fcd5a585819acb433b886834ed32c624

ことり
cb24f7b6d18785858e90ee7df48a9143bb5e25451401799861 (1)

1: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 10:55:30.22 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「帰省?」

ことり「うん、お母さんが学校のことで忙しくてお盆に帰れなかったから」

海未「それで、家を私達に見ておいて欲しいと」

ことり「この前もおばあちゃんの家に鍵を置いて帰っちゃって大変なことになったの。だから穂乃果ちゃんと海未ちゃんに泊まってもらって欲しいんだけど…」

穂乃果「私は全然いいよ。本人のいない友達の家に泊まるのって初めてだし」

海未「穂乃果がいいのでしたら、私達に任せてください」

ことり「ホント?ありがと!」

3: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 11:02:34.55 ID:SKlKdCeO.net
〜帰省当日〜

ことり「掃除だけしてくれたら、後は勝手にしてくれて構わないって言ってたから。お願いするね」

穂乃果「は〜い!」

海未「穂乃果、勝手にと言われていますが友人の家です。自由すぎるのは許しませんよ」

穂乃果「わかってるよぅ」

ことり「それじゃ、行ってくるね」

穂乃果「行ってらっしゃーい」

海未「楽しんできてくださいね」

ことり「」タッタッ

ブロロ…

ほのうみ「…」

海未「さて、まずは掃除をしましょうか」

6: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 11:11:33.23 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「おりゃあああああ!!!!!!」ダダダダダダ

海未「」ブイ-ン

穂乃果「そりゃああああ!!!!!!」ダダダダ

穂乃果「ふぅ…廊下拭き終わったよ」

海未「どこがですか!まだ端の辺りが全然拭けていません!」

穂乃果「えぇ〜、そこはモップでいいじゃん」

海未「ダメです!雑巾がけは足腰のトレーニングにもなるのですからしっかりとかけてくださいね!」

穂乃果「…」

海未「返事は」

穂乃果「は〜い」

トボトボ

海未「全く…」ブイ-ン

穂乃果「んしょんしょ」ゴシゴシ

7: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 11:16:43.01 ID:SKlKdCeO.net
〜数分後〜

穂乃果「疲れたぁ…」

海未「何を言ってるのですか。まだ2階が残っているでしょう」

穂乃果「えぇー!明日でいいじゃん!」

海未「その甘さがいけないのです!!穂乃果はいつもいつも自分に甘い!!いいですか!」クドクド

穂乃果「(うへぇ…海未ちゃんのお説教タイム始まったよぉ)」

海未「あーだこーだ」

海未「うんぬんかんぬん」

穂乃果「(お昼冷やし中華食べたいなぁ)」

海未「わかりましたか?」

穂乃果「うん」

海未「さ、穂乃果は残りの階段と廊下を拭いてください。私は昼食の準備をしてきます」

穂乃果「ええっ!?掃除機は!?」

海未「こちらが見つかりましたので」ルンバァ

穂乃果「ズルイよぉ!!」

12: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 11:23:01.37 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「ほぇぇ…」ゴシゴシ

穂乃果「ことりちゃんいつ帰ってくるのかぁ…ってさっき出かけたばかりか」

穂乃果「はぁ」ゴシゴシ

穂乃果「うん、もうこれでいいかな」

穂乃果「海未ちゃ〜ん」タッタッ

〜台所〜

海未「終わりましたか」ジュ-ジュ-

穂乃果「朝から疲れたよぉ…」

穂乃果「何作ってるの?」

海未「夏バテ防止のためにニラレバ炒めです」

穂乃果「レバニラじゃなくて?」

海未「ニラレバです」

穂乃果「えっ」

海未「ニラ・レバです!」

14: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 11:30:46.53 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「いただきまーす」モグ

穂乃果「うん!美味しいよ海未ちゃん!!」

海未「自分で言うのもなんですが、これはなかなかの物ですね」モグ

穂乃果「いや〜レバニ…」

海未「穂乃果?」ニコ

穂乃果「ニラレバ炒めってご飯と良く合うよねぇ」モグ

海未「はい。花陽が見たら卒倒してしまうかもうしれませんが」

穂乃果「あ、もやし」

海未「私の家ではもやしは欠かませんが」

穂乃果「ううん、ニラのしんなりした食感ともやしのしゃきしゃきがとってもいい感じになってて美味しいよ!」

海未「はい。ニラだけでは食感が寂しいので」

穂乃果「海未ちゃんお代わり!」

海未「ちょっ…2人分しかありませんよ!」

15: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 11:34:08.07 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「はー、食べた食べた」ポン

海未「食べて横になると牛になりますよ」

穂乃果「それなら松阪牛がいいなぁ。美味しいし」

海未「それだと食べられる側になりますが…」

穂乃果「でもホルスタインなんかよりは全然いいと思うよ!」

海未「全国のホルスタインに謝ってください」

穂乃果「んもー、海未ちゃんはいっつも文句ばっか」

海未「ぶふっ!穂乃果…貴女今ホントに牛になってましたよ…!」プルプル

穂乃果「ふぇ?」

海未「もーって!もーって!くふっ!」プルプル

穂乃果「(海未ちゃんのツボがさっぱりわかんない)」

17: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 11:40:09.11 ID:SKlKdCeO.net
海未「さて、これからどうしましょうか」

