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美希
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真美
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雪歩
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1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 03:05:13.825 ID:VH54c0UQ0.net
美希「くるしいの……」

真美「どしたの?お腹痛いの?」

美希「ち…が……」

雪歩「ち?」

美希「血がたりないの……」

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 03:11:22.293 ID:VH54c0UQ0.net
真美「ミキミキ……それって、ちゅーに病ってやつ?」

美希「そうじゃないの……」

雪歩「た、大変……救急車を呼ばなきゃ、119番の番号って何番だっけ……」オロオロ

美希「雪歩は落ち着いてなの……うぅぅ!」

雪歩「きゃああっ!!美希ちゃんが死んじゃう!!」

美希「し、死なないの……ミキの話を聞いて……」

真美「ゆきぴょん落ち着いて、ミキミキは黒歴史を作っちゃうだけで死にはしないから」

美希「真美はちょっと黙っててなの……」

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 03:22:39.997 ID:VH54c0UQ0.net
美希「ミキね、みんなにずっと隠してたんだけど……ホントは吸血鬼なの」

真美「ふむふむ」

美希「だから、長いこと人の血を吸わないでいると、ノドが乾いて苦しくなっちゃうの……」

真美「そんでもって運命を操ったり時を止めたりするわけだね」

美希「ミキはそんなことできないの……」

真美「えー、つまんなーい」

美希「……」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 03:30:55.824 ID:VH54c0UQ0.net
雪歩「美希ちゃん、確かにちょっと顔色悪いね……」

真美「あーホントだ、よく見るとちょっと紫っぽくなってる」

美希「そうなの、だから血を……」

真美「こんなお化粧までして、設定凝り過ぎだよミキミキ~」

美希「……真美、ちょっと来てなの」

真美「え?どーしたのミキミキ……」

美希「がぶっ!」

真美「んあ!?」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 03:40:19.256 ID:VH54c0UQ0.net
雪歩「み、美希ちゃん、牙で真美ちゃんを……本当に吸血鬼だったんだ……」

真美「あっ♪あっああっ、はぁぁぁん♪」

美希「んぐ……ふう、ごちそうさまなの」

真美「あぁん……」ドサッ

雪歩「ま、真美ちゃん!ど、どうしよう、気を失ってる」

美希「ちょっと多めに吸っちゃったから……ただの貧血だし、ほっといて大丈夫なの」

雪歩「一応ソファーに寝かせておいてあげるね……よいしょっと」

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 03:50:22.644 ID:VH54c0UQ0.net
美希「真美のおかげで助かったの」

雪歩「すごいね、本当に血を吸うんだ……私、初めて見たよ……」

美希「ミキも、こんな美味しい血は初めてなの!若い女の子の血ってこんな味なんだね……クセになっちゃいそう」

雪歩「み、美希ちゃん……私の血も吸うの?」

美希「いや、今日はもうお腹いっぱいだから……しばらく血はいいかな」

雪歩「そっか……」ほっ

美希「……どーしても吸って欲しいなら、吸ってあげるよ?」じゅるり

雪歩「え、遠慮しときますぅぅ!!」

美希「あはっ!」

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 03:54:27.312 ID:VH54c0UQ0.net
真美「……はれっ、ミキミキは?」

雪歩「あ、起きた……美希ちゃんはもう帰ったよ」

真美「そっか……ミキミキ……」

雪歩「血、吸われてたけど……痛くなかった?」

真美「ううん、ぜんぜん……むしろメッチャ気持ちよくって、死んじゃいそうだったよ」

雪歩「そ、そうなんだ」

真美「あぁ、ミキミキぃ……もっともっと真美の血、吸ってくれないかなぁ」

雪歩「だ、ダメだよ真美ちゃん、あんまりたくさん吸われたら本当に死んじゃうよ」

真美「それでもいいかも……あはは……」

雪歩「真美ちゃんしっかりしてぇ!!」

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 03:59:20.675 ID:VH54c0UQ0.net
美希「あふぅ……」

雪歩「美希ちゃん、レッスンお疲れさま……お茶よかったらどうぞ」

美希「あ、雪歩!ありがとうなの!」

雪歩「えへへ……あのね美希ちゃん、お願いがあるんだけど」

美希「どうしたの?」

雪歩「あのね……私の血、吸ってくれないかな?」

美希「んー、ミキ的には別にいいけど……前は嫌がってたのに、なんでなの?」

雪歩「真美ちゃんが、吸われるのがすごく気持ちいいって言ってたから、どんなのか気になっちゃって……」

美希「あー……」

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 04:09:38.609 ID:VH54c0UQ0.net
美希「いいんだけどミキ、あんまりノド乾いてないからちょっとだけだよ?」

雪歩「あれ、結構長いこと吸ってなくても平気なんだね」

美希「普段は血の代わりにトマトジュースを常備して飲んでるの、前はたまたま切らしてて……」

雪歩「な、なるほど」

美希「ふふ……それじゃあ雪歩、こっちに来てなの」

雪歩「う、うん……」

美希「いくよ……がぶっ!」

雪歩「ひゃ!?あああっ、はうぅぅぅぅん♪」

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 04:14:49.232 ID:VH54c0UQ0.net
美希「ぷはー、ごちそうさまなの」

雪歩「あはぁ……♪」

美希「んー♪やっぱり血は美味しいの!」

雪歩「み、美希ちゃん、もっと……」

美希「いや、ミキもうお腹いっぱいでこれ以上は……」

雪歩「わ、私はひからびてもいいから……もっともっと吸ってぇ……♪」

美希「えぇ……」

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 04:18:17.433 ID:VH54c0UQ0.net
美希「うぅぅ……」

律子「どうしたのよ美希、なんだか苦しそうね」

美希「ちょっと飲み過ぎで……うぷっ」

律子「はあ?」

真美「ミキミキ~!」

美希「わわっ……り、律子、ここは任せたの!」

律子「えぇ?なによ、ちょっと美希……」

雪歩「美希ちゃあん……」

美希「うぐぅ!こっちもなの!」

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/02/16(火) 04:24:19.975 ID:VH54c0UQ0.net
真美「ミキミキぃ、どうして逃げるのさぁ……」

美希「いや、ミキちょっと用事を思い出しちゃって……」

雪歩「はあ、はあ……美希ちゃん、私の血、もっと吸ってぇ……」

美希「や!ミキ、もうお腹いっぱいだってば!」

真美「ちょっとくらいいいでしょミキミキ、ほらぁ……」

雪歩「おいしい血だよぉ……えへへ……」

美希「い、いくら美味しくても限界っていうものがあるの!」

真美「ミキミキぃ……」

雪歩「美希ちゃぁん……」

美希「……も、もうしばらく血は見たくないのー!!」

おわり