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花陽、凛
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1: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/07(水) 20:19:38.76 ID:l884WVZ0.net
凛「かよちんがラーメン屋さんを紹介してくれるなんて思わなかったよ~」

花陽「えへへ……あっ、ここだよ凛ちゃん」

凛「へぇ~、すっごく楽しみだにゃー♪」ガラッ

店主「らっしゃい! 空いてる所にどうぞ!」

凛「はぁい……よいしょっと。メニューメニュー……う~ん、どれにしようかな~」

花陽「すみません、炒飯ください!」

凛「……」

店主「へいっ!」

花陽「あっ、追加で半ライスください!」

凛「……」

店主「へいっ!!」

3: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/07(水) 20:24:26.74 ID:l884WVZ0.net
花陽「以上で!」

店主「へいっ!」

凛「以上なのっ!? かよちん、ここって美味しいんだよね?」

店主「へいっ!」

凛「いや、かよちんに聞いてるんだけど……」

花陽「うんっ、すっごく美味しいんだぁ……炒飯が!」

凛「そっかぁ……ラーメンは?」

花陽「う~ん、食べたことないなぁ」

凛「そっ、そっかぁ」

6: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/07(水) 20:29:49.26 ID:l884WVZ0.net
店主「食感はどうしますかぁっ!?」

花陽「今日はパラパラ4のカラメ2で」

店主「おk!」

凛「かよちん、どういう事?」

花陽「凛ちゃん、ここのお店は炒飯のパラパラさと味の濃さを5段階で聞いてくれるんだよ」

花陽「その配合によってお米の種類も変えてたりするんだぁ」

凛「へぇ、すごいにゃ~! こだわりの炒飯なんだねっ!」

花陽「うんっ!」

7: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/07(水) 20:32:54.50 ID:l884WVZ0.net
凛「凛も炒飯食べたくなってきたけど……もう、ラーメンの気分なんだよねぇ~」

凛「すいません、この塩ラーメンくださいにゃ!」

店主「へい……」

凛「何であんまり元気ないの!?」

花陽「ここは炒飯をウリにしてるからしょうがないよ」

凛「えぇ~、看板にデカデカとラーメンって書いてあったのに!?」

8: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/07(水) 20:40:03.76 ID:l884WVZ0.net
花陽「店主の人が一番こだわってるのは炒飯なんだけどね」

店主「えぇ、ラーメンはついでに作ってるんですよ」

凛「チャーハン屋にすれば良いのに……」

店主「でも、結果的にラーメンがすごく人気になっちゃって……」

花陽「この前テレビで特集されたんだって」

店主「スープなんて、かき集めてざざ~っと混ぜただけなんですけどね」

凛「ざざ~って……凛、ラーメン頼んじゃったんだけど」

9: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/07(水) 20:44:23.35 ID:l884WVZ0.net
花陽「でも、すっごく美味しいと思うよ?」

凛「でも、かよちん食べたことないんだよね?」

花陽「うんっ♪」

凛「かわいいなぁ……あっ、かためでお願いしますにゃ」

店主「あっ、ウチそういうのやってないんで」

凛「……」

13: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/07(水) 21:09:56.51 ID:l884WVZ0.net
花陽「はい、凛ちゃん。お茶だよ」

凛「かよちん、ありがと~。って、お茶漬け!?」

花陽「うん、ここで言うお茶はお茶漬けの事なんだよ?」

凛「このラーメン屋、どれだけお米を食べさせようとするの……」

花陽「いただきま~す」サラサラ

凛「もう、かよちんいただきますって言っちゃてるし……」サラサラ

花陽「はぁ、美味しかった♪」

凛「ラーメン食べられるかなぁ」

16: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/07(水) 21:21:40.47 ID:l884WVZ0.net
花陽「はぁ、美味しいなぁ」モグモグ

凛「かよちん、半ライスだけであんなに笑顔に」

店主「はい、チャーハン」

花陽「わぁい!」

凛「チャーハンをおかずに半ライスを食べてる……わけでもないのかな」

花陽「それぞれの良さ!」

凛「うん、分かんないけど」

34: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 21:52:32.57 ID:beSrTlMt.net
花陽「チャーハンおいひぃなぁ」

凛「ラーメンまだかなぁ。何かすごく時間が経った気がする」

店主「へいお待ち!」

凛「うわぁ、おいしそ~! いただきま~す」ズルズル

凛「!? おいしいいいいいいい!!!」

花陽「良かったね、凛ちゃん♪」

凛「適当に作ったっていうのがウソみたいに美味しいよ~」

店主「ははっ」

35: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 22:03:55.59 ID:beSrTlMt.net
凛「美味し過ぎる……でも、お茶(漬け)のせいで結構お腹いっぱい」

花陽「がんばれっ! 凛ちゃん!」

凛「うん……」

店主「ファイト!」

凛「あはは……お茶が欲しいなぁ」

凛「あっ、お茶漬けは大丈夫です」

36: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 22:09:01.31 ID:beSrTlMt.net
凛「食べたぁ~」

花陽「やったね♪」

花陽「あっ、そういえばラーメンのスープにご飯を入れるサービスがあったよ?」

花陽「スープに合うご飯も取り揃えてあるらしいんだぁ」

凛「かよちん……食べたいの?」

花陽「……」

店主「……」

37: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 22:13:11.94 ID:beSrTlMt.net
凛「じゃあ……それも」

店主「へい!」

花陽「凛ちゃん、ごめんね?」

凛「凛も食べたかったし大丈夫だよ。お腹いっぱいだけど」

花陽「一緒に頑張ろうね!」サラサラ

凛「かよちん、お茶(漬け)おかわりしてる……」

39: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 22:22:19.87 ID:beSrTlMt.net
店主「ご飯入れますね」

凛「はぁい。では……うぅ、美味しいにゃ~。お腹いっぱいだけど美味しい……」

花陽「……へぇ~、美味しいんだぁ……へぇ~」

凛「はい、かよちん。あ~ん」

花陽「わぁ~い。うんっ! すっごく美味しい♪」

凛「もっと食べていいよ?」

花陽「えぇ~、悪いよ~」

凛「いやホントに」

花陽「(凛ちゃん、目が本気だ)」

42: 名無しで叶える物語(魔女の百年祭)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 23:16:06.96 ID:beSrTlMt.net
花陽「じゃあ、もらっちゃうね?」

凛「いいよ、かよちん。凛、前代未聞のお茶でお腹いっぱい大事件だから」

花陽「うんっ、ありがとぉ……ごちそうさま」

凛「早いにゃ~……すこぶる早いにゃ~」

花陽「と、見せかけて最後の一口だよ。凛ちゃん、あ~ん」

凛「うっ、でも一口なら……パクッ……おいしいにゃ~」

花陽「うんうん♪ ごちそうさまでした」

凛「ごちそうさまでした!」

店主「いいね」


終わ凛ちゃん