穂乃果「出かけるにしてもこの暑さじゃくたばっちゃうよ」

穂乃果「ことりちゃんの家ゲームなかったっけ」ゴソゴソ

海未「穂乃果、あまり人様のものを勝手に触っては…」

穂乃果「ことりちゃんがお許ししたからいいじゃん」ゴソゴソ

海未「で、ですが…」

穂乃果「あーっ!」

海未「穂乃果!どうしたのです!?」

穂乃果「なくしたと思ってたエアライド、ことりちゃんの家にあったんだ!」

海未「はぁ…それだけですか」

穂乃果「それだけじゃないよ!これのせいで私だけゲーム買ってもらえなかったんだから!!」

海未「ことりの家に忘れたことを忘れる穂乃果が悪いのです」

穂乃果「うぅ…ちゃんと生きててよかったよぉ」

19: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 11:47:22.75 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「折角だしやろうか」

海未「私、やったことありませんが…」

穂乃果「あれ?海未ちゃんでもこのゲーム知ってるでしょ?」

海未「はい。ですが3人でこのゲームをやった時私酔ってしまったので…」

穂乃果「あー、そう言えばそんなことあったねぇ」

海未「穂乃果1人で懐かしんでてください」

穂乃果「それじゃダメだよ!海未ちゃんもやるの!!」

海未「で、ですがまた…」

穂乃果「はいコントローラ!」

海未「えっ」

穂乃果「シティトライアルスタート!!」

23: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 11:52:05.38 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「うわ〜こんなんだったこんなんだった」

海未「あっちょっ、アクセルも踏んでないのに勝手に進みます〜!」

穂乃果「海未ちゃん、これは自動で動くから止まりたい時はAボタンおして」

海未「あっ、はい」

穂乃果「お、アイテムうまうま」

海未「えぇと…あっあっ、取り逃してしまいました」

穂乃果「うへぇ、マイナスばっかだよ」

海未「えぇと…この爆弾みたいなのは」ピロン

海未「ひゃっ!頭に爆弾がのってますよ!穂乃果ぁ!!」

穂乃果「あー、それコピー能力とったんだね。適当にA押したら投げるから」

海未「そ、そうですか?では…」ヒョイッ

穂乃果「えっ」

ドカァァァァァン!!!!!!

24: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 12:00:25.20 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「うっ…うっ…せっかく貯めたアイテムがぁ」

海未「すみません!わざとではないんです!!」

穂乃果「わかってるよ…事故だってくらいは」

穂乃果「取り敢えず散らばったアイテム回収してと」

穂乃果「あっ、星壊してなかったな」

海未「おや、あの綺麗なアイテムは」

ヒューパチパチ

穂乃果「あ、パーツ」

海未「パーツ?」

穂乃果「3つ揃えると伝説のマシンができるんだよ。めっちゃ強いからがんばって揃えてね。赤い箱に入ってるからそれ壊しまくって」

海未「わ、わかりました」

穂乃果「(うひひ、私はその間にアイテム回収っと)」

ビーッ!ビーッ!

27: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 12:15:12.62 ID:SKlKdCeO.net
アイテムがやわらかくなったようです。はずんでいます。

海未「な、何ですか今の音!?」

穂乃果「あー、イベントだね。しかもこれかぁ」

海未「ひっ!は、箱が弾んでいますよ!?」

穂乃果「そういうイベントなんだよ海未ちゃん」

海未「あっあっ、壊せません」

穂乃果「因みに弾んでない箱が伝説のパーツだから頑張ってね」

海未「そうなのですか?ではそれを狙って」

穂乃果「(早く終わってー)」

海未「あっ、弾みが無くなりました」

穂乃果「ふぅ、終わった」

穂乃果「ってもう1分ないじゃん!急げー!」

海未「へ?」

30: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 12:18:51.56 ID:SKlKdCeO.net
ピーッ!

穂乃果「あーあ、終わっちゃった」

海未「くぅ…結局最初の一つだけ」

穂乃果「(ライトだけどかなりスペックあるから大丈夫だよね)」

ゼロヨンアタック

海未「おや?またゲームが」

穂乃果「スタジアムっていうの。一回終わるごとにミニゲーム的な感じで出てくるんだよ」

海未「まっすぐな道をレースするのですね」

3 2 1 GO!

穂乃果「はやいはやーい!」

海未「なっ、何故同じ星なのにスピードに差があるのですか!?」

穂乃果「ふふん、なんでだろうねー」

31: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 12:22:19.61 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「はー、楽しかった。なんかおやつでも食べながらもっかいしよっか」

海未「はい。次は負けませんよ」

穂乃果「それじゃ、近くのコンビニ行こーっと」

〜数分後〜

穂乃果「ただいまー」

海未「お帰りなさい」

穂乃果「じゃじゃーん!新商品のポテチあったんだよ!ほとばしるガリバタだって!」

海未「また胃に持たれそうな味を…」

穂乃果「食べよ食べよ〜」ビリッ

海未「うっ…結構なにんにくですね」

穂乃果「でも美味しいよ!」

穂乃果「さ、続き続きっと」

32: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 12:30:15.94 ID:SKlKdCeO.net
それから

海未「ほのかーっ!止めてくださぃぃ!!」グルングルン

穂乃果「ハイドラでパニックスピンしながら来ないでぇ!!」

バァーン!

