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海未
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1: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 17:25:07.35 ID:3aLUZsSx.net
ラブライブ!でジョジョのSSです。

第1話「始まりはいつも突然に」http://itest.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1448109199

第2話「スタンドは謎だ!」http://hope.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1448872519/l50?v=pc

の続きです。

2: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 17:27:55.95 ID:3aLUZsSx.net
第三話「secret survival」


ー西木野総合病院ー

現在時刻…14:30




『天気姉さん「今日の東京都の天気は晴れ!絶好のお出かけ日和、です!」』ピッ

『芸人「特別なスゥゥプを」』ピッ

『アナウンサー「極悪犯、6名の行方が分」』ピッ

『CM「満・満・満足♪一本満」』ピッ

『芸人「んだからぁ~~~♪」』


凛「…この時間帯のTVはつまんないにゃ」

海未「時間が時間ですし…仕方ないことです」

ことり「凛ちゃん達3人は『矢』の影響をマカロンで治してるから健康だもんね」

5: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 17:57:26.66 ID:3aLUZsSx.net
凛「そうにゃ!もう2日はベッドの上だよ!走りたいにゃ!」

希「まぁまぁ、グミあげるけん落ち着こな?」ゴソゴソ

凛「もらうにゃ」

希「…」ゴソゴソ

希「……」

希「ごめん、最初からグミ持ってなかった」
 
凛「…」

ことり「か、変わりに飲み物買ってくるから我慢してね」

ガラララ

凛「…それにしても暇にゃ」

海未「まだ言ってるんですか…?」

海未「全く…穂乃果を見てください、おとなしくしてますよ?」

穂乃果「すやぁ…」zzz

凛「よくこんな呑気な顔して寝ていられるにゃ」

花陽「凛ちゃん、上級生だよ」

凛「真姫ちゃんがいたら適当にいじれるのに…」

7: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 17:59:50.84 ID:3aLUZsSx.net
ーーーーーーーーーーーー

二時間前

絵里「私と真姫は特訓に使える場所を探してくるわ」 

真姫「何で私も行かなきゃいけないのよ」

絵里「真姫のエイメリーはμ'sには少ないパワーがあるスタンドだからね。」

絵里「私だけじゃ少し不安なの」

真姫「希でいいじゃない」

絵里「ダメよ、希には穂乃果たちを見張って貰わないと」

絵里「ってことで真姫。移動費よろしくね」

真姫「私連れて行く理由それでしょ」

絵里「大学生のお財布事情をなめないで頂戴」

真姫「なによそれ…」

絵里「じゃあ、あとは頼んわよ」

ーーーーーーーーーーーー
 

8: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 18:11:32.30 ID:3aLUZsSx.net
凛「…っていって絵里ちゃんとどっか行っちゃったし」

花陽「凛ちゃん本当に真姫ちゃんいじるの好きだよね」

凛「むぅ…」

凛「もう限界にゃ!ちょっと出掛けてくる!」ダッ

花陽「り、凛ちゃん!」

海未「凛!待ちなさい!」

希「海未ちゃんストップ!ここはウチが行くよ」

海未「え?」

希「多分追いつくのはウチが一番楽やと思うからな」ズォン

9: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 18:16:36.83 ID:3aLUZsSx.net
ー病院玄関(?)ー

一定の速度で開く全自動の透明なドア、
ドアが開いたと同時に凛は飛び出した。


凛「すっ…ごく走るのスッキリするにゃ…今の凛は風なんだね」ダダダダ

希「凛ちゃーん」…

凛「追いかけて来……ッ!?」

希「逃げられへんでー」ツルルルル


凛は恐怖した
追いかけてくる人物が摩擦という概念を無視して滑ってくることに驚きはしたが…

そこではない。

もっと恐ろしいものを見てしまった

汗が吹き出す
経験した者ならではの感覚
 
 
見覚えのある『両手の構え』


凛のランニングは全力の逃亡に変化した


凛(あれにだけは…絶対に逃げ切らなくっちゃあならない…!!)

13: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 18:27:21.33 ID:3aLUZsSx.net
希「これ以上逃げるんならMAXになるけどええん?」ツルルルル


嘘だッ!
彼女の『ソレ』はいつだって全力なのだから!
凛は心の中でそう思い、さらに速度を上げた


希「もう、ええ加減に…!?」

希「凛ちゃん!!ほんまにストップ!!」

凛「いーーやーー『希「前に人おるって!!」』…にゃ?」ダダダダ

ドン!

