スネーク「こちらスネーク、コンビニバイトを始めた」
客「~♪」
スネーク「…いらっしゃいませ」フー
客「これと…これ…と」
スネーク「…」スゥ…フゥー
客「レジお願いします」トンッ
スネーク「…8」ピッピッ
客「あぁ、あとファミチキ」
スネーク「…チッ」ピッ
スネーク「982円だ」
客「…1000円で」
スネーク「…」ピッピッガショーン
スネーク「商品と18円だ、受け取れ」シュッ
客「うおっ」パシッ
スネーク「ありがとうございました」
スネーク「清算が終わったら消えろ」スゥ
客「な…二度と来るか!クソが!」
スネーク「ふん」プハー
店長「…あのさ、スネークくん…」
スネーク「なんだ、ゴミ出しか?」フー
店長「いや、もうちょっとまともな接客出来ないの?」
スネーク「?どこか変だったか?」スゥ…プハー
店長「まず入ってきた客を睨まないで」
スネーク「武器を持っているかもしれない 警戒するのは当たり前だ」スゥー
店長「そ、それとレジ打ちしてる間も客を睨まない 見ずに打てるのは凄いけど」
スネーク「敵を前にして目を離すのは自殺行為だ」ハァー
店長「けほけほ…あ、あと商品とお釣りを投げつけない」
スネーク「取引で一番危険なのは手渡しするときだ 迂闊に近づくのは危ない」スパー
店長「客に喧嘩を売らない」
スネーク「あんな雑魚と喧嘩をするつもりは無い 勝手にキレただけだ」スパー
スネーク「タバコじゃない、葉巻だ」スパー
店長「葉巻もダメ!」
スネーク「しかしこれが無いと俺は生きていけない!」
店長「禁止!じゃないとクビ!」
スネーク「くっ…了解…」
店長「それと君にレジは無理、しばらく裏方に回って」
スネーク「了解した」
店長「よしよし、君にはこっちの方が向いてるようね」
スネーク「ふっ」ゴソゴソ
ウィーン
店員「らっしゃーせー」
客「これ下さい」スッ
店員「あーい…あれ?こんなジュースあったっけ…」
店員「ってバーコードねえじゃん…それになんだこのピン…あっ」ピンッ
バァン!!キィィィィィィン!!!!
客「ぎゃあああああああああああああああああ!?」
店員「ぐあああああああああああああああああああああ!!!!」
店長「ど、どうしたの!」ダダッ
スネーク「敵か?」
客「あ…あ…」ピクピク
店員「う…うぅ…」ヨロヨロ
店員「突然…ジュースが爆発して…」
スネーク「何を馬鹿な」
店長「ジュースって…?これ?」スッ
スネーク「それはスタングレネードだ ジュースなんかじゃない」
店長「スタングレネード!?なんでそんなものがここに…」
客「あ、ぁ…ジュース売り場にあって…見たことない奴だから…」
店長「売ってたの!?」
スネーク「…あぁこれよく見たら俺のだ どうしてここに」
店長「」
スネーク「うっかりしていた 二度目は無い」
店長「うっかりしていたじゃないよ!こんな事が続くようならクビにするからね!?」
スネーク「クビだけは許してくれ…俺だって生活が…」
店長「まぁ今回はお客様が珍しい体験が出来て良かったと言って許してくれたから、大目に見るけど」
店長「次やったらほんとにクビにするからね」
スネーク「了解、感謝する」
店長「裏方も無理なら…やっぱりレジを任せるよ、今度こそまともな接客してね」
スネーク「任せろ」
店長「近くにいた子がバイト辞めちゃったから、私とスネークくんしかいないんだから、しっかりしてね」
スネーク「あぁ」
客「…」キョドキョド
スネーク「いらっしゃいませ!!!」
客「…」ビクッ
スネーク(なんだ…変な奴だな…おっといかん、睨んでいてはクビになる)
客「…」キョドキョド
スネーク(流石に怪しすぎる…見てないふりして視界の端で観察するか)
客「…」キョロキョロ
客「…」ゴソゴソ
スネーク(!?)
客「…」キョドキョド
ウィーン
スネーク「…」
客「よ、余裕だぜ…へへっ」
スネーク「動くな」チャキッ
客「ひっ!な、何だ!?」バッ
スネーク「…」パシュン
客「ぐああああああ!!!足が!足がああああああああああ!!!!」
スネーク「動くなと言ったはずだ…騒ぐな、次は頭を撃ち抜くぞ」チャキ
客「うぐっ…ぐぬぅ…」コクン コクン
スネーク「盗んだものを出せ」
客「はっ…はぁ!はぁ!ぬ、盗んだ?」チラッ
スネーク「こっちを振り返るな!」パシュン!
