本日3月2日発売の週刊少年サンデー14号にて、麻生羽呂先生の漫画「今際の国のアリス」が最終回を迎えました。5年半にわたる長期連載作品が、ついに完結します。以下、ネタバレ注意。
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感涙。
もうね、2話3話前くらいが実質の最終回だと思うので、前回と今回の最終回はエピローグ的な、みんなどうなっていくのかが描かれるのかな…っていう気持ちでいっぱいでした。「あなたはなぜ○○○○○○○○○○○○?」という問い…すごく考えさせられたしメッチャ自分で考えたけど全然思いつかなくてさ…たぶんこれ、一生考えることなんだろうなぁーって自分では思った…ああでも今際の国の住人たちは、すぐ答えられるかもしれないね…。ちなみに○の部分は下に白文字で書いておくので、気になる人はチェックしてね。
あなたはなぜ生きていると思いますか?
自分はこの作品と出会ったのは結構終盤からだったりします。「どくぼう」あたりからです。なので松下苑治とかメッチャ好きだし、ミツルギさんとカリヤさんのかっけェ展開…からの死亡コースにはビビビと来ましたよ。おいおい主人公ってミツルギさんじゃなかったのかよおおおおおおおおおおおおって。とまあ気になって一気にね、1巻に手をつけて読んだわけですよ。まあ面白いのなんのって。絶望しかないのなんのって。
でもやっぱり読んでて好きなのは♥J回で、セールストーク好きなアイゼンさんとか、うぜェミノーとかウルミとかまさに「人間」って感じが好きだったし、凡人で悩みに悩んでげぇむおおばぁになったイッペーと自分を重ねたりして、いろいろと考えさせられたね。あの回は「今際の国のアリス」の中でも異質で、主人公もいなければ主人公の仲間もいなくて、ホントハラハラしました。…ミツルギさんには生きていてホシカッター…
そんなわけで非常に楽しく読ませていただいた「今際の国のアリス」。絶望&絶望…だけどそこから見える希望に向かって進み続けるアリスたちを見ていると、こっちも元気になれました。完結して寂しい気持ちもあるけど、今後がんばろうって思えるような展開で今気持ちスッキリ爽やかしてます。マジ、1巻2巻3巻あたり読んでたときは絶望しかなかったからね…
ありがとうございました「今際の国のアリス」。次回作も非常に楽しみにしています。
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「げぇむ」を「くりあ」しないと死ぬ世界「今際の国」。 「ねくすとすてぇじ」に入り「ぷれいやぁ」達が 破竹の快進撃を続ける中、「げぇむ」を降りたアリス。 「だいやのきんぐ」との戦いを経て、変化し始めるチシヤ。 残り少ない命の中、彷徨うニラギ。 因縁深い3人が集まり、「えきしびじょんげぇむ」 「ばとるろいやる」が開始――!! そして、最後に立っていた男は、いよいよ最後の「げぇむ」会場へ!! いったい何が待ち受けるのか…!?
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