【艦これ】地獄艦娘3
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それは高練度艦娘と提督をより深く結ぶ絆。
夕立「いよいよだね。おめでとう吹雪ちゃん」
吹雪「う、うん……ウェヘヘヘ」
睦月「吹雪ちゃん、よだれよだれ」
初のケッコンカッコカリを間近に控えたこの鎮守府は、お祝いムード一色に染まっていた。
長門「吹雪。浮かれるのもいいが、お前はこれから艦隊の顔として皆を引っ張っていく立場にあるのだぞ」
吹雪「は、はい、ごめんなさい」
※【吹雪睦月等が出ますが、あきつ丸Verとの接点はありません】
睦月「そうですよー。提督さんが戻ったら嫌でも忙しくなるんだしぃ」
長門「む……確かにそうだな、済まない吹雪。あと金剛、誰がナガモンだ」
吹雪「あははは…」
夕立「でも、提督さんもせっかちっぽい」
睦月「書類と指輪が届くのを待ってられないからって、自分で大本営まで取りに行くなんてねー」
長門「全くだ。おかげで事務仕事が進まなくて困る」
夕立「それだけ愛されてる証拠っぽい?」
吹雪「そ、そうかな……フヘヘヘ」
吹雪「うぇえ!?」
長門「こらこら」
金剛「右手にテートク、左手にブッキーでまさしく両手に花ネー!」
夕立「それは無理っぽい?練度的に次のお嫁さんは睦月ちゃんで、3番目は夕立だから」
金剛「Nooooo!テートクを口リコンの道に走らせてはいけまセーン!」
夕立「あたし、改二でナイスバディになったから口リコンでもないっぽい?」
金剛「ムキ―!!!」
長門「夕立、金剛を煽るな」
愛乳道「うふふ、私も昔を思い出すわ」
飯女「そういえば愛乳道さんはケッコン艦だったんですよね?」
愛乳道「ええそうよ。艦娘として、女として一番充実していた時だったわ。短い間だったけど」
胸童「へぇ~、ちょっち興味あるなぁ」
青目蓮「その話、ぜひ聞かせてください!できれば夜の生活を中心に…」
ほっぽ「ワロワロ! エ口カメラ! ヨケイナセンサク スルナ!」
胸童「す、すんまへん姫!」
青目蓮「エ口カメラって…」
ほっぽ「オネエチャン…」
愛乳道「そんなに大層な話じゃないわ。提督に愛された艦娘の中で、最初に選ばれたのが私だったの」
飯女「そこはあの娘と同じですね」
愛乳道「新婚生活は本当に幸せだったわ。果てしなく続く、厳しい戦いの最中だってことを忘れるほどに…」
だけどその平和は、ほんの些細なことで脆くも崩れ去ってしまったわ。
普段通り自室で二人っきりの夕食の後、私は食器の片付けを、あの人はのんびりTVを見ていたのだけど…
突然立ち上がったかと思うと、いきなり『やっぱり駆逐艦は最高だー!』とか叫びだしたの。
そしてあの人は、次の日から駆逐艦たちとジュウコンを繰り返し始め、私の存在は忘れ去られてしまった。
青目蓮「Oh…」
…嬉しかった。もうその頃にはあの人のことなんてどうでも良かった。ただ、海へ出られる喜びが全てに勝っていた。
私は行き先も聞かず、装備も持たずに飛び出し、沖へ沖へと進んで行ったわ。
途中で深海棲艦からの攻撃を受け、大破状態になったけど何も気にならなかった。
当然よね?私の心はとっくに壊れていたのだから。
やがて深海棲艦も何かを察したのか、いつしか攻撃は止み、私は力尽きるまで走り続けて沈んでいった。
…場所?確かサーモン海域のあたりだったかしら。
愛乳道「そお?よくあることじゃない」
飯女「ないです。 …ないです」
愛乳道「ここからの方がちょっと凄い話だと思うんだけど」
胸童「ちょ、まだ続きあるんかい!」
愛乳道「轟沈した私はそれ以来、近づいた艦を誰彼構わず惑わせて襲う祟り艦になったわ。艦娘、深海棲艦を問わずにね」
飯女「し、深海棲艦ですら無いのですか!?」
愛乳道「数え切れないほどの艦を沈めた頃、私のいる海域は呪われた場所として誰も来なくなった。そんな時だったわ、お嬢に会ったのは」
青目蓮「いやいや、さすがにそれはないでしょー」
愛乳道「仕掛けたわよ?速攻で返り討ちにあったけど」
胸童「え゙」
飯女「なんと恐れ多い…」
ほっぽ「オネエチャン コワイモノシラズ」
愛乳道「そしてボロ負けして消えそうだった私に『ついて来れば、あなたに本当の地獄を見せてあげる』と言ってくれたわ。私はその言葉に惹かれ、お嬢に仕えることにしたの」
青目蓮(これ、お嬢だけじゃなく愛乳道さんも怒らせない方が良さそうですね)
胸童(せ、せやな…)
ほっぽ「ウン ほっぽガンバル!」
胸童「いや、姫は鎮守府に行けへんやろ」
飯女「ふふっ、ほっぽちゃんはお嬢とお留守番しててね」
ほっぽ「ム~ ツマンナイ」
