米マイクロソフトは25日(現地時間)、MR(ミックスドリアリティ)の新技術となる「Holoportation(ホロポーテーション)」のデモ映像をYouTube上に公開しました。
日本語では「複合現実感」とも訳されるMRは、「VR(ヴァーチャルリアリティ / 仮想現実感)」と「AR(オーグメンテッドリアリティ / 拡張現実感)」の両技術を組み合わせることにより、現実空間と仮想空間とを融合させる技術となります。
今回マイクロソフトがMR分野における新技術として発表したHoloportationは、同社製のMRヘッドセット「Microsoft HoloLens」を通して目にした空間に、別の空間に存在している人物をリアルタイムで投射する技術であり、まるで本当に目の前にその人物を “召喚” したかのように感じられるとのことです。
公開されたデモ映像を見る限りでは、ホログラム映像の品質は十二分に実用に耐えるクオリティに達しているほか、ホログラム映像とハイタッチをするシーンなどでは、ほとんどラグのないインタラクティブなコミュニケーションを実現しているように見受けられます。
近未来を舞台にしたSF映画などではお馴染みとも言えるホログラム技術が、いよいよ現実のものとなる日はもう間近のようです。
[Microsoft Research via NPU]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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