A「あたた…!」ドテッ

B「あらあら」

凛「痛たた…ご、ごめんなさい!」

15: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 18:31:48.42 ID:3aLUZsSx.net
希「大丈夫ですか!?」タッタッタッ

A「あははー大丈夫大丈夫、ちょっとビックリしただけだよ、こう見えて訓練してるから!」

B「心配は無用です」

希「私の後輩がご迷惑をおかけしました…立てますか?」スッ

A「あ、どうもどう…?……あ!」

A「あなたもしかしてμ'sのメンバー!?」

希「え?そうですけど…」

A「そこの娘も?」

凛「は、はい」

A「へへー…ラッキーだね、すぐに見つかって」ガシッ

希「見つけ………ッ!?」

希「凛ちゃん逃げーーー」

B「本当ですね」ガシッ

凛「な、なんですか?」

A「さぁ、なんだとおもう?」

16: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 18:34:20.03 ID:3aLUZsSx.net
ー病院内飲み物売り場ー


ことり「うーん…凛ちゃんって何が好きなんだろう…?」

ことり「ラーメンのスープ……はいくら何でもダメだろうし」

ことり「このさいシンプルに「桃の人工水」とかでいいかな?」

…ダダダダ
ウィーン
ダダダダ……

ことり「あれ?」

ことり「今のは……凛ちゃん?」

ことり「もう、病院から出てはいけません!って何度も言ってるのに…」

ことり「あ、希ちゃんが追いかけてるんだ…なら、大丈夫かな」

ことり「ちょ、凛ちゃん危な………わぁ…ぶつかっちゃった」

ことり「…でも大丈夫かな?血もでてなさそうだし

ことり「じゃあ、ことりは先に病室に戻っーーー」



1度も目は逸らしていない
しかし、突然4人はことりの視界から姿を消した

17: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 18:49:11.35 ID:3aLUZsSx.net
ことり「!?」

ことり「ス…『スタンド攻撃』ッ!?た、大変!」

ことり「お母さん!!」

理事長『ことり…?どうしたの?』

ことり「の、希ちゃんと凛ちゃん敵に襲われてどこかに…!それでッ!!」

理事長『落ち着きなさい、ことり。あんまり大声出すと他の人に「変な人」って思われちゃうわよ?』

ことり「あ…」チラ

通行人「ドウシタノカシラ…」ヒソヒソ

通行人「ママーアノヒトカワイイネ」ヒソヒソ

患者「ニシキノチャン」


ことり「うぅ…」

理事長『大丈夫よ、小さな声でも私のスタンドなら会話できるわ。落ち着いて』

ことり「…うん」

理事長『これから小泉さん達に状況を報告するわ、ことり も気を付けるのよ』

ことり「うん、わかった!」

理事長『そして、これは憶測だけど、星空さんと東條さんはどこか別の場所へ連れて行かれたと思うわ』

理事長『彼女たちが音ノ木坂の生徒である以上、会話はどこででもできる筈なの…敵の能力で存在を消されてるとしか思えない』

ことり「じゃ、じゃあどこに…」

理事長『残念だけど、私には分からないわ』

理事長『でも、なにか証拠が残ってるかもしれないわ、辺りを捜索して見なさい』

ことり「うん、わかった!」

ことり「…どこにいったの…ッ」

18: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 18:50:40.02 ID:3aLUZsSx.net
B「いつ来てもここは凄いですね」

希「こ、これは…?急に植物が…ッ!」

凛「の、希ちゃん!ここどこ!?」

希「うちにもわからん……やけど」


視界に広がる木、というより樹の数々
なぜこんなところに自分達はいるのか?
なにもわからないが、こんなことができるのは


希「スタンド能力…やないかな」

A「そのとおり!」

A「私の名はさゆり」

さゆり「第123歩兵部隊所属、
兵藤さゆり軍曹であります!」

19: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 18:55:04.27 ID:3aLUZsSx.net
B「私は桜坂 しずく」

