9176184福島第1原発事故後、福島県が当時18歳以下の子供らを対象に実施している県民健康調査で、県の検討委員会は15日、甲状腺がんと確定した子どもが100人を超え、全国の甲状腺がんの推計を大幅に上回ることから、「数十倍多い甲状腺がんが発見されている」との中間まとめの最終案を大筋で了承した。



全国の患者の推計によると、甲状腺がんは福島県の18歳以下で2人程度とされるが、1巡目では100人ががんと確定し、15人が「がんの疑い」とされた。

放射線の影響については「考えにくい」と評価しながらも、「現段階で完全に否定できない」としている。

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放射線の影響の可能性は小さいとはいえ完全には否定できず、将来悪化しないがんを見つけて不安を患者に与えるリスクも受診者に説明した上で検査を継続して実施すべきだとした。

(source: 毎日新聞 - <甲状腺がん>福島の子「数十倍」発見…放射線の影響否定的

子どもの甲状腺検査 新たに1人が「甲状腺がん」と診断