穂乃果「あーっ!」

数時間にわたり

海未「これは…穂乃果の言っていたオールアップ!?」

穂乃果「」スッ-

海未「なっ…!」

穂乃果「た、たまたまだよ!たまたま!」

死闘は続いた

海未「ふふ…ふふふ…まさかこの溜りに溜まった怒りをデスマッチにぶつけることができるとは…」

穂乃果「う、海未ちゃん…?」

海未「滅してあげます!いざ!!」

33: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 12:38:26.37 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「うぅ…酷い目にあった」ボロ

海未「ふぅ…」スッキリ

穂乃果「さてと…ってもう6時!?」

海未「まさか5時間近くしていたなんて…どうりで目が疲れていると思いましたよ」

穂乃果「でも、時間を忘れて2人でこうして楽しめてよかったね!」ニコ

海未「!!」

海未「そ、そうですね////」

穂乃果「何で海未ちゃん顔赤くしてるのー?」

海未「何でもありません!!」

35: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 12:43:19.29 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「さてと、晩御飯なんだけど」

海未「作る気力が出ません…」

穂乃果「それに、疲れたよぉ」

海未「ここはテイクアウトでもしましょうか。確かクーポンがあったはずです」

穂乃果「もしかしてお寿司!?」

海未「違います。チキンです」

穂乃果「おぉー!」

海未「チキン6ピースとポテトとハンバーガーが2つついて1500円はお得だと思いませんか?」

穂乃果「うん!」

海未「では注文しますのでしばしお待ちを…」ピップルルル

36: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 12:46:51.23 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「(あのポテチ食べたから手がずっとニンニクの臭いしてるよ…)」スンスン

穂乃果「ま、いっか」

海未「穂乃果、ジュースはどれがよろしいですか?」

穂乃果「あれ?ジュースなんかあったっけ?」

海未「ことりに聞いたところ、冷蔵庫にあるジュースなら飲んでいいと言っていたので」

穂乃果「チキンにはコーラだよ!」

海未「えっ」

穂乃果「あっ、そう言えば海未ちゃん炭酸苦手だったね。ごめん」

海未「いえ…しかも冷蔵庫には炭酸飲料はありませんし」

穂乃果「なーんだ。じゃあ海未ちゃん適当に選んでいいよ〜」

37: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 12:58:29.62 ID:SKlKdCeO.net
ピンポーン

海未「あ、来ましたね」

ガチャ

海未「はい、どうもです…ありがとうございました」ペコリ

海未「穂乃果、来ましたよー!」

穂乃果「わーい!」

海未「あぁ…この香り。親に内緒でクリスマスボックスを食べた時を思い出します」

穂乃果「えっ、1人であれ全部食べたの!?」

海未「はい。2週間くらいかけてこっそりと」

穂乃果「(うわぁ…)」

海未「ささ、食べましょう」

穂乃果「うん!いただきまーす!」

穂乃果「んー!美味しい!!」

海未「これです!この味です!」

38: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 13:02:08.60 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「なんかテレビつけよーっと」ピッ

サァバッタ-ハシノヅカ

穂乃果「うーん…なんか面白い番組ないかなぁ」ピッピッ

海未「穂乃果、食べる時は食べる。行儀が悪いですよ。テレビは消しなさい」

穂乃果「はーい」ピッ

海未「2人で静かな夜を過ごすと言うのも良いではないですか」

ゴーッ!

穂乃果「クーラーの音はするけどね」

海未「…」

40: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 13:05:37.43 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「はぁー食べた食べた。ことりちゃんの部屋からマンガ持ってこよーっと」トテテ

海未「穂乃果、片付けが先です!」

穂乃果「っと、そうだった…」ヨイショ

海未「取り敢えずこれを外のゴミ箱に捨ててきてください」

穂乃果「はーい」

海未「(手がベタベタですね。後で洗いましょう)」

海未「これを片付けて、お風呂を洗ったら今日はこれで終わりですね」

海未「…しかし、1日クーラーで閉め切っていたので臭いがこもってますね」

海未「まぁ、寝る前に開けるので何とかなるでしょう」

42: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 13:12:50.67 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「よいしょと」ドサ

穂乃果「ふふ、ことりちゃん少女マンガばっかりかなぁって思ったら意外とこんなのも読んでたんだね」

海未「穂乃果…それはホラー漫画ですか?表紙がとても恐ろしいのですが」

穂乃果「うーん…ホラーっぽい描写もあるけどギャグ漫画だよ。丸太が最強の武器だったりするし」

海未「ま、丸太ぁ!?」

穂乃果「うん、軽トラの荷台に乗りながら主人公が『みんな!丸太は持ったな!いくぞ!』って言うシーンがあるの」

海未「す、凄いお話ですね…」

穂乃果「でも私が好きだったキャラが敵になっちゃって悲しいなぁ」

海未「裏切りですか?」

穂乃果「ううん、敵は吸血鬼なの。だから吸血鬼になっちゃって…」

海未「なるほど」

44: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 13:15:24.96 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「あー面白かった」

海未「…」ペラ

穂乃果「海未ちゃん?」

穂乃果「うーみちゃーん」

穂乃果「全然気づいてない…海未ちゃん集中しすぎだよぉ」

穂乃果「わっ、もうこんな時間。早くお風呂洗ってこなきゃ」トタタ

海未「…」

海未「うぅ…師匠ぉ」グス

海未「まさ!貴方は…貴方は最低です!!」

ミヤビダヨッ!

