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雪乃、結衣
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1: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:03:32 ID:Zj8
八幡「…」

2: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:04:36 ID:Zj8
雪乃「ずっと我慢してたから言わせて貰うわね、正直貴方と一緒にいても楽しいと思わないの」

結衣「ゆきのんの言うとおりだよ、ヒッキーと一緒にいると気を使って面倒くさいし気分悪くなるんだ」

八幡「…」

3: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:05:48 ID:Zj8
雪乃「文化祭の時だってそう、あんなに事を大きくして、もし仮にあれが原因で私たちの立場が危うくなったらどうするつもりだったの?」

八幡「それは…」

結衣「ほら答えられない、ヒッキーきもい!」

八幡「…」グス

4: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:08:12 ID:Zj8
雪乃「泣けば許されるとでも思ってるの…?由比ヶ浜さん、その男をあだ名で呼ぶの止めなさい、もうそんな必要ないでしょう?」

結衣「あ、そうだよね、私も寒気がしてたんだ、というわけでもう帰っていいよ、比企谷君」

八幡「っ!」

ガラガラ!ダン!

雪乃「ふう、邪魔なのが消えてくれたし私たちは買い物でも行きましょうか」

結衣「そうだね!明日から春休みだし、鬱陶しい比企谷君の顔を見なくてすむから凄く気分がいいなぁ」

雪乃「同感よ、はじめからあんな男居なければよかったんだわ」

5: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:10:01 ID:Zj8
八幡「わかってた…すべてわかってたよ。俺に対する評価や想いなんてこんなものだって…でも…俺は…」

少しでもあいつらを信じて居たかった…

八幡「でも突きつけられたのは残酷という名の現実、もう奉仕部に居場所なんてない…また何時ものボッチ生活だ」

運よく明日から春休みだ、この期間を使ってしっかり心の傷を癒そう

6: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:13:00 ID:Zj8
夜の公園

八幡「だめだ…思い出すだけで…ひぐ…涙が止まらねーな…」

中途半端に感情移入して思い出なんて作っちまった手前達が悪い
嫌われて、邪険にされて
それでも楽しかった思い出が走馬灯のように出てきてしまう…

??「ヒッキー!」

八幡「!?」

びくっとしちまった、もう聞きたくも無い声…
俺のことを拒絶したあの声…
ショックで幻聴まで…

結衣「はぁはぁ…探したよ…家にも戻ってないから心配で心配で…」

八幡「由比ヶ浜…お前何言って…」

8: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:15:51 ID:Zj8
結衣「ヒッキー!ごめんね…!グス…ひぐ」

ぎゅう!

八幡「な!?なんだ急に抱きついて!」

結衣「辛かったよね…?悲しかったよね…本当にごめんね…」

八幡「悪い…その通りだが状況がつかめない…」

結衣「うん、仕方が無いの…私もあの時部室で泣いたヒッキーを抱きしめたくて仕方が無かった…」

結衣「私、ゆきのんにね、ヒッキーを追い出せっていわれたの…」

八幡「え…」

12: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:22:22 ID:Zj8
結衣「ゆきのん、今までずっとヒッキーの事嫌いだったの、でも中途半端な同情を持ってしまったためにこんな関係ずるずる引きずるはめになって…それで…」

八幡「なら雪ノ下の傍にいてやれよ…もう俺は必要ないだろ…」

結衣「私には必要だよ…ゆきのんはヒッキーの事嫌いだけど私は…私は好き!」

八幡「由比ヶ浜…?」ポロポロ…

結衣「修羅場を誤魔化すには私がゆきのんに同意した振りするしか方法が無かったんだ…だからごめんね本当に」ナデナデ

八幡「俺は…俺は…グス…ひぐ!うわあああ」

結衣「本当にごめんねヒッキー大丈夫…ヒッキーの心の傷を癒すために、春休みは私がずっと一緒にいてあげる」

八幡「由比ヶ浜…すまん…」ぎゅ


帰り道

八幡「仕方が無いわな…元々あまり好かれてなんてないしメールすらしたことが無い…まあ、単純に嫌われてたんだな…」

八幡「由比ヶ浜は嘘をつくような子じゃない…いや、たとえ嘘でもいい、今は誰かに寄り添ってないと心が砕かれそうだから…」

ガチャ

八幡「ただいま…ってあれ、なんか良い匂いがするぞ…」

雪乃「お帰りなさい比企谷君…」

15: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:27:17 ID:Zj8
八幡「な…なにやってるんだお前…」

