P「照れ照れ春香さん」
~事務所~
P「春香ー、ちょっといいかー?」
春香「私ですかっ? はい、なんでしょう!」
P「この前撮った宣材が届いたんで、確認してもらおうと思ってな」
春香「わぁっ! あれ、できたんですね? 私楽しみにしてたんですよ!」
P「それはよかった。はい、これ」
春香「わーいっ! どれどれ~……」
春香「……って、3パターンある?」
P「おう。3つくらいまでは絞って、あとは春香に決めてもらおうと思ってな」
春香「ふむふむ、なるほど……。私が決めちゃっていいんですか?」
P「春香を売り出していく上で、いろんな人に見てもらう写真だから。やっぱり最後は自分で決めた方がいいんじゃないかなと」
春香「そ、そうですか……。責任重大ですね」
P「あはは、まあ今日中に決めてくれればいいから。ゆっくり考えてくれ」
春香「分かりましたっ!」
春香「む、む、むむむ……」ぷすぷす
P「……大丈夫か、春香?」
春香「う、ううう……こんなの決められないですよぅ……」
P「そ、そんなに悩んでもらうつもりじゃなかったんだけどな……。ちょっとプレッシャーかけすぎたか?」
春香「そうですよぅ……。こんなの、私ひとりじゃ」
春香「……って。そういえば、プロデューサーさんはどうなんですか?」
P「どう、とは?」
春香「決まってるじゃないですか! プロデューサーさんはどの写真がいいと思ったのかなってことです!」
P「んー……。俺もそもそも、3枚に絞るのもかなり苦労したからなぁ」
春香「そうなんですか?」
P「ああ。どれも凄く可愛く取れてたから」
春香「か、かわいくですかっ!?」
春香「……へっ」
春香「う、わああああっ! もう、そういうのはなんだか恥ずかしいからやめてくださいっ!」
P「そうか? ……まあそうやって三枚に絞ったわけだが。それでも一枚に絞るとしたら、これかな」ぴらっ
春香「これ、ですか? どうして……」
P「これが、春香の可愛さと明るさが一番表れてると思う」
P「きっとこの写真を見た人は、春香のことを好きになってくれるだろうな、ってさ」
春香「…………っ。……じゃあ私、これにします!」
P「そうか? ……いいのか、俺の意見で」
春香「はいっ! 私は、プロデューサーさんのこと信じてますからっ」
P「そっか。じゃあそれで行こう。これからまた頑張っていこうな」
春香「もちろんですっ! ……えへへ」
Case1.照れ春香さん
~撮影終了後~
春香「ふーっ、疲れたー……。今日の撮影、大変だったなぁ」
春香「……って、あれ? プロデューサーさん、どこ行っちゃったんだろ。さっきまでそこで見ててくれたのに……」
ぴとっ
春香「うひゃぁっ!? つめたっ……って!」
P「お疲れさん、春香。ジュース」
春香「ぷ、プロデューサーさん! もう、ジュース渡すなら普通に渡してくださいよ!」
P「ごめんごめん、驚かせてやろうと思ってさ」
春香「驚きますよぉ! でも、ありがとうございますっ。おいくらでしたか?」
P「へ? いやいやいいよ、このくらい、気にしなくて」
春香「そういうわけにはいきませんって!」
春香「そうですか? ……それじゃあ、お言葉に甘えちゃいますねっ」
P「おう。監督さんも随分褒めてたんだぞ。この子は絶対将来売れる、間違いないってさ」
春香「ええっ!? そ、そんな私なんてまだまだで……」ぶんぶん
P「いやいや。俺だってそう信じてプロデュースしてるんだから。春香にはそれだけの魅力があるってことだよ」
春香「そんなこと、ないですよぅ! え、えへ、えへへ……!」ぶんぶんぶん
P「あ、春香、お前……」
春香「なんだか、喉乾いちゃいましたっ! このジュース、ありがたくもらっちゃいますね。ありがとうございますっ!」
P「ちょっと待っ」
ぷしゃっっっ!!!
