9to5Macは29日(現地時間)、現在「iOS 9.3」を導入した一部のiOSデバイスに発生しているアプリの強制終了バグについて、近日中にも修正アップデートの提供が予定されていることが、米アップルより明らかにされたと伝えています。
現在多くのユーザーを苦しめているこの不具合は、Safariやメッセージ、メールおよびメモなどの一部アプリにおいてURLをタップした際に、アプリの強制終了やフリーズ、あるいはハングアップを引き起こすものとなります。
原因に関する公式声明は発表されていませんが、多くのユーザーが検証した結果、「Universal Links」が不具合の引き金となっている可能性が濃厚であるとのことです。
なおUniversal Linksは、「特定のリンクをSafariブラウザへロードする代わりに特定のアプリ上で開くことを可能にする機能」として、iOS 9.3において新たに追加されました。アプリ開発者は自社製アプリで開けるドメインを自由に設定することが可能となり、その設定はアプリをインストールした際にiOSに反映されることになります。
不具合の発生する様子を捉えた映像
既にこの不具合を引き起こすことが知られている「Booking.com」や「Wikipedia」などの一部アプリは、自身に関連付けしているドメインの数があまりに膨大であり、これがiOS 9.3においてハイパーリンク機能を破壊してしまっているとの見方が有力です。
なお、アップルは修正アップデートの提供時期について “soon(間もなく)” とだけ明かしており、具体的な日程に関する言及は避けています。
ハイパーリンク機能が正常に動作しないというのはある種致命的なバグと言えるだけに、一日も早いアップデートの実施が待ち望まれます。
[9to5Mac]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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