真姫 海未
1: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 19:32:43.28 ID:fUeP13Wd.net
海未「……」 カキカキ
真姫「……」 シャンシャン
海未「うーん…」
真姫「……」 シャンシャン
海未「……むぅ」 クルクル
真姫「……」 シャンシャン
海未「……」 カキカキ
真姫「……」 シャンシャン
海未「~…」 クシャ クルクル
真姫「……」 シャンシャン
海未「う~…」 クルクル クルクル
真姫「ねぇ、良い歌詞浮かばないからって私の髪くるくるするのやめて」
海未「あ、すみません。つい……」
真姫「何よついって……」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
真姫「……」 シャンシャン
海未「うーん…」
真姫「……」 シャンシャン
海未「……むぅ」 クルクル
真姫「……」 シャンシャン
海未「……」 カキカキ
真姫「……」 シャンシャン
海未「~…」 クシャ クルクル
真姫「……」 シャンシャン
海未「う~…」 クルクル クルクル
真姫「ねぇ、良い歌詞浮かばないからって私の髪くるくるするのやめて」
海未「あ、すみません。つい……」
真姫「何よついって……」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
2: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 19:34:18.79 ID:fUeP13Wd.net
真姫「不調ね」
海未「はい…」
海未「気分を変えて公園に来たのはいいんですが……進捗の方はさっぱり」
真姫「少し休憩したらいいじゃない。根詰まったらハマっちゃうでしょ?」
海未「うっ、どうしてそれを……」
真姫「どれだけ一緒に曲作ってきたって思ってるのよ。海未の癖なんて分かるわ」
海未「ううっ……」
海未「分かりました、少し休みます」
真姫「ん」
海未「何か飲み物を買ってきます。真姫はどうしますか?」
真姫「私も行く、丁度喉湧いてたし」
海未「分かりました。行きましょう」
真姫「うん」
海未「はい…」
海未「気分を変えて公園に来たのはいいんですが……進捗の方はさっぱり」
真姫「少し休憩したらいいじゃない。根詰まったらハマっちゃうでしょ?」
海未「うっ、どうしてそれを……」
真姫「どれだけ一緒に曲作ってきたって思ってるのよ。海未の癖なんて分かるわ」
海未「ううっ……」
海未「分かりました、少し休みます」
真姫「ん」
海未「何か飲み物を買ってきます。真姫はどうしますか?」
真姫「私も行く、丁度喉湧いてたし」
海未「分かりました。行きましょう」
真姫「うん」
3: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 19:43:25.39 ID:fUeP13Wd.net
テクテク…
海未「今日は天気がいいですね」
真姫「そうね」
海未「穂乃果達の方は大丈夫でしょうか……遊んでばかり、なんて事になっていなければいいのですが」
真姫「絵里も一緒にいるし、大丈夫なんじゃない?」
海未「そうですね……」
真姫「それに、大丈夫じゃないのはここにいる誰かさんだし」 クスッ
海未「ううっ……酷いです」
真姫「冗談よ。一緒に頑張りましょう」
海未「はい……さて、何を飲みましょうか」
海未「……ん?」
真姫「ちょっと、自動販売機の前でしゃがまないでよ。卑しいわよ」
海未「違います。これです」
真姫「?」
真姫「……野の花?」
海未「はい」
海未「今日は天気がいいですね」
真姫「そうね」
海未「穂乃果達の方は大丈夫でしょうか……遊んでばかり、なんて事になっていなければいいのですが」
真姫「絵里も一緒にいるし、大丈夫なんじゃない?」
海未「そうですね……」
真姫「それに、大丈夫じゃないのはここにいる誰かさんだし」 クスッ
海未「ううっ……酷いです」
真姫「冗談よ。一緒に頑張りましょう」
海未「はい……さて、何を飲みましょうか」
海未「……ん?」
真姫「ちょっと、自動販売機の前でしゃがまないでよ。卑しいわよ」
海未「違います。これです」
真姫「?」
真姫「……野の花?」
海未「はい」
5: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 19:51:19.38 ID:fUeP13Wd.net
真姫「見た事のある花ね」
海未「ハルジオンです。春になると道端でよく見かけますね」
海未「一つの茎に何輪もの花びらを咲かせている所がとても印象的です」
