NTTドコモは2月26日より、シャープ製のAndroidフィーチャーフォン『SH-03H』を法人向けに発売します。情報漏えいを防ぎやすくするためにカメラを装備しないなど、思い切ったシンプルな構成が魅力です。
また、ワンセグ、SNSアプリともに非搭載。Google Playにも非対応なので、アプリの追加も制限し、業務外利用を抑止できます。
本体やmicroSDカード内のデータを暗号化も行えるうえ、NTTドコモが提供する「あんしんマネージャー」により遠隔からロックや初期化が可能で、紛失・盗難時のセキュリティ面にも配慮されています。なお、「あんしんマネージャー」は4月以降に実施予定のソフトウェアアップデートにより対応するとしています。
本体そのものの仕様としては、約3.4インチのQHD画質(540×960)のTFT液晶を備え、IPX5/7相当の防水性能と、IP5X相当の防塵性能も搭載。LTE非対応で、受信時の最大速度は14Mbps(HSDPA)です。通信規格はBluetooth 4.0をサポートしていますが、無線LANは非対応。
容量1410mAhのバッテリーを装備し、連続通話時間は約400分、連続待受時間は約610時間。内蔵ストレージは4GB、メモリは1GBで、外部ストレージとして32GBまでのmicroSDHCカードに対応しています。本体の大きさは約112×51×16.4mm、重さは約122g。
カメラ非搭載でGoogle Playにも非対応など、ビジネス用途に不要と思われるものはとことんそぎ落とした、シンプルな作りの『SH-03H』。ビジネスで使用するデバイスは、これくらい機能を絞った方が安心して使えそうですね。