【ガルパン】カルパッチョ「Beyond The Bounds」
- 2016年03月06日 22:40
- SS、ガールズ&パンツァー
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独自設定を多く含みます。
TV版や劇場版とは大きく異なりますが、そこも含めお楽しみください。
<再生>
カルパッチョ「明日はついに全国大会の抽選会だ」
カルパッチョ「私たちはこの大会のために心血を注いできた」
カルパッチョ「それは私個人の力ではなく」
カルパッチョ「私たちの力だけでもなく」
カルパッチョ「他のアンツィオのみんな」
カルパッチョ「ミラーさん、ジョンさん、アダムさん」
カルパッチョ「教官の皆さん…」
カルパッチョ「そして何よりも、ドゥーチェの力があってこそなのだ」
カルパッチョ「私には皆を連れて行く責任がある」
カルパッチョ「”境界線を超えて旅立つ」
カルパッチョ「”その一歩を踏まなければ”」
カルパッチョ「”今行かなければ、永遠に行かれない”」
カルパッチョ「みんなの思い、アンツィオの伝統」
カルパッチョ「きっと繋いでみせよう」
_______
______
バララララララ
UH-60 ブラックホーク 機内
パンチェッタ「緊張するなぁ…」プルプル
ピカタ「ちょっと、操縦桿揺らさないでよ?」
パンチェッタ「わかってるよ…人乗せて飛ばすの初めてだから」
カルパッチョ「落ち着いて。緊張するのは抽選の後でもいいわ」
パスティエーラ「あ、そろそろ着きますよー。準備してね」ピピ
ガチャン
パスティエーラ「到着ぅー!みんな、後で合流するから先行ってて!」
パンチェッタ「えっと、エンジン切って、それから駐機の受付…それから…えっと何だっけか」アタフタ
カルパッチョ「じゃあ先に行くけど、何かあったら連絡して!」
パスティエーラ「はーい!」
パスティエーラ「ほら、まず機体をどかさないと」
パンチェッタ「あっ、そっか」グン
バラララララ
カルパッチョ「さ、行きましょ」
テクテクテクテク
___
__
カルパッチョ「…」ガサガサ
カルパッチョ「!」スッ
『6番、アンツィオ高校!』
ヤッタ-ラクショウダーワーワー
パンチェッタ「一体どこのクソッタレだい?」ビキ
パスティエーラ「女の子がそういうこと言わないの。えーとあれは…サンダース大附属ね」
ピカタ「ああ…どうりで」
パンチェッタ「物量で押すことしかできないくせに。ぶっ潰してやる」
ピカタ「その意気だよ」
パスティエーラ「だからさぁ…」ハァ
カルパッチョ「ごめんね、一回戦から強いところと当たっちゃって」
パスティエーラ「気にしないでー」ニコニコ
パンチェッタ「かえってやりがいがあるわ。ふざけたヤンキーかぶれのケツを蹴っ飛ばしてやる」ギリリリリ
ピカタ「あんたはちょっと落ち着け。鉄分足りてるか」ドンビキ
ピカタ「あとで紅茶淹れてやるから、な」ポンポン
カルパッチョ「そんなに怒らないで」
カルパッチョ「私たちの実力は私たちが知っている通りよ。全力でやりましょう」
一同「「おう!」」
___
__
…ババババババババ
アンツィオ学園艦ヘリポート
ペパロニ「おっ、帰ってきたぞ」
ジャンドゥーヤ「全員整列!」
バッザザッ
ビシッ
「「お帰りなさい!」」
カルパッチョ「みんなお迎えありがとう。楽にして」
カルパッチョ「お昼ご飯は済ませたの?」
ラビオリ「まだです!」
カルパッチョ「じゃあ、話はその後ね。みんなご飯の用意!」
カルパッチョ「”湯を沸かせ、釜を炊け!”」
「「Si!!」」
ペパロニ「急げー!」
ダダダダダダダダ
ピカタ『牽引車持って来ればいいの?』
パスティエーラ『うん、お願い!』
ピカタ『おっけー』
タッタッタッタ
ガオオオオオオオム
キキッ
カルパッチョ「はーい。よっ」ヒョイ
ピカタ「力あるね」グイ
カルパッチョ「装填手だから、重いものは慣れてるわ」
