ちひろ「飲むんでしたら…………」
武内P「一緒に飲みますか?」
赤羽根P「小鳥さんも呼んでいいか?」
の続きになりますが読まなくても大丈夫です
ちひろ「ありがとうございます。あ、一人誘ってもいいですか?」
赤羽根P「大丈夫ですよ。小鳥さんも呼んでますし」
ちひろ「ありがとうございます。じゃあ後で合流しますね」パタパタ
武内P「千川さん遅いですね……」
赤羽根P「すぐ来るだろ」
ちひろ「すみません!遅くなりました!」
赤羽根P「あ、お疲れさまです。お隣の方ですか?」
ちひろ「はい」
武内P「あ、はじめまし…………て」
美城「…………その挨拶は不適切だな」
武内P「…………お久しぶりです」
武内P「……上司です。そして……」
美城「別にお前がどこで誰と飲もうが気にしないが」
美城「ちひろと飲むときは私も呼べと言っているだろう!」
武内P「千川さんの高校のときの先輩らしいです……」
美城「聞いているのか!」
武内P「……はい」
小鳥「武内さんの上司ということは……」
美城「………すまない、少し取り乱した。はじめまして、私は美城だ。346プロで常務をしている」
美城「噂はかねがね聞いているよ。君のようなとても優秀な人間はなかなかいない」
赤羽根P「いえ、まだまだです」
小鳥「はじめまして、音無小鳥といいます。765の事務員をしています」
美城「はじめまして。君のこともよくちひろから聞いている。美人で優秀な人間だと」
小鳥「美人だなんてそんな……」
美城「ではビールを頼む」
ちひろ「私も同じもので」
赤羽根P「すみませーん!ビール五つお願いします!」
武内P「…………」
美城「そんなに私が隣に座るのが嫌か?」
武内P「いえ、美城常務がこういう場所に来ることに少し驚いていただけです」
美城「私だって来るさ。別に嫌いではないからな」
赤羽根P「とりあえず乾杯しませんか?」
ちひろ「そうですね」
赤羽根P「ではお疲れさまでした、乾杯!」
『乾杯!』
小鳥「美城さんと千川さんは先輩後輩同士って聞きましたけど……」
美城「あぁ。子どもの頃から家が近所でな」
美城「それと別に敬語など使わなくていい。自由にしてくれ」
赤羽根P「いえ、やっぱりこっちのほうが喋りやすいので」
小鳥「私も誰に対してもこうなので……」
美城「…………そうか」シュン
美城「今とそこまで変わらないな。眼鏡をかけていたくらいか」ゴクゴク
小鳥「ちひろさんって眼鏡だったんですねー」
ちひろ「似合わなかったので今はコンタクトですけどね」
美城「なにをいう!眼鏡のちひろも十分可愛かったではないか!」
赤羽根P「……なぁ……この人もしかして……」
武内P「……はい。先輩の想像通り……」
美城「今も可愛いがあのときも可愛かったなぁ……」
武内P「千川さんラブの人です」
赤羽根P「……人って見かけによらないんだなぁ……」
ちひろ「けっこうモテてましたよ。告白もけっこうされてましたし」
小鳥「へー、羨ましいです」
美城「私はちひろ以外に興味はなかったからな。それ以外はどうでもいい」
武内P「…………」ゴクゴク
小鳥「ならちひろさんもモテたんじゃないですか?」
ちひろ「私は全然でしたよ。そんな話しは1つも……」
美城「ちひろはモテモテだったぞ」
ちひろ「え」
ちひろ「いや、なにしてるんですか」
武内P「さすがにそれは……」
美城「チャラチャラしたようなやつにちひろをやれるか!?お前は自分のアイドルをどこの馬の骨ともわからんプロデューサーに託せるか!?」
武内P「……自分が間違っていました」
赤羽根P「間違ってないぞ!?いや、確かに託せないけどちひろさんはアイドルじゃないからな!」
美城「私にとってアイドルみたいなものだ!こんなにも可愛いんだぞ!」ゴクゴク
ちひろ「少し落ち着きませんか?」
美城「私はそれを守りたかったんだ……!」
ちひろ「ちょっと落ち着け」ガシッ
美城「……ごめんなさい」
ちひろ「ですけどこういう場所でする話ではないですし、犯罪紛いのことをしていたのが記者にでもバレたらどうなりますか?」
美城「……346プロに迷惑がかかります」
ちひろ「それ以外に所属しているアイドルにも迷惑がかからないとも言いきれませんよね?だからあれほど………」
赤羽根P「……ちひみしか?」
武内P「なにを言ってるんですか……」
小鳥「おいしい餌場ですピヨ……」
武内P「音無さん!?」
美城「…………」グスッ
ちひろ「私のためを思ってやっていたことなんですよね……ありがとうございます」