しずく「以後、お見知りおきを…」

希「自己紹介ありがとさん…できれば、こんな形でして欲しくなかったんやけど?」

しずく「残念ですね、それは無理な願いです」

さゆり「あなた達は狙われて、私達は狙う。簡単なことでしょ?」

凛「敵ってほんとにいたんだ…」

さゆり「あなた達に恨みはないけど、これが任務だから仕方ないよね」

希「…1つ教えてもらってええかな…ここは一体どこなん?」

さゆり「…あ」

さゆり「そういえばまだ言ってなかったけ…?」

しずく「それって言う必要あるんですか?」

さゆり「必要だよ!やる気が違うもん!」

しずく「忘れてたのに?」

さゆり「そ、それは…あれだよ!私、大好物は最後に残すタイプだから!」

凛「…なんか穂乃果ちゃんと海未ちゃんを見てるみたいにゃ」

さゆり「えー…ごほん、ではでは」

さゆり「ようこそ!!」


さゆり「『ソルジャー・ゲーム』へ!!」

21: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 19:06:51.59 ID:3aLUZsSx.net
凛「そるじゃー…げーむ?」

さゆり「そ!ここは私のスタンド『ソルジャー・ゲーム』が作り上げた仮想空間」

さゆり「…といっても場所はさっきと同じなんだけどね」

希「同じ場所…?ここは密林とかジャングルの類にしか見えんのやけど」

さゆり「『環境が違う』んだよ、場所はさっきと同じ」

さゆり「まぁ、さっきまでいた場所に木が生えた、ぐらいに思ってもらったらいいよ」

凛「…ここで凛達をどうするつもり?」

さゆり「簡単だよ、あなた達はこれから私達と『サバイバルゲーム』をしてもらうよ」

凛「サバイバルゲームってBB弾のでる銃でやる…あの?」

さゆり「そ!そのサバイバルゲーム」

さゆり「でーもぉぉーー、ただのサバイバルゲームじゃあつまんないよね?…私は好きだけど」

22: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 19:15:45.97 ID:3aLUZsSx.net
さゆり「今あなた達に『銃』を送ったッ!」ブワァァァン

希「っと…」パシッ

さゆり「じゃあ、ルール説明とするよ」

さゆり「その1、その銃にはいっているのはBB弾…まぁ、当たったらちょっと痛いぐらいだよ」

さゆり「その2、弾の数は∞」

希「…」

さゆり「そして…ここ重要だから、よく聞いててね」スッ

凛「うぇ…ネズミだ…凛、苦手…」

さゆり「ネズミに3発…」ポイッ

さゆり「弾を撃つッ!!」
パァンパァンパァン!


宙を舞うネズミ
的確に着弾した3発の弾


その瞬間、
耳を防ぎたくなるような嫌な音を放ちながら、ネズミは木っ端微塵に砕け散った


希「ッ!?」

凛「ぅ……ぉぇ……はぁ…っ」


血が飛び散り、内臓が幾つにも分散する、骨が地面に突き刺さり、目玉が足下に転がってきた
星空 凛が今までみた中で一番残酷な光景
たまらず吐きそうになる


さゆり「…その3、弾に『3発』当たると死ぬ」

23: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 19:20:58.72 ID:3aLUZsSx.net
希「…これは厄介な相手やね」

希「さっさと脱落してもらおか」ズォン

さゆり「はいストォォオ~~ップ…そうくると思ったよ、それがあなたのスタンド…?やめといーー」

希「リサ・ローブッ!」ズドン!!

さゆり「…話は最後まで聞きなよ」パァン

希「うぉ!!」シュン

さゆり「あー…外しちゃったか」

さゆり「その4、BB弾以外のダメージは全て無効化される」

さゆり「あなたの左腕にもさっきのネズミの骨が刺さってるけど、痛くないでしょ?」

希「…」チラッ


左腕を確認する、確かに骨が刺さっていた
血は、でていない

24: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 19:23:34.68 ID:3aLUZsSx.net
さゆり「1分ッ!!」

さゆり「1分だけ待ってあげるよ、その間に作戦でも考えたら?」

希「凛ちゃん!!とりあえず、ここから離れるよ!」ダッ

凛「う、うん!!」ダダッ

さゆり「…」

さゆり「……」

さゆり「なんでさっきから黙ってるのさ?」

しずく「特に喋る必要がなかったもので」

さゆり「…そっか」

しずく「というかネズミ、私の近くで破裂させないでください。見たくありません」

さゆり「ご、ごめんごめん…」

しずく「なにかあったら呼んでください。私のスタンドは射程距離が短いので彼女たちの近くにいますから」

さゆり「そーゆー優しいところ好きだよ」

しずく「残念ながら私にその体の趣向はありませんよ」

さゆり「なんでそーやって受け取っちゃうかなぁ…」

さゆり「…そろそろかな?」

しずく「そうですね」

さゆり「じゃあ、ゲームスタート…だね」ニヤ

25: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 19:26:38.63 ID:3aLUZsSx.net
ーーーーーーーーー

