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毎日当たり前のように食べている野菜や果物だが、昔は見た目も味も同じではなかった。
遺伝子組み換えに関しては様々な議論がなされているが、12000年前の農業誕生以来、人類はこうした食物を人為的に改良するための新しい方法を開発し、おいしくて見た目もいい品種を作ったり、他の有機物(例えばバクテリアなど)の遺伝子を、その食べ物の遺伝子をに組み込んで、例えば病気に強い種など、人間が望む性質をもつ品種を作り出してきた。
ここでは、野菜や果物のオリジナルともいえる野生のものと、人間が理想を求めて改良してきた作物を比較しながら見ていくことにしよう。
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1.バナナ
野生のバナナ
最初のものは少なくとも7000年前に栽培されていたと思われる。パプアニューギニアのものは1万年前の可能性もある。東南アジアでも栽培されていた。現代のバナナは、写真のような固くて大きな種がある、Musa acuminataとMusa balbisianaの二種の野生種から品種改良されたもの。
現代のバナナ
品種改良によって、手で簡単にむいて食べられる、今のような形のバナナができた。オリジナルのものに比べて、種が小さくておいしく、栄養価も高い。
2. スイカ
これは17世紀の画家、ジョバンニ・スタンキが描いたスイカの絵だが、現在のスイカとはまったく違う。1645年から1672年の間に描かれたスイカの切断面には、渦巻きのような模様が見えている。
現代のスイカ
時を経て、人間がこれを品種改良して、赤くみずみずしい果肉(実際には胎座)がつまったなじみの果物へと変身させた。スタンチの描いたスイカはまだ熟れていなくて、水分もないと思う人もいるかもしれないが、黒い種があるところをみると、ちゃんと熟れたものだ。
悪魔の実かよ!500年前のスイカがホラー。17世紀の絵画がスイカの品種改良の歴史を物語る
3. ナス
野生のナス
その長い歴史を通して、ナスは白、青、紫、黄など、さまざまな色や形のものが作られてきた。初期のナスは中国で栽培され、花をつける茎のところにトゲがあった。
現代のナス
品種改良された現在のナスはトゲがなくなり、スーパーでよく見かける、大きくて紫の楕円形というおなじみの形になった。
4. ニンジン
野生のニンジン
初期のものは、10世紀にペルシャや小アジアで作られていた。色は紫や白で、写真のような細いフォークのように枝分かれした根だった。ここから紫の色素が失われて、黄色い色になった。
現代のニンジン
この細くて白い根をもち、2年に一度しか花がつかず、強烈な味がしたものを品種改良して、年一度冬に収穫できるこのように大きくておいしいオレンジの根になった。
5. とうもろこし
野生のとうもろこし
選択的に育成された品種のいい例が、北米のスイートコーンで、ほとんど食べられないブタトウモロコシから改良された。紀元前7000年頃に初めて栽培が始まったが、自然のコーンはこの写真のようなもので、生のジャガイモのように乾燥していたらしい。
現代のとうもろこし
9000年前のものに比べて1000倍も大きくなり、栽培も楽になり、食べやすい。自然のものの糖分が1.9%だったのに比べて、6.6%と高い。このような改良の半分は、ヨーロッパからの定住者が栽培し始めた15世紀以降行われた。
6. ピーチ
野生のピーチ
紀元前4000年のモモは、直径25mmと今のものよりかなり小さくて、サクランボくらい。種が36%を占め、食べられる果肉は64%と少ない。ワックスを塗ったようにつやつやしていた。古代中国で栽培が始まり、味もすっぱく、レンズマメのように少し塩気があったという。
現代のピーチ
数千年たち、品種改良されたものは、直径約10センチと昔のものより64倍も大きくなり、種も10%と小さくなって、食べられる果肉が90%に増えた。表面も柔らかく、みずみずしさや糖度も増えた。
via:sciencealert.・translated konohazuku / edited by parumo
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コメント
1.
