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チノ
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1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/07(月) 22:44:10.153 ID:R/HSqwr/0.net
チノ「おじいちゃん、そこで配っていたこれを見てください」ピラッ

ティッピー「なんじゃビラか?なになに?『喫茶俺 本日オープン』じゃと?」

チノ「この店の場所を見てください」

ティッピー「なんじゃこれは……この店の真向かいじゃないか!」

チノ「そうなんです」

ティッピー「これはウチに対する宣戦布告か!戦じゃ!戦の準備じゃ!」

チノ「お、落ち着いてください」

ティッピー「これが落ち着いてられるか!チノや、殴りこみに行くぞ!」

チノ「えぇっ!?殴りこみ……ですか?」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/07(月) 22:45:38.383 ID:R/HSqwr/0.net
ティッピー「ここが敵の本拠地か!」

チノ「本拠地もなにも家を出てすぐです」

ティッピー「よし、いくぞ突撃じゃ!」

チノ「まあ、新しい喫茶店は単純に興味があるので入りますが」カランコロンカラーン

ティッピー「たのもー!」

チノ「落ち着いてください、怪しまれます」

俺「いらっしゃいませかわいらしいお嬢様とうさぎさん。どうぞ、こちらのお席へ」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/07(月) 22:47:07.088 ID:R/HSqwr/0.net
チノ「この”当店自慢の極太ウインナーコーヒー”というのは何でしょう。気になります」

ティッピー「いかんチノ、そいつは敵の罠の匂いがぷんぷんするぞ。危険じゃ」

チノ「この店の看板メニューのようですから危険なんてないと思いますが……」

俺「ご注文はお決まりですか?」

チノ「じゃあこの”当店自慢の極太ウインナーコーヒー”でお願いします」

俺「かしこまりました」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/07(月) 22:49:01.076 ID:R/HSqwr/0.net
5分後

俺「お待たせしました。極太ウインナーコーヒーでございます」カチャッ、ボロン!

チノ「こ、これは確かに極太ウインナーです」ゴクリッ

ティッピー「なんという雄々しさじゃ!これほどのウインナーは滅多に見んぞ」ドキドキ

俺「それではこちらのコーヒーへの生クリームですが」

チノ「極太ウインナーとは別にちゃんと生クリームもついてるんですね」

俺「こちらセルフサービスとなっております」

ティッピー「なに?セルフサービス?まったく、客に手間をかけさせるとは……」

チノ「ですが言い換えれば気兼ねなく好きなだけ生クリームの乗せられるサービスとも言えます」

ティッピー「ぐっ、そうともとれるが……」

チノ「ところで、生クリームはどちらに?」

俺「目の前でございます」ムクッ!

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/07(月) 22:50:34.072 ID:R/HSqwr/0.net
俺「こちらのウインナーに生クリームが入っていますので好きなだけ絞り出して下さい」

チノ「ど、どうすれば……」

俺「簡単ですよ。手で握ってさすっていただいたり、足で踏んでいただいたり、」

俺「もろちん直接生クリームだけ吸い出していただいてもかまいません」

チノ「おじいちゃん、私できるか不安です」ドキドキ

ティッピー「安心しろチノや、ワシがついている」

俺「では、今回は初回ということで私が直接入れさせていただきましょうか?」

チノ「で、ではお願いします」ドキドキ

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/07(月) 22:53:23.019 ID:R/HSqwr/0.net
俺「では」シコシコシコシコシコシコ

チノ「おお、まるでお父さんのシェイカー捌きを彷彿とさせるような手つき!」

ティッピー「これぞプロのウインナー捌きじゃな」

俺「失礼ですがそちらのうさぎさんを少しお借りしても?」シコシコシコシコシコ

チノ「どうぞ」モフッ

ティッピー「待て!ワシをどうする気じゃ!」

俺「ありがとうございます」ズンッ!

ティッピー「ひぎぃっ!」

俺「はっ!」ズチュズチュ!

ティッピー「あがっっ」

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/07(月) 22:56:03.528 ID:R/HSqwr/0.net
3分後

ティッピー「んふー、いぃのぉ、うぃんなーしゅごいのー」ヌチュヌチュ

俺「はぁはぁ、ではフィニッシュです」ドゥビュルルッ!

ティッピー「んほぉぉぉ」ビクンビクンッ

俺「ではティッピーさんから生クリームが出てきますので好きなだけおかけください」

チノ「ありがとうございます」トローリ カチャカチャ ゴクッ

チノ「こ、これはなかなか!」コクコクコク

チノ「コクがありつつもコーヒーの香りを打ち消さないこの生クリーム。素晴らしいです」

俺「ありがとうございます。では、ごゆっくりどうぞ」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/07(月) 22:56:46.627 ID:R/HSqwr/0.net
チノ「おじいちゃん、今日はとても有意義な時間を過ごせましたね」

ティッピー「ああ、もうわしは極太ウインナーなしでは生きられん体になってしもうたわ」

チノ「ぜひまた、今度はココアさん達も誘って来ましょう」

ティッピー「そうじゃな」

チノ「今度は自分の手で生クリームを絞れるよう頑張ります」

ティッピー「そうはいかん、あの極太ウインナーはわしが堪能するんじゃ」

fin