48: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 13:59:58.00 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「海未ちゃーん、お風呂沸いた〜?」

海未「さっきピロピロ鳴ってましたから、沸いたかと」

穂乃果「じゃあさ、一緒に入ろっか」

海未「!!!???」

海未「な、なななななな、なんと!?」

穂乃果「だから、一緒にお風呂入ろうって」

海未「い、いっしょに…おふ、おふ、おふろぉ!?」

海未「ダメです!破廉恥過ぎます!!こんな…こんな!!女の子同士で!!」

穂乃果「いや、女の子同士だからじゃん」

海未「…?」

海未「ハッ!」

穂乃果「海未ちゃん、私を何だと思ってたの?」

49: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 14:16:39.18 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「はーきもちー」チャポン

海未「1日の疲れが吹き飛びますね」

穂乃果「そうだねー」

ほのうみ「…」

穂乃果「狭いね」

海未「2人も入ってるんですから当然ですよ」

穂乃果「昔はここに4人で入ったこともあったのにね」

海未「そうですね…たった数日前の気がするのに、いつの間にかこんなに大きくなりました」

穂乃果「月日は早いよ…」

海未「本当に。もうすぐに受験ですよ?」

穂乃果「うっ、嫌なことを…」

51: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 14:30:40.52 ID:SKlKdCeO.net
>>50 ことママ

穂乃果「海未ちゃん」

海未「はい?」ワシャワシャ

穂乃果「明日どうする?」

海未「どうするとは?」ワシャワシャ

穂乃果「晩御飯だよっ」

海未「さっき食べたばかりなのにもう明日の夕食の話ですか?」

穂乃果「いやぁ、早めに決めておいた方がいろいろ動きやすいかなぁって」

海未「そうですね…2人で手軽に作ることが出来て食べやすい」

海未「餃子ですね」

穂乃果「おお!海未ちゃんの餃子!!」

海未「はい。久しぶりに園田流餃子をご馳走しましょう!」

穂乃果「ぃやったぁー!」

53: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 14:48:53.17 ID:SKlKdCeO.net
〜寝室〜

海未「さぁ、明日に備えて寝ましょう」ピッ

穂乃果「えー、まだクーラー切るのは早いよぉ」

海未「何を言っているのです。付けっぱなしは身体に悪いのですよ!」

穂乃果「タイマーすればいいじゃん。私が窓は開けるから」

穂乃果「お願い!」

海未「…わかりました」ピッ

穂乃果「ありがとー」

海未「ふぅ」トサ

海未「zzz…」スゥスゥ

穂乃果「(海未ちゃんってホント寝るの早いよね。寝顔撮っちゃえ)」スッ

海未「zzz…」スゥスゥ

穂乃果「(うししっ、後で皆に送ろーっと)」

60: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 23:34:26.16 ID:SKlKdCeO.net
〜朝〜

海未「んん…」ムクリ

海未「おや?ここはどこでしょうか?」ゴシゴシ

穂乃果「zzz…」

海未「あぁ、ことりの家に穂乃果とお泊まりしていたのでしたね」

窓「」ピッチリ

海未「穂乃果…?」

穂乃果「んあ?」

海未「貴女、起きて窓を開けると言いましたよね?」

穂乃果「ふぇ?」

海未「」スッ

穂乃果「…」

穂乃果「あーっ!!」

62: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 23:39:31.66 ID:SKlKdCeO.net
海未「全く…!貴女に頼った私が馬鹿でした!!」プンスコ

穂乃果「ごめんってば〜!」

海未「はぁ…」

穂乃果「それで、朝ご飯はなぁに?」

海未「ガーリックフィセルと言うのをあらかじめ買っておきました。それを食べましょう」

穂乃果「へー、美味しそう」

66: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 23:48:37.00 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「って、フランスパンにガーリックバター塗っただけじゃん」モグモグ

海未「ですがとても美味しいですね」モグモグ

穂乃果「まぁねー」

海未「取り敢えず今日は餃子の材料を買いに行きましょう」

穂乃果「おっけー」

海未「さ、食べたら片付けてください」

穂乃果「あぁん、まだ食べてないよぉ」

サイトウマサキノコウトウデジャイアンツガショウリシ

穂乃果「…」モグモグ

海未「穂乃果、テレビばかり観ていて進んでいませんよ」

穂乃果「海未ちゃんうるさいよぉ!朝ご飯くらいゆっくり食べさせて!」

海未「この時間ならもう朝の鍛錬をしているんですよ!?遅すぎます!!」

穂乃果「それは海未ちゃん基準でしょ!?私はまだ寝てる時間だもん!!」

海未「ぐぬぬ…!」

穂乃果「んむむ…!」

67: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 23:51:16.10 ID:SKlKdCeO.net
海未「はぁ、わかりました。ですが、遅すぎるのは許しませんよ」

穂乃果「はーい」

海未「さてと…」ヌギ

海未「穂乃果も食べたら着替えてくださいね」

穂乃果「わかってるー」モグモグ

68: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 23:57:06.87 ID:SKlKdCeO.net
穂乃果「さてと、ご飯も食べたし買い物に行こう!」

海未「はいっ!」

穂乃果「目指すはいつものスーパーだよ!」

海未「はいっ!」

穂乃果「あ、でもお昼どうするの?」

海未「ペペロンチーノでいいのでは?広告の冷凍パスタに安いのがありました」

穂乃果「おおっ!いいね!」

海未「冷凍パスタってとても美味しいから好きなんですよ」

穂乃果「私もだよ〜」

70: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:10:08.58 ID:291atEK+.net
〜スーパー〜

穂乃果「えっと…どれくらい作るつもり?」

海未「そうですね…2人なので60くらいでよいかと」

穂乃果「えー、なんかさみしくない?」

海未「えぇっ、個数的には丁度合っているはずですよ?」

穂乃果「折角だし200作ろうよ!」

海未「に、200!?」

穂乃果「それで、誰かを呼んでパーティーしよう!」

海未「パーティーは構いませんが、貴女が大変なだけですよ?」

穂乃果「えっ?海未ちゃんも作るよね…?」

海未「私は作ったタネを皮にのせる係です。穂乃果はそれを包むのです。それでもよいなら200作りましょう」

穂乃果「あー…うん、いいや。60で」

71: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:14:15.37 ID:291atEK+.net
海未「ひき肉は…これにしましょう」

