ところが2年後に意識だけが覚め、しかし体は動かせず、口も利けず、周囲の人に知らせる手立てがない状態となったのです。

そのまま10年間、体の中に閉じ込められました。

そこに俺がいる

「もしもし、オレだ！ とんでもない事がわかったんだ！
とにかくすぐそっちに行くから待っててくれ！」

「何、バカなことを言ってるんだ？
怪物なんているわけないだろう」

「殺人犯と一緒になんかいられるか。
俺は部屋に戻って一人で休む」

「ここは俺にまかせて先に行け」

レストランでかご盛りのパンを千切って食べた友人が
「あ、喉になんかひっかかった」って言いながらもう一口呑み込んで、直後にトイレ駆け込んで鮮血吐いた。

ひっかかった何かがずるーって食道を切ったらしい。

来　な　く　て　よ　か　っ　た　な

これ

いっしょに泳いでいた同級生が、「弘子ちゃん、あれ見てー」と、しがみついてきたので、
二,三〇メートル沖を見ると、その辺で泳いでいた同級生が、つぎつぎと波間に姿を消していくところだった。
すると、そこで弘子さんは「水面をひたひたとゆすりながら、黒いかたまりが、こちらに向かって泳いでくる」
のを見た。それは何十人もの女の姿で、ぐっしょり水を吸い込んだ防空頭巾をかぶり、もんぺをはいていた。
逃げようとする弘子さんの足をつかんだ力はものすごく、水中に引きこまれていったが、薄れゆく意識の中でも
足にまとわりついて離れない防空頭巾をかぶった無表情な白い顔を、はっきり見続けていたという。

またある日、母猫が子猫をくわえて家の敷地に戻ってきた。

次の日、母猫はネズミ駆除用の毒を飲んで死んだ。

下を向いてた汚いこいつが俺にぶつかった
「ぇ、ぁ…すぃましぇん…」みっともねえ謝り方だ…
「ちっ、気をつけろよ」って怒り気味で言った
すると作業着がめそめそしついには泣き出した
なんだこいつ。気持ち悪い。ぞくっとした

父さんだった

ぐちゃぐちゃ音を立てながらさ。

いつも通りの朝の光景なのに、何故か音が聞こえなくてすげえ怖かった。

母「こんな夜中に何してんの」ﾄﾞｱｶﾞﾁｬ

2年前妹「東方！艦これ！ボカロ！」

今妹「司馬遼太郎！和田竜！直樹三十五！」