美城「ちひろ……」
ちひろ「ですけど二度としないでくださいね。私だってもう子どもではないですし」
美城「……わかった」グスッ
赤羽根P「いい話だな……」
小鳥「そうですね……」
武内P「……もしかして先輩たちも酔ってます?」
ちひろ「それに……」
ちひろ「やるなら絶対バレないようにしないと、ね?赤羽根さん、小鳥さん」ニコ
赤羽根P「大丈夫ですよ、誰にも言いませんから」
ちひろ「ありがとうございます。もし……」トン
赤羽根P「え?」
ちひろ「言いふらしたりなんてしたら……覚悟してくださいね?」
赤羽根P「……ハイ」
小鳥「プロデューサーさん!?顔が真っ青ですけど大丈夫ですか!?」
小鳥「え?」
赤羽根P「俺たちですか?」
美城「そういう浮いた話はないのか?」
小鳥「まったくなかったですねー」
赤羽根P「俺も……特になかったです。むしろ学生のときは俺より武内のほうがモテてましたよ」
美城「ほう……少し興味深いな」
ちひろ「私も聞きたいです♪」
武内P「いえ、そんな……たいしたことはありませんでしたよ……」
赤羽根P「ほう……何度も告白されていたのを俺は知っているぞ」
ちひろ「そうなんですか!詳しく聞きたいです!」
赤羽根P「ラブレターだってたくさんもらってたし何度もこいつの好みを聞かれましたよ。何度も女子から呼ばれてましたし」
美城「ほう」
武内P「ちが……なら先輩だってバレンタインにチョコいっぱい貰ってたじゃないですか!」
赤羽根P「あれは全部義理だったろ!」
武内P「あの中に本命も混ざってたの気づかなかったんですか……?」
赤羽根P「え?」
武内P「……ハート型のとか……」
ちひろ「あー……」
美城「……君はもっと自分のことも見たほうがいい……」
赤羽根P「いや……え?」
武内P「この人『付き合ってください』って言われて素でどこに?って返す人ですから……」
小鳥「えー……」
ちひろ「それはちょっと……」
美城「ないな」
ちひろ「…………」
小鳥「…………」
美城「……はぁ」
赤羽根P「そんな目で見ないでください!もう過ぎたことはいいんですよ」ゴクッ
ちひろ「赤羽根さんが残念な人なのはわかりましたけどプロデューサーさんはどうだったんですか?」
武内P「……まだ続けるんですか……」
赤羽根P「武内は全部断ってたよな」
武内P「ええ……まぁ……」
小鳥「全部……断って……いた?」
美城「なぜ断っていたんだ?今後の経験とは言わずとも遊びたい盛りだろう」
武内P「いえ……やはりお付きあいをさせていただくのですから結婚を前提にということでしょうし……まだ学生でしたしそこまで考えられなかったので……」
赤羽根P「バカだ」
ちひろ「バカですね」
美城「お前もか……」
赤羽根P「そこまで考えて告白してるのなんていないって」
ちひろ「それこそまゆちゃんくらいでしょうか」
武内P「ですが……」
ちひろ「いやもうお二人ともなにも言えない状態なんですけど……」
小鳥「やっぱりタケバネじゃ
コメント一覧
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- 2016年02月14日 23:22
- 事務所でモニターしてるやつかと思ったら違った
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- 2016年02月14日 23:33
- Pは今年はリアルでチョコとか、貰ったりはなさらなかったんですか?
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- 2016年02月14日 23:33
- 緑茶コンボで再生されそう
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- 2016年02月14日 23:34
- あの人、四十くらいいってるんじゃないの!?
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- 2016年02月14日 23:42
- えっ、常務って四十路くらいじゃないのか?(普通に三十路後半くらいかと)
やっぱり武内Pは硬派だねぇ……そして沸きだす腐死鳥姉貴に草生える
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