穂乃果「海未ちゃーん、にんにくとキャベツ持ってきたよ」

海未「ちゃんと重いのを選んできましたか?」

穂乃果「うん!ほら」

海未「…」

海未「まぁよしとしましょうか」

穂乃果「後は餃子の皮だけかな?」

海未「いえ、隠し味の豆板醤がまだです。そらと春雨と」

穂乃果「えっ?春雨なんて入れるの?」

海未「食感があって楽しめますよ。それに、春雨が野菜の水分を吸ってとても美味しくなるんです」

穂乃果「へー」

72: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:23:13.01 ID:291atEK+.net
穂乃果「何かおやつ買っていい?」

海未「また無駄遣いですか…」

にこ「あ、穂乃果に海未じゃない」

穂乃果「にこちゃん!」

海未「ごきげんよう」

にこ「何やってんの2人で買い物なんて」

穂乃果「ことりちゃんの家で餃子パーティーするんだよ!」

にこ「へー、でもことりにんにく苦手じゃなかったっけ?」

穂乃果「ことりちゃんはいないよ?」

にこ「は?」

にこ「言ってる意味がわかんないんだけど…」

穂乃果「だから、ことりちゃんの家で海未ちゃんと2人で餃子パーティーするの!」

にこ「???」

にこ「よくわからないけど楽しみなさいよね…」テクテク

穂乃果「はーい!」

穂乃果「えっと〜…あ、これこれ」ヒョイ

海未「またポテトチップスですか?太りますよ?」

穂乃果「カラムーチョは別腹だから大丈夫!」

74: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:27:13.83 ID:291atEK+.net
海未「材料は揃いましたし、後は冷凍パスタを買って帰るだけですね」

穂乃果「そだね」

海未「…やはり60だけでは寂しいでしょうか」

穂乃果「2人だしいいんじゃ…ハッ!」

海未「どうかしたのです?」

穂乃果「そうだ!いい方法思いついた!」

海未「いい方法ですか?」

穂乃果「みんなで作ればいいんだよ!」

穂乃果「流石に8人でパーティーしたらことりちゃんに可愛そうだから…>>75>>76を呼ぼう」ピッピッ

海未「そんな都合よく予定が」

穂乃果「あ、もしもしー?うん、うん。じゃ、15時にことりちゃんの家だよー」

穂乃果「いけるって」

海未「暇人すぎますよ…」

75: 名無しで叶える物語(関東・東海)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:29:35.17 ID:lyjZITqR.net
にこ

76: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:29:58.58 ID:Hcx7YaAT.net
雪穂

78: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:34:58.23 ID:291atEK+.net
穂乃果「4人になったから120くらいにした方がいいよね?」

海未「そうですね。にこも雪穂も30個くらいは食べてくれるでしょう」

穂乃果「それじゃ、増えたぶんの材料とってくるからレジで待ってて」

海未「大丈夫ですか?私が行きますよ?」

穂乃果「大丈夫だよ!同じ数だけ取ってくればいいんでしょ?」

海未「まぁ、そうですが」

穂乃果「なんにも問題なーし!じゃあね!」タタッ

海未「(心配です…)」

84: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:57:09.58 ID:291atEK+.net
海未「(ひき肉よし、キャベツよし、にんにくよし、春雨よし、豆板醤よし、餃子の皮…)」

海未「しまった!!」

穂乃果「海未ちゃん取ってきたよ〜」

海未「穂乃果、餃子の皮を渡して待っててください。すぐに帰ってきます」

穂乃果「へ?」

海未「」ダッ

穂乃果「あっちょっ…海未ちゃーん!」

〜数秒後〜

海未「私としたことが…ワンタンの皮を買うはずでしたのに」

穂乃果「ワンタン?餃子なのに?」

海未「園田流はワンタンの皮なのです」

穂乃果「それってホントに餃子?」

海未「なっ…!とても美味しいのですよ!手軽な大きさでこの前も軽く4人前は平らげましたから!」

穂乃果「そ、そうなんだ…」

海未「とにかく!食べるまでは口出ししないでください!」

86: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 01:09:31.50 ID:291atEK+.net
〜みなみけ〜

穂乃果「ただいまぁ」

海未「ふぅ」

穂乃果「ことりちゃんの家なのにただいまって不思議な感じ」

海未「確かによそ様の家で数日ですが生活するという事がなかなかないですし」

穂乃果「あ、手伝うよ」

海未「ありがとうございます」

穂乃果「よいしょと」

海未「…」

海未「穂乃果?」ニッコリ

穂乃果「ふぇ?」

海未「カラムーチョだけ抜いて手伝ったと言うのですか?」ニッコリ

穂乃果「そ、そうだ…」

海未「」ニコニコニコ

穂乃果「ちゃんと手伝います…」ゴソゴソ

海未「わかればよいのです」

108: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 11:18:16.85 ID:291atEK+.net
海未「さて、昼食まで時間があることですし少し身体を動かしに行きましょう」

穂乃果「えー」

海未「えー、じゃありません!折角空いた時間を無駄にするのならランニングの1つくらいしてトレーニングに費やすのがスクールアイドルとしての心得でしょう!」

穂乃果「私練習着持ってきてないよ!」

海未「はぁ、わかりました。私が今から取りに行ってきますので穂乃果は待っていてください」

穂乃果「そんな!無理しなくても」

海未「ここから穂乃果の家くらいならウォーミングアップの感覚ですから」ニコ

穂乃果「うぇぇ」

109: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 11:26:30.87 ID:291atEK+.net
海未「戻りましたよ」

