キレイに見えるモノの正体は…。おへそのゴマ、実は指紋並みに個性的
深海の生物の映像?と思いきや…。
これ、人のおへそのゴマに住んでる微生物の姿なんだそうです! ブルックリンを拠点として活動しているポルトガル人アーティスト、Joana Ricouさんの作品。彼女はカーネギーメロン大学でアートと生物学を勉強していました。どちらかに偏ることなく、ラボとアートスタジオ両方で同じぐらいの時間を費やしていたとか。そんな生活の中で、この「微生物叢(そう)ポートレイト」が生まれたのです。
この微生物叢ポートレイトは、Joanaさんと、ノースカロライナ州立大学の生物学者Rob DunnさんとHolly Menningerさんがタッグを組んで実現したもの。RobさんとHollyさんは、私たちのおへその中に群がっている生物を研究する「Your Wild Life」プロジェクトのメンバー。おへその中の微生物叢って実は人それぞれ違っていて、指紋と同じぐらいユニークなんですよ。
Joanさん、Robさん、Hollyさんは、500人の被験者のおへそのゴマをサンプルとしてシャーレに採りました。すると合計で2,400種類以上の微生物叢が見つかり、一人ひとりのへそのごまはだいたい67種で構成されていたとか。
Joanさんは、一つひとつが命あるものを写したポートレイトだと語っています。持ち主の生活環境と文化、そして、へその緒でつながっていたお母さんから受け継いだ家族の歴史を表しているんだと。意外なものが意外なところで母から子に受け継がれていたんですね。
それでは、それぞれのおへそのゴマに住んでいる微生物叢たちはどんなに違うのでしょうか? 見てみてください。
source: Joana Ricou via The Guardian
Jennifer Ouellette - Gizmodo US[原文]
(junjun)