凛「…ごめんなさい。凛がなにも考えずに外にでちゃったから…」

希「あの人達は『早く見つかってよかった』っていよった…どの道、誰かはこの空間に連れてこられとる」

希「たまたまウチらがつれてこられた。ただそれだけ」

凛「で、でも…」

希「あとで『MAX』じゃなくて『expert』をやるからそれでちゃらや」

凛「あ、ちょっと根に持ってるにゃ」

希「気のせい気のせい」

凛「戦いを決めるのは、この銃弾…スタンドを持っていない凛でも頑張ったら倒せるってことだよね…」

希「そういうことやね」

希「さぁ、それよりどないす『希ちゃん!右!!』ーーッ!!」クルッ


希に「1発目」が当たる
しかし弾の飛んできた方向は
『左』からである


希「な、逆…?凛ちゃんッ!!」

26: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 19:37:43.80 ID:3aLUZsSx.net
凛「え?」

希「え?やないよ!!さっき凛ちゃんがみ『後ろッ!』おぉッ!?」ヒュン


弾は『右』から、
間一髪で避ける


凛「の、希ちゃん…?」

希「危な…ッ!」

希「凛ちゃん!?もうちょいちゃんと言ってくれへん!?」

凛「だからさっきから何言ってるの!?凛、さっきまで何も言って、ない……よ…?」

凛「希ちゃん…その肩で浮いてる小さい奴…なに?」

希「…肩?」


希の肩に浮遊していたのは
翼の生えた小人


希「これは…スタンド?」

凛「あ!このスタンドもしかして…」

希「…忘れとった…これはしずくのスタンドや!!」

希「ウチらを倒しに来たんやったらしずくがスタンドを持ってることは至極真っ当!」

凛「あ!希ちゃん、あそこ!」

しずく「…」

希「あんなところに…ッ!さっきの凛ちゃんの声も きっとこのスタンドの能力!」

希「なんて面倒なスタ『希ちゃん!!右ッ!』」

希「そう何度も騙せるとで…」ガサッ

凛「希ちゃん!!今のは本---」

さゆり「仲間の忠告を無視するなんてひどい人だね」ジャキッ!

希「な…しまっ…!」

27: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 19:42:15.78 ID:3aLUZsSx.net
さゆり「2発目♪」パァン!

凛「希ちゃぁあぁぁんッ!!」ダダッドンッ!


全力でぶつかり、希を庇う
凛に「1発目」が当たる


希「り、凛ちゃ…なんてことを!」

凛「希ちゃん!!そのまま滑って!!」

希「ッ!…わかった!!」ブァイン

凛「希ちゃんのスタンドなら…このぶつかった力を利用して…!!」ツルッ


リサ・ローブ、物体を滑らせる能力
凛のぶつかった衝撃により、滑走速度が上がる


さゆり「東條 希だっけ?あれは……滑る能力、かな?」

さゆり「ふぅん…仲間を庇う=逃走に繋がってるね、やるじゃん」

さゆり「しかしすっごい滑るなぁ…」

さゆり「…ま、いいや。後で追いつくだろうし」

しずく「そう、焦る必要はないですよ」ガササ

しずく「このサバイバルゲームと私の
『ビート・イン・エンジェル』は相性抜群ですからね」

28: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 19:48:10.92 ID:3aLUZsSx.net
ソルジャー・ゲーム[兵士の余興]
本体(兵藤 さゆり)

認識した生物を別空間に連れ込む能力
この空間に来ると銃を支給され、銃内の弾に3発当たると、なにがあろうと死ぬ
弾の制限はなく、この空間にいる間は、どんな攻撃も痛くない

破壊力ーーーなし
スピードーーなし
射程距離ーーA
持続力ーーーA
精密動作性ーなし
成長性ーーーC

29: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 19:56:20.54 ID:3aLUZsSx.net
ビート・イン・エンジェル
本体(桜坂 しずく)

対象を選択し、スタンドを憑依させる。
スタンドは1度聴いた「声」を真似する事が可能、しかし、射程距離は短く、憑依するには本体が目で対象を見えてる必要がある


破壊力ーーーE
スピードーーC
射程距離ーーC
持続力ーーーB
精密動作性ーE
成長性ーーーD

30: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 20:18:27.35 ID:3aLUZsSx.net
希「凛ちゃん…庇ってくれたことは感謝してるけど、あんまり無茶はせんといて欲しいな…」ツルルル

凛「あのまま希ちゃんが残り1発になるより凛も希ちゃんも残り2発の方がいいと思って…」ツルルル

希「……そろそろ止まろか」フォン…

希「なんとなく雰囲気で分かってたケド…さゆりって方は銃の扱いに慣れとるね…」

凛「うん…あれ?希ちゃん、さっきの小人がいないよ?」

希「…なるほどなぁ」

希「しずくの能力、射程距離はあまりよくないみたいやね」

凛「それであんなに近くにいたんだ」

希「多分やけどね」

凛「それよりどうするの?…このままじゃまた追いつかれちゃうよ?」

希「ローブッ!!」ベキィッ!

