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真美
双海真美02

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/09(火) 02:40:46.826 ID:fNh8H2zr0.net
P「765プロの最新PVじゃないか、どうしたんだ?」

真美「いいからちゃんと見てみてよ!」

P「どれ……」

真美「……」


\アイムハッピー!アフレダスー/


P「……うむ、何度見ても素晴らしい出来だな」

真美「気づいた?兄ちゃん」

P「なんだ?貴音のスカートのスリットか?」

真美「違うよ!もっかい、真美のこと考えながらちゃんと見て!」

P「お、おう」

2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/09(火) 02:46:45.818 ID:fNh8H2zr0.net
P「うーむ……」

真美「どう?今度は気づいた?」

P「……なんか、映像の中に真美の姿がほとんどなかった気がするんだが……俺の目がおかしいのかな、もしかして」

真美「何いってんのさ……兄ちゃんが作ったんでしょ、このPV」

P「バレてたか」

真美「バレてたか、じゃないよ!なんで真美だけ映ってないのさー!!」

P「待て、落ち着け真美……別に全く映ってないわけじゃないだろ?最後にちゃんと出てるじゃないか」

真美「あんなのロゴと被ってまともに見えないじゃん!」

P「たしかに」

真美「だいたい、やよいっちにお姫ちんにあずさお姉ちゃんだって、メインでダンスシーンもあってそれとプラスでラストにちょろっと映る感じっしょ!」

真美「なんで真美の出番はそこオンリーなの!どー考えてもナットクいかないよ!」

P「まあまあまあ落ち着け、落ち着けって」

真美「落ち着いてなんかいられないよ!!!」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/09(火) 02:53:45.426 ID:fNh8H2zr0.net
P「これには深い訳があってだな……」

真美「ふーん……どういう訳があってこうなったの?」

P「……スマン、単純に真美のこと忘れてたわ!はっはっは!」

真美「……」

P「……この度は本当に申し訳ありませんでした」

真美「謝って許されることじゃないよ!!」

P「ごもっともで……」

真美「兄ちゃんさ、真美ならテキトーなこと言ってたら許してくれるって思ってるっしょ」

P「いえ、そんなことは……滅相もございません」

真美「ホントかなぁ」

P「天地神明に誓って……」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/09(火) 03:03:01.547 ID:fNh8H2zr0.net
真美「あのね兄ちゃん、これ今年に入って一発目の大事なPVなんだよ?わかってる?」

P「ハイ……」

真美「グラフィックも一新して満を持して開発中の新作を発表する大事なPVなんだよ?」

P「それはメタ発言になるからやめてくれないか……」

真美「たっくさんの人がこのPV見て、これが765プロなんだって思うんだよ?」

真美「でも、そこには真美だけいないんだよ?」

真美「そんなPV見たら、初めての人なんか真美がいない765プロが普通なんだって思っちゃうでしょ?」

P「いや、別に全く映ってないわけじゃないんだし……そこまでは無いんじゃないか」

真美「あるの!!!!!」

P「ハイスミマセン」

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/09(火) 03:10:34.151 ID:fNh8H2zr0.net
真美「今までも色々あったよ、真美だけお誕生日お祝いしてもらえなかったり」

真美「真美だけCDのジャケット写真でよくわかんない端っこにちっちゃく置かれたり」

真美「ライブで真美だけソロで歌わせてもらえなかったり」

P「……」

真美「でもね、兄ちゃんもみんなも頑張ってるのに、真美一人が文句言ったら迷惑かなって思って全部ガマンしてたの!」

真美「そーやって真美も頑張って、やっとファンの人がついてくれるようになったのにさ」

真美「真美のファンの人たちもこのPV見たらさ、ぐすっ、うううっ」

P「お、おい、真美」

真美「おっきく映ってる、ひっぐ、はるるんとか、亜美とかに、乗り換えちゃうんじゃないかって……うっぐ、ひっぐ……」

P「そ、そう心配するなって……真美のファンの人たちはそう簡単に浮気したりしないよ」

真美「にーぢゃんが言っでも接着力ない!!」

P「説得力な、確かに今回のことは俺が悪かったよ……だから泣き止んでくれないか」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/09(火) 03:19:10.759 ID:fNh8H2zr0.net
P「落ち着いたか」

真美「ん……」

P「悪かったな、俺のせいで辛い思いさせてしまって」

真美「……」

P「お詫びに今度のPVは真美オンリーにするから、それで許してくれないか」

真美「え……で、でも、そんなの……」

P「今まで真美一人だけ我慢させてたんだから、そのくらいの補償がないとな……みんなもきっと分かってくれるさ」

真美「……うん、わかった……真美はそれでいいよ」

P「よしよし、真美はいい子だな」

真美「むっ……子ども扱いしないでよね!」

P「す、スマン……」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/09(火) 03:25:45.450 ID:fNh8H2zr0.net
真美「でもさ、兄ちゃん……なんか足りなくない?」

P「ん?なんだ?」

真美「さっきのは、お仕事でガマンしてたことについての『ほしょー』だよね」

P「ああ、そうだが……」

真美「それとは別でさ、兄ちゃんが真美のこと忘れてて、真美の心を傷つけたことへの個人的な『ほしょー』がいるんじゃないかな?」

P「ぐっ……お前、一体どこでそんな手口を覚えたんだ」

真美「真美のこと、子どもだと思って穴掘ってもらっちゃ困るよ!」

P「あなどって、な」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/09(火) 03:31:39.909 ID:fNh8H2zr0.net
P「……わかったよ、今度甘いもの食べに連れてってやるからそれで勘弁してくれ」

真美「それ、もちろん真美と二人っきりでだよね?」

P「あ、ああ、そうだ」

真美「んっふっふー!それならオッケー!いやぁー兄ちゃんもスミに置けないねえ」

P「何を言ってるんだよ……」

真美「あとあと、兄ちゃんはバツとしてこれから一ヶ月、真美のことだけ考えて生活すること!」

P「無茶言うな」

真美「だって真美のこと忘れてたんでしょ?もう忘れちゃわないように、兄ちゃんのアタマに真美のこと刻みこんどかないと」

P「わかったわかった、できるだけ頑張るよ」

真美「……そーやって、だんだん兄ちゃんが真美のことしか考えらんないようにしちゃえば……」

P「ん?今なんか怖いこと言わなかったか?」

真美「えへへ、なんでもないよん!」


おわり