穂乃果「早っ!もっとゆっくりでよかったのに」

海未「いえ、昼食の時間までには間に合わせたいですから」

穂乃果「うぅ…」ヌギヌギ

海未「(12時まで1時間半…穂乃果のことを考えるとハーフは厳しいですね。10km程度なら大丈夫でしょうか)」

穂乃果「着替え終わったよ」

海未「はい。では行きましょう!」

穂乃果「は〜い」

〜お外〜

穂乃果「」グッグッ

海未「今から12時までランニングをします。穂乃果は私の後ろについてきてくださいね」

穂乃果「絶対本気で走っちゃダメだよ!」

海未「大丈夫、無理のないペースで走りますから」グッグッ

穂乃果「(あっ、これ海未ちゃん的に無理のないペースだ)」

116: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:46:21.75 ID:291atEK+.net
穂乃果「ゼェ…ハァ…」ヨロヨロ

海未「穂乃果、ペースが乱れていますよ」タッタッ

穂乃果「ま、待ってよぉ!」ヨロヨロ

海未「あと45分です。しっかりしてください!」

穂乃果「うぇぇん」ヨロヨロ

海未「ほっほっ」タッタッ

穂乃果「ハァハァ…」タッタッ

海未「…」タッタッ

海未「おとのぎー!!」タッタッ

穂乃果「!?」タッタッ

穂乃果「海未ちゃん!?いきなりどうしたの!?」タッタッ

海未「ファイッ!」タッタッ

穂乃果「お、オー!」タッタッ

海未「ファイ!」タッタッ

穂乃果「オー!」タッタッ

117: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:50:36.05 ID:291atEK+.net
穂乃果「つ、疲れたぁ」

海未「お疲れ様でした」

穂乃果「海未ちゃん凄いね。全然息切らしてない…」

海未「私は走り慣れていますから…さ、ストレッチをして溜まった水を落としましょう」

穂乃果「はーい」

海未「では」グッグッ

穂乃果「あー…気持ちいい」

海未「少し曲げますよ」グッグッ

穂乃果「あぁ〜…」

120: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 22:06:30.46 ID:291atEK+.net
〜みなみけ〜

穂乃果「お昼だ〜!」

海未「ペペロンチーノですね。すぐにチンしますから穂乃果はお皿の用意をしてください」

穂乃果「おっけー」

海未「れんちんと言うのは本当に便利です。この前も焼きおにぎりをれんちんして食べましたから」

穂乃果「冷凍の焼きおにぎり美味しいよね〜」

海未「さ、後は解凍されるまで待ちましょう」

穂乃果「そうだね」

〜5分後〜

ち〜ん(笑)

海未「あ、出来ましたよ」パカッ

海未「あつっ…あつっ…」イソイソ

海未「穂乃果、お皿!」

穂乃果「はい海未ちゃん!」

海未「…よいしょと」

穂乃果「おぉ〜」

海未「いい匂いです」

124: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 22:12:47.32 ID:291atEK+.net
海未「では、いただきましょう」

穂乃果「うん!いただきまーす!」

海未「いただきます」

穂乃果「うまいっ!!」

海未「程よいにんにくの香りが、とても食を進めますね」モグモグ

穂乃果「パスタだけどツルッといけちゃうね」

海未「はい。麺ももちもちしていて、とても冷凍とは思えませんね」

穂乃果「その辺のぼったくり価格パスタ屋なんか行くよりも断然こっちの方がいいよ」

海未「私もそう思います」

125: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 22:18:35.61 ID:291atEK+.net
穂乃果「はー、食べたぁ」ゲフ

海未「穂乃果、汚いですよ」ケフ

海未「!!」

穂乃果「ぷぷ、海未ちゃんだって」

海未「////」

穂乃果「お皿片付けるね」

海未「あっ、すみません」

穂乃果「作ってもらったんだからこれくらいはしなくちゃ」

海未「…」

海未「(よく考えたら朝にガーリックフィセル、昼にペペロンチーノ、夜に餃子とにんにく続きですね…)」

海未「まぁ、にんにくは身体に良いので気にはなりませんけど」

穂乃果「どうしたの海未ちゃん?」

海未「何でもありませんよ」

126: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 22:21:13.97 ID:291atEK+.net
海未「さて、お腹も休めたことですし餃子作りに参りましょう」

穂乃果「がんばれー」ペラ

海未「穂乃果も手伝ってください」

穂乃果「私は包む係だもん。タネ作りは海未ちゃんでしょ?」

海未「…」

海未「そうですか。わかりました」

海未「終わったら呼びますので、その時ににこと雪穂に連絡してくだいね」

穂乃果「は〜い」

穂乃果「やっぱり山田はすごいや」

130: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:07:17.47 ID:291atEK+.net
海未「」トントントン

穂乃果「」ケラケラケラ

海未「皮とるの難しいです…」ムキムキ

穂乃果「カラムーチョ食べよ」

穂乃果「辛っ」パリムシャ

海未「あとはもどした春雨を刻んで…と」

穂乃果「ことりちゃんSplatoonもってたんだ」イカイカ

海未「よっほっはっ!」マゼマゼ

穂乃果「たのしーっ!」ゲソゲソ

海未「ふぅ…出来ました」

穂乃果「あ、できたー?」バシュバシュ

海未「はい!」ニッコリ

132: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:11:04.18 ID:291atEK+.net
海未「さぁ!後は穂乃果が包むだけですよー!!」

海未「はりきっていきましょう!えいえいおー!!」

穂乃果「う、海未ちゃん…?」

海未「何をぼーっとしてるのです!早く包まないと日が暮れてしまいますよ!?」

ピンポーン

穂乃果「あっ、にこちゃんと雪穂だ!」

穂乃果『今開けるねー』

穂乃果「ほ、ほら2人が来たらやるから」

海未「はいっ!」

穂乃果「(ダメだ…海未ちゃんがこうなったらもう鎮火するのを待つしかないよ)」

ガチャ

雪穂「お姉ちゃーん」

にこ「来たわよー」

穂乃果「はーい!いらっしゃーい!!」

133: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:16:14.78 ID:291atEK+.net
雪穂「うわっ!にんにく臭っ!」

