ファミリーコンピュータMagazine、通称「ファミマガ」の歴史は1985年8月創刊号から始まります。当初は『テクノポリス』の増刊号として企画されておりましたが、徳間書店が既に出していた『ファミリーコンピュータ大図鑑』シリーズがけっこう売れていたので、月刊誌として出すことにしたという。
※写真はオロチ所有のファミマガ創刊号。 結果的にファミマガは日本初のファミコン専門誌として華々しいデビューを飾りました。しかしながら創刊号の新作特集記事は『スパルタンX』と『スターフォース』のわずか2本だったのです。(ちなみに同誌の人気コーナー「超ウルトラ技」は創刊号から存在しました)
※創刊号の目次。本当に新作記事は2本だけだね(笑) それでも、いざ創刊号が書店に並ぶと、それらは一瞬で売れてしまいました。時代が欲していたということでありましょう。この現象は創刊2号、3号と続いたそうです。そこからファミマガの快進撃が始まったのは皆さんもご存知の通りです。
さて、そんなファミマガの創刊号がヤフオク!に出品され、驚くべき高値で落札されていたので紹介しよう。
こちら↓
おおー、こりゃすごい……
そして同じ出品者が出していた1985年9月号(つまり創刊2号)もこんな感じに。
2冊で3万円かあ。えらいこっちゃ……
ファミコン雑誌には
86年の壁ってのが存在するんだけど、僕がそれを説明した2013年の記事には、こんなことが書いてあったよ。
ファミマガで例えるなら「87年」物が1冊500~1000円だとすると、「86年」物は1000円~2000円。「85年」物になると3000円と跳ね上がる。逆に88年以降だと1冊500円以下になってしまうのだ。
※引用:こんな雑誌あったんだ!! 「ファミコン雑誌」の歴史と相場 2013 3年前と比べて全体の相場がちょっと上がってる気がしますね。創刊号は別扱いというのは、当たり前なんですが、それにしてもこの高値には驚きです。
参照URL:【ファミマガ】月刊ファミコンマガジン1985年8月号【創刊号】 (ヤフオク!)
参照URL:□【ファミマガ】月刊ファミコンマガジン 1985年9月号□ (ヤフオク!)
<参考文献>
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これも数十年経ったら分からないけどさ