NECは7日、人間の耳穴の形状によって決まる、音の反響を用いた生体認証技術を発表しました。
今回発表した生体認証技術は、長岡技術科学大学の協力によって開発されたもので、マイク一体型イヤホンを耳に装着し、耳の穴で反響したイヤホンの音をマイクから収集。個人の耳の形状によって決まる音響特性を瞬時に判定し、本人を認証するというものです。
身近な生体認証としては、「iPhone 5s」以降に搭載された指紋認証センサー「Touch ID」や銀行ATMでも一般的になってきた静脈認証などがあり、生体認証は私たちに身近なものとなってきました。
今回NECが発表した生体認証の使用用途としては、施設の保守や警備のなりすまし防止などの人員管理。さらには、個人を特定したの秘密保持通話の実現など使用用途は多そうです。
製品への実用化はまだ発表されてはいませんが、今後の研究開発が注目されます。
[NEC]
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