にこ「ちょっと!餃子以外も何か食べたの!?」

海未「いえ、何も食べてませんよ?強いて言うならガーリックフィセルとペペロンチーノくらいです」

にこ「がっつりにんにくじゃない!!換気くらいしなさいよ!!」

穂乃果「ダメだよにこちゃん!クーラーの冷たい風が逃げちゃう!!」

雪穂「じゃあ消臭スプレーくらいかけようよ…ここ人の家だよ?」

穂乃果「まとめてやればいいの。餃子も焼くんだから」

にこ「餃子ねぇ…知り合いに餃子にうるさいのがいたのを思い出すわ」

海未「奇遇ですね。私も餃子にうるさい知り合いがいます」

穂乃果「あ、私もだよ」

雪穂「すごい偶然だね…」

にこ「まぁそれは置いといて、タネの具合はどうかしら?」

にこ「ふむふむ…なかなかのものね。でも何で春雨?」

海未「食べればわかります」

雪穂「これに包めばいいんだよね?なんか四角いけど…餃子の皮って丸かったような」

135: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:20:25.90 ID:291atEK+.net
穂乃果「それはワンタンの皮なんだよ」

にこ「ワンタン?そんな薄っぺらい皮じゃ餃子にならないじゃない!」

海未「にこ、あの形だけが餃子ではないのですよ」

穂乃果「ここは海未ちゃんに任せて、私たちは包んでいこう。にこちゃん」

にこ「…そうね」

海未「あ、餃子は三角に折りたためばそれでいいですよ」

雪穂「へ?」

海未「こうして、タネを入れた後は」クイ

海未「はい、これで園田流餃子の完成です」

穂乃果「三角パイみたい」

にこ「これ餃子という名の手抜k「にこ?」

海未「…」ゴゴゴゴゴゴ

にこ「り、立派な餃子よねぇ!」

海未「わかっていただけましたか」

136: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:24:02.30 ID:291atEK+.net
にこ「折りたたむだけだから、いつもより早く作れる気がするわ」

海未「包む手間が省けるのも園田流です」

雪穂「これなら不器用なお姉ちゃんでも綺麗に作れるね。まともに出来たことないもんね」

穂乃果「う、うるさい!」

にこ「ま、三角に折るのですらずれてるしね」

穂乃果「食べられれば綺麗でもずれてても同じだもん!」

雪穂「わかってないなぁ。それじゃお嫁になんて一生行けないよ?」

穂乃果「その時には真姫ちゃん辺りにたかれば何とかなるもん」チャリ-ン¥

にこ「考えが汚すぎる…」

海未「訴訟も辞しませんね…」

穂乃果「裁判沙汰!?」

137: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:28:11.14 ID:291atEK+.net
穂乃果「…よし、これでラストかな」

にこ「こっちもこれで終わりよ」

雪穂「40個め…出来た!」

海未「丁度綺麗にわけ終わりましたね。タネも余らすことなく詰め終えました」

にこ「三角だから敷き詰めると綺麗になるわね」

穂乃果「パズルみたいだね」

雪穂「どんな感じになるんだろう…」

海未「後は時間になるまでのんびりしていましょう」

穂乃果「あっ、エアライドやろうよ。そうそう雪穂、ことりちゃんの家にあったんだよ?」

雪穂「うっわ〜超久し振り。操作覚えてるかな」

にこ「よくそんなの持ってたわね。ことりも」

139: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:37:59.59 ID:291atEK+.net
>>2人ずつ交代で遊んでると思って

穂乃果「メテオきたー!!」

海未「な、何ですかこの巨大な隕石は!?」


雪穂「にこさんよくスリックなんか使いますね」

にこ「慣れると楽しいわよ?」

雪穂「私はワゴンで充分です」


穂乃果「あ、デビル」

雪穂「はいドーン!!」パ-ン

穂乃果「…雪穂?」

雪穂「マシン壊しはシティトライアルの基本だよ?」


海未「あっ、オールアップ」

にこ「もう!何でこの編隊マシンに乗れないのよ!!」


穂乃果「あああああああああああ」

にこ「あああああああああああ」

雪穂「ただ今マシンが暴走中です」

海未「制御不能になってますね…」


海未「ふふ…コウゲキとボウギョを10も取ったハイドラに死角はありません!」

雪穂「何だこのハイドラのスペック…デスマッチとか絶対嫌だよ」

ハ イ ジ ャ ン プ

海未「」

雪穂「ど、ドンマイです…」

140: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:41:37.09 ID:291atEK+.net
穂乃果「そろそろ時間じゃない?」

海未「そうですね。片付けて食べ始めましょう」

にこ「待ってました!」

雪穂「お腹減ったー」

海未「穂乃果、ホットプレートの準備をお願いします」

穂乃果「ラジャー!」ビシッ

海未「にこはポン酢に柚子胡椒を混ぜてタレを作ってもらえますか?」

にこ「まかせて」

海未「雪穂は私の手伝いをお願いします」

雪穂「了解です」

海未「さぁ、楽しい楽しい餃子パーティーの始まりですよ!」

142: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:45:14.42 ID:291atEK+.net
穂乃果「いい感じに焼けてきたね」