2. 匿名処理班
自分はみかん類の栽培が盛んな地域に住んでるけど、いろいろな種類の掛け合わせみかんをいただいたりする。
色、形、匂い、食感、種の大きさつき方と様々だけど、共通するのはどれも美味しいこと。
たくさんの方の努力と情熱、もとになった植物との出会い…ドラマがあったんだなぁ。
記事にもあるように、品種改良は賛否あるね。
でも美味しいし、いただいたら感謝して喜んで食べちゃうんだけどね。
3. 匿名処理班
いま「とても食えねえだろ」と思われてるものも
なんとか品種改良すればおいしい食品になるのかな
モチノキの実とかさ
4. 匿名処理班
昔ながらの掛けあわせや接木を駆使した品種改良には頭が下がる
だが遺伝子組み換えテメーはダメだ
5. 匿名処理班
※2
品種改良そのものには否定的意見はほとんど無いよ
数ある個体の中で自然にできた優生のものを選んで育てるのと、個体をいじくって人工的に優生なものを作るのでは全然違う
前者は偶然が重なれば自然界だけでも改良が起こる可能性があるけど、後者は自然界ではありえない
前者が今回の記事で、後者が遺伝子操作
人間でたとえるなら前者が伝統的な優生学思想で、後者がデザイナーベビーってとこかな
6. 匿名処理班
雑草を品種改良で食えるようにしたら食糧問題解決しそうなんだけど
7. 匿名処理班
スイカは悪魔の実だった。
食べ過ぎた私はボテボテの能力を身につけた。
これといって役に立つ能力ではなかった。
次の日、お腹がグルグルの能力も身につけた。
座して苦しむだけの、これも役に立つ能力ではなかった。
8. 匿名処理班
みんな魔改造されちまってる・・・
トウモロコシなんてひどいもんだぜ・・・
9. 匿名処理班
※6
人間がおいしく頂けるようになると、栽培に手間ヒマかかって、いわゆる雑草のような繁殖力や生命力は失われるんじゃないかな。
米もコーンも桃もみんな放っておいたらまともに育たないだろうし。
ほっといても育つおいしい植物が作れたら凄いけど怖い気もする。
10. 匿名処理班
ありがてえ・・・ありがてえ・・・
11.
12. 匿名処理班
スイカは映像資料無さそうだから、逆に原種復活させたらうふふ
13. 匿名処理班
さつまいもはどうじゃ
14. 匿名処理班
※6の意見に賛成します。
砂漠に近いところに生えている草の種を、品種改良して食べられるようにするのはどうでしょう。下にメリットとデメリットをまとめました。
メリット:何も使えないような農地に転用できて食糧危機も解決!
デメリット:遺伝子組み換えしないと間に合わない可能性大、地下水がない場所は不可
素人の意見&拙文すいません。おかしいところがあればツッコんでください。
15.
16. 匿名処理班
トウモロコシのポテンシャルやばい...
17. 匿名処理班
※6
大きく育つ雑草を品種改良して種子を大きくしたのがコメ、ムギ、キビ、ヒエなどのイネ科植物だよ
元はススキみたいな雑草だった
草の部分を高カロリーにするのは難しい
それより人間が牛のように繊維質を栄養にできるように進化する方が簡単な気がする
18. 匿名処理班
カエンダケも美味しくなりますか?
19.
20. 匿名処理班
品種改良前のスイカを知らないから否定するわけじゃないけど、スイカの渦巻きは花粉の受粉に失敗しても同じようになるそう
ttp://malformalady.tumblr.com/post/57536823252/watermelon-starring-happens-because-of-a-lack-of
21. .
当時は今の遺伝子組み換えのように言われていたんだろうな。
さくらんぼもいつかは桃になったりするのかな?
