新種?霊?タコがいるはずのない海底4,200mにタコ
タコは水深4,200mがMAXと思われてましたが、なんと水深4,290mの海の底にシレッと佇むタコが見つかり、「幽霊!?」「新種!?」と騒がれています。
見た目も幽霊そっくりの、このタコ。発見場所は、ハワイはネッカー島北東の沖合です。アメリカ海洋大気庁(NOAA)が探査船「オキアノス・エクスプローラ」から深海ロボ「ディープ・ディスカバラー」を遠隔操作して海底の地質を調査していたら、横道で見つかりました。
オキアノス・エクスプローラは米国政府の予算で世界中の海を探査している唯一の船です。遠隔操作の無人探査機(ROV)で捉えた海底の模様をライブストリーミングしており、ときどき奇妙でかわいい生き物を発見してはみんなの目を楽しませてくれています。
タコは、今年はじめて行った2月27日の探査で発見しました。平らな岩の上で見つけたときにはその孤独な姿に一同、凍りついたそうです。
Image Credit: NOAA
ポッツーン。
NOAA公式ブログによると、ヒレがない浅瀬のタコに見た目は似てるんだけど、脚の吸盤が2列ではなく1列という不思議仕様で、筋肉もほぼゼロ。大半のオクトピンに備わってるはずの「クロマトフォア・ピグメント」(体の色を変えるのに必要)もナシなのだそう。
「新種にほぼ間違いない。どの属にも当てはまらない」とNOAAは言っています。
ポケモンみたいでかわいい。あのメンダコよりはニモのパールに近いかな。
source: NOAA via Motherboard
Maddie Stone - Gizmodo US[原文]
(satomi)