真姫「……で、そのハルジオンがどうしたのよ」
海未「……」
真姫「……海未?」
海未「真姫、これからちょっとしたゲームに付き合ってくれませんか?」
真姫「いきなりね。どんなゲーム?」
海未「あちら戻ってから教えます。少し長くなりそうなので飲み物を買っていきましょう」
真姫(その為に来たんだけど……まぁ、いっか)
海未「ハルジオンです。春になると道端でよく見かけますね」
海未「一つの茎に何輪もの花びらを咲かせている所がとても印象的です」
真姫「……で、そのハルジオンがどうしたのよ」
海未「……」
真姫「……海未?」
海未「真姫、これからちょっとしたゲームに付き合ってくれませんか?」
真姫「いきなりね。どんなゲーム?」
海未「あちら戻ってから教えます。少し長くなりそうなので飲み物を買っていきましょう」
真姫(その為に来たんだけど……まぁ、いっか)
6: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 20:01:40.14 ID:fUeP13Wd.net
・・・・・・・
真姫「……」 ゴクッ
真姫「あ、このトマトジュース、甘さ加減が丁度いい」
海未「トマトジュースが売ってある自動販売機というのも今時珍しいですよね」
真姫「そうね、これからもどんどん普及して欲しいわ」
海未「はぁ」
真姫「で?ゲームって何よ」
海未「これです」
真姫「……さっきのハルジオン?摘んできたのね」
海未「真姫、花占いは知っていますね?」
真姫「えぇ、好きとか嫌いとかでしょ?」
海未「それをやります」
真姫「……」
海未「なんですかその露骨な渋い顔は」
真姫「いや……大の高校生が公園で花占いって……」
海未「ふふふ、素敵じゃないですか」
真姫「あ、うん。そうね」
海未「ですがただの花占いではありません。ちょっとしたアレンジを加えます」
真姫「アレンジ?」
海未「はい」
海未「その名も『花言葉占い』です!」
真姫「……」 ゴクッ
真姫「あ、このトマトジュース、甘さ加減が丁度いい」
海未「トマトジュースが売ってある自動販売機というのも今時珍しいですよね」
真姫「そうね、これからもどんどん普及して欲しいわ」
海未「はぁ」
真姫「で?ゲームって何よ」
海未「これです」
真姫「……さっきのハルジオン?摘んできたのね」
海未「真姫、花占いは知っていますね?」
真姫「えぇ、好きとか嫌いとかでしょ?」
海未「それをやります」
真姫「……」
海未「なんですかその露骨な渋い顔は」
真姫「いや……大の高校生が公園で花占いって……」
海未「ふふふ、素敵じゃないですか」
真姫「あ、うん。そうね」
海未「ですがただの花占いではありません。ちょっとしたアレンジを加えます」
真姫「アレンジ?」
海未「はい」
海未「その名も『花言葉占い』です!」
9: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 20:16:56.04 ID:fUeP13Wd.net
真姫「……」
海未「……」 ドヤァ
真姫「……」
海未「花言葉占いというのはですね」
海未「公園で見つけた野の花を対象に、花言葉から連想される言葉を次々に繋いでいく。というものです」
真姫「それ、有名なゲームなの?」
海未「いえ、私が先程思いつきました」
真姫(すごい発想力ね)
真姫「で、それをノートにずらずらと書いて、歌詞作りに結び付けようって事ね」
海未「流石真姫、物分かりが早くて助かります」
真姫「……まぁ、何もする事ないし、いいわ。付き合ってあげる」
海未「ありがとうございます」
真姫「それで、ハルジオンの花言葉って何よ?」
海未「待ってください。今から調べます」 ポチポチ
海未「……」
真姫「どうしたのよ」
海未「……花言葉は【追想の愛】だそうです」
真姫「……いきなり難しくない?」
海未「……はい」
海未「……」 ドヤァ
真姫「……」
海未「花言葉占いというのはですね」
海未「公園で見つけた野の花を対象に、花言葉から連想される言葉を次々に繋いでいく。というものです」
真姫「それ、有名なゲームなの?」
海未「いえ、私が先程思いつきました」
真姫(すごい発想力ね)
真姫「で、それをノートにずらずらと書いて、歌詞作りに結び付けようって事ね」
海未「流石真姫、物分かりが早くて助かります」
真姫「……まぁ、何もする事ないし、いいわ。付き合ってあげる」
海未「ありがとうございます」
真姫「それで、ハルジオンの花言葉って何よ?」
海未「待ってください。今から調べます」 ポチポチ
海未「……」
真姫「どうしたのよ」
海未「……花言葉は【追想の愛】だそうです」
真姫「……いきなり難しくない?」