雪乃「比企…谷君…グス…ヒグ…」

ぎゅううう

八幡「ゆ、雪ノ下!?」

雪乃「ごめんなさい…私…最低な事を貴方にしてしまったわ…!」

八幡「いや、それはわかってるんだけどなんでお前が俺の家に…!」

雪乃「実は貴方のご両親や小町さんには1ヶ月ハワイのリゾートへご招待したわ」

八幡「いや、全然意味が解らん」

雪乃「お義父様とお義母様の許可を得てこの1ヶ月間私は貴方の傍に居る事にしたの…」

八幡「待てよ…お前部室で俺のことを…」

雪乃「ごめんなさい…本心じゃなかった…信じて欲しいの…」ぎゅう

八幡「だったらなんであんな事を…由比ヶ浜まで利用するなんて…」

雪乃「利用…何のことを言っているの…?私、由比ヶ浜さんに頼まれて貴方を拒絶するようにって…」

八幡「え…?」

17: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:30:28 ID:Zj8
雪乃「由比ヶ浜さんの本心はね…比企谷君とは関わりたくない。これは事実なのよ?」

八幡「でもさっき。あいつは公園で俺を慰めて…」

雪乃「チッ…馬鹿は馬鹿なりにも先回りしたってわけね…」

八幡「え…?」

雪乃「ううん、なんでもないわ…そう、向うもちょっと言い過ぎたと反省したんでしょうね…でも私は…貴方を傷つけた償いをこの春休みすべてに費やしたいの」

八幡「いや、別に本心でないなら俺はそこまで…」

ぎゅ

雪乃「比企谷君…私は貴方が好き…」

八幡「え」

18: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:33:43 ID:Zj8
雪乃「貴方の傍に居るために毎日耐えてきたのよ…由比ヶ浜さんは毎日のように貴方への悪口を言ってきたわ…私は腸が煮えくり返るかと思った…」

雪乃「だって、大事に思っている人の悪口なんて…いくら友達でも許せる筈が無いじゃない…!」ポロポロ…

八幡「ゆ、雪ノ下…お前泣いて…」

雪乃「貴方を傷つけるなんてもう出来ない…だから私、貴方の傍にいたい…」

ぎゅう

八幡「ゆ、雪ノ下…」

八幡「わかった…雪ノ下…とりあえずお前の気持ちはわかったから今日は帰ってくれ…俺も一人で落ち着きたいんだ…」

19: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:36:42 ID:Zj8
雪乃「わかったわ…晩御飯作ったから食べてね…」

八幡「おう、ありがとな…」

雪乃「シチューを作ってみたの…ほら…」

八幡「う…美味そうだなおい…」

雪乃「一口食べてみて…?」

八幡「え、ああ、うん食べる、食べますとも」

もぐもぐ

八幡「普通に美味いな…レストランでも出せるぞこれ…」

雪乃「ふふ、それはよかった…、それじゃあ私はこれで」

21: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:38:57 ID:Zj8
八幡「おう、気をつけて帰れよ…」

バタン

八幡「さて…俺には解ってしまった…雪乃は…嘘をついている…そして結衣ヶ浜は本当に雪ノ下の口車に乗せられて騙されていた…」

八幡「何故なら…部室で俺を拒絶して罵倒してたときの結衣ヶ浜の手が震えていたからだ…泣きそうな顔を抑えて必死に自分を殺していた…」

22: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:40:49 ID:Zj8
由比ヶ浜と結衣が誤字で略されてしまったすまんorz

