718 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2010/03/06(土) 23:39:40 ID:WnNXNqEnO
あんまり姉萌えとは違うけど、書いておく。

自分は小さい頃、関西に住んでいた。
狭いマンションだけど両親、姉、自分でそれなりに楽しくやっていた。
そんなある日、あの有名な大震災が起こった。
姉と自分は同じ部屋で寝てた。
虫の知らせなのか分からないがなんとなく目が覚めていて、姉も目が覚めていたのかモゾモゾしてた。
そして地震。
ガタガタとタンス等の家具が動き始め、隣の部屋で父が「地震だ!」と叫ぶのがわかった。
次の瞬間、姉が自分に飛び付いてきた。
初め何が何だがわからなかったが、少しして姉が自分を庇うために覆い被さっているのだと気付いた。
姉が自分の頭を抱え、胸に押し付けている状態だった。
地震にあったことは、何故か遠い世界で起こったことのように現実感がなかったけど、あの時の姉の重さ、姉の体温、姉の匂い、姉の柔らかさは今でも鮮明に思い出せるぐらいリアルだった。

先日、姉に咄嗟によくあんなこと出来たなと聞いたら、「勝手に身体が動いた」とのこと。
自分の同級生はしばらく地震が怖くて仕方がないと言ってたが、自分はあまり恐怖心を持たなかった。
それはきっと姉のお陰かもしれない。