海未「……はい」
10: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 20:26:16.77 ID:fUeP13Wd.net
真姫「そもそも何よ追想の愛って」
海未「ええと、追想とは過去を思い返してしのぶことなので、つまり……」
海未「過去の愛を思い返して密かに想い耽る……と言う事でいいのでしょうか?」
真姫「過去の愛って……」
海未「真姫、貴女恋愛経験は……」
真姫「……な、ないわよ」
海未「ですよね……どうしましょう」
真姫「別に、無いなら無い為りで想像すればいいじゃない。その為の連想ゲームでしょう?」
海未「そ、そうですね!はい!頑張りましょう!」
真姫「じゃあまず海未からね。はいどうぞ」
海未「え?」
真姫「え?じゃないわよ……言いだしっぺでしょー?」
海未「そ、それはそうですが……」
真姫「ほら、さっさとしなさいよ」
海未「わ、分かりました……ええっと、追想の愛、追想の愛……」
海未「……お、思い出」
真姫「悩んだ割には地味ね……」
海未「い、いいじゃないですか!さぁ次は真姫の番です!」
海未「ええと、追想とは過去を思い返してしのぶことなので、つまり……」
海未「過去の愛を思い返して密かに想い耽る……と言う事でいいのでしょうか?」
真姫「過去の愛って……」
海未「真姫、貴女恋愛経験は……」
真姫「……な、ないわよ」
海未「ですよね……どうしましょう」
真姫「別に、無いなら無い為りで想像すればいいじゃない。その為の連想ゲームでしょう?」
海未「そ、そうですね!はい!頑張りましょう!」
真姫「じゃあまず海未からね。はいどうぞ」
海未「え?」
真姫「え?じゃないわよ……言いだしっぺでしょー?」
海未「そ、それはそうですが……」
真姫「ほら、さっさとしなさいよ」
海未「わ、分かりました……ええっと、追想の愛、追想の愛……」
海未「……お、思い出」
真姫「悩んだ割には地味ね……」
海未「い、いいじゃないですか!さぁ次は真姫の番です!」
12: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 20:37:41.54 ID:fUeP13Wd.net
真姫「はいはい……ええっと、『思い出』」
真姫「『美しい』」
海未「えっと……『素敵な日々』」
真姫「……『鮮明』」
海未「うーん……『美化』」
真姫「えぇ……『見ぬ振り』」
海未「……『気がついてる』」
真姫「うーん、『今の気持ち』」
海未「…『変わる』」
真姫「『悲しい』」
海未「『戻りたい』」
真姫「『戻れない』」
海未「『辛い』」
真姫「……ねぇ、これいつまでやるの?」
海未「あ、すみません。その花の花びらの枚数を超えたら終了です」
真姫「この花、かなりの枚数あるわよ……連想も雲行き怪しいし」
海未「こ、ここから挽回しましょう!はい、次です!」
真姫「『美しい』」
海未「えっと……『素敵な日々』」
真姫「……『鮮明』」
海未「うーん……『美化』」
真姫「えぇ……『見ぬ振り』」
海未「……『気がついてる』」
真姫「うーん、『今の気持ち』」
海未「…『変わる』」
真姫「『悲しい』」
海未「『戻りたい』」
真姫「『戻れない』」
海未「『辛い』」
真姫「……ねぇ、これいつまでやるの?」
海未「あ、すみません。その花の花びらの枚数を超えたら終了です」
真姫「この花、かなりの枚数あるわよ……連想も雲行き怪しいし」
海未「こ、ここから挽回しましょう!はい、次です!」
14: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 20:44:34.93 ID:fUeP13Wd.net
真姫「はいはい、ええっと……『運命の瞬間』」
海未「『まだ来ぬ未来』」
真姫「『軌跡』」
海未「『築いてゆく』」
真姫「『自分自身』」
海未「『表裏』」
真姫「『受け入れる』」
海未「『心』」
真姫「『開く』」
海未「『怖い』」
真姫「『勇気』」
海未「『欲しい』」
真姫「『今の私』」
海未「……あ、今ので花びらの枚数を超えました。終了です」
真姫「ふぅ……疲れた」
海未「『まだ来ぬ未来』」
真姫「『軌跡』」
海未「『築いてゆく』」
真姫「『自分自身』」
海未「『表裏』」
真姫「『受け入れる』」
海未「『心』」
真姫「『開く』」
海未「『怖い』」
真姫「『勇気』」
海未「『欲しい』」
真姫「『今の私』」
海未「……あ、今ので花びらの枚数を超えました。終了です」
真姫「ふぅ……疲れた」
15: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 20:55:52.64 ID:fUeP13Wd.net