八幡「それに対して雪ノ下の表情はどこか落ち着いていて余裕すらあった…あいつ、何考えてんだ…」

フラッ

八幡「あれ、疲れてるのか…めまいが…」

体がふらつく…なんだこれ

バタン

23: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:41:44 ID:Zj8
ガチャ(ドア

雪乃「ごめんなさい、比企谷君、忘れ物しちゃって戻ってきたわ…」

八幡「すー…すー…Zzz」

雪乃「貴方をね…(にたぁ」

27: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:45:08 ID:Zj8
ユッサユッサ…

雪乃「比企…谷くぅん…痛いけど…私…私貴方と一つに…嬉しい…」

八幡「Zzz」

雪乃「可愛い寝顔…ごめんなさいね…キスも貴方の始めても…私が貰うわ…だから貴方にも私を上げる…んっんっあん!」

八幡「zzz…!?」びくびく!

雪乃「ふふ、沢山だしちゃって…可愛い…」

ちゅ

雪乃「また来るから…ゆっくりお休み比企谷君…」

バタン(ドア

29: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:55:10 ID:Zj8
八幡「ん…ああ、そう言えば泣きつかれて寝ちまったか…ってちゃんとタオルケットが掛けてある…」

八幡「あまり思い出せねーな…そうだ、雪ノ下のシチュー食べようとしたら急に眠たくなったんだった…」

八幡「おっと…小町から電話だ…」

小町『お兄ちゃん!ハワイ最高だよー!お父さんとお母さんと三人でバカンス楽しんでまーす!』

八幡「さいですか…まあ楽しんできてくださいはい」

小町『おみやげ買ってくから楽しみにねー!雪乃さんにもよろしくね!』

八幡「あいよ」

30: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:55:20 ID:Zj8
ガチャ

くっそ、うらやましくなんてないんだからね

ピンポーン

八幡「ん…だれだ…雪ノ下か…?」

ガチャ

八幡「はい、って由比ヶ浜…どうしたんだ?」

結衣「やっはろー、ヒッキー約束どおりヒッキーを慰めに来ました!」

八幡「いや、もう立ち直れたから…」

結衣「嘘言うなし!ヒッキーまだ全然元気じゃないもん…」

トコトコ

八幡「いや家入ってきてるし…」

………

……



八幡「ひ…ひざまくら…由比ヶ浜の太ももがひんやりしててこれはもう…」

結衣「キモいから言葉にださない!でね、ヒッキー…私の言う事信じれないよねって…言いたくて」

八幡「…雪ノ下とのことでか?」

結衣「うん…私が嘘をついてるかもしれないって、心のどこかで思ってるはずなんだ」

八幡「残念ながらそれはないな、他人を信用できなくてもお前くらいなら信用はできるからな」

結衣「え…?」

八幡「お前って嘘をつくのが下手だからな…見ててわかるんだよ…だから大丈夫だ…」

結衣「ヒッキー…////」ナデナデ

八幡「恥ずかしいけど…落ち着くな…」

結衣「えへへ」

31: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:56:49 ID:Zj8
<えへへ…ヒッキー…
 <恥ずかしいっての…
  <ヒッキーかわいい///

モニター越しにて

??「…」

壁ドン!!!

??「ギリギリ…」

34: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)13:59:57 ID:Zj8
結衣「ねえ、ヒッキー…今日、泊まってっていい?」