梅も
22. 匿名処理班
本質的には遺伝子組み換えも品種改良と同じだと思う
かかる時間を圧倒的に短くして本来起こりえない組み合わせが出来るようになっただけで
人間の意志で生命の進化を操作してることに変わりはない
安全性の評価にかかる時間が追いついていないだけのこと
23. 匿名処理班
とうもろこしの元の姿に驚愕した…
24. 匿名処理班
勿論美味しいのに越した事はないから品種改良自体には賛成だけど
原種や昔のに比べ美味しさや収穫量ばかりに気を取られ栄養が少なくなったら本末転倒だと思う
国や機関こそが其処に警鐘鳴らすべきなんだけどね
25. 匿名処理班
じゃあ、今は食べられない植物も品種改良していけば
とても美味しい食べ物になる可能性も十分にあるってわけか・・・
26. 匿名処理班
青果市場で働く旦那に見せたら驚いてた。
さすがにそこまでは知らないんだな
27. 匿名処理班
我々は品種改良の恩恵を受けた反面、実は別の危機に直面してもいます。
先日テレビでも取り上げられていましたが、我々が口にするバナナの代表であるキャベンディッシュ種に、凶悪なカビによる病気が蔓延しつつあります。
通常、バナナは株分けで増やすのでいわばクローンになるので、オリジナルが耐えられない病気には他のクローンたちも耐えられません。
これを回避するには種の段階から品種改良を行う必要があるのですが…もうお気づきでしょう。我々が食べているバナナには種がないのです!
現在、研究者が何十万本に一本の確率で出てくる種を求めてバナナを潰しまくるエクストリームガチャを実施していますが、道は険しいです。
品種改良はもちろん大事ですが、多様性も失ってはならない非常に大切な事なのですね。
28. 匿名処理班
実は細菌や菌類のDNAが自然界で勝手に取り込まれた例は結構あって、タバコとかサツマイモなんかにはそういう、人の手が入ってない遺伝子組換え体がいるって論文にあったよ
29. 匿名処理班
サツマイモは元々中南米の雑草だったはず。アサガオの仲間だから花も似てるよ
30. 匿名処理班
あのスイカの絵は、ネットで話題になったけど。今のスイカでも普通になるような。
31. 匿名処理班
テオシントはトウモロコシとかけ離れすぎてて
やっぱ違うんじゃないかとかやっぱそうだったとか説がコロコロ変わってるね
32. 匿名処理班
どこにでも生えてるネコジャラシ
あれを品種改良したのが粟だとも言われてるね
33. 匿名処理班
ナスは今だってトゲあるだろー
34. 匿名処理班
味だけでなくビジュアル的にもおいしそうになってるのってすごいよな
35. 匿名処理班
※12
過去のカラパイアの記事に写真あるよ
ttp://karapaia.livedoor.biz/archives/52197780.html
36. 匿名処理班
"遺伝子組み換え作物" に対して盲目的に絶対悪視する人が少なからず存在するけど…要は非効率的な手作業主体で品種改良や交配作業を行うのは何となく自然でステキ(笑)、でも遺伝子組み換えは詳細は良く知らないけど何となく白衣や実験室のイメージが有るから体に良くないに違いない!多分、悪い!〜みたいなステレオタイプに凝り固まってるとしか。遺伝子組み換えはただの技術で、そこには善悪は無いよ。有るとすれば人間の思い込みや好き嫌いだけ。
かつて旧ソ連では「血統を重んじる優生思想は絶対悪!従って作物の血統で優劣が決まる品種改良は帝国主義の邪悪な技術だ!」と言う考えが共産党指導部から農学者たちにも徹底され、その結果ソ連では麦の品種改良が全く進まず、やがて冷害による大凶作&飢饉が起こるのだが、スターリンを筆頭に共産党指導部は一向にその方針を改める事はなかった。最終的に不倶戴天の仇敵であるアメリカに食料緊急援助をして貰うと言う屈辱的な外交的敗北を喫し、ようやく改まる。