凛「の、希ちゃん…?なんで木を殴って…?」

希「…ダメージが無効化されるのは人物だけのようやね」

希「折れた木には重量もちゃんとある」

希「人物にもダメージは与えれんけど能力は効いとるようやし…」

凛「…」

凛「例えばだけど…この生えた『木』…使えないかな?」

希「?」

31: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 20:31:42.21 ID:3aLUZsSx.net
ーーーーーーーーーーーー

さゆり「んー…どこいったかな…?さっさと終わらせたいんだけど…」

パァンパァンパァンパァン…

さゆり「おっと」ヒュン

さゆり「残念だったね?折角の不意打ちが無駄になっちゃって」
 
凛「…」

さゆり「木の上なんか上っても同じだよ…さっさと降りなよ」

凛「もちろん、そのつもりだよ」
ドゴン!!

さゆり「…?なんの音?」

凛「…」バッ

ベキベキベキギギッ!!!

さゆり「え?」


さゆりに向かって倒れてくる巨木


凛「痛みはなくてもさ、普通に考えてこのでっかい木を普通の女の子は持ち上げられないよね?」

凛「動けなくなった所を狙う」

さゆり「うわ、やっばーー」

凛「そのまま木の下敷きになっちゃぇぇええぇーーーッ!!」

さゆり「おぉぉおおぉッ!?」


ズゥゥゥゥーーーーン……

32: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 20:34:41.23 ID:3aLUZsSx.net
さゆり「はぁ…はぁ……」

さゆり「っぶない……!!」

さゆり「完っ全にキレた……絶対にぶっ潰すッ!!」 

さゆり「どこに行ったァッ!」

さゆり「いたぁ…もう見失わないよ…!!」ダッ


凛「ハァハァ…やっぱダメだった…!」ダダダッ

凛「取りあえず逃げないと!」ダダダッ

さゆり「………」ダダダッ

凛「…ハァ……ッ!」チラッ

凛(な…なにあの顔…スッゴく怖い!!本気で怒った人ってあんなに恐ろしい顔になるの!?)

さゆり「…ッ!」パァン!

凛「っ!…でも怒ってるから命中率は悪く…うぁ!!」ズザザザ

さゆり「あーあー…こけちゃった、ねぇぇぇ…ふふ」ニヤァ

凛「やば…弾に気をとられて…!」

さゆり「あは❤……覚悟はいいかな?」

凛「う」

凛「わぁぁぁあああ!!!」
パパパパパパァン!

さゆり「何?数打ちゃ当たる作戦?」ススッ

凛「あ…あぁ……」

33: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 20:43:01.40 ID:3aLUZsSx.net
さゆり「後…2発だったね、ぐちゃぐちゃの死体を早く私に見せてよ」

凛「い、嫌…やめ…」

さゆり「知ってる?イタリアのギャングは『ブッ殺す』って思ったなら、その時すでに行動は終わってるんだって」

さゆり「まぁ、別に私はギャングでもイタリア人でもないんだけど」

凛「…?」

さゆり「えーと、要するに」

さゆり「銃口を向けた私は容赦しないってこと」ジャキッ

凛「…ッ」

さゆり「じゃあね…バイバ」
ビシィッ!


さゆりの背後に何かが当たる
足下に転がった『ソレ』を見て、驚愕する


さゆり「弾……ッ!?」

凛「え、…な、何?」

さゆり「てめぇどうやりやがったぁぁあああ!!」パァン!

凛「こ!来ないで!!!」パァン!



さゆりの放った弾は着実に凛に命中

一方、凛の放った弾は地面に激突

しかし、弾は地面から『大きく跳ねた』ッ!




さゆり「!!」ビシィッ!

さゆり「…へぇ」

さゆり「なるほど、ね…それがあなた…星空 凛のスタンドなんだね」

凛「…こ、、これが凛の…ッ!」

さゆり「もしかして今発現しました、って感じ?」

34: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 20:46:05.74 ID:3aLUZsSx.net
さゆり「だけど残念だね。折角スタンドが発現したのに今から死ぬんだから」ポイッ

凛「ッ!」ジャキッ!