八幡「はい?」

結衣「前に言ったよね?私もう遠慮しないって…昨日公園で言った言葉…本当なんだよ?」

八幡「由比ヶ浜…お前…」

結衣「ゆきのんがヒッキーを嫌ってくれたの、私は好都合だって思ってる…これは本心だから…」

八幡「…ったく、まあ小町達は旅行だし誰も居ない訳だから別にいいか…」

結衣「本当!?やったーー!」

八幡「胸!胸あたってるっての!」

38: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:03:24 ID:Zj8
夜、八幡の部屋にて

八幡「あの由比ヶ浜さん、出来ればもっと離れて寝て欲しいんですが」
結衣「やだよ、ヒッキーとこうやってくっ付いて寝るの…」

八幡「お前は子供か!」
結衣「今だけ子供でもいいよーえへへ」ぎゅ

八幡「ったく、寝るぞ///」
結衣「ヒッキー、おやすみ///」

………

……


39: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:06:30 ID:Zj8


八幡「ほら起きろ由比ヶ浜」

ゆさゆさ

結衣「んん…あ、おはよぉ…ヒッキー」

八幡「おはようさん、ほら顔洗って来い、飯できてっから」

結衣「う、うん」

まあスーパーの惣菜とサンドイッチですけどね

結衣「なんかこうやってヒッキーの家でご飯食べてると夫婦みたいだね」

八幡「まあ俺は立場で言えば主夫だけどな」

結衣「なにそれマジきもい!でも…なんかいいな、こう言うの///」

八幡「真顔で言うな…照れるだろ…」

ピンポーン!

八幡「あれ…誰か来た」

42: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:11:17 ID:Zj8
宅配業者「おはようございますー宅配便ですー」

八幡「ん…宅配?なんだ…あ、ハワイの土産でも届いたか…」

結衣「はんこ忘れないでねヒッキー」

八幡「解ってるっつーの、本当嫁さんみたいな事いいやがって」

結衣「えへへ///」

宅配業者「はい、判子たしかに!ではではー!」

八幡「はいどうも…と、で差出人は…あれ、同上としか書かれてない…やっぱ小町か」

結衣「ハワイのおみやげ?小町ちゃんたち旅行いってるんだね!」

八幡「あ、ああまあな…どんな土産送ってきたんだあいつ」

中身の記載欄:サブレ

八幡「なんかお菓子みたいだぞ、お前も食うか?」

結衣「え?いいの?やったー!」

44: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:15:26 ID:Zj8
箱を開けた途端血なまぐさい匂いが充満した
そして中身は…

八幡「なんだ・・・これ…犬…か?」

グサグサに刺されて殺された真っ赤な犬が箱の中に入っていた

結衣「え…これって…嘘…嘘でしょ…なんで…サブレ…サブレェ!いや…いやぁぁぁぁ!!!」

48: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:18:27 ID:Zj8
八幡「悪戯にしちゃ度が過ぎるぞこれ…一体誰が…」

結衣「うわあぁ…サブレェ…どうして…どうして…グス…ヒグ」

血まみれで息絶えているサブレを抱きしめながらその場でうなだれる結衣

八幡「由比ヶ浜…供養して墓作ってやろう…」

結衣「ヒッキー…グス…ひぐ…」

53: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:23:46 ID:Zj8
雪乃「あらあら…かわいそうに…」

結衣「ゆきのん…」

八幡「雪ノ下…サブレをやったのお前だろ…」

雪乃「仕方がないじゃない…そこの泥棒猫が私の比企谷君を横取りしようとするから…」

結衣「酷い…!なんでサブレが…!答えて…答えてよゆきのん!」

雪乃「前から貴女が邪魔だったのよ由比ヶ浜さん…貴女さえ居なければ私は彼と…!」

結衣「私は、ゆきのんを信じていたよ…どんな理由であれこんな事しないって…」

雪乃「黙りなさい…!貴女が…貴女が消えてくれれば…私は!」

八幡「いい加減にしろ雪ノ下…!」

57: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:29:27 ID:Zj8
八幡「これ、俺の家に仕掛けてたろ…」

