NTTドコモは、Xperia Z5 / Z5 Compact / Z5 Premiumの3機種に Android 6.0 Marshmallowアップデートの配信を開始したと発表しました。
(追記)Xperia Z5シリーズ向けのAndroid 6.0更新は、どうやら海外版を含めまだ実施されておらず、NTTドコモが世界最速のようです。海外に比べてOSのバージョンアップが遅れがちな日本のキャリア端末としては異例です。なおドコモの加藤社長が夏モデル発表会の壇上で、Android 6.0アップデートを迅速に提供したいと話していました。
ドコモ、Android 6.0更新について『グローバルとの差を縮めたい』迅速化に意欲
Now on Tapは、アプリの上でホームボタンを長押しすることで、起動中のアプリで表示されている内容から欲しい情報を予測して提案してくれる機能です。例えば、レストランに関する内容を含むメールを開いている時にホームボタンを長押しすると、そのお店の評判を見たり、店への道順をすぐに調べられます。
パーミッション設定の強化は、ユーザーがアプリに渡す情報をコントロールしやすくなる機能です。従来のようにアプリインストール時に一括して権限を与えるのではなく、アプリを使うたびにデータを共有する対象やタイミングを選択でき、また権限をいつでも無効化できます。
またAndroid 6.0の新機能だけでなく、下記ソニーモバイル独自の新機能も追加されています。
- Xperiaホームに、画面スワイプ時のエフェクトを変更する機能が追加されます。ホーム画面を自分好みにカスタマイズできるようになります
- カメラのUIが新しくなり、スワイプ操作でビデオ撮影やマニュアルなどへ切替できるようになります。
- 通話履歴画面で「通話履歴フィルター」(不在着信、着信、発信等)の項目が常時表示されるようになります。
- 最近利用したアプリ画面の視認性が向上します。画面の操作に合わせて、下部に表示されるスモールアプリバーが隠れるようになります。
- 通知パネルに表示されるスクリーンショット画像を、通知パネル上共有に加え、消去もできるようになります。
- 指紋によるロック解除設定時のセキュリティーを強化しました。携帯電話の電源を入れた際などに画面ロック解除方法(パターン [注意] 1・PIN・パスワード)で本人確認するまでは、指紋によるロック解除ができなくなります。
バージョンアップにかかる時間はXperia Z5 SO-01Hが約75分、Z5 Compact SO-02Hが約73分、Z5 Premium SO-03Hが約75分(いずれも公称値)です。余談にはなりますが、中の人が話していたXperia向けAndroid 6.0 バージョンアップのちょっとした裏話については下記の記事もご覧ください。
『グーグルがXperiaに追いついた』ソニー製スマホのAndroid 6.0アプデは控え目に