実際に泊まりに行ってみた。
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泊まってきたってさー |
本部棟(というのか?)
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まずはと受付に寄ったら いきなりこんなのが出迎えてくれました |
と教えてくれるこの親切さよ
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この張り紙を見たとき 言葉では言い表せない「ときめき」 みたいなものを感じたお 噂に聞いてた(※関連記事)ライダーハウスは ここで間違いないだろうって。 |
それがまさかあんなことになるとは
この時は思いもしませんでした
ライダーハウスの駐輪スペース
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で、バイクを駐輪場所に移動したらこれ |
これネットで見たやつだ!
2階の就寝部屋(畳) 反対側はベッド部屋
広いじゃん広いじゃん
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はい、ここに注目! |
……………………
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どうやら私は想像以上に カオスな世界に迷い込んでしまったようだ |
普通に犯罪行為だよねこれ?
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この日のライハは5~6人くらい 同泊者がいたんだお |
結構なライダーが残ってたんだ
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それが前日と前々日も ライハだったけど仲間は0人 日中走ってても全く見かけないのに おまえらどこに潜んでたんだよと |
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どうやら彼らは長期連泊者 いわゆる沈没した人たちだったお |
求人情報
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このように ここを拠点にして バイトに精を出す人たちが…… |
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ほかにもギター弾いたりとか 自由に過ごしているみたいだお |
こんなところがあるのね
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さてここで問題です ここが今日初めてな私 周りはみんな長期滞在者 するとどうなるでしょう? |
こうなった
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この完成されたコミュニケーションの輪に入れねえ…… なんというコミュ障 |
圧倒的疎外感
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憎い 憎い ライダーを全くと言っていいほど見かけないな~ せっかくの北海道なのにピースサイン交わせないな~ さみしいな~ などと思っていたこの自分が憎い |
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ちなみに女の子のバックパッカーがひとりいました 察するに連泊2~3日といったところでしょうか |
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しっかりと場に馴染んでわいわいやっていました |
女の子をほっとくわけないしなあ
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このときみんなで 1つの鍋を作って それを囲っての食事していたの |
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で、ここで一つ疑問 |
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これって私も食べてよかったの? |
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翌日の話になりますが、 鍋がガンガン残ってたんですよ それを何食わぬ顔して食べていいのかな~って |
タダじゃないだろ常識的に考えて
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私もそう思うんだよ普通に考えたらさ でも無料の配給食じゃないかと 錯覚させられる要素がいくつかありまして |
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例えば冷蔵庫には 「鮭をご自由にどうぞ」なんて書かれていたり…… なんでもバイト先で貰ってくるらしい というように貰い物だけで作った鍋なんじゃ?とか |
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そもそも会費制だったら 私にも話が来るはずだよな? |
1人だけ声かけられてない状況
ってのもおかしいよね……
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話しかけられないほどの陰キャラだったのか |
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忘れ去られるほどの存在感のなさだったのか |
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もはや日常である故に 新入りのことなんて頭になかったのか |
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マジでどういうシステムだったのこれ 経験者がいたら教えて |
その場でそいつらに聞けよ
そういう積極性が求められてるんだろ
苦労してねーよ
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この謎システムに加え、 ライハ内じゃみんなでわいわい鍋つっついてるので あまりの疎外感に耐え切れず わざわざ外で飯を食べてたぞ |
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この注意書きを見てください |
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しゃしゃり出て来るなですってよ奥さん むしろあのパーフェクトサークルに しゃしゃり出ていける中高年には 迷惑どころか畏敬の念すら覚えますよ |
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しかしながらこの場において 異端で異質で異分子なのは私のほう。 |
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リア充どもの陰でこそこそするしかない私には もはや何もすることがない |
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さっさと寝よう ―― |
「早く寝たい方はライダーハウスに泊まらないで下さい。」
便所飯するハメになったのってどういう気持ち?
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泣きそうでした ぶっちゃけ「もうマジ無理…」って 何度もつぶやきました |
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翌朝ももちろんリア充どもが ライハ内をうろついているので 外の炊事場で洗面アンド歯磨きですよ |
起きるのは遅かったの?
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それが、 暗いうちから起きてたんだけど マンガ読んでいたらつい…… |
マンガが大量においてある部屋
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ジョジョリオンの最新刊まであるんですよ |
この充実っぷりはすごいぞ
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しまいにはあろうことか誰にも別れの挨拶を告げずに 逃げ出すようにライダーハウスを後にする始末 |
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そしてたどり着いたコンビニで やっと心の平穏を取り戻すのでした |
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これで終わればよかったんですが ―― |
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1・2時間後くらいかな 見覚えのあるバイクに出くわしまして ―― |
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あのセローってライハに停まってたやつだよな…… というかそこのバックパッカーの女の子と タンデムしてるよな…… |
バックパッカーの子のヘルメットはどうしてるの?