客「うぐあ…んー!…ぐふー…フー!フー!はぁはぁ…」バッ
スネーク「ふん…素直に出せば良かったものを…」
スネーク「チョコレートか…こんな物の為に馬鹿な奴だ」モグモグ
客「あ…あぁ…」
スネーク「二度とこんな事をするな じゃあな」モグモグ ポイッ
店長「あ!スネークくん!どこ行ってたのレジほったらかしで!」
スネーク「ゴミ掃除だ」
店長「そ、そう 次は一言声をかけてから行くようにしてね」
スネーク「分かった」
ピーポーピーポー ウーウー
店長「救急車とパトカー?何かあったのかな」
スネーク「さぁな」
店長「物騒ねぇ」
客「…」スタスタ
スネーク(見るからに怪しい奴が迷わずレジに…こいつは…)
客「…動くな」スッ
スネーク「やはりか…」
客「金を出せ…」スッ
スネーク「ふん…」ピッピッ ガショーン
客「この袋に詰めろ」ポイッ
スネーク「…」ツメツメ
スネーク「ほら、受け取れ」スッ
客「あぁ、素直だな…」スッ
スネーク「馬鹿め!」バッ
客「なっ!この」バッ
スネーク「遅い!」ドォン!
客「ぐあ!」
客「」ピクピク
スネーク「しかしこのままだと邪魔だな…」
客「…」グッタリ
スネーク「仕方ない…運ぶか」グッガシッ
客「あうぅ…」
スネーク「よし」スタスタ
ウィーン
スネーク「この辺か…ふん!」ポイッ
客「」ヒュー
ヒュー…ボシャン!
スネーク「…」シュボッ…スゥ…ハァー
スネーク「…よし、戻るか」ポイッ
ウィーン
店長「あ!スネークくん!また勝手に出て行って!」
スネーク「ゴミ掃除だ」
店長「昨日声をかけてって言ったばっかでしょ!?」
スネーク「すまない」
店長「気を付けてよ…まったく」
スネーク「あぁ」
店長「聞いた?近くの川で死体が発見されたんだって」
スネーク「そうか…物騒だな…」
店長「その前はすぐ近くの道で中学生が脚を撃たれて倒れてたって言うし ほんと物騒だね」
スネーク「あぁ、そうだな」
店長「…犯人、スネークくんじゃないよね?」
スネーク「馬鹿を言うな…俺はそんな事はしない」
店長「だよね…良かったぁ…うちのバイトから殺人犯が出たら嫌だもんね 下手したら潰れちゃうかも」
スネーク「…あぁ、犯人早く捕まると良いな」
客「…」キョドキョド
スネーク「いらっしゃいませ!!!」
客「…」ビクッ
スネーク(こいつはまさか…)
客「…」キョロキョロ ゴソゴソ
ウィーン
スネーク「…はぁ」チラッ
店長「えーっとこれがここで…これが…」ゴソゴソ
スネーク「店長」
店長「んー?」
スネーク「ゴミ掃除に行ってくる」
店長「まだお客さん来る時間帯だから後にしてー」
スネーク「…」
ウィーン
スネーク「ふっ」バッ ガシッ
客「むぐっ!」
スネーク「…さっき盗んだものを出せ」シャキン
客「!?も、もう食べちまったよ!」
スネーク「何を盗んだ」
客「チョ、チョコレートだ」
スネーク「108円」
客「…え?」
スネーク「108円だ、早く出せ」
客「ひ、左のポケットに財布が…」
スネーク「取れ」
客「あ、あぁ…」スッ
スネーク「よし、ふっ!」ググググググ!!
客「あ!?がは…あ…」ガクッ
スネーク「ふん…チッ少ないな」スッ
スネーク「…よし、もうやるなよ」ポイッ
店長「スネークくん!また勝手に出て行ったの!?」
スネーク「一言声をかけた 問題は無いはずだ」
店長「駄目って言ったよね!?許可を貰ってから行くようにして!」
スネーク「了解した これは詫びだ、受け取れ」スッ
店長「1000円?そういうのは別にいらないよ…」
スネーク「そうか」
店長「?」
店長「聞いて聞いて!新しいバイトが
コメント一覧
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- 2016年02月27日 23:51
- 飽きたのか
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