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カオスな情報置場:ガルパン劇場版を8回観てしまったおじさん


2016年03月16日22:18

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同人音声を聴き始めた友人に「最近合いの手を入れるのが楽しくなってきた」といわれ戦慄しました。
僕です。

ガルパン劇場版を観たのが2カ月前ですが、あれから通常上映で6回、4DXで1回、マサラ上映で1回同じ映画を鑑賞するという自分でも正気を疑う回数の鑑賞をしたので、その話でもします。

ちなみに、この2カ月に他に観た映画は『パディントン』と『ザ・ウォーク』『ブラックスキャンダル』『イットフォローズ』『オデッセイ』『ゾンビスクール』『ヘイトフルエイト』です。





1~6回目。
普通のシネコンにて鑑賞。

1回目の感想は前記事の通り。

※映画『劇場版 ガールズ&パンツァー』を観てきた。
http://chaos-info.ldblog.jp/archives/9134380.html

 1月4日に1回目を観た3日後に2回目を観に行き、2回目を観た2日後に3回目を観に行き、3回目を観に行った1日後に4回目を観に行った。
 摂取間隔がどんどん縮まってるのを鑑みるとどう考えても薬物だった。

(ちなみに、5回目は1月末、6回目は4DXの前日だった。)

 過去数年で複数回観に行った映画は『ジャンゴ 繋がれざる者』『パシフィック・リム』くらい(どちらも2、3回くらい)のものだったので、自分で自分がよくわからない。

 2回目には配給のショウゲートのロゴが表示された瞬間に「あっ、そろそろ茶柱が立つな……?」と思うようになったし、3回目で泣き、4回目には「西住まほお姉ちゃん、意外と癖のある字を書くよね……(いいよね)」というディテールに逸れ、5回目には一緒に行った知人に「今回滅茶苦茶面白くなかった!?」と訊いて「お前は何を言っているんだ」と返された。
 もちろん、背景やキャラ描写の緻密さゆえに情報量の多さを楽しむところはある(秋山殿の他には逸見エリカとおりょうとダージリンさんとオレンジペコさんが好きです)のだが、なぜ5回も劇場に行ったのか、もはや中毒だったとしか言い様がない。
 身体が求めていた、ガルパンという名の快楽を。


 そして、4DX版の予習として通常版の6回目を鑑賞に劇場へと向かうこととなる。
 6回目も楽しめた。



7回目。
4DXにて鑑賞。


 こっちはまだ鑑賞してなさそうな人もいるので、感想を書いておこう。
 そもそも4DXを知らない人は以下のPVを確認して欲しい。




 正直なところ、匂いについてはあまり大したことがない。
 ガルパンで匂いというと当然潮や火薬や油、あと美少女の髪のそれを求めるところだが、いずれもまったく鼻に届かなかった。
 それどころか、座席から風が噴き出す際になぜか「PCのエアブロワーを噴き出した時のような匂い」が一番気になるという始末である。

 揺れや傾きについても文法がバラバラといった印象で、作中の戦車内にいるかのように座席が傾くこともあれば、それを捉えるカメラのようにアングルに合わせて座席が傾くこともある。揺れについても車内にいるというよりは自分自身が戦車になっていたり地面になっていたりな揺れ方がしばしばだ。戦車によって揺れ方が違うという拘りは感じられるのだが全体で見るとやっぱりばらつきが気になった。ただ、このあたりは元の映像作品のつくりが4DXの揺れに向いていないということなのかも、とも思う。

 風についても、座席の頭部のあたりから噴き出すものと前方から吹いてくものとの二種類があるのだが、主に使用される前者については銃弾を表現するにはよくても砲弾の表現にはやっぱり軽いと言わざるを得ない。
煙が劇中の動きについていけずに滞留し、ただ画面を隠してしまうだけのことも多かった(ダージリンさん最後の見せ場で顔が隠れていたのはさすがにちょっとどうかと思う)