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おそらく「こんなこともあろうかと」 って感じでライハの備品として 置いてあるんじゃないかなぁ |
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ちなみにかわいらしい装飾が施されている 女の子用のヘルメットでしたので バックパッカーでも野郎は乗せる気ないと思われます |
in道の駅
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なぜ隣に停める ちゃんとしたバイク駐輪場所が もっと道の駅施設の直近にあるというのに |
なにも話さなくていつの間にか消えてた
ネクラ君のじゃん うけるー」
くそが
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そして私の存在を認識されないように、 奴らがいないタイミングを見計らい またこそこそと道の駅から逃げ出すのでした 終わり |
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―― 以上の宿泊経験を 踏まえての結論!! |
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非常にお勧めできます 素晴らしいライダーハウスでした |
そんな感じが微塵もしなかったんだけど?
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いやー 針のむしろってこういうことを言うんだなって SAN値がゴリゴリ削られるのなんの |
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今まで10か所は ライダーハウス利用したことありますが 泊まったことを後悔したのは初めてでした |
どういうことだってばよ?
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つまり、 ―― |
× 「それなりの年齢に見合った施設をご利用下さい」
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こうじゃなくて、 ―― |
○ 「それなりのコミュニケーション能力に見合った施設をご利用下さい」
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こういうことだったんだよ!! |
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おそらく高校入学当日に犬を助けたせいで3週間入院する羽目になっても その後ぼっちにならない程度のコミュ能力があれば快適に過ごせるんじゃないかな |
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500円という値段で 寝具があって、 マンガ部屋があって 24時間入れる温泉付き 雨でも濡れないバイク置き場 ものすごい破格だよね |
それだけで500円くらいするし
この裏が温泉
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それだよ |
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まったくの推測だけど、 施設の運営側は意図的に こういう長期滞在の沈没者を 迎合しているようにすら感じました |
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この注意書きがあっても こうなってたりするのを見ると そう勘ぐったりするんだよねえ |
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テーブルの奥にあるノートPCも ずっと置きっぱなしだったし (日中は持ち主が不在) |
ハイシーズンの8月とかだったら
どんな状況になってるんだろ?
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ちょっと興味出ちゃうよね |
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だからこそ 昔の北海道はこういう若者で溢れてたんだろうなぁ その雰囲気を今に残そうとしてるのかなぁ なんて思いを馳せることが出来るんです |
昔の北海道のイメージです
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こう考えると、 高齢者排除の理由も見えてくるお |
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ライダーハウスに沈没しての その日暮らしなんて若者の特権ですよ あなたはもう 地に足を付けた生活をするべきです |
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こういうライダーハウスからの メッセージだったんだよ!! |
1泊すら禁止だった(2014年)から
その理論はおかしくない?
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例えるならばライダーハウス版桃岩荘 あそこもとても現代的とは言えない 風習を今に残しているだろ? そしてそれがそこの魅力でもある |
是非とも末永く維持してもらいたい
そんなライダーハウスでありました。
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よし、 上手く纏まったな |
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ちなみにここには このようにいくつもの宿泊施設があるお |
案内板によってばらばらじゃねーか
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コミュ障でライハはキツイって御仁でも キャンプやゲストハウスを利用すればOK この北海道ツーリング遺産の 若者の貴重な生態を観察するだけでも ここを利用する価値はあると思うお |
バックパッカーの女の子を引っかけてタンデム
という伝聞でしかなかった世界がここにある
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余談ですが、 今回の北海道ツーリングでは VTRをドゥカティのモンスターに間違われるという 事例もリアルで体験できました |
それを口にしたら......戦争だろうがっ......!
ライダーハウスは同泊した人次第
とよく言われますので、今回のように
オフシーズンではなくオンシーズンであったなら
また感想が変わったのかもしれません
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夏の最盛期だったら さすがに沈没者だけじゃないだろうよ |
某海道某ライダーハウス宿泊記 -ハイシーズン編-
もしくは
某海道某ライダーハウス宿泊記 -ゲストハウス編-
かな
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え!? また行く気なの!? |
続く?
快適なバイクライフを!
Enjoy your Bike Life !
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