9179982「なぜ寿司職人に女性がいないの?」――。Sushiがグローバル化するにつれ、日本では古くからあるこの疑問も、世界に広まっている。米グルメ情報サイト『ZAGAT』は、アメリカで活躍する数少ない女性職人たちへのインタビューを通じ、その謎に迫っている・・・



女性職人が少ない理由の説明として海外メディアで広く定説として受け止められているのは、名店『すきやばし次郎』の小野二郎氏の跡継ぎ、小野禎一氏が米『ビジネス・インサイダー』に語った次の言葉だ。

「女性の生理のためです。プロであるということは、安定した味覚を持っているということ。生理の周期のため、女性は味覚が不安定です。それが、女性が寿司職人になれない理由です」

コスチュームも楽しめる、若い女性が握るすし店=なでしこ寿司


「女性の方が手のひらの体温が高く、ネタを痛める」という日本で良く知られている俗説もしばしば取りざたされる。『ZAGAT』は、ずばり『なぜ女性の寿司職人がいないのか?』と題した記事で、「生理」「体温」を根拠とする説を合わせて「ridiculous(ばかげた)」というフレーズを用いて紹介。

併せて、「世界の料理界と較べて、寿司の世界がいかに情けないほど性の平等において遅れているかを示す」と批判している。

Tanoshi Sushiのオーナ・テンペスト氏


ニューヨークの『Tanoshi Sushi』のオーナ・テンペストさんは、女性が排除されがちな要因に「寿司職人に受け継がれているサムライの精神性」を挙げる。

師匠に「男性と同じように扱う」と言われたことに感謝する彼女は、伝統を守ろうとする寿司界の姿勢に一定の理解を示しつつ、「この議論が男性と女性のことではなく、料理と芸術の問題になることを願っています」と語る。

詳細は(source: まぐまぐ! - 「なぜ女性の寿司職人はいないのか?」海外からあがった疑問の声

女性寿司職人が握る!初音公式Web動画