青目蓮「ところで、提督さんが見ていたTVってどんなのだったんですか?」
愛乳道「えっと、私はよく知らないんだけど、カレー回がどうとか」
青目蓮「あっ…(察し)」
睦月「ここが吹雪ちゃんの新しい部屋かぁ」
夕立「いいなぁ。あたしも専用の個室欲しい!」
吹雪「で、でも一人の時はちょっと寂しいかも」
金剛「心配ナッシング!テートクが留守の時は、私がこうやって添い寝してあげるデース!」
吹雪「ひゃああっ!」
夕立「金剛さん、それ押し倒してるだけっぽい」
吹雪「……あれ?」
睦月「吹雪ちゃん、どうしたの?」
金剛「ど、どこか痛かったデスか?」
吹雪「ううん、そうじゃなくて……シーツが濡れてるみたいなんです」
吹雪「枕も湿ってるみたい」
夕立「雨漏りしてたっぽい?」
睦月「でもここ数日、雨は降ってなかったよね」
吹雪「下着まで滲みてきちゃった。着替えは、っと」
替えのシーツと下着を探そうとする吹雪だが、その動きは途中で止まった。
夕立「吹雪ちゃん、これって…」
金剛「Heyブッキー。ケッコン前で気合いが入るのはわかりますが、これは少し派手すぎまセンか?」
吹雪「ち、違うの……これ、私の下着じゃない!」
睦月「えっ、どういうこと?」
吹雪に突如襲いかかった災い。だが、これはほんの始まりに過ぎなかった。
夕立「形跡どころじゃないっぽい」
金剛「古い下着が盗まれ、おニューに入れ替わってたデース」
睦月「シーツが濡れていたのも、誰かの涎の跡みたいにゃし」
吹雪「こ、怖い…」
金剛「ワタシにはわかりマース。これはテートクの仕業デース!」
夕立「ぽい!?」
睦月「およ?」
長門「金剛、なぜそう思う?」
金剛「セクシーランジェリーはブッキーへのサプライズ。そして勢い余って枕とシーツをクンカクンカしてしまったに違いありまセーン!」
夕立「提督さん、変態っぽい?」
金剛「ホワッツ!?」
睦月「提督は数日前から大本営に行ってるよね」
長門「アリバイは完璧か……ならば鍵を入手できそうな者。つまり先日まで同室だった睦月と夕立が怪しくなるな」
夕立「異議あり!」
睦月「わ、私たちはそんなことしにゃいし!」
長門「慌てるな。可能性を一つ一つ挙げているだけだ」
吹雪「で、でも、鍵は肌身離さず持ってたはずだし…」
夕立「吹雪ちゃん、これ見て!ドアが壊されてるっぽい!」
金剛「これではブッキーが鍵をかけても無意味デース」
睦月「じゃあ、睦月たちの疑いは晴れた?」
夕立「逆に、誰でも出入りできるっぽいー」
吹雪「そ、そんな……一体誰が?」
長門「とりあえず提督が戻るまで、夕立と睦月が吹雪の護衛をしろ」
金剛「Yes!今はこの二人が一番信頼できマース」
夕立「うん、吹雪ちゃんはあたしたちが守るっぽい!」
金剛「ホワーイ!?」
長門「今までのお前の行動と言動が一番怪しいのでな。悪く思うな」
睦月「あー」
夕立「あー、っぽい」
吹雪「金剛さん…」
金剛「Nooooo!ワタシは無実デース!そんな目で見ないでくだサーイ!」
長門「金剛、早く吐いて楽になれ」
金剛「……」
長門「このままだと提督が悲しむことになるぞ?お前もそれは本意ではあるまい」
金剛「ワタシは潔白デース。テートクが戻れば全てが明らかになる
コメント一覧
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- 2016年03月07日 18:38
- なァ~にィィィ!やっちまったなあ!
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- 2016年03月07日 19:37
- 男は黙って!
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- 2016年03月07日 20:19
- シ◯シ◯!
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- 2016年03月07日 20:42
- 男は黙って!
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- 2016年03月07日 21:06
- ジェノサイドヴレイバー
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- 2016年03月07日 21:27
- 最高の玩具になっちゃうよぉ~
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