にこ「ホントに餃子なのよね?」

雪穂「皮がパリパリしてきたけど…」

海未「あ、もう食べごろですね。切り分けますからお皿の用意を」

ほのにこゆき「はーい」

海未「こうして、規則的に取ることが出来るのも園田流です」

穂乃果「そこは園田流関係ないんじゃ…」

海未「何か?」

穂乃果「いえ…何にも」

海未「さあ!食べますよ!」

4人「いただきまーす!」

145: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:51:19.51 ID:291atEK+.net
穂乃果「うん!美味しい!!」

にこ「皮がパリパリしていて楽しいわね!」

雪穂「柚子胡椒ポン酢うまっ」

海未「ふふ、そうでしょうそうでしょう。この餃子は日舞の人達も気に入ってくれましたから」

穂乃果「お店で出しても違和感ないレベルだよ」モグモグ

にこ「春雨の食感がいい味出してるわねぇ。新しい餃子だわ。是非妹達にも食べてもらいたいわね」

海未「料理上手のにこに褒めてもらえると、とても嬉しいです////」

穂乃果「私の方がもっともっと美味しいって言ってるよ!!」

雪穂「お姉ちゃん大抵のものは何でもうまいうまい言ってるじゃん」

穂乃果「う、それは…」

にこ「はー、もう一人前ペロリよ」

海未「まだまだありますからね。ご飯がない分しっかり食べてください」

にこ「はーい」

149: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 23:58:55.11 ID:291atEK+.net
にこ「何かないの?」

穂乃果「何かって?」

にこ「これよ」クイッ

穂乃果「あ、お茶ならあるよ」

にこ「はぁ…」シラ-

穂乃果「え、何その目。お茶じゃないの?」

雪穂「お姉ちゃん、餃子にはビールでしょ?お父さんもお母さんもすっごく美味しそうに飲んでたじゃん」

穂乃果「にこちゃん!まだ未成年だよ!!未成年の飲酒は法律で禁止されてるんだから!!!!」

にこ「わかってるわよ!でもちょっとくらい飲むと美味しいのよ!」

海未「ビール…私は飲むことが出来るのでしょうか」

にこ「そっか、ビールも炭酸だから飲めないのよね」

海未「その頃には克服できていると良いのですが…」

穂乃果「何とかなるんじゃない?それか、海未ちゃんは気の抜けたビールを飲んだら」

海未「そんなことしてまで飲みたいと思わないです」

150: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 00:03:57.22 ID:GSYyQOk6.net
にこ「結構お腹いっぱいになってきたわ…」

穂乃果「私も…でもノルマの30個は食べたよ!」

雪穂「これ以上食べると体重に響きそう…」

海未「まだあとひーふーみー…10はありますね」

穂乃果「あ、ことりちゃん達にお礼で置いとこうよ。ことりちゃんは食べられなくてもお父さんとお母さんが食べるんじゃない?」

海未「確かにそうですね。では小皿にわけて」

雪穂「あ、わけます」

海未「ありがとうございます」

海未「えぇと…ありがとうございました。餃子を作ったので、よろしければ小腹の足しにしてください。と」サラサラ

穂乃果「ごちそうさまでした」

にこ「ごちそうさま」

海未「お粗末様でした」

穂乃果「さ、エアライドの続きやろー!」

雪穂「(うわ…これヤバイよね。すっごいにんにく臭い)」

151: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 00:09:13.90 ID:GSYyQOk6.net
ガチャ

ことり「穂乃果ちゃん!海未ちゃん!ただいまー!!」

穂乃果「ことりちゃん!?」ダダダ

穂乃果「帰るの明日じゃなかったの!?」

ことり「お母さんに急用ができて、泊まらずに帰ってきたの」

海未「そうでしたか」

ことり母「2人共、無理なお願いを聞いてもらってありがとう」

穂乃果「いえいえ、幼馴染みのお願いですから」

海未「それに、とても楽しい時間でした」

ことり「うっ…!」

ことり母「ことり?」

ことり「な、何でもないよ…」

穂乃果「大丈夫?」モア

ことり「はうっ!」

156: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 00:13:56.46 ID:GSYyQOk6.net
ことり「こ、こんなこと聞きたくないんだけど…さっき何食べたの?」

穂乃果「え?餃子だけど…」

海未「ハッ!」

穂乃果「海未ちゃん!?」

海未「ことり、にんにくが苦手でしたよね?さっきまで餃子を食べていた私達の口はとてもにんにく臭いのです」

穂乃果「嘘!?」

ことり「さっきまで…?じゃあリビングも」タタッ

ア、コトリ

カエッテキタンデスネ

チュン!!

ビターン!

ことり母「ことり!?」

穂乃果「ああ!リビングなんかに行ったら余計ににんにくの臭いが…!」

海未「すみません、すぐに消臭スプレーかけますので」

ことり母「え、えぇ…」

164: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 00:19:05.98 ID:GSYyQOk6.net
ことり「」ブクブクブク

穂乃果「泡吹いて倒れちゃったよ…」

海未「そんなに駄目だったのですね…」

にこ「あ、お邪魔してまーす」

ことり母「はーい。ことり、しっかりしなさい」ペチペチ

ことり「」

穂乃果「今度ことりちゃんのにんにく嫌いを何とかしなくちゃね」

海未「はい。幼馴染みとして見過ごせません」

にこ「雪穂、今チェッカーどこまで埋まった?」

雪穂「あとはドライブでカンストするまでです」

にこ「じゃあ実質完成ね」バリボリ

雪穂「そうですね」ガサガサ

ことり「(もう…絶対に家でにんにくは食べさせないよ)」

166: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 00:20:41.72 ID:GSYyQOk6.net
おしまい。この話はつい先週あったことを元に書いたものです