現在の我々からすれば笑い話にもならない愚策であるが。当時は少なくとも共産圏ではこの考え方には一定の合理性が有ると思われていた。何故なら農業に知見のある人なら既知だと思うが、ソ連の主要作物である麦(小麦)は、種を蒔く前に自前に冷蔵して冷やしてから畑に蒔く事で発芽率やその後の生育自体も良くなる事が知られている。この現象を共産圏では「植物も後天的な学習により向上する革命的な事例の1つ」と考え、長く信奉されてきた歴史がある。
37. 匿名処理班
※24
品種改良って耐寒性とかもなんですが
北海道が米どころになったのもそのおかげなのを忘れてはいけない
作物の耐寒性を上げればそれだけ作付出来る地域が増えるし
あと、作物の栄養って遺伝的なものより環境的な要因の方が大きいよ
(日照とか水分とか肥料とか)
38. 匿名処理班
野生のニンジンとごぼうの、品種改良されるかどうか運命の分かれ道はどこにあったんだと思ったけど、ごぼうって日本くらいしか食べないのね。他国では薬とかハーブの扱いみたい。食材じゃないんだ。
39. 匿名処理班
スイカは今の時代でも家庭菜園の失敗作とか
まさにあの絵みたいな感じの白い部分ばっかのになる事あるよ
40. 匿名処理班
※6
セルロースが曲者だな…
41. 匿名処理班
子供の頃と比べてもニンジン、ピーマン、トマトなんかは格段に甘くて美味しくなったと感じるからあと1000年後にはもっともっといおしい野菜が食べれるんだろうなぁー
もっとも人が存在して農作物が今と変わらず取れてればだけど
42. 匿名処理班
※6
雑草は薬として人の役に立ってるよ。漢方も雑草を混ぜて薬にしてる
西洋の植物学も薬になる雑草を求めて発展した面があったし、日本や中国には「本草学」という植物学に当たる学問があった
43. 匿名処理班
野生の茄子かわいい
44. 匿名処理班
※22
普通の品種改良は同種や近縁種の掛け合わせだが
遺伝子組み換えは全く別の種(植物と動物とか)との組み合わせができ
そしてその結果、予測できない作用を周囲に及ぼす可能性が指摘されている。
品種改良の時短と遺伝子組み換えは全く違う物だよ。
45.
46. 匿名処理班
青森県で新しいお米の品種が作られて、特A米になって、県知事が嬉し泣きしてたんだけど、食べてみたら、美味しすぎて美味しくなかったw。もちもちしてて、タンパク質が多いのかな?たくさん食べられない感じ。お米大好きでたくさん食べたいオイラには、お茶碗に半分くらいでお腹いっぱいになるお米はあり得ない!って感じだった。
逆に、東南アジアなんかのお米は、あまり改良されてないせいで、栄養価が低いので、1回の食事で1合とか大量に食べないとカロリーが足りないんだって。オイラはそっちのほうがうらやましいって思った。
47. 匿名処理班
米も小麦も砂糖大根も、品種改良されたお陰で今の食卓があるんだよな。先人に感謝して、今晩は道産米のコーン入り炒飯にして、デザートはコンビニのロールケーキにしよう。
お金さえあれば買って食べられる今の私と違い、数代前のご先祖は毎日お腹一杯食べたい一心で北海道行って冷害に泣いた人。ここで紹介されたトウモロコシ原種や、紹介されてないけど実が少ない上にポロポロ地面へ粒が落ちたらしい小麦原種、甘くなかった砂糖大根。品種改良した古代〜近代の人達は家族が毎日お腹一杯食べられるよう、甘いものが身近になるよう、気の遠くなる時間と手間をかけて品種改良と技術革新を頑張ったんだと思う。
その延長線上に、私は遺伝子組み換え作物があると思う。毎日お腹一杯、手持ちが尽きてもすぐ近くに食べられる物があるって偉大だから。危険予測も大事だけど、お腹一杯の今が当たり前と思ってちゃいけないよね。
48. 匿名処理班
ハイこれ。ってタネ渡されてもとても努力する気になれない姿ばかりだな…。当時の人たちが現代に来たら、普通の食事すら感動ものかもしれないね。ありがたや。
