59:04.42 ID:cbG8GZfx.net
絵里(この娘......まるで愛でられるためだけに生まれてきたみたいに可愛い......頭を撫でたい。抱き締めたい。ギューッってしたい)ジー

にこ「?」ウワメヅカイ

絵里(!......なんて純真無垢な瞳......私は間違っていたわ。私はこの娘をなんて欲深い目で見ていたのかしら。見ているだけで自然と笑みがこぼれる......そんな力を持っているわ)ジー

にこ「あ、あの~、なんか用ですか?」

絵里「え、あ、あぁ、そ、その.....」

絵里(しまった......あまりの可愛さに何を言おうとしていたか忘れてしまったわ......)アタフタ

にこ「用がないなら行ってもいい?」

絵里「ほ、放課後!放課後、生徒会室に来なさい。いいわね?」

にこ「......へ?」

絵里(あぁぁぁ、やってしまった!あまりの可愛さにお持ちかえりしたくなってつい、言ってしまったわ......希になんて言い訳しましょう......)アタフタ

にこ「?......わかりました。もう行ってもいいですか?」

絵里「え、いいわよ」

にこ(なんなのよ......全く)テクテク

絵里「......」ドキドキ

希「え~りち、そんなとこで突っ立ってなにしてるん?」

絵里「希......私、初めて女神を見たかも」ドキドキ

41: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/04(木) 23:30:38.75 ID:cbG8GZfx.net
にこ(やっと部室についたわ。結構時間かかっちゃたなぁ......って後15分くらいしかないじゃない!急がなきゃ!)

理事長「あら、通りすがりのそこのあなた。ちょっとこの荷物理事長室まで運ぶの手伝ってくれないかしら?」

にこ(えー、めんどくさいけど......この人理事長よね?恩を売ってそんはないに違いない......はず)

理事長「ふー、重いわね。そっちの端持ってちょうだい」

にこ(てか、これどう見てもエクササイズマシーンよね?理事長室に私物を持ち込もうとしてるけどこの人本当に理事長なの?)

にこ「あ、はい」

理事長「助かるわ~、ありがとう」

にこ(さよなら、私のお弁当......)



理事長室

理事長「ありがとう、えーっと......」

にこ「矢澤にこです」

理事長「ありがとう矢澤さん。お礼にお饅頭でもいかが?」

にこ「じゃあ、お言葉に甘えて......」

キーンコーンカーンコーン

にこ「!授業始まった!では、理事長さよなら!」ビューン

理事長「あらあら。矢澤さん......アイドル研究部なのね。スクールアイドル......ふむ」

42: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/04(木) 23:47:19.55 ID:cbG8GZfx.net
ガラッ

にこ「遅れてすみません......」ゼェゼェハァハァ

先生「ん、遅刻か。誰だ遅刻したの............(誰だこれ!)」

にこ「?」

先生「(このクラスにこんな美少女いたっけ?)と、とにかく早く席に座るように」

にこ「あ、はい」

にこ(お咎めなし?ラッキー!......ん?)

ザワザワ

モブ「汗かいててなんだかより魅力が増してない?」ヒソヒソ

モブ2「さっきは気づかなかったけど、ちっちゃくて可愛いね」ヒソヒソ

モブ3「......」REC

にこ(また、教室が騒がしくなってきたわ......悪目立ちしちゃっわね)

先生「こら、静かにしろ。授業中だぞ」

にこ(今日はいつも以上に居心地悪いわ......あぁ、早く帰りたい)

モブ「拗ねた顔も可愛くて素敵!小動物みたい」ヒソヒソ

モブ4「ほんとね。ペットとして飼いたいくらい」ヒソヒソ

モブ3「......」REC

46: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/04(木) 23:59:56.66 ID:cbG8GZfx.net
キーンコーンカーンコーン

にこ(やっと終わった......さっさと帰ろ......!)ガシッ

モブ「ねえ、私と遊んでいかない?」

モブ2「このあと用事がないならどっか行こうよ」

モブ3「わ、私も......///」ドキドキ

モブ4「いや、私と一緒にカフェ行こうよ。最近新しくできたところ」

モブ5「ゲ、ゲームセンターならあたい行ってやってもいいぜ?」

モブ6「私なら好きなところどこでも連れていってあげるわ」

海未「ここは私のおうちへ行きましょう。静かで心が落ち着きますよ」

ワーワーキャーキャー

にこ(あぁ、もうまたこのパターンか。ひとりずつ喋ってくれないとなに言ってるのかわかんないし......面倒だし、逃げましょうか)スッ

モブ「私と行くの」

モブ4「いーや、あたいとだ」

モブ2「皆で行こうよ。ね?」

モブ3「わ、私こう見えても料理得意なので......///」ドキドキ

海未「いえ、私と行くのが一番いいに決まってます。神様もそう言ってるに違いありません」

モブ6「ねぇ、あなたはどう思う......っいない!?」

51: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:23:44.60 ID:ZcLBQWDB.net
にこ「全く何だってのよ。あーあ、ぱっと帰って晩ごはんの準備しましょ......げっ」

絵里「あっ」

にこ(そう言えばなんか言われてたわね。すっかり忘れてたわ)

絵里「......」ドキドキ

にこ「よ、用があるなら早く済ませたいんで、生徒会室行きませんか?」

絵里「え、えぇ。そ、そうしましょう......か」ドキドキ

にこ(なんでそんなにどもってるのよ!)