盗聴器と隠しカメラをガラガラと雪乃の前で落とす八幡

雪乃「な…!?それは…違うの…私じゃないわ由比ヶ浜さんが勝手に!」

八幡「由比ヶ浜が家に来る前に見つけたんだよ…」

雪乃「ぐっ!…」

結衣「ゆきのん…見損なったよ…」

雪乃「私は…私は…!」

結衣「返してよ…サブレを…返してよぉ」ぽろぽろ

八幡「わるいな雪ノ下…今後ずっと俺と由比ヶ浜に関わらないでくれ…」

結衣「ひ、ヒッキー」

雪乃「!?」

八幡「俺は、由比ヶ浜が好きなんだ、お前を愛す事なんて出来ない…」

雪乃「うそよ…なによ…それ…いや…」

八幡「帰れ…お前の居場所はここにはない…」

雪乃「嫌…嫌ぁぁぁぁぁ!」

タッタッタッ

俺も結衣も彼女を追う事は無かった
泣き崩れる結衣を抱き寄せ二人でたくさん泣いた…

エピローグ

58: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:31:10 ID:Zj8
駅にて

一般人「ねえ、あの女の子(ヒソヒソ」

一般人2「あんなに前に出て、電車が来たら危ないわよね(ヒソヒソ」

雪乃「…(にたぁ」

60: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:34:43 ID:Zj8
雪乃「貴方の心の中に一生の想いを刻み込むわ…」

駅員「ほら君、電車が来てるから後ろに下がって」

雪乃「ふふ、私は…誰よりも比企谷八幡を愛してるわ!!!!!!!!!」

駅員「え…君は何を」

ゴォォォォオオ(電車が来る音

ひょい


後日新聞を見て俺と由比ヶ浜は愕然とした…

雪ノ下雪乃が自殺したというニュースを聞いて…



実は結末はもう一つあった

別な話になるけど書いていいかい?

65: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:40:25 ID:Zj8
話はさかのぼり…

サブレの墓を作る八幡

結衣「ヒッキー…ぐす…ありがとう…」

八幡「動物だって家族だ…俺にも解るさ…」

結衣「うん…」

八幡「今日は…俺が傍に居るから…少しでも気を休めよう…」

結衣「ヒッキー…」

ぎゅう

そして今日も俺は由比ヶ浜を家に泊めた
そして夜は雷だった…

ピシャ~ドン!

突如家に雷が落ちて停電してしまいまっくらだ

結衣「ヒッキー…怖い…」

八幡「由比ヶ浜…大丈夫だ…」

ぎゅ…

結衣「う…うん」

雨の夜、俺は由比ヶ浜を包むように抱きしめ眠った…

そして朝

サブレ


http://i.imgur.com/nprRnnm.jpg

サブレ「やあおはよう、結衣ちゃん、八幡君…」
新聞を片手にコーヒーをすすりながらソファーで寛ぐ八頭身のマッチョな犬が居た
八幡「」

結衣「」

67: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:43:20 ID:Zj8
八幡「いやまて、お前誰ですかっていうか人間じゃないですよね」

結衣「な…なにこれ」

サブレ「飼い主の姿も忘れちゃったのかい結衣ちゃんは?」

結衣「ささささ、サブレ!?嘘…!?昨日たしかにサブレは死んだ筈じゃ」

サブレボイス:玄田哲章

サブレ「確かに俺は何者かによって殺された、しかし昨日のよる、八幡君が作ってくれた墓に雷が落ちたんだ」

サブレ「そして朝気づいたら僕はこのような姿で君の家の玄関に寝ていたのだよ」

70: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:46:16 ID:Zj8
八幡「そうなのか、って信じられるわけねーだろんなこと!」

サブレ「ふふ、そう熱くなるな八幡君。君には恩義を感じているんだ、それに結衣ちゃん、俺のこの首輪を見てもまだわからないかい?」

結衣「あ…間違いない…サブレだ…サブレだよ!」

八幡「」

サブレ「ああ、俺は正真正銘本物のサブレだ…過去に命を助けてくれた八幡君に礼を果たすために今蘇った!」

71: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:48:23 ID:Zj8
サブレ「俺をさしたのは雪ノ下雪乃という女だな」

結衣「!?」

八幡「なんだと?!」

サブレ「何故なら奴には、犬の怨霊が取り付いているんだ…」

八幡「なんだか超展開だなおい」

サブレ「かつて俺に惚れていたヤンデレのメス犬が病気で死んだ…その怨霊が雪乃ちゃんに乗り移っているのだ」

結衣「だからゆきのんは…ヒッキーにあんな態度を…」

72: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:49:32 ID:Zj8
サブレ「奴を倒して怨霊を追い出さなければ、もっと沢山もの人々の命が失われてしまう…二人とも、この俺に力を貸してくれ!」