 と、まあ、いろいろ言いたいところもあるのだが、カールの砲撃による風やその後の雨なんかは文句なしによかった。
 また、小ネタのような感はあるが、ボコミュージアムでのショー(ボコられ気分が味わえる)やSäkkijärven Polkkaの流れるシーンでの靴音なんかは「おっ!」と思わされる。

 4DX演出は設定する人によって異なるところもあるみたいなので、この辺再調整して欲しい次第である。
 1000円の差額をとるのだし、劇場でしか味わえない体験を提供するということにはこのご時世だからこそ大きい意義があると思うからこそ、この調整には力を入れて欲しかった。
4DX演出のヒットメーカーなんかもいるみたいなのだが、まだ歴史が浅いこともあって技術的に確立されてないというのが大きいのだろう)

 ただ、4DXは劇場によって差があるところもらしいので多少は鑑賞環境によるのかもしれない。
 Twitterを見ていると、お風呂のシーンでシャボン玉が出ていたとか見かけたのだが僕の鑑賞回では感じられなかった。

 ちなみに、ポップコーン片手に鑑賞するのは絶対にお勧めしない。
 揺れで撒き散らすことになるし、座席から噴き上げた雨に降られることになるからである。
 くれぐれも油断しないように。



8回目。
塚口サンサン劇場のマサラ上映にて。


その時の写真
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 マサラ上映とはなにか、平たく言ってしまえば絶叫上映である。
 立ち上がるのは禁止だが、声援可、サイリウム使用可、クラッカー使用可。
 観客は全員2週間前にオンライン予約でチケット争奪戦を繰り広げたガルパンおじさん。
 狂宴だった。

 戦車の砲撃のたびに劇場内でクラッカーが鳴る。
 本当に砲撃のたびにクラッカーが鳴る。
 破裂音、小さな閃光、独特の火薬の匂いと煙。
 全体の3分の2ぐらいは砲撃をしているので、その間はひっきりなしにそれが来る。
 僕は劇場で4発分クラッカーを買って鑑賞に入ったのだが、一瞬で悟った。
 4発。これは一瞬で溶ける量だ。

 それだけイカれた量のクラッカーが溶けていったので、火薬の匂いと煙は完全に4DXを超えていた。
 あるガルパンおじさんなんかカルロベローチェの8ミリ機銃に合わせて数秒で十数発クラッカーを放っていたが、今考えても狂気に侵されていたとしか思えない

 そもそも、いい大人が「雪の進軍」や「ボコのうた」を大合唱していたのといい、「優花里……!」とか叫んでたのといい、大体みんな知性を手放していた。

 というか、本編開始前にレストランのピザのCMが流れただけで観客が「ドゥーチェ」コールをしだしたので始まる前からすでにみんな頭おかしかったのかもしれない。



 もっとも、マサラ上映で劇場側から声援が許容されるということはしばしば劇場で見られるような迷惑な客に太鼓判を与えてしまいかねないことでもあるので、最後まで楽しめたのは観客の巡り合わせがよかったとしか言いようがない。
 2回きりのイベントだったのだが、こういうイベントを劇場側がやってくれること自体は結構好きなので、地道に頑張って欲しい。



と以上が8回分の総括である。
BDの発売日が決定して絶賛予約受付中だが、9回目……は観に行くだろうか?
身体がガルパンの欠乏を訴え始めたら行くかもしれない。







何かブログに記事を書こうかな?と色々思ってたんですが、とりあえず8回も観たガルパンのことを書かないとどうにも気が晴れないので遅れながらも書きました。




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この記事へのコメント

1. Posted by カオスな名無しさん   2016年03月16日 22:40 ID:yrS.NtSx0
一昨日ようやく4DXを観に行けたけど正直期待外れでしたねぇ。楽しい場面も沢山あったけど、あれは1回で十分かな
それよりも音響が物足りなくて上映中なんども立川に行きたいと思ってた

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