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スマホ用戦略対戦ボードゲーム『ポケモンコマスター』発表。AIが人間のパートナーとして共闘 - Engadget Japanese
株式会社ポケモンとHEROZ株式会社は、ポケモンのiOS/Androidアプリ最新作『ポケモンコマスター』を発表しました。本作はポケモンのフィギュアを使って戦う戦略対戦ボードゲームで、「ポケモンと人工知能(AI)」という組み合わせにより、新たなポケモン世界が体験できるとのこと。サービス開始は、2016年春の予定です。



『ポケモンコマスター』は、ポケモンのフィギュアを使って戦うスマホ向けボードゲーム。沢山の異なる特徴を持つポケモンフィギュアを組み合わせて自分だけのデッキを作り、対戦が楽しめます。自分と相手が交互にフィギュアを動かし、先に相手の陣地のゴールにたどり着いた側が勝ちとなります。
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『ポケモンコマスター』の開発に当たるのは、世界最高峰のAIをコア技術として持つことで知られるHEROZ株式会社。同社のスマホ向けアプリ『将棋ウォーズ』に搭載されているAIは、現役プロ棋士に初めて勝利した快挙もあり。昨年末の第三回将棋電王戦(プロ棋士とコンピュータソフトが対局する非公式の棋戦)でも、同社のponanzaが優勝を収めています。

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人工知能というと人間VSコンピュータの"競争"をイメージしやすいですが、本作でのテーマは"共闘"とのこと。ポケモンとポケモントレーナーのようにAIが人間のパートナーとなり、人間がデッキの構築や戦略を考え、AIの方ではどうデッキを動かすかを分担し、戦友としてともに戦うわけです。

「代わりにAIに考えてもらって楽しいの?」という印象もありますが、ボードゲーム初心者がつまずくのは「駒の動かし方」でしょう。当てずっぽうに動かして不利な手ばかりを打ち、奥深い面白さが分からないまま愛想を尽かすことがままあります。

実際、HEROZの『将棋ウォーズ』ではAIを「棋神降臨」なるお助け機能として運用。将棋AIのponanzaが5手だけ自動で指し、平凡な指し手も強くなった気持ちよさと指し方のヒントを与える。それは楽しさを知るための補助輪的な役割にとどまり、基本的には人間が指し方を考える......というスタイルは『ポケモンコマスター』にも引き継がれそうです。

ちなみに、『ポケモンコマスター』の原型は海外のみで販売されている『Pokémon Trading Figure Game』とのこと。要はポケモンカードゲームのカードをフィギュアに置き換えたボードゲームで、相手の陣地に自分のポケモンを送り込むことが目的という点も『ポケモンコマスター』と同じです。





ただ、あちらは円形の台座に乗ったフィギュアを回転させて......と運の要素が強いので、どのように戦略性を高めるアレンジをするのかも気になるところ。また、「海外だけで販売されてる日本メーカー製フィギュア(海洋堂製)」というねじれ現象を解消し、国内でもフィギュアが発売される可能性があるのかもしれません。
スマホ用戦略対戦ボードゲーム『ポケモンコマスター』発表。AIが人間のパートナーとして共闘

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