49. 匿名処理班
ガキの頃食ってたイチゴやみかんは今よりずっとハズレが多かった。
50. 匿名処理班
遺伝子組み換えの問題点というのは、「遺伝子が組み替えられる」ことよりも、「特定の種苗メーカーの独占的な利益のための手段として利用されること」にある気がする。
まじめな話、アメリカの某社が農作物の種苗を独占しようとしているみたいで、そこから「遺伝子の組み替えれたもの」を買わないと、訴えられるそういう方向に動いていくことも、あるみたいだから。
長い目で見れば、バナナもナスも人参も「遺伝子が組み替えられて」に今の形になっているわけだから、そのあたりをどう考えるかの視点も必要だと思う。
あと、もう一つ言うと10年20年というスパンで考えると、月面や火星で栽培可能な品種を今の内から作る必要があるかもしれないと、「オデッセイ」を見て思ったものだったりする。
51. 匿名処理班
遺伝子組み換えが全部所謂キメラをつくることだと思い込んでる人が多いですね。
52. 匿名処理班
※6
雑草って一見無敵の繁殖力を持ってるように思われてるけど、人間にとって邪魔だから存在感があるだけで実際の成長速度は野菜に劣ることが多い。
味はともかく食べられる雑草は数多くあるが、それらを本格的に人々が食べ出したらあっという間に絶滅危惧種になるだろうな。
53. 匿名処理班
無人島に漂着したら、まともな野菜にはありつけないということだな……
54. 匿名処理班
20年くらい前に
TVでニュートンの時代のりんご(今でも育てているそうです)を試食してたのを見た
レポーターの感想は「筋っぽくて味が薄い」でした
農産試験場の人も「口に繊維が残るでしょ?」と苦笑い
17世紀頃に食べてた品種でも、現代人の口に合うものじゃなかったみたいw
55. 匿名処理班
※6
雑草のような繁殖力で、しかも手をかけずに美味しいということは、地面から強力に栄養を吸い上げちゃうわけだから、収穫したらそこは不毛の地になってしまうような気がするなぁ。
56. 匿名処理班
種子栽培の作物なら品質の優れた株を掛け合わせていけば数世代で品種改良が進むけれども、バナナの栽培はバナナの幹を縦に裂いて株分けするという栄養繁殖。純粋に個体の突然変異の蓄積だけで今あるような多様な品種群に分化した。このことがバナナ栽培の起源が一万年以上前に遡るという説の根拠になっている。熱帯雨林では全ての作物遺物は腐って残らないから永遠に仮説の域を出ないけれども。
57. 匿名処理班
絵画で知ってたけど、昔のスイカは、よく食べる気になるなってレベルで気持ち悪い
58. 匿名処理班
※46
タンパク質が多い米は食味低いよ。なのでおいしい米を作ろうとする農家は、品種が一番大事だけど肥料の量、施用する時期にも注意してる。遅くまで窒素をやると収量は増えるけどタンパクが増えちゃうから。そうやって栽培したおいしい米は収量が普通より低くなることが多い。
東南アジアとかの米のほうがタンパク含量は多いと思うよ。米から得るタンパクもあちらのほうが多かったし。
59. 匿名処理班
※54
「ニュートンのリンゴ」というのは、現代の品種よりも何倍も「落ちやすい」そうですよ(自然に落果する)。
だからこそ、ニュートンはこのリンゴが落ちるのを見て「万有引力の法則」を思いついたのだとか。
裏返して言うと、ニュートンが見ていたリンゴが現在のリンゴのように、「落ちにくい」品種だったら、万有引力の法則自体が成立しなかったのかもしれません。
あと、このリンゴは東京の小石川植物園でクローンが栽培されているとか。
60. 匿名処理班
※54
生食しなかったんじゃね?
61. 匿名処理班
昔の人達ありがとぉぉぉぉぉ!
62. 匿名処理班
※39
手を加えてない畑とか、あっという間に劣化するよね
人の手あってこその食品かw
63. 匿名処理班
ん?紫?
