モバP「トリップ装置?」
モバP「精神安定装置?」
の続きです。
キャラ崩壊注意です。
アイドルの口調おかしかったらごめんなさい
P「家に帰ったのって、何日前だろ……今日も事務所で朝を迎えることになりそうなんだが」
P「ちょっと運動がてら散歩でもするかな」ヨイショッ
P「関節が軋むっ……」ピキピキ
テクテク
P「誰もいない社屋って、なんかすごい寂しい感じがするよなあ……あれ」
P「晶葉の研究室に電気が……」
P「ってか、晶葉の研究室ってなんだよ。ここは芸能プロダクションだぞオイ」
P「まあいいや。おーい、晶葉。またここに籠ってるのか?」
P「お、ここで寝てたのか」
晶葉「私としたことが、机に突っ伏して寝ていたようだな」
P「パソコンで何か見てたみたいだな。なにを見てたんだ?」ヒョイ
P「ん? 小説?」
晶葉「わ、わぁああ! み、見るな!」ディスプレイガシャーン
晶葉「フーッ、フーッ」
晶葉「み、見たか?」ギロッ
P「す、少しだけ……」
晶葉「何を、見た……」
P「小説みたいな……?」
晶葉「わしゅれろ」
晶葉「わ、忘れろ!」キーボードベキー
P「わかりましたごめんなさい」
P「ば、罰って……」
晶葉「……」
晶葉「とはいえ、なんだ、あまりやってほしいことがないな」
晶葉「いつものとおり、私の発明品の斡旋でもしてもらおうかな」
P「また造ったのか……前回の精神安定装置から、二日くらいしか経ってないぞ」
晶葉「二日もあれば充分だ」
晶葉「前にも言っただろう、あまり時間がないんだ。後悔はしたくない」
P「そうか……で、今回は何を造ったんだ? このイヤホンみたいなやつだよな」
晶葉「いかにもな。それはトリップ装置だ」
P「トリップ装置?」
晶葉「そうだ。t、r、i、p。トリップだ」
P「旅に出れるのか?」
晶葉「いや、そうじゃない。覚醒剤などの薬物から得られる強烈な快楽のほうのトリップだ。同じ綴りだからややこしいが、要するにアイドル達を手っ取り早くアヘ顔にでk」
P「却下だ」
晶葉「え? なんだって?」
P「却下だ」
晶葉「よくやった、って?」
P「却下! rejection!」
晶葉「却下……だと」
晶葉「なんてことだ……あとPよ、rejectionでわかりやすくなったと思っているのなら、一度病院へ行ったほうがいいと思うぞ」
P「お前こそ、却下だ、が、よくやったに聞こえるんなら、家でゆっくり休むことをお勧めするぞ」
晶葉「……」
P「……」
晶葉「この装置は、使用者が快楽だと感じることを、脳の中で音声だけで再現させてくれる装置だ。覚醒剤とは違って、装置そのものに依存性はなく、危険性もない」ハズダ
P「今ぼそっとはずだ、って付け加えたな?」
晶葉「ゴホン。私がこの装置を造ったのには理由がある。アイドル達の、娯楽のためだ」
晶葉「最近仕事が多くなってきて、自分の時間を取れないアイドル達も多々いるだろう。そういうアイドルのために、私はこの装置を造ったんだ」
P「まあ確かに、プライベートな時間があんまり取れてないアイドルもいるよな」
晶葉「Pが頑張って調整してくれているのはわかっているが、それでもウチのアイドルの大半は年頃の女子だ。やりたいことだって色々……まあ本当に色々とあるだろう」
P「菜々さんが年頃なのかどうかはさておいて、なんだか娯楽も必要なのかもしれないと思えてきた」
晶葉「そうだろう。ここで登場するのが、このトリップ装置だ」
P「トリップ装置って名前、変えない?」
晶葉「名前なんてどうでもいい。商品化するわけでもないのに、凝った名前を付けても仕方ない」
P「でもなぁ、なんだかなぁ……」
晶葉「それに、危険でないことはもう確認してある。私でな」
P「おい、そういうときは俺とか誰かを呼べって……」
晶葉「……この装置を使っているときの表情は、とても人様に見せられるようなものじゃない。恐らくな」
P「んなもん作るなよ……」
晶葉「とかく、これは安全な代物だ」
P「晶葉が安全というなら間違いはないんだろうが……」
晶葉「イヤーワーム現象という現象がある。本人の意思に反し、頭の中で何度も同じ曲が延々と流れ続ける現象だ」
P「ああ、聞いたことあるな」
晶葉「あれは、認知機能が落ちているときに発生しやすいと言われている。寝る前に、音楽が頭から離れなくて眠れない、といった現象に陥る人がいい例だ。就寝前の、認知機能が落ちているときにそういった情報が流し込まれると、頭の中で繰り返されてしまうわけだ」
晶葉「このトリップ装置は、本人の意思と関係なく、『聞こえる』と判断されてしまうイヤーワームの特性に目を付けた。要は、アイドル達にとって心地のいい音声を聞かせることで、彼女達をねぎらおうというわけだ」
