戻る

このページは以下ＵＲＬのキャッシュです
http://kyuukaiou.ldblog.jp/archives/1687525.html

【グレンデール（米アリゾナ州）８日（日本時間９日）】
ドジャースの前田健太投手（２７）が、キャンプで初めて屋外での打撃練習を行った。１４スイングで柵越え１本と、持ち前の打撃センスを披露。
投手も打席に立つナ・リーグ。“二刀流・マエケン”が全米を驚かせる！？

こんな“特技”があったとは－。前田がキャンプで初めてフリー打撃を行い、好打を連発。
１４スイングで最後の１球を左翼席にほうり込むと、ともに練習していたカズミアーら投手陣から「イェー！」「ウォー！！」と驚きの声が上がった。

「全然よくない。全然駄目ですね」

周囲の騒ぎにも、当の本人は不満顔だった。ただ、打撃投手を務めたのはエリク・ガニエ氏（４０）。
メジャー通算１８７セーブ、クローザーながら２００３年のサイ・ヤング賞（最優秀投手賞）に輝いた名投手だ。
前田は広島時代のバットを使い、柵越え以外にも二塁打になりそうな鋭い当たりを右中間に２本。
フリー打撃は昨年４月以来で、「シーズン中は打撃練習をしない」というから恐れ入る。

５日のダイヤモンドバックス戦とのオープン戦では、先発投手として実戦に初登板し２回を１安打無失点に抑えた。
しかしこの男、打っても凄い。広島時代に２本塁打をマーク。昨年１０月の中日戦では、先制２ランを放って１５勝目を挙げた。
大阪・ＰＬ学園高時代はエースで４番として２７本塁打を記録。
その“二刀流”ぶりは、投手も打席に立つナ・リーグでは大きな武器になる。

現在、メジャーで打撃のいい投手として有名なのは、ジャイアンツの先発左腕マディソン・バムガーナー（２６）。
この２年で９本塁打を放っている。カブスで活躍した先発右腕カルロス・ザンブラーノ（３４）は１２シーズンで２４発。
強打のスイッチヒッターとして、しばしば代打起用もされた。

「もうちょっとちゃんと打ちたい。次はもっと打ちます」と笑う前田。
次回登板は１０日（日本時間１１日）のアスレチックスとのオープン戦。
ア・リーグの相手で打席に立つ機会はなさそうだが、「９番目の打者」としての信頼も高まっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000007-sanspo-base
サンケイスポーツ 3月10日(木)7時0分配信