戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://rss.rssad.jp/rss/artclk/T7he30zk4qYy/64ba1a76c61ebe1d525036f59ce52c71?ul=jMEVPji9LpOaFcWuxrmvwK0dsjCWFynoMn7S4saiiAUTEXlXGOeiXybbhrP7zsgKX0jAadn.0QQh_HjKgwM4DE9sfq3apSTw6lDb3pTdeCshy2Uem


このネックレス型デバイスを食事中に着用してできること : ギズモード・ジャパン

このネックレス型デバイスを食事中に着用してできること

2016.03.29 22:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

160324AutoDietary.jpg


ゆくゆくは、医療分野での活躍が期待できそうです。

一見、MP3プレーヤーのようにも見えるこのデバイスは、食事中の音から食事内容を判別できるという凄技の持ち主。食事の記録を取れるネックレス型デバイス、AutoDietaryです。

開発に携わるのは、ニューヨーク州立大学バッファロー校の科学者たち。世界ではじめて食品のサウンドライブラリを保管しているWenyao Xu助教授です。

その仕組みは、搭載されている小さなマイクが、咀嚼音と嚥下音を喉元から検知し、Xu助教授のライブラリと照合して食事内容を判別、Bluetoothによってスマホにデータが送信・蓄積されるというもの。IEEE Sensors Journal最新号では、開発・試験運用プロセスが公開されています。

現段階では完成に至っていないものの、着々と実績を残しているようです。実際、12人の被験者がリンゴ、人参、ポテトチップス、クッキー、ピーナッツ、そしてクルミを食べる実験では、85%の確率で被験者が何を食べたか正確に判別できたとのこと。また試験的に53人にAutoDietaryを貸した際には、大多数が満足したという結果に。それでもたとえば牛乳とチョコミルクは区別できないなど、まだまだ課題はあるようです。

研究者たちは今後、より広範正確な食事内容を記録できるよう努めていくとのこと。そして将来的には、食べた食事の糖分や脂質といった栄養価まで表示できるようなデバイス開発を目指したいと言っているので、血糖値をこまめに管理する必要のある糖尿病患者をはじめ、医療分野での活用が期待できそうです。


source: IEEE Sensors Journal

Esther Inglis-Arkell - Gizmodo US[原文

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
  • デイヴ・アスプリー|ダイヤモンド社
  • ジョコビッチの生まれ変わる食事
  • ノバク・ジョコビッチ|三五館
・関連メディア