結衣「サブレ…ゆきのんを取り戻すためにがんばろう!」

八幡「夢じゃないんですよねこれ」

73: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:51:53 ID:Zj8
サブレ「こう見えても俺は八極拳を極めていて戦いには自信がある、お前たち二人を守るくらい問題ではないさ」

八幡「うわーサブレさんマジかっけぇほれるわー(棒)」

結衣「サブレ…ゆきのんをお願い…私達はこの春休みを使ってヒッキーとべったりしたいから…」

サブレ「良いだろう、そこまで言うのなら一人でやってやる…」


そして

77: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:56:01 ID:Zj8
雪ノ下実家

雪乃「私の比企谷君…犬一匹殺した程度じゃ私の気は治まらない…由比ヶ浜さんを削除しなきゃね…」

パリィン!

雪乃「何!?」

突如ガラスが割れて家の外に居るシークレットサービスが吹っ飛ばされてきた

サブレ「久しぶりだな雪乃ちゃん…いや、ジョセフィーヌ…!」

雪乃「まさか、貴様はサブレ!?死に底無いが生きていたのね…」

サブレ「しぶといのさ俺はな…この程度の警備で俺を避けられるほど甘くは無いぞ…?」

雪乃「いつかこの時が来るとは思っていたわ…」

グニャ~~~~~~

サブレ「人間に乗り移ってまでこの俺に復讐がしたかったかジョセフィーヌ」

グニャ~~~~~~

78: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)14:58:58 ID:Zj8
サブレ「波ぁぁぁぁ!」

雪乃「波ぁぁぁぁぁ!」

互いの拳はぶつかり合い、その衝撃で雪ノ下家は吹き飛んだ

雪乃「腕を上げたようねサブレ!でもこれはどうかしら…!ブリザードクラッシュ!」

雪乃(ジョセフィーヌは)杖のような武器を取り出しカードを装転した。

サブレ「そのような武器を…てりゃあ!」

雪乃「甘いわ!」ガチャ

『フロート』

杖から音声がながれ雪乃は宙に浮いた

80: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)15:01:11 ID:Zj8
サブレは雪乃の攻撃をなんとかかわし、片腕に龍の顔をかたどったバイザーをはめた

『シュートベント』

サブレの肩に大砲がセットされ雪乃めがけて発射される

ドン!ドン!

雪乃「こしゃくな!」

83: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)15:06:05 ID:Zj8
雪乃「攻防戦一対ね…このままでは霧が無いわ…」

雪乃は数枚のカードを取り出し杖に装転した

『アブソーブクイーン、フュージョンジャック』

雪乃の背中からオリハルコンウイングが現れジャックフォームへと変貌を遂げる

サブレ「まさかジョセフィーヌがあそこまでとは…ならば!」

サブレはベルトから赤い炎に包まれた金の羽のカードを取り出した

『サバイブ』

85: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)15:08:21 ID:Zj8
サブレも雪乃に対抗するために

サブレサバイブに変貌を遂げる

雪乃「くらいなさい!!!」

雪乃は光弾をサブレに発射するが

サブレ「ならばこのカードで!」

『ガードベント』

バリアーがサブレを覆った

雪乃「ぐっ!能力が全体的にサブレにもっていかれてる」

サブレ「茶番はここまでだ!」

『ファイナルベント』

雪乃「ぐわあああ!」

雪乃はサブレに吹き飛ばされた

87: 名無しさん@おーぷん 2015/07/13(月)15:11:05 ID:Zj8
サブレは倒れた雪乃に踏みより…

サブレ「もういい、こんな事は止めようジョセフィーヌ…」

雪乃「サ…サブレ…」

サブレは雪乃に優しく手を指しのばす

すると

雪乃「この距離ならバリアは張れないな!」

BGM:から味噌

雪乃はゼロ距離で銃弾をサブレに発射した

サブレ「ぐわああああああ!」