9196339リオデジャネイロ五輪の開幕まであと5カ月あまりに迫る中、ロシア陸上界の組織的なドーピング疑惑をめぐって、新たなスキャンダルが発覚した。2月中旬、同国の反ドーピング機関のニキータ・カマエフ前最高責任者(52)が死亡したのだが、その一週間後・・・



反ドーピング機関のニキータ・カマエフ前最高責任者(52)が死亡した、その約一週間後、英国のサンデー・タイムズが、カマエフ氏がロシアのドーピング汚染にまつわる暴露本を執筆しようとしていたとのスクープを報じた。

ニキータ・カマエフ氏


カマエフ氏の死亡は、推理小説を地で行くようなストーリーだ。

カマエフ氏がトップを務めていたRUSADAは世界反ドーピング機関(WADA)から「不適格な組織」と認定された。組織の刷新を図るために更迭されたカマエフ氏は2月14日、モスクワ近郊の母親の別荘近くでスキーを楽しんでいて、突然、心臓の痛みを訴えた。そして、そのまま帰らぬ人となった。

ロシア陸連の組織的ドーピング疑惑 広がる波紋


突然の訃報に、カマエフ氏と同時にRUSADAを去った同僚は「彼に心臓の問題があるとは聞いたことがなかった」とメディアに打ち明けた。

さらに2月上旬には、この疑惑の中枢にいたとされるRUSADAのビャチェスラフ・シニョフ元会長が死亡したことがわかった。元会長の死について、ロシアのメディアは詳細をほとんど伝えていない・・・

詳細は(source: 産経ニュース - ドーピング疑惑で渦中の人物が相次ぎ不審死…「裏切り者=死」の国で一体、何が起きているのか?

Ex-Russian athletics' anti-doping chief Nikita Kamayev dies