晶葉「そうではない。この装置は、まず使用者の認知機能を極限まで落とすことで、強制的にイヤーワーム現象を発生させることから始まる」
P「む?」
晶葉「そして、全身の感覚器を麻痺させるんだ。これは、医療分野でも行われている電気麻酔とほぼ同じ原理だ」
P「なんか急に不穏な言葉が」
P「むむ?」
晶葉「人間が、産まれた時から体内に所持している基本的情報……まあいわゆる生殖に関する、快楽的な刺激を与えてやるんだ」
P「むむむ?」
晶葉「それをトリガーに、脳の中で快楽を中核とするイヤーワームが発生するようにした。わかりやすく言えば、この装置は、使用者によって適切な快感を得られる催眠装置なんだ」
晶葉「だが、この程度なら既に医療分野に取り入れられている。ここからがわたしのオリジナル――というか、開発段階に於いて意図せず得られた副産物的な要素なのだが」
晶葉「この装置は、触覚にも作用できるんだ」
P「むむむむ?」
P「なにその具体的な例」
晶葉「……ゴホン。すると、実際に手を握ってもらえたという感触が得られたわけ……得られるわけだよ」
晶葉「この装置は、使用者の望む触覚的な刺激を受け取ることができる――つまり、視覚には作用しないものの快楽を得るために必要な要素は完備しているといっても過言ではないんだ」
P「なんかやばくね?」
P「なるほどな……」
晶葉「頼む、P。協力してほしい。データが欲しいんだ」
P「随分と鬼気迫っているんだな……時間がない、そのことが、晶葉を焦らせているのか」ボソリ
P「……アイドルのパフォーマンスの向上につながるのなら、俺はやってみてもいいと思う。ただ、少しでも不調が出れば――その時は即刻使用を中止させる。いいな?」
P「ああ。ただ、あくまで本人の意思を尊重する。これでいいか?」
晶葉「ああ、構わない。平行世界体感装置のように使用者のメンタルで左右されるものではないとはいえ、多少気が引けるものな」
P「ようやく遠慮ってのを覚えてきたな……」ボソリ
晶葉「今何か言ったか?」
P「……いや、なにも」
P「さて、またまた晶葉の奴は観葉植物の陰からこちらの様子を窺っているわけだが」
P「今日は誰が一番に来るのかなー」
ガチャ
?「おはようございますー」
P「お、この声は……」
?「Pはん、こないはよからお疲れ様どす~」
P「おう、おはよう。紗枝もこんなに早くからお疲れさん。今日の予定は十時からだから、もう少し時間があるよな」
紗枝「よう予定覚えてはりますなぁ、うち、自分のでさえちょっと曖昧やのに」
P「まあ、俺はプロデューサーだしな」
P「なあ、紗枝。最近疲れてないか?」
紗枝「なんどすか、急に。……確かにお休みは最近いただいてまへんが……でも、頑張られへんことはありませ
コメント一覧
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- 2016年02月25日 22:06
- 作者も晶葉も何がしたいのかわからん
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- 2016年02月25日 22:28
- いっそのことストリップ装置ってタイトルにしてPが何処からか流れる音楽に合わせてストリップショーをする展開にすればよかったのに
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- 2016年02月25日 22:35
- これ単体では微妙だよなぁ
良くも悪くも完結した時にしか正しい評価が出来なさそうだ
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- 2016年02月25日 23:27
- このシリーズって「ぼくのかんがえたすごいえすえふりろん」をやりたいのが先にあって
モバマスとも合ってなければシナリオとしてもおかしい所が満載なのよね。今回でギブアップ
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- 2016年02月25日 23:41
- アイドルの反応が面白いしそこまで長くないから別にいいと思うけどな
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- 2016年02月25日 23:41
- ※4
柳田理科雄のように付け焼刃どころかちゃんと学んでもいない科学の知識なんて見せられてもこちらはリアクションの取りようがないよな
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