春香「にゃっ!!??」
春香「うぇぇ……。びちゃびちゃになっちゃいました……」ぽたぽた
P「あはは、もっと早く言えばよかったな」
春香「ひどいですよぅ……。もう、元はといえばプロデューサーさんのせいですからねっ!」
P「え、俺なのか?」
春香「そうに決まってるじゃないですかっ! ……えへへっ」
Case2.ドジ照れ春香さん
~ケーキバイキング~
春香「というわけで、ケーキバイキングですよ、ケーキバイキングっ!」
P「な、なんで俺まで……?」
春香「何でって、ここの優待券貰って来てくださったの、プロデューサーさんじゃないですか!」
P「たまたま取引先の人に貰っただけなんだけど……。それに俺は事務所の誰かと行ってみたらどうだ、って意味で春香に渡したんだけどな」
春香「し、仕方ないじゃないですか……。みんな、その……、よ、用事があって、来れないって言うんですから」
P「まあ、一人で行くよりは楽しいのかな」
春香「勿論です! ……それにいつも行くようなバイキングじゃなくて、本格的なホテルのバイキングだから、私一人だと少し緊張しちゃいますし」
P「確かに、そうかもな。……それじゃあ折角だから時間いっぱい楽しむとするか。春香、取りに行こう」
春香「はいっ!」
P「……? 春香、遅いな。まだ迷ってるのかな」
ふらっ
春香「お、お待たせしましたぁ~」ふらふら
P「……こけるなよ、春香」
春香「こ、こけませんよぅ……。おっとと」
P「それ、取りすぎじゃないか?」
春香「えへへ、あれもこれもと見てたら目移りしちゃって……。結局全部取っちゃいました」どっちゃり
P「女の子ってすごいな」
春香「わ、私は多いかもしれませんけど、プロデューサーさんは少なすぎですよ! 折角のバイキングなんですよ?」
P「や、俺はそんなに甘いもの食べられないし……。欲しくなったら追加で取りに行くからさ」
春香「……………………ぉぉ」
P「何を、その手があったか、みたいな顔してるんだよ……」
春香「ぶー、いいじゃないですか! 女の子はあれもこれもと欲しくなっちゃうものなんです!」
P「そうみたいだな。それじゃいただきまーす」
春香「もう、適当にあしらわないでくださいよぅ!」
春香「え、どうしてです?」
P「思ったより人が多いし。春香も少し名前が売れてきたところだからさ」
春香「名前が売れてきてると、ダメなんですか?」かくん
P「あー……。だって周り、若いカップルばかりだろ? 誤解されてもあれだしさ」
春香「……ぇ。うぇ、えぇぇぇ!?」
P「ちょ、声が大きいって!」
春香「わ、す、すみません……」
春香(で、でもそんな話をするってことは、プロデューサーさんは、そんな可能性もあるって思ってくれたってことで……?)
春香「えへ、えへへ……」
P「……なんでそんな嬉しそうなんだ」
春香「!!? わ、私今そんな顔してました……?」
P「おお、かなり」
春香「う、嬉しそうなんて、そんなっ……! ……そ、それよりほら、ケーキ食べましょうよ、ケーキっ!」
春香「ほら、これなんて美味しそうですよ!? これも、これもこれも、どうですかっ?」ほらほらっ!!」すっすっすっ
P「ちょ、待てはる、待って、もががっ」
春香「これもこれも、どんどん食べちゃいましょう、どんどん! ……えへへっ」
Case3.照れ隠し春香さん
春香「プロ」
春香「デュー」
春香「サー」
春香「さんっ♪」
P「おお、春香。どうかしたか?」
春香「今、ちょっとお話しできますか? ……もしかして、お仕事の邪魔しちゃいました?」
P「ん? んー……、いや、ちょうど休憩しようと思ってたところだから大丈夫だよ。どうしたんだ?」
春香「はいっ。あの、この前ケーキバイキングに連れて行っていただいたお礼に……これを」
P「?? お、クッキーか。この包装って……。もしかして」
春香「は、はいっ。手作りなんですけど……。もしよかったら、お礼に受け取ってくださいっ!」
P「そんな、たまたま貰った券だからお礼なんて気にしなくてよかったのに」
春香「そういう訳にはいきませんよ! プロデューサーさんが一緒で、とっても楽しかったですから」
P「……そっか。じゃあ、ありがたくいただくよ」
春香「わぁっ! ありがとうございます!」
P「何で渡す春香がお礼言ってるんだよ、逆だろ逆」
春香「わ、そうですねっ! えへへ、うっかりしてましたっ」
春香「えっ」
P「?」
春香「い、今から、食べるんですか?」
P「うん。ちょうど一息つこうと思ってたから、丁度いいかなって。……ダメか?」
春香「ダメじゃ、ないですけど……。お、美味しくなかったらごめんなさいっ!」
P「あはは、そんな心配してないよ。それじゃ、一つ……。いただきます」
ぽりぽり
春香「……ど、どうですかっ?」どきどき
P「うん。美味しいよ」
春香「よ、良かったぁ……」
P「春香、お菓子作り得意って言ってたもんな。……うん、すごく甘くておいしい」
春香「えへへ……。甘いものは頭の回転にいいって聞いたので。お砂糖と蜂蜜たっぷり作っちゃいました」
P「なるほど、これ蜂蜜の甘さか。うん、疲れた体に染み込むよ」
春香「喜んでもらえて、良かったです!」
春香「うぇぇっ!? それは言い過ぎですって!」
P「いやいや、そんなことないよ。ありがとう、春香」
春香「ど、どういたしましてっ? そうだ、私、何か飲み物でも淹れてきますねっ!」
ぱたぱたぱた
P「あ
コメント一覧
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- 2016年03月04日 00:01
- あざとい女なの
ハニーにはもっとお似合いの女の子がいると思うな☆
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心からそう思った。