言っとくがな?ナスは現在でも、外国、特にヨーロッパや南米とかオーストラリアとかでは、紫茄子のみならず、白ナスや黄色ナスが盛んに栽培されているんだぜ?日本のと比べて原種に近いから、味は不味い
それと、初期の初期には、スイカやさくらんぼは黄色だったって話がある
黄色よりも赤色のほうが珍重され人気により地盤が固まったんだろう
そしてもう一つ知識をひけらかしておこう
原産地のアフリカに生えていた頃の西瓜は、甘味も無く栄養価も無く、だが乾燥地に存在する植物の中でもただひたすら水分量があったから、果汁がそこの民族の体を洗う為に使われていたんだ
瓜アレルギーの人々は真似するなよ
64.
65.
66. 匿名処理班
はい、せーの
そ ん な バ ナ ナ
67. 匿名処理班
家畜も人類と共に進化するんやな
68. 匿名処理班
※27
興奮して内容をはしょりまくってしまったので、誤解の無い様追記させていただきます。
この激レアな種を探す作業、普通のバナナを大量に仕入れてトマト祭りよろしくそぉいそぉい!と潰せばいいのではないのです。
まず種有りバナナと種無しのバナナを交配させ、希望の子孫を育てるところから始まります。得られた「選ばれしバナナ」の中にわずかな割合で種を持つ個体が生まれますが、その確率なんと約100万分の3粒。
もちろんミキサーの類を使うなんてもっての他。種を傷つけないようにそっと…ジェントリーに潰して探していきます。ひとつ潰してバナナの為、ふたつ潰してバナナの為…という、恐ろしく根気の要る作業なのです。
69. 匿名処理班
みんな! そろそろ畑仕事しょうぜ!
70. 匿名処理班
遺伝子組み換えによる自然界への予期せぬ影響を懸念するのは分かるんだが、
食品を選ぶ際に遺伝子組み換え品を避ける風潮にあるのはまた全然違う理由だよね
71. 匿名処理班
※66
それでは、皆さんご一緒に「バナナはおやつに入るんですか?」
あと、※27と※68「ニュートンのリンゴ」である、「ケントの花」が日本に持ち込まれたときもウィルスの問題が発生して、最初の内は小石川植物園でウィルスに対する対策を施した後で、生まれたリンゴからとれた種を使って、各地で「ケントの花」を栽培しているそうです。
72. 匿名処理班
前々から原種はどんなだろうと思ってはいたけど
ここまで作り変え、今も刻々と改良されてるなんて人類すごいな
73. 匿名処理班
バナナのタネ探しってレントゲンとか使ってまとめてできないのかな?
74. 匿名処理班
新野菜や新果物はこれからも色々開発されるかもしれないけど、
主要穀物だけは、もう見つからないかもね。
ナスの原産地って、中国でなくインドじゃなかったけ?
あんな味も栄養価もない栽培種、よく21世紀まで、人類に棄てられる事なく続いて来てるよな。
75. 匿名処理班
トウモロコシの原種は、何か出来損ないの稲みたいな感じがする
これを改良して行こうと、良く思ったものだと思う
(他に選択肢がなかっただけ…かも知れないが)
祖先の皆さん、ありがとう。農作物、美味しいです
76. 匿名処理班
どれも好きな食べ物だわ。
率直に、ありがたい。
77. 匿名処理班
※54
何かの本で「古代ローマではリンゴは、ミルクを食べさせて育てたカタツムリよりも人気が無い」と言う記述を読んだ事があります(笑)。
78. 匿名処理班
日本だと、キュウリが代表的ですね
当時は黒くて苦くて食べられたらものじゃなかったのに、
心血注いで改良した結果、栄養も味も物足りない代物に
79. 匿名処理班
海外の記事だからしょうがないけど、大根のネタも載せて欲しかったなぁ
大昔の大根(おおね)は白くほっそりした腕の代名詞になってたくらい細い物の代表だったのに、今ではふとい物の代名詞になってるくらいだし
80. 匿名処理班
沢山の人の努力のお陰で色んな美味しい物を味わえるんだな
過去、現在も努力と研究を重ねて下さってる方達に感謝