凛「……ネズミ?」

さゆり「そのネズミには」ジャキッ

さゆり「既に2発、弾を撃っている」パァン


凛の目の前で炸裂するネズミ
骨が刺さるが痛みがないことは既に知っている
しかし、さゆりの狙いはそこではない


凛「ぅっ!…目、目が!!」

さゆり「どう?その血の目潰しは…痛くないけど何も見えないでしょ?」

凛「!!」ゴシゴシ

さゆり「なかなか楽しかったよ…凄くハラハラした」

さゆり「だけど」

さゆり「私が負けることなんてないんだよ?」




「これでもそういえるんかな?」カチャ



さゆりの頭の後ろに銃口が向けられる



さゆり「そ、その声は……」

凛「希ちゃん…!」

希「よう頑張ったなぁ凛ちゃん…頼まれたことは終わったよ」

さゆり「…し…」

さゆり「しずくぅ!!聞こえる!?」

さゆり「こいつらを撃って!!早く!!」

希「無駄やで」

さゆり「…!?」

35: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 20:50:01.48 ID:3aLUZsSx.net
ーーーーーーーーーーーー

しずく「木が薙ぎ倒されて…ッ!さゆりは無事でしょうか…?」

しずく「……ふぅ」

しずく「よかった、無事のようですね」

しずく「さて、追跡を続け…」

希「それは堪忍して欲しいな」ポン

しずく「!?」

しずく「い、いつの間にッ!!」

希「うちのスタンドを使ったら、足音をたてずにあなたの背後に立つぐらい簡単なんよ」

しずく「滑ってきたのですね…」

希「そ、あなたも体験してみたら?」トン

しずく「え?」ツルッ

希「ちょっと酔うかもしれへんけどな」

しずく「くッ!!」パァン

希「…お見事」ビシッ

しずく「さゆりぃぃいい!!」
ツルルルルルルル

ーーーーーーーーー

36: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 20:54:07.31 ID:3aLUZsSx.net
希「凛ちゃんが囮になるのは賛成やなかったけど…2人を引き剥がす作戦自体はいいもんだった」

さゆり「そんな…しずくが…ッ!!」ギリッ

希「うちもあんまり死体とかみたくないからなぁ…」

希「今も、どっかで滑ってるんやないかな?」

凛「…助かったぁ……」

希「さぁさぁさぁ!随分ウチらをかわいがってくれたなぁ、うん?」

さゆり「ちょ、ちょっとまって!!わかった!謝るって!!」

希「今更そんな命乞いを聞くと思うん?」

さゆり「うぁ…おぉぉ、お願い許して…!」

希「ゲームセット」ジャキッ

さゆり「アァァアァアアッ!!」


パァァン…




弾は上空に放たれた



希「死体は見たくないって言うたのに…本当に撃つわけないやん」

凛「脅したの?」 

希「そうや。でも、効果抜群ってやつやね」

さゆり「ブクブクブク…」

凛「人って本当に泡吐くんだ…」

希「…お、木が消えて!」



シュウウウウウゥ…

37: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 20:57:09.34 ID:3aLUZsSx.net
凛「も、戻った…?」

希「はぁ…疲れた…」

しずく「…………ぉぇ…」

さゆり「」ブクブクブクブク

凛「しずくって人…酔って気絶してるね…」

希「結構回したけんなぁ…」

凛「…『expert』する?」

希「……今はそんな気分やないなぁ」

凛「ならハイタッチは?」スッ

希「それには大賛成やね」スッ


パシィィィイン!



星空 凛…生存(スタンドを発現)
東條 希…生存
兵藤 さゆり…再起不能
桜坂 しずく…気絶

38: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 20:59:48.23 ID:3aLUZsSx.net
ダンシング・スターズ・オン・ミー
本体(星空 凛)

触れた物を跳ねさせることができる能力
凛自身、まだよくこの能力を理解していない

破壊力ーーーC
スピードーーC
射程距離ーーB
持続力ーーーB
精密動作性ーE
成長性ーーーA

39: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2015/12/29(火) 21:04:18.00 ID:3aLUZsSx.net
とゆーことで、再投稿でしたが3話完結です。

(あと、凛ちゃんのスタンドがセンターの曲じゃないのは名前がそれっぽいからです、決して勘違いではありません、ご了承下さい)