ピカタ「そっか」ガチャリ
ゴオオオオン
カルパッチョ『はーい!そのままゆっくり引いてきて!』(手旗を振る)
ブゥゥゥゥン__
キッ
パスティエーラ「手伝ってくれてありがと!」ヒョコ
カルパッチョ「それじゃ、ご飯食べに行きましょ。パンチェッタ!」
パンチェッタ「お待たせしました、っと」ガチャ
___
__
広場
ワヤワヤ
ピカタ「ああ、ラザニア旨い」ムグムグ
パンチェッタ「…」ズズズ
パンチェッタ「…レモンティーおいしい」フゥ
ピカタ「そりゃーよかった」ニッコリ
ピカタ「そうそう。隊長もその準備しに行ったよ」
ピカタ「ご飯も食べずにね。何を焦っているのやら」ハァ
パスティエーラ「あとでなにか持って行こっか」
ピカタ「そうだね」
クロスティーニ「姐さん、どうしてブリーフィングをここで?」
バルドリーノ「いつもは普通の教室なのに」
カルパッチョ「今から話すわ。皆座って!」
ガタタタ
ストトト
カルパッチョ「まず今日はなぜ、こんな地下に籠るのかを説明しましょう」
カルパッチョ「それはひとえに、スパイ防止のためです」
カルパッチョ「試合前の偵察行為は承認されていますから、普通の教室でのブリーフィングを覗かれでもしたら厄介なのです」
カルパッチョ「もちろんそれはあちらも同じです」
カルパッチョ「ですからこちらも偵察に出てもらいます」
ナンカエイガミターイ
カズ(お前の差し金か?)
オセロット(ああ)
オセロット(編成に組み込まれていない10名をうちの諜報班に訓練させた)
オセロット(オシント、ヒューミント、イマジント、テキントからシギントまでの諜報活動は出来るようにしてある)
オセロット(書類を偽造し、アンツィオ以外からの短期転校生としてサンダース大に潜り込ませる準備もできてる)
カズ(そこまでするのか)
オセロット(やって損はない)
カルパッチョ「グアンチャーレ、カルミニャーノ、フォンティーナ、ペコリーノ、グラニータ、ザバイオーネ、アヴェルサ、メンフィ、フラスカーティ、コペルティーノ」
カルパッチョ「サンダース大附属の一回戦の編成、作戦を割り出し__」
カルパッチョ「情報を持ち帰って」
「「Si!」」
カルパッチョ「”例によって貴方たちが捕らえられたとしても、我々は一切関知しないからそのつもりで”」
カルパッチョ「…スパイであるという疑いすら持たれてはダメよ。用心して」
コペルティーノ「やってみせます」
カルパッチョ「よろしい。では明日から任務を開始してください」
カルパッチョ「準備はすでに整えてあります」
「「Si!」」
カルパッチョ「全国大会はフラッグ戦で、かつ一回戦は10輌までの出撃制限があります」
カルパッチョ「シャーマンとファイアフライに対抗する必要がありますので、セモヴェンテ及びパンター、P40が主体となります」
カルパッチョ「偵察役としてCVを数輌組み込みます」
カルパッチョ「セモヴェンテは狐、蜂、蛙」
カルパッチョ「そして蠍と、CVはトム、ヴァンキッシュ」
カルパッチョ「一回戦の編成は、暫定ですが以上の通りになります」
カルパッチョ「あとは諜報班の結果次第となります。何か
コメント一覧
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- 2016年03月06日 22:49
- 女生徒が今まで頑張ってきた戦車道を オッサンに否定されてるようで読むのが辛い。
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- 2016年03月06日 22:56
- もはやアンツィオである意味とか全くないんだよな、残念
-
- 2016年03月06日 23:03
- ANUBISかと思ったら違った
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