幸せな出産の影にあるものついて考えさせられる
准看護学生だったアルバイト先の産婦人科で見たものをベースにした実録モノ。
『透明なゆりかご』読了 産婦人科で働いていて、妊娠も出産も中絶も見てきたから余計にそのリアルさが伝わる 普通に結婚して妊娠して出産することが、本当に奇跡であると思える 全ての子供が望まれて幸せに産まれてきてくれるといい pic.twitter.com/sstBWhvBfe
産婦人科医院で、看護師見習いだった彼女の仕事は「命だったカケラを集める」、中絶された胎児の処置だった
中絶せざるを得なかった女性の苦しみ。義父から性虐待を受けた少女。流産してしまった女性が、次の子どもを身ごもるまで
「幸せそうな人の裏側で、こっそりと正反対のことをしている。産婦人科の明暗を描きたい。特別でなく、日常的に起こっているもの」
と作者。
生活保護ついて考えさせられる「健康で文化的な最低限度の生活」
主人公が生活保護の業務にあたるケースワーカーとして歩み始める物語。
今週のビッグコミックスピリッツ、『健康で文化的な最低限度の生活』(生活保護をテーマにしたマンガ)の展開が衝撃的過ぎてもう…。
作画をする前に、入念な現地取材が行われている本作
1話で、自殺してしまって「1ケース減って良かったじゃん」て(セリフが)あるけど、実際こういうことを言う人がいると取材で耳にした
「110ケースあろうが…………国民の血税だろうが…………ダメだ。それ…言っちゃあ、何か大切なものを失う…」
自殺した受給者のことで苦しむ主人公は、こう語ります。
貧困・児童虐待について考えさせられる「ギャングース」
少年院で出会った18歳の身寄りのない3人組が、犯罪を犯してでもサバイバルしていく物語。
このページだけで『ギャングース』を読むことの重要性がわかる。 本当に今の自分の環境について考えさせられるマンガです。 ぜひ、御一読を。 pic.twitter.com/k1ylOArzbl
取材を元に描く子どもの虐待・貧困もテーマ。
あああ、俺はホント「ギャングース」好きだなぁ。結構シビアな話なのに適度にギャグが入ってくる絶妙な間合い。作画もあれしかないって感じでいい。
テーマは重いのに、読みたくなるハラハラ・ドキドキの展開。
『ギャングース』は『家のない少年たち』という鈴木大介さんのルポルタージュを原案にしている
『家のない少年たち』は、虐待され、ろくに学校も行けずに少年院で過ごした少年たちのルポ。
彼らがまともな家庭環境で育ってたら。報道では憎むべき犯罪者以上のことは伝わってこない、血の通った人間として描きたい
「どうして盗んだらいけないのか、暴力がいけないのか俺には分からない。相手が死ぬほど困るところから、盗みも叩きもしませんよ」
作品で紹介されている現実の不良少年の一言。
児童福祉の最前線がわかる「ちいさいひと」
児童虐待にあっている子どもの幸せのため、駆け出し児童福祉司が葛藤する物語。
子育ておすすめマンガは「ちいさいひと 青葉児童相談所物語 」に決まってるだろ。児童虐待物だけどあれ見たら気持ち色々変わるわ。
シナリオには水野光博、取材・企画協力にはNPO法人「埼玉子どもを虐待から守る会」の小宮純一
「僕、こんな所…来たくて来たんじゃないもん…こんな所に…住むんなら…お家でパパにぶたれたほうがましだよ!!」
保護されて、施設で過ごすことになった少年のセリフ。
生活保護家庭の苦悩がわかる「陽のあたる家」
生活保護や貧困家庭で育つ子供たちを描いた漫画。
テーマは親から子供への「貧困の連鎖」をどう断ち切るのか――
(母)「努力…… 目一杯働いていた時でも生活が立ち行かなくてこうなったのに どう努力すればいいの……?」
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