海未「結果を見てみましょう」
真姫「……」
海未「……」
海未「……この方は過去に素晴らしい恋をしたのですね」
真姫「でもそれは遥か昔の事で、思い出も自分の都合のいいように美化しちゃてるのね」
海未「それに気がついているのですが、それを認めてしまうと自分の中の心が傷ついてしまう」
真姫「だから見て見ぬ振りをしているのだけど、そんな自分が嫌い、って所かしら?」
海未「……何だか思春期の女の子のポエムの様になってしまいましたね」
真姫「女の子二人でこんな事してるんだから当たり前じゃない?」
海未「そ、そうでしょうか……?何だか恥ずかしいです……///」
真姫「続けるわよ」
海未「運命の出会いはまだ来てない様ですね」
真姫「でもそれは待つだけじゃなくて、自分で見つける事に気がついたのかしら?」
海未「その為には自分自身を受け入れる必要があった」
真姫「心を開くにはかなりの勇気がいるわね、その勇気が欲しい。いや、下さいって事ね」
海未「……真姫」
真姫「何よ」
海未「中々いい感じに仕上がりましたね」
真姫「……そうね。びっくりだわ」
真姫「……」
海未「……」
海未「……この方は過去に素晴らしい恋をしたのですね」
真姫「でもそれは遥か昔の事で、思い出も自分の都合のいいように美化しちゃてるのね」
海未「それに気がついているのですが、それを認めてしまうと自分の中の心が傷ついてしまう」
真姫「だから見て見ぬ振りをしているのだけど、そんな自分が嫌い、って所かしら?」
海未「……何だか思春期の女の子のポエムの様になってしまいましたね」
真姫「女の子二人でこんな事してるんだから当たり前じゃない?」
海未「そ、そうでしょうか……?何だか恥ずかしいです……///」
真姫「続けるわよ」
海未「運命の出会いはまだ来てない様ですね」
真姫「でもそれは待つだけじゃなくて、自分で見つける事に気がついたのかしら?」
海未「その為には自分自身を受け入れる必要があった」
真姫「心を開くにはかなりの勇気がいるわね、その勇気が欲しい。いや、下さいって事ね」
海未「……真姫」
真姫「何よ」
海未「中々いい感じに仕上がりましたね」
真姫「……そうね。びっくりだわ」
18: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 21:20:37.26 ID:fUeP13Wd.net
海未「物語性もあって、抑揚や強弱もしっかりと詰め込まれています」
海未「これで一つの歌詞が出来上がりそうですね」
真姫「良かったじゃない。何とかなりそうね」
海未「はい、ありがとうございます」
真姫「じゃあ、学校に戻る?」
海未「うーんそうですね……」
海未「あ」
真姫「何?」
海未「丁度良い花を見つけました。これです」
真姫「……これって、コスモス?」
海未「はい。主に夏から秋にかけて花を咲かせ、やせた土地でも咲かせることが出来るとても強い花です」
海未「花言葉……ええと、色によって意味合いが違ってくるみたいですね」
真姫「ふーん……ってちょっと」
海未「はい?」
真姫「もしかして、またやるの?」
海未「はい!何だか楽しくなってきました!」
真姫「……ふふっ、海未、凄くいい笑顔」
海未「あっ、す、すみません……年甲斐もなくはしゃいでしまって」
真姫「いいわ、また付き合ってあげる」
海未「……ありがとうございます」 ニコッ
真姫「どういたしまして」
海未「これで一つの歌詞が出来上がりそうですね」
真姫「良かったじゃない。何とかなりそうね」
海未「はい、ありがとうございます」
真姫「じゃあ、学校に戻る?」
海未「うーんそうですね……」
海未「あ」
真姫「何?」
海未「丁度良い花を見つけました。これです」
真姫「……これって、コスモス?」
海未「はい。主に夏から秋にかけて花を咲かせ、やせた土地でも咲かせることが出来るとても強い花です」
海未「花言葉……ええと、色によって意味合いが違ってくるみたいですね」
真姫「ふーん……ってちょっと」
海未「はい?」
真姫「もしかして、またやるの?」
海未「はい!何だか楽しくなってきました!」
真姫「……ふふっ、海未、凄くいい笑顔」
海未「あっ、す、すみません……年甲斐もなくはしゃいでしまって」
真姫「いいわ、また付き合ってあげる」
海未「……ありがとうございます」 ニコッ
真姫「どういたしまして」
22: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 21:45:32.90 ID:fUeP13Wd.net
海未「花言葉はどうしましょうか」
真姫「このコスモスはピンク色ね」