絵里「......」チラッチラッ

にこ(そしてなんでそんなにチラ見してくるのよ!)

絵里「あ、歩くの.....,速かったかしら......?」

にこ(付き合いたてのカップルか!)

絵里「つ、着いたわ」ドアガチャ

にこ「あ、ありがとうごさいます......お邪魔します」

絵里(あぁ~とうとう連れて来てしまった!こうなってしまっては今更用がないなんて言えないし......で、でも話すことなんて何にもないし)アタフタ

絵里(で、でもこの子が可愛いのは事実だし、ていうか元はと言えばこの子が可愛いのが原因だしお持ちかえりしたいという自分の気持ちに素直になっただけだから、私は悪くないっていうか)

絵里(でもでも女の子同士でましてやこんな小さい子に己の欲望を押し付けるのはいかがなものかと)チラッ

にこ「?」キラキラ

絵里「」ボンッ←理性が弾ける音

絵里「......」ドアバタン!カギガチャッ

にこ「へ?なんで鍵閉めた......」カベドンッ

絵里「あなた......とても可愛いわ......ほんと食べちゃいたいくらいに」ドキドキ

にこ「......ほえ?」

絵里「あなた何年生?」ドキドキ

にこ「2......年生です」フルフル

絵里「あら、てっきり下級生かと思っていたけど......まさか同級生とはね」フフフ

にこ(怖い!急に目からハイライトがなくなったんだけど!)フルフル

59: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:51:06.99 ID:ZcLBQWDB.net
ドンドン‼コラーデデコーイ‼

絵里「......外が騒がしいわね」

にこ「この際誰でもいいわ!この変態から助けてー!」

絵里「むぅ......失礼な。私はあなたの可愛いさを身をもって堪能しようとしているだけよ」

にこ「あぁ~助けて~。自覚がないやつが一番ヤバイのよ!」

絵里「......」ギュー

にこ「なんで急に抱き締めるのよ!」

絵里「抱き心地良さそうだったし」

にこ「私はあんたの人形か!」

絵里「......ふふっ。人形かぁ......それもいいわね」

にこ「よくないわよ!」

生徒会室の外

モブ「このままじゃあの子が!」

モブ2「で、でも鍵が掛かってるし......」

モブ4「あたいの蹴りで......」

モブ3「......全部で3500円」

海未「くっ......痛手ですが、仕方ありません。買いましょう」

穂乃果「......海未ちゃん何してるの?」ジトー

海未「ほ、穂乃果!ち、違うんです。これはですね......」アタフタ

ことり「......海未ちゃん......」

海未「あぁ!そんな悲しい目で私を見ないでください!」

62: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 01:02:49.42 ID:ZcLBQWDB.net
にこ「いつになったら離してくれるのよ!」ジタバタ

絵里「私が満足するまでよ」ギュー

にこ「さっさと満足しなさいよ!」

絵里「後5分~」

にこ「寝起きか!こうなったら後で生徒会長にあんたのことチクってやるわよ!いいの?」

絵里「ええ、いいわよ。私が生徒会長だもの」

にこ「~~~~~」←声にならない叫び声

絵里「それにしてもあなた、いい匂いがするわね。何のシャンプー使っているの?」

にこ「......聞いてどうするのよ」

絵里「同じシャンプーを買って、それをティッシュに染み込ませ、寝る前枕元に置いてあなたと添い寝しているかのような気分を味わうためよ」

にこ「救いようがない変態ね!こんなやつが生徒会長だなんて信じられないわ!」

絵里「選んだのはあなたたちよ?私だって信じられないわ」

???「ほんと、しんじられへんなぁ~」

65: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 01:22:03.17 ID:ZcLBQWDB.net
絵里「......の、希さん?」

希「誰がこんな変態に投票したのか知りたいわぁ~」

絵里「えーとですね、これには少々込み合った事情が......」

希「問答無用!」ワシワシワシワシワシワシワシワシワシ

絵里「あん♥だ、だめぇえええええええええええええええ//////」

希(にこっち、今のうちや)ワシワシワシワシワシワシワシ

にこ(の、希!恩にきるわ!)ピュー

絵里「も、もうだめ......許してぇ」

希「ダメだね!そ~れ、わしわしぃ~」

絵里「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん♥//////」

にこ(た、助かった......後で希にお礼言っとこ......)ソサクサ

にこ(それにしても今日は何だったのかしら。よく人に迫られたし......ん?)

にこ「これ......にこの写真!しかも盗撮!」

にこ「......もしかして~にこのファンだったりして!それなら説明がつくわね。くぅ~、やっとにこにもファンの追っかけができるなんて夢みたい!早速明日にでも何かしなくちゃねぇ~」



翌日

にこ「にっこにっこに~。あなたのハートににっこにっこに~、笑顔届ける矢澤ニコニコ~。ニコニーって覚えてラブにこっ!」

モブ達「」ポカーン

にこ「......あれ?」