Project Itoh第2作 ハーモニーBD発売 「こんな映像化を観ることが出来たのは幸せ」
伊藤計劃氏の同名のSF小説を映画化した、プロジェクトProject Itoh」第2作の映画「ハーモニー」BD【AA】が8日に発売になった。
「ハーモニー」は、まんたんウェブによると『高度な医療環境が構築された管理社会を舞台に、世界の戦場を渡り歩き平和維持活動を行う監察官・霧慧(きりえ)トァンが、突然起こった大量殺人事件の捜査を進める中で、世界の真実に近づいていく』『物語の舞台となるのは、オルダス・ハクスリーの「すばらしい新世界」やジョージ・オーウェルの「1984年」のような小説でも描かれたディストピアな世界』という作品。
今回発売になった「ハーモニー」BD【AA】は、製品情報によると映画本編のほか、限定版特典でサウンドトラックCDや、スタッフインタビューやイラストギャラリーなどを収録したブックレットなどが付いてて、発売日のアキバでは特設コーナーを展開するお店があり、ゲーマーズ本店の看板広告は『ハーモニー』仕様になってもいた。
世界は極端に健康志向と社会の調和を重んじた、超高度医療社会へと移行していた。そんな優しさと慈愛に満ちたまがい物の世界に、立ち向かう術を日々考えている少女がいた。少女の名前は御冷ミァハ。世界への抵抗を示すため、彼女は、自らのカリスマ性に惹かれた二人の少女とともに、ある日自殺を果たす。
13年後、霧慧トァンは優しすぎる日本社会を嫌い、戦場の平和維持活動の最前線にいた。霧慧トァンは、かつての自殺事件で生き残った少女。平和に慣れ過ぎた世界に対して、ある犯行グループが数千人規模の命を奪う事件を起こす
ストーリー
なお、映画「ハーモニー」の劇場公開時の感想には、MEGA-DRIVER'S DIARYさん『紛うことなく伊藤計劃の「ハーモニー」の映像化だった独特のプログラム言語的な文章表現や最後のハレルヤまで再現されているとは…今思い出しただけでもたまげたなあ。こんな映像化を観ることが出来たのは本当に幸せ』、+ENOKORO+さん『良くも悪くも淡々と捜査をしていく展開。ただ声優さんの演技は結構イメージ通りで、特にミァハはミステリアスさが良く表現されていましたな』、この世の全てはこともなしさん『物語冒頭のHTML風の言語で始まるところの表現方法は無機質で良かった』などがあった。
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【関連リンク】
Project Itoh / Twitter
「ハーモニー」作品情報
「ハーモニー」BD製品情報
伊藤計劃 - Wikipedia
伊藤計劃とは【ピクシブ百科事典】
伊藤計劃氏のブログ「伊藤計劃:第弐位相」
ハーモニー (小説) - Wikipedia
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【劇場公開時感想リンク】
声優さんの演技は結構イメージ通りで、特にミァハはミステリアスさが良く表現
こんな映像化を観ることが出来たのは本当に幸せ
原作をかなり忠実に映像化している作品といってもいい
映画としては最悪、百合としては最高という二心に分裂した苦悩
劇場版ハーモニーがオシャレファッションレズ映画だった