海未「ピンクは……【乙女の純潔】 だそうです」
真姫「ピュアね」
海未「ピュアですね」
真姫「花びらは5枚……私から行くわ」
海未「どうぞ」
真姫「えーっと……『知らないこと』」
海未「うーん……『もやもやする気持ち』」
真姫「『胸が熱い』」
海未「『治らない病気』」
真姫「『特効薬』」
海未「はい、終わりです」
海未「これは……恋という感情を知らない少女が自分の動悸や胸の苦しさを訴えていますね」
海未「そして恋に効く薬はありません。治すためには自分の気持ちに気がつく必要がある……ふふ、甘酸っぱくて素敵ですね」
真姫「ごめん、私には慢性型の逆流性食道炎を患ってる患者しか思い浮かばなかったわ」
海未「ちょっとやめて下さいよ雰囲気ぶち壊しじゃないですか」
真姫「ごめんって言ってるじゃない……」
真姫「このコスモスはピンク色ね」
海未「ピンクは……【乙女の純潔】 だそうです」
真姫「ピュアね」
海未「ピュアですね」
真姫「花びらは5枚……私から行くわ」
海未「どうぞ」
真姫「えーっと……『知らないこと』」
海未「うーん……『もやもやする気持ち』」
真姫「『胸が熱い』」
海未「『治らない病気』」
真姫「『特効薬』」
海未「はい、終わりです」
海未「これは……恋という感情を知らない少女が自分の動悸や胸の苦しさを訴えていますね」
海未「そして恋に効く薬はありません。治すためには自分の気持ちに気がつく必要がある……ふふ、甘酸っぱくて素敵ですね」
真姫「ごめん、私には慢性型の逆流性食道炎を患ってる患者しか思い浮かばなかったわ」
海未「ちょっとやめて下さいよ雰囲気ぶち壊しじゃないですか」
真姫「ごめんって言ってるじゃない……」
23: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/09/21(月) 22:21:09.12 ID:fUeP13Wd.net
真姫「だって、胸がもやもやしたり熱かったりって症状が正に逆流性食道炎じゃないのよ……」
海未「乙女の純潔ですよ?そんな30代のおじ様が患う様な病気にかかる訳ないじゃないですか……」
真姫「さ、30代のおば様が逆流性食道炎を都合のいいように解釈してるだけかもしれないじゃない」
海未「そんな悲しい現実味溢れる話嫌です」
真姫「……想像したら凄くいたたまれない気持ちになっちゃった」
海未「真姫のせいですよもう……」
海未「気を取り直して次です!ええっと……」 キョロキョロ
真姫「あ、あれなんかいいんじゃない?」
海未「あれは……サジオモダカですね」
海未「葉の形がスプーンに似ていることからそう呼ばれているらしいです」
海未「花言葉は……【高潔】 だそうです」
真姫「花びらは三枚ね。少ないから短期戦よ」
海未「分かりました。では行きます!」
海未「『女王様』」
真姫「『高嶺の花』」
海未「『実は乙女』」
真姫「……終わりね」
真姫「言うところ、女王の様に強気な女の子が、実は純情無垢な乙女って訳ね」
海未「……」
真姫「……何よ」
海未「これ、真姫の事ですね」
真姫「ヴェェ!?な、何で私になるのよ!?」
海未「いえ、普段強気で中身は純真な女の子と言ったら……真姫じゃないですか」
真姫「ちょ、ちょっとやめて!いきなり変な事言わないで!///」
海未「でも、本当の事なので……」
真姫「もーっ!終わりっ!次に行くわ!」
海未「乙女の純潔ですよ?そんな30代のおじ様が患う様な病気にかかる訳ないじゃないですか……」
真姫「さ、30代のおば様が逆流性食道炎を都合のいいように解釈してるだけかもしれないじゃない」
海未「そんな悲しい現実味溢れる話嫌です」
真姫「……想像したら凄くいたたまれない気持ちになっちゃった」
海未「真姫のせいですよもう……」
海未「気を取り直して次です!ええっと……」 キョロキョロ
真姫「あ、あれなんかいいんじゃない?」
海未「あれは……サジオモダカですね」
海未「葉の形がスプーンに似ていることからそう呼ばれているらしいです」
海未「花言葉は……【高潔】 だそうです」
真姫「花びらは三枚ね。少ないから短期戦よ」
海未「分かりました。では行きます!」
海未「『女王様』」
真姫「『高嶺の花』」
海未「『実は乙女』」
真姫「……終わりね」
真姫「言うところ、女王の様に強気な女の子が、実は純情無垢な乙女って訳ね」
海未「……」
真姫「……何よ」
海未「これ、真姫の事ですね」
真姫「ヴェェ!?な、何で私になるのよ!?」
海未「いえ、普段強気で中身は純真な女の子と言ったら……真姫じゃないですか」
真姫「ちょ、ちょっとやめて!いきなり変な事言わないで!///」
海未「でも、本当の事なので……」
真姫「もーっ!終わりっ!次に行くわ!」