台湾HTCの未発表端末「HTC 10(通称:HTC M10)」のプレス向け画像がリークされました。この端末はHTC Mxシリーズでお馴染みの、同社のフラグシップスマートフォンに位置付けられるもので、韓国サムスンの「Galaxy S7」などと対峙する機種になるとみられています。
なお、従来は「Mx(xは8・9など)」という命名規則が採用されていましたが、10という節目の番号でMという接頭辞を廃止したようです。
スペックについては既にいくつかリークされており、HTC 10の概要は分かる状態です。OSは最新のAndroid 6.0.x系(Marshmallow)を採用し、CPUには64bit命令に対応したSnapdragon 820(MSM8996)のクアッドコアを搭載。RAM容量は4GB、内蔵ストレージは32GBが標準展開されるとみられています。
ディスプレイは5.15インチで2560×2440ドット(WQHD)表示に対応。特に情報はありませんが液晶パネルを採用していると推察されます。
そして、なぜか最新スマートフォンでは標準になりつつある指紋認証機能もホームボタンに内蔵する形で搭載。それに合わせる形であるのか、従来のオンスクリーンキーを廃止してバックキーと履歴キーが画面外に配置されています。個人的には、同社のフラグシップ機種にとっては最も大きな変更点のように思えますが、いかがでしょうか。
なお、画像からもわかるように充電端子はしっかりとUSB Type-Cを採用。裏表を気にすること無く挿すことができ、さらに急速充電機能にも対応しているものと思われます。
背面カメラは1,200万画素でUltra Pixel技術を搭載。画素数自体を増やすよりも、1画素あたりの受光面積を増やすことで暗所にも強くなっているものとみられます。
実質的なライバル機種となるGalaxy S7も同様に高画素数競争から離脱しており、1,200万画素のデュアルピクセル技術を採用しています。ようやく “撮り味” が重視される時代が来たかと思うと、2007年頃のガラケー画素数